【太陽光パネルの価格相場】国内産と海外産メーカーはどちらがおすすめ?
太陽光パネルは発電量を左右するため、どれを選ぶかによって売電収入に大きく関わります。
そのため、なるべく多くの電気を発電するように発電効率が優れている太陽光パネルを選びたくなりますが、発電効率で選ぶと価格がグッとあがり初期費用が高額になってしