市場規模が拡大している中古太陽光発電のメリット&デメリット!利回りや減価償却の可否を解説
太陽光発電所の購入を検討している方は、新築物件と中古物件のどちらの方がメリット・デメリットが多いと思いますか?
“中古” と聞くとあまり良いイメージを持たないかもしれませんが、実は、新築物件にはないたくさんのメリットがあるんです!
すぐにでも売電収入がほしい方には中古の太陽光発電所がおすすめ。
この記事では、中古太陽発電所のメリットやおすすめする理由をご紹介します。
もちろん、投資なのでメリットばかりではなく、中古太陽光発電ならではのリスクもあります。
なるべくリスクを減らして、ローリスクハイリターンの状態で太陽光発電投資を始めましょう!
太陽光投資は、国が定めた制度のもと運用するので、リスクが少ない投資方法で知る人ぞ知る投資として注目されています、
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太陽光発電投資の最大のリスクは売電収入が減ること
太陽光投資の最大のリスクは売電収入が減ること。
売電収入が減ってしまう理由の多くは、メンテナンスでどうにかなるような “見えるリスク” であるケースがほとんどです。
しかし、新規の太陽光発電物件には売電実績がないため、実際に稼働するまで売電収益の予測がしづらいのが大きなリスクとなります。
これが所謂 “見えないリスク” です。
一方で、中古物件には過去の実績のもと収益計画を立てることができるので、このような見えないリスクがありません!
太陽光発電所の”見えるリスク”と”見えないリスク”について
太陽光発電投資の “見えるリスク” には、
- 雑草や木による影で発電量が低下する
- パネルの汚れ
- 自然災害による太陽光発電所の破損・発電量の低下
- 盗難
- 初期不良
このようなものが挙げられます。
太陽光発電投資にとって、この見えるリスクは売電収入を左右するため、早急な対応が必要です。
しかし、言い換えると、この見えるリスクは、発見次第早期に対応することができるので、こまめなメンテナンスで『どうにかなる』のです。
一方で、どうにもならないのが “見えないリスク”。
特に、未稼働の新規の太陽光発電所の問題点として、
- 設置から売電収入を得るまで期間が長い(少なくとも4ヶ月)
- 仕上がりのイメージが違う可能性がある
- 施行中に工事に不備がある、工事請負会社の倒産などのトラブルが発生するリスク
- 売電の実績がないので、実際に稼働しないと収益の見通しが立たない
などが挙げられます。
解決策には、
- 売電収入を得るまでに別の投資で資金を稼ぐ
- 安心できる施工会社を探す
- 施工会社に施工の依頼をする前に業績を確認しておく
- シミュレーションで売電収益を予測しておく
といったものがあります。
“見えないリスク”を回避するには中古の太陽光発電所の購入がおすすめ!
しかし、もっと良い解決策があります。
それは、『中古の太陽光発電所を購入すること』です。
中古と聞くと、「古くて思ったより収益がなかったから手放したのかな?」「すぐに故障するんじゃないかな?」とネガティブなことをイメージを抱く方が多いですが、ネガティブな理由から売却する所有者はかなり少ないです。
さらに言うと、ネガティブな太陽光発電所(欠陥や故障など)は、稼働できるような状態でないと売れないので、市場に出回る中古の太陽光発電物件は、利益が出る物件がほとんどだと判断できます。
しかも、中古物件は新規物件よりも “稼ぎやすい” のです。
中古の太陽光発電所が市場に出回っている理由には、
- 他の投資一本にしたい
- 早急に多額の資金が必要になった
- 所有している太陽光発電所の物件が遠くてなかなかメンテナンスに行けない
といったものがあります。
そのため、決して太陽光発電所自体の不備があったからではありません。
太陽光発電(ソーラーパネル)の中古物件ならではの5つのメリット
中古の太陽光発電物件の購入を検討している方はもちろん、新築物件と迷っている方にぜひ知って欲しい、中古太陽光発電所のメリットをご紹介します。
- 発電量の予想がしやすく事業プランが立てやすい
- 売電価格が高い
- すぐに売電収入につながる
- 太陽光発電所の物件現物を確認できる
- 太陽光物件の調査が簡易
①発電量の予想がしやすく事業プランが立てやすい
実際に太陽光発電所を購入するときには、発電量のシミュレーションがメーカーから提示され、このシミュレーションを参考にしながら、今後の利回りや事業プランを考えていきます。
シミュレーションはあくまで予想なので、予測が難しい電圧上昇制御などのズレが発生してしまうと、いざ稼働しても「思っていたのと違う」「シミュレーションと比べて発電量が大幅に少ない」といったことが起こり得ます。
しかし、中古の太陽発電所はすでに売電の実績があるため、過去の実績から売電量の予想がしやすく、期待収益が計算しやすいというメリットがあります。
実は、金融機関によっては新規物件よりも喜ばれる傾向があるんですよ!
