【エネファームの発電の仕組み】価格相場とエコで環境に優しい6つのメリット

エネファームのメリット・デメリット

「テレビやCMでよく聞くけれど、実際にどんなものか知らない」
「おすすめされたけど費用も高いしデメリットが心配」

家庭用燃料電池として電気とお湯を同時に作り出すエネファーム。近年のコロナ禍における家庭内エネルギー消費量の増加に伴い、導入を検討されている方も多いと思います。

家庭の消費電力を賄うだけでなく、省エネ効果が期待されエコな暮らしが実現できるのもエネファームの大きな特徴です。

災害時にも安心な暮らしを提供するエネファームですが、実際にどんなものか良く知らないという方も多いのではないでしょうか。 ここではエネファームの発電の仕組みを始めとして、価格相場や導入費用、そして実際のメリット・デメリットを徹底解説していきます。

また実際に設置した人の評判や口コミも併せてご紹介するので、導入を検討している方、エネファームについて知りたい方は是非参考にしてみてください。

【エネファームとは】発電の仕組み

エネファームは「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の愛称で、「貯湯ユニット」と「燃料電池ユニット」が搭載された自家発電システムです
「エネルギー」と農場を意味する「ファーム」を組み合わせて名付けられました。

普段私たちの生活に供給されている都市ガスやプロパンガス(LPガス)から水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させることで、電気を発生させます。
一般的によく知られている「水の電気分解」とは逆の原理で電気を生み出し、その際に発生する熱を使用して同時にお湯を作り出します。

【エネファームとは】発電の仕組み

(出典:エネファーム公式サイト)

発電出力はメーカーにもよりますが、500~700Wであり、それ以上の電力を使用する場合は購入電力を使用します。エネファームは貯湯ユニットが満タンになってしまうと発電が出来なくなるので、定期的にお湯を使うことが必要です。

家庭で生み出した電気やお湯はそのまま家庭の電化製品や、お風呂などで給油として用いることが出来るので、電気を自給自足するエコな暮らしの実現が出来るようになります。

【エネファームで出来ることまとめ】

・発電した電気を家庭内で使用することが出来る
・お湯を作り給油に使用することが出来る
・オプションにより暖房機能の設置が可能に

エネファームの耐用年数と寿命

エネファームの寿命は10年~20年と想定されています。

メーカーの保証期間は一般的に10年とされていますが、その後継続的に使用するためには定期的なメンテナンスが必要となります。エネファームは2009年に販売が開始された機器なので、販売開始後12年の2021年現在、それ以上のデータはまだないのが現状です。
フルメンテナンスサポート期間内の10年以内であれば、無償で定期点検と修理が受けられますがそれ以降は有償になります。

以下メーカーごとのメンテナンス費用をまとめたのでご覧ください。

継続使用点検 定期点検
パナソニック製 約5万円・1回実施 約10万円・2~3回実施
京セラ製 約2万、約14万・1回ずつ実施
アイシン製 約20万円・1回実施

エネファームに搭載されている燃料電池ユニットが完全停止した場合は、発電機能を使用することはできないので、再度交換が必要になりますが、貯湯ユニットはそのまま使用することが出来るので給湯や暖房は使用可能です。

会社ごとに契約内容は異なりますので、エネファーム設置の際はメーカーにお確かめください。

エネファームの価格相場・導入費用について

エネファームを導入することで暮らしは豊かになりますが、メンテナンス費用だけでなく初期費用も高くかかってきます。

一般的なエネファームの本体価格は100~200万ほどになります。

以下メーカーごとの価格の相場をまとめました。

パナソニック 約100万円
京セラ 約120万円
アイシン精機 約200万円

※あくまで目安となりますので、メーカーや種類・オプションによって費用は前後することをご了承ください。

また本体価格だけでなく、工事費用も30~80万円程かかってくるので、総額すると200万以上の費用が必要になると考えておいた方がいいかと思います。

導入時かかる費用に追加してメンテナンス費用の積立も考慮に入れて導入を検討する必要があります。

詳しく知りたい方は各メーカーや対応する都市ガス会社にお問い合わせください。またはそれぞれのメーカーで商品説明の詳細が記載されているので、そちらも確認してみると良いと思います。

エネファームのデメリット

近年広く普及されているエネファームですが、デメリットも存在します。
ここではエネファームのデメリットを4つ取り上げて紹介します。

・設置スペースが必要
・ガス代がかかる
・初期費用が高い
・エネファームで発電した電気は売電できない

以下詳しく解説します。

①設置スペースが必要

自宅にエネファームを設置する場合はいくつかの条件が揃っていなければいけません。

まず屋外であること、通気性が十分であること、そして設置スペースの確保です。

エネファームは戸建住宅を所有していることが必要があるので、都内の密集地に住んでいる方は導入が難しいかもしれません。

メーカーにもよりますが「燃料電池ユニット」と「貯湯ユニット」を設置するためのスペースを少なくとも約1.1㎡は確保する必要があります。余裕をもって一畳以上のスペースは確保しておいた方がいいかもしれません。

また設置スペースの確保だけでなく、既存住宅に設置する際は、配管、配線経路の確保も必要となってくるため、更に工事が必要になる場合もあります。

近年はマンション用のエネファームやサイズの小さいスマートなエネファームも発売されているので、今後デザイン性に優れたエネファームも期待出来るかもしれません。

②ガス代がかかる

エネファームはガスを利用した発電システムなので、一般的に電気会社から供給される電気使用量が削減される代わりに、ガスの使用量は増加します。それに伴いガス代も増加するので、光熱費が全くかからなくなるわけではありません。

しかし料金プランによってはエネファームを導入することでガス代が導入前より少なく済む場合もあるので、光熱費全体で考えるとメリットの方が大きくなります。

③初期費用が高い

前述した通り、150~200万円と非常に初期費用が高いエネファームですが、初期費用・工事費用に加えてオプションを付けることによって更に費用が高くなります。

オプションの例としては、停電時などの災害時にも電気を使用できる「停電時発電継続機能」や発生した熱を使用した「ガス温水暖房乾燥機」や「ガス温水床暖房」などがあります。

それぞれプランを追加することによる料金割引プランもあるので、ご利用のガス会社にご確認ください。

④エネファームで発電した電気は売電できない

太陽光発電システムは自家発電した電気を売電出来ることで有名ですが、エネファームではそれができません。エネファーム単独で設置する場合は、電力会社との契約もなく売電メーターもないため、余剰電力が発生しても売電することができないというわけです。あくまでも自家発電した電気は家庭内でのみ使用することになります。

太陽光発電投資のように直接的な利益を得ることはできませんが、エネファームと太陽発電を一緒に導入することで得られるメリットを最後にまとめているので、そちらも是非参考にしてみてください。

エネファームのメリット

エネファームのメリット

前述した通りエネファームにはデメリットも存在しますが、大きなメリットも存在します。

ここではエネファームの以下の6つのメリットを取り上げて、詳しく紹介していきます。

・発電次に有害な物質を発しない
・送電ロスが少ない
・騒音トラブルになりづらい
・電気代が節約できる
・停電時や災害時でも電気が使える
・補助金制度が使える 

①発電次に有害な物質を発しない

火力発電や原子力発電とは異なり、エネファームはガスから水素を取り出し酸素と化学反応させて電気を作成するので、その過程で少量の二酸化炭素の排出はありますが、有害物質を発することはほぼありません

発電する際に生じる熱エネルギーをそのまま使用するため、石油や天然ガスの一次エネルギーの使用量を削減することができます。

一次エネルギー使用量23%削減

二酸化炭素排出量38%削減

この通り環境にも優しく、近年拡大している地球温暖化の防止にも大きく貢献していることがわかります。

家庭での利益だけでなく、社会にも役立つのがエネファームの大きな特徴ですね。

②送電ロスが少ない

有害物質の使用量や排出量を抑えているのは、発電時に送電ロスが少ないことが理由としてあげられます。

従来のシステムでは自宅から離れた発電所から電気が送電されて自宅に供給されますが、エネファームを導入することで、自宅が発電所となるため発電所から自宅に送電される過程が短縮され、無駄になる電力が少なくなるのです。

エネファーム導入前と導入後のエネルギー効率を比較してみると

エネファーム導入前:エネルギー効率35~40%

エネファーム導入後:エネルギー効率70~90%

なんとエネファームを導入することで50%ものエネルギー効率をあげることが出来ます

またエネファームには使用状況などを確認できるリモコンが搭載されています。

使用電気量や貯湯ユニットの残量を確認できるので、どれほど節約出来ているのかを目で直接確認することができるのです。

③騒音トラブルになりづらい

太陽光発電やエネファーム以外にも多くの自家発電システムが存在しますが、他の発電機と比べると騒音は少なくトラブルになりづらいのが特徴です。

しかしエネファームは低音周波と呼ばれる人によっては不快に感じる音を発するので、エネファームを設置する際は十分注意した方が良いでしょう。

高い初期費用を払い隣人トラブルに発展するのは避けたいですよね。

④電気代が節約できる

従来は電力会社からの購入電力で供給を賄っていますが、エネファームを導入することで家で使用する電気の40%~50%をエネファームで発電した電気で賄うことが出来ます。

総務省統計局によると4人家族の年間光熱費は約26万ですが、エネファーム導入後は年間8~10万ほどのコストの削減が望めます

エネルギー導入に伴うお得なガス料金プランもあるので結果としてガス代もお得になることもあるので、是非確認ください。

エネファームの保証期間が10年間なので約100万の光熱費の削減が想定されます。

このように多くの費用が削減できるのがエネファームのメリットですね!

