太陽光発電の中古(セカンダリ)市場が今人気!優良物件が増え続ける理由とは
近年の太陽光発電業界では、セカンダリー市場、いわゆる中古の太陽光を売買する市場の人気が増えています。
“中古” と聞くとあまり良いイメージを持たないかもしれませんが、実は、新築物件にはないたくさんのメリットがあるんです!
すぐにでも投資収入がほしい方は売電価格が予想できるのでおすすめですし、その後の売却時も市場価値が見込めるため利益を出すことができます。
なるべくリスクを減らして、ローリスクハイリターンの状態で太陽光発電投資を始めましょう。
太陽光発電投資で中古市場が人気の理由
中古の太陽光発電設備を購入して投資を始める方が増えています。新設の太陽光発電設備よりも人気の理由を解説します。
- 初期費用が安くFIT価格が高い
- 発電実績があるから発電量が予想できる
- 契約後すぐに収入が得られる
発電量の予想がしやすく事業プランが立てやすい
実際に太陽光発電所を購入するときには、発電量のシミュレーションがメーカーから提示され、そのシミュレーションを参考に、今後の利回りや事業プランを考えていきます。
シミュレーションはあくまで予想なので、予測が難しい電圧上昇制御などのズレが発生してしまうと、いざ稼働しても「思っていたのと違う」「シミュレーションと比べて発電量が大幅に少ない」といったことが起こり得ます。
しかし、中古の太陽発電所はすでに売電の実績があるため、過去の実績から売電量の予想がしやすく、期待収益が計算しやすいというメリットがあります。
中古であれば実際の発電量を確認できるので、投資計画がより正確に立てられることから、金融機関からの融資も前向きになります。
売電価格が高い
太陽光発電の売電価格はFIT制度によって一定期間保証されており、産業用太陽光発電は20年間固定買取価格で売電できます。
しかし、再生可能エネルギー普及が進むにつれ、売電価格は年々安くなっているのです。
例えば、2018年にFIT認定された太陽光発電所を中古購入すると売電価格18円/kWhなのに対して、2024年に新築の太陽光発電所の場合が売電価格9.2~10円/kWhと、大きな違いがあります。
同じ発電量であっても、中古の太陽光発電所の方が早く高い収入が得られるため、採算がとりやすいと言えるでしょう。
ただし、中古の太陽光発電所は残りのFIT期間が短くなっているのを考慮するようにしてください。
契約後すぐに収入が得られる
新設の太陽光発電設備は、工事や電力会社の電力系統との接続手続き・FIT認定申請など、計画を始めてから収入が得られるまでに長期間かかります。
さらに工事トラブルにより当初よりも完成が遅れてしまう可能性も考えられます。
太陽光発電所が稼働して売電できるまでの、つなぎ融資や資金繰りの検討も必要になるかもしれません。
しかし、すでに売電開始している中古太陽光発電所であれば、必要なのは名義の切替のみで、契約してからすぐに売電収入を得ることができます。
見えないリスクを回避できる
セカンダリー市場で購入できる中古の太陽光発電設備なら、太陽光発電投資にありがちなリスクを抑えて安定収入が期待できます。
太陽光発電投資の “見えるリスク” には、
- 雑草や木による影で発電量が低下する
- パネルの汚れ
- 自然災害による太陽光発電所の破損・発電量の低下
- 盗難
- 初期不良
このようなものが挙げられます。
太陽光発電投資にとって、この見えるリスクは売電収入を左右するため、早急な対応が必要です。
しかし、言い換えると、この見えるリスクは、発見次第早期に対応することができるので、こまめなメンテナンスで『どうにかなる』のです。
一方で、どうにもならないのが “見えないリスク”。
特に、未稼働の新規の太陽光発電所の問題点として、
- 設置から売電収入を得るまで期間が長い(少なくとも4ヶ月)
- 仕上がりのイメージが違う可能性がある
- 施行中に工事に不備がある、工事請負会社の倒産などのトラブルが発生するリスク
- 売電の実績がないので、実際に稼働しないと収益の見通しが立たない
などが挙げられます。
その解決策として挙げられるのは、、『中古の太陽光発電所を購入すること』です。
セカンダリ市場とは、太陽光発電設備の中古市場のことです。メリットが多いため、活発な取引が行われています。
中古と聞くと、「古くて思ったより収益がなかったから手放したのかな?」「すぐに故障するんじゃないかな?」とネガティブなことをイメージを抱く方が多いですが、ネガティブな理由から売却する所有者はかなり少ないです。
さらに言うと、ネガティブな太陽光発電所(欠陥や故障など)は、稼働できるような状態でないと売れないので、市場に出回る中古の太陽光発電物件は、利益が出る物件がほとんどだと判断できます。
しかも、中古物件は新規物件よりも “稼ぎやすい” のです。
中古の太陽光発電所が市場に出回っている理由には、
- 他の投資一本にしたい
- 早急に多額の資金が必要になった
- 所有している太陽光発電所の物件が遠くてなかなかメンテナンスに行けない
といったものがあります。
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太陽光発電の中古市場で物件購入するデメリット
中古太陽光発電を購入するデメリットについて解説します。
パネルや設備が経年劣化している可能性がある
太陽光発電所は自然環境に設置されているので、中古物件の中にはパネルや架台に汚れが付いたり劣化しているものもあります。また、設備の一部が故障している可能性も考えられます。
そのため、中古の太陽発電所は、購入する前にあらかじめ物件の見学がおすすめです。
土地の形状・架台や設備、パネルの不備や劣化、過去のメンテナンス経歴なども把握できるので、トラブルが起きそうな中古太陽光発電所を購入することは避けられます。
名義変更が必要になる
セカンダリ市場で中古の太陽光発電設備を購入する場合、名義変更が必要となる項目は一般的に以下のようなものがあります。
- 事業計画認定の設置者
- 売電契約
- 土地登記簿
- 遠隔監視装置
- 施工保証契約、メンテナンス契約
- 損害保険
- メーカー保証
電子申請や書類提出など、煩雑な手続きが発生するのはデメリットと言えるでしょう。期間も3ヶ月程度かかります。
ただし、仲介業者の中には手続きを代行してくれるところもあります。投資用太陽光発電設備の売買実績No.1のソルセルなら、相談料・手数料無料で名義変更手続きまで全てお任せでき安心です。結局、太陽光発電は中古と新規どっちがおすすめ?
長年、新規・中古のどちらの仲介をしているソルセルの経験としては、どちらも一長一短で、太陽光発電の場合はどちらが良いと一概には言えないのが実情です。
2023年以降は、新設の太陽光発電の売電価格では利回りがさがり、あまり利益を出すことは難しいともいえます。
そのため、現状では中古の発電所の方が手堅く利益を得られると考えられるでしょう。
太陽光発電(ソーラーパネル)中古物件の流通価格
中古太陽光発電の流通価格は明確な基準が今のところありません。
なぜなら、流通量が少ない事が原因で流通価格を知るために必要なデータがないからです。
中古太陽光発電の物件販売価格は、現在の売れ行き状況を元に、物件の個別調査やヒアリング、協議を経て決定しています。
太陽光発電所がある地域や規模、設備の保全状況、立地条件、購入のタイミングなどの要素によって、販売価格の変動が見られます。
ソルセルでは、豊富な土地付き太陽光発電所の仲介実績や開発支援の実績がございます。
その実績を踏まえた市場の傾向と地域や規模に応じた購入オファーから逆算し、売却価格の目安をお伝えしています。
太陽光発電のセカンダリー市場の物件価格の相場は?
中古の太陽光発電設備の場合、50kW未満の低圧設備で1,000万~2,500万円程度です。50kW以上の高圧物件であれば、1億円以上の物件もあります。
ただし、稼働開始年や立地によって物件価格は大きく異なるので、出力容量だけでは比較できません。
ソルセルでは、全ての物件を統一規格でまとめた資料をご用意。初めて太陽光発電を検討する方にも比較しやすくなっています。
中古太陽光発電に関するよくある質問
中古の太陽発電所を購入する前に、気になる点を解消しておきましょう!
中古太陽光発電でも減価償却できる?
中古の太陽光発電でも減価償却をすることは可能です。
太陽光発電設備の耐用年数は、新品の場合17年です。中古の場合は、以下のような式で耐用年数が計算できます。
- 耐用年数=法定耐用年数-経過年数+(経過年数×20%)
法定耐用年数が17年で、経過年数5年の中古太陽光発電所を購入した場合の耐用年数を計算してみましょう。
- 17年-5年+(5年×20%)= 13年
つまり、この場合は耐用年数である13年間、減価償却していくことが可能です。
新規太陽光発電と中古だと利回りの差はどのくらい?
発電規模や設置場所にもよるため一概には言えませんが、太陽光発電投資の表面利回りは平均10%前後となっていいます。
新規の太陽光発電が約7~8%の物件が多い中、中古の太陽光発電の中には10%を超える物件も見られます。
これは、購入費用が安く、FIT価格が高いためです。その代わり、残りのFIT期間は短くなっているので、利回りだけ見て判断しないよう気を付けてください。
中古太陽光発電もいずれ売却できる?
中古太陽光発電設備を売却することは可能です。
稼働実績から発電量が見込みやすく、初期投資が安く済むことから、中古の太陽光発電所にも需要があります。むしろ、利回りが高い物件として人気が高いです。
中古太陽光発電の売買NO.1のSOLSEL(ソルセル)
太陽光投資は、国が20年間にわたって保証してくれる、リスクが少ない投資方法で、現在は中古の太陽光発電の売買が活発化しています。
中古太陽光発電の売買でトップの業績を上げているのはSOLSEL(ソルセル)です。頭金0円で投資を始められ、毎月18万円以上の副収入を得られます。自分が太陽光投資を始めた場合にどのくらい設けられるかは、ソルセルのセミナーで確認できます。
また、不要になった太陽光発電を売る時にも、ソルセルに代行を頼めば面倒な手続きを丸投げできるので、投資を始める時も売却する時もソルセルに任せれば安心です!
太陽光発電投資は、債権と違って発電所という「物」を介在するので、その「物」のリスクを見極める必要があります。
ソルセルの一番の強みは、その「物」についてくるリスクを見れることだと考えています。これは、ソーラーパネルメーカーの関連会社としての経験から来るものです。
ソルセルは売却時のパートナー、そして購入時のコンサルタントとして、クライアントと良い関係を築けるよう日々営業しております。
この見極める能力を最大限に発揮して、購入者様に「買ってよかった!」と思っていただける物件をご紹介いたします!
まとめ
今回は、太陽光発電の中古物件について解説していきました。
2023年は社会情勢もあり、より投資が注目されつつあります。
初めて投資を行う人にとっては、太陽光発電はかなりローリスクなものになっているため安全とも言えるでしょう。
一見マイナスなイメージを抱きやすい中古物件ですが、メリットがたくさんあることを知っていただけましたでしょうか?
太陽光発電は、投資の側面が強いので、家や自動車と違って中古だからと言って価値が下がるという考え方はあまり当てはまりません。
株式や為替ほどの上下はありませんが、利回りの高い債券や国債(しかも日本国政府の後ろ盾付)という捉え方が一番近いかもしれません。
この機会に中古の太陽光発電を購入し投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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