②売電価格が高い
太陽光発電の売電価格はFIT制度によって一定期間保証されており、産業用太陽光発電は20年間固定買取価格で売電できます。
しかし、再生可能エネルギー普及が進むにつれ、売電価格は年々安くなっているのです。
例えば、2018年にFIT認定された太陽光発電所を中古購入すると売電価格18円/kWhなのに対して、2024年に新築の太陽光発電所の場合が売電価格9.2~10円/kWhと、大きな違いがあります。
同じ発電量であっても、中古の太陽光発電所の方が早く高い収入が得られるため、採算がとりやすいと言えるでしょう。
ただし、中古の太陽光発電所は残りのFIT期間が短くなっているのを考慮するようにしてください。
③すぐに売電収入につながる
新品の太陽光発電所を稼働して売電収入を得るまでには、工事や電力会社の協議、役場への開発申請などにある程度の時間がかかります。
工事トラブルにより当初よりも完成が遅れてしまう可能性も考えられます。
太陽光発電所が稼働して売電できるまでの、つなぎ融資や資金繰りの検討も必要になるかもしれません。
しかし、すでに売電開始している中古太陽光発電所であれば、必要なのは名義の切替のみで、契約してからすぐに売電収入を得ることができます。
④太陽光発電所の物件現物を確認できる
中古太陽光物件の場合、既に太陽光発電所が完成しているので、出来上がりの状態をしっかり確認した上で購入判断が出来ます。
土地造成および排水の状態、配線の状況、架台、基礎の仕様や、太陽光発電所の設計の確認を確実に簡便に行うことが可能になります。
⑤太陽光物件の調査が簡易
太陽光発電所を新たに開発するには、場所や規模によって様々な許認可が必要になります。
一つ一つ確認を取るのは大きな手間になり、ある程度の時間を要してしまいます。
そのため、「すぐに開発・稼働させて売電収入を得たい!」と思っている方にはあまりおすすめできません。
しかし、中古の太陽光発電所ではすでに過去の実績や売電量のエビデンスがあるため、確認作業による不備が出る可能性が低く、調査が容易です。
太陽光発電(ソーラーパネル)を中古で買うデメリット
中古太陽光発電を購入するデメリットについて解説します。
パネルや設備が経年劣化している可能性がある
太陽光発電所は自然環境に設置されているので、中古物件の中にはパネルや架台に汚れが付いたり劣化しているものもあります。
また、設備の一部が故障している可能性も考えられます。
ここではパネルなどの故障や劣化があることをデメリットとして挙げていますが、中古の太陽発電所は、購入する前にあらかじめ物件の見学が可能です。
そのため、土地の形状・架台や設備、パネルの不備や劣化など全ての状況を把握することができます。
さらに、過去のメンテナンス経歴や売電金額なども把握できるので、トラブルが起きそうな中古太陽光発電所を購入することは避けられるのです!
購入前にすべて把握することができるので、わからないことがある状態で購入しなければいけないという、見えないリスクがありません。
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結局、太陽光発電は中古と新規どっちがおすすめ?