⑤停電時や災害時でも電気が使える

実はエネファームは発電中であれば停電時にも電気を使用することが出来ます

電時自立発電機能付きのエネファームにはレジリエンス性が備わっており、停電時にもエネファームが発電することで、電気やお湯を使用することが出来ます。

発電中に停電が起こると、停電時用の自立発電に停自動で切り替わりエネファームは発電し、復旧後は自動で元に戻ります。

各メーカーの最大発電出力まで同時に電気を使うことが出来るので、停電時にも安心して過ごすことができます。停電時にもテレビや携帯の充電切れを心配することなく情報収集できるのは大きいですよね。

またエネファームは貯湯ユニットが搭載されているので、災害時に水道が止まっても、水に困ることはありません。

ヒータ―給油機能が搭載されている場合は、ガスが止まっても電気ヒーターでお湯を作れます。

※エネファームの水を飲料水に使うことはお控えください

台風や豪雨など自然災害の多い日本で、エネファームは人々に安心安全な暮らしを提供します。

⑥補助金制度が使える

初期費用が高く導入に躊躇いがある方もいると思います。

実はそんな初期費用のコストを抑えるための、補助金制度というものが存在します。

補助金制度については別の章で詳しく説明しているので併せて参考にしてください。

エネファームを導入した人の評判・口コミ

エネファームを導入した人の評判・口コミ

ここまででエネファームのメリット・デメリットをご紹介しましたが、実際に導入した人の評判または口コミはどうなのでしょうか?

良い評判・悪い評判どちらもまとめていきます。

【エネファームの良い評判】

・発電状況や・タンク残量が確認できる
・電気代が半額くらいで済むようになった
・エコへの意識が高まった

【エネファームの悪い評判】

・初期費用が高くガス代も増えた
・思ったより電気代が安くならなかった
・故障が多くメンテナンスの手間がかかる
・撤去費用が多くかかる

実際に導入した人の話を聞くと、説得力がありますね。

良い評判だけでなく悪い評判も念頭に入れて、導入の検討をすることを推奨します。

できる限り初期コストを抑えるために利用したい補助金制度

2009年からの従来の補助金制度というのは実は2020年で廃止されています。

今後の補助金制度の概要は発表されていません。

国からの補助金制度は終了していますが、自治体によっては独自の補助制度があります。申請が必要になるので、お住まいの自治体にお問い合わせください。

エネファームと太陽光発電を一緒に導入すれば省エネ効果抜群!

エネファームと太陽光発電を一緒に導入すれば省エネ効果抜群!

エネファームで発電した余剰電力は売電することが出来ませんが、太陽光発電と併せてダブル発電を行えば、更に省エネ効果を得ることができ、利益にも繋がります。

ダブル発電を行うことで発電に余裕が生まれnエネファームで発電した電力を家庭の供給に回し、太陽光発電で余った電力は全て売電することが可能になります。

またエネファームと太陽光発電を組み合わせることで二酸化炭素のの大幅な削減が見込めるので、省エネ効果が高まります。

(出典:エネファーム公式サイト

太陽光発電やダブル売電については別の記事で詳しく説明しているので、そちらも併せてご覧ください。

まとめ

今回はエネファームの仕組みやメリット・デメリットを詳しくまとめましたが、少しでもエネファームについて理解を深められましたか?

普及が拡大していると言っても、まだエネファームについて良く知らない人が多いのが現状です。

エネファームは決して安価ではないので、家庭の電気使用量を確認したうえで設置の検討をするのが良いと思います。

また営業マンなどはメリットだけを伝えて購入を勧めてくる場合もあるので、何も知らないまま契約してしまった……なんてことがないように、デメリットをしっかりと理解した上で、判断するようにしましょう。

省エネや環境性に優れるという観点から、国もエネファームの更なる普及の拡大を目指しています。2030年には全世帯の約1割の導入を目標としているので、今後機能性の優れたエネファームの登場や、費用の削減も期待できるかもしれません。

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