長年、新規・中古のどちらの仲介をしているソルセルの経験としては、どちらも一長一短で、太陽光発電の場合はどちらが良いと一概には言えないのが実情です。
2023年以降は、新設の太陽光発電の売電価格では利回りがさがり、あまり利益を出すことは難しいともいえます。
そのため、現状では中古の発電所の方が手堅く利益を得られると考えられるでしょう。
太陽光発電(ソーラーパネル)中古物件の流通価格
中古太陽光発電の流通価格は明確な基準が今のところありません。
なぜなら、流通量が少ない事が原因で流通価格を知るために必要なデータがないからです。
中古太陽光発電の物件販売価格は、現在の売れ行き状況を元に、物件の個別調査やヒアリング、協議を経て決定しています。
太陽光発電所がある地域や規模、設備の保全状況、立地条件、購入のタイミングなどの要素によって、販売価格の変動が見られます。
ソルセルでは、豊富な土地付き太陽光発電所の仲介実績や開発支援の実績がございます。
その実績を踏まえた市場の傾向と地域や規模に応じた購入オファーから逆算し、売却価格の目安をお伝えしています。
中古太陽光発電に関するよくある質問
中古の太陽発電所を購入する前に、気になる点を解消しておきましょう!
中古太陽光発電でも減価償却できる?
中古の太陽光発電でも減価償却をすることは可能です。
太陽光発電設備の耐用年数は、新品の場合17年です。中古の場合は、以下のような式で耐用年数が計算できます。
- 耐用年数=法定耐用年数-経過年数+(経過年数×20%)
法定耐用年数が17年で、経過年数5年の中古太陽光発電所を購入した場合の耐用年数を計算してみましょう。
- 17年-5年+(5年×20%)= 13年
つまり、この場合は耐用年数である13年間、減価償却していくことが可能です。
新規太陽光発電と中古だと利回りの差はどのくらい?
発電規模や設置場所にもよるため一概には言えませんが、太陽光発電投資の表面利回りは平均10%前後となっていいます。
新規の太陽光発電が約7~8%の物件が多い中、中古の太陽光発電の中には10%を超える物件も見られます。
これは、購入費用が安く、FIT価格が高いためです。その代わり、残りのFIT期間は短くなっているので、利回りだけ見て判断しないよう気を付けてください。
中古太陽光発電もいずれ売却できる?
中古太陽光発電設備を売却することは可能です。
稼働実績から発電量が見込みやすく、初期投資が安く済むことから、中古の太陽光発電所にも需要があります。むしろ、利回りが高い物件として人気が高いです。
まとめ
今回は、太陽光発電の中古物件について解説していきました。
2023年は社会情勢もあり、より投資が注目されつつあります。
初めて投資を行う人にとっては、太陽光発電はかなりローリスクなものになっているため安全とも言えるでしょう。
一見マイナスなイメージを抱きやすい中古物件ですが、メリットがたくさんあることを知っていただけましたでしょうか?
太陽光発電は、投資の側面が強いので、家や自動車と違って中古だからと言って価値が下がるという考え方はあまり当てはまりません。
株式や為替ほどの上下はありませんが、利回りの高い債券や国債(しかも日本国政府の後ろ盾付)という捉え方が一番近いかもしれません。
一点異なるのは、債権と違って発電所という「物」を介在するので、その「物」のリスクを見極める必要がある点です。
実は、ソルセルの一番の強みは、その「物」についてくるリスクを見れることだと考えています。
これは、ソーラーパネルメーカーの関連会社としての経験から来るものです。
ソルセルは売却時のパートナー、そして購入時のコンサルタントとして、クライアントと良い関係を築けるよう日々営業しております。
この見極める能力を最大限に発揮して、購入者様に「買ってよかった!」と思っていただける物件をご紹介いたします!
ぜひ、この機会に中古の太陽光発電を購入し投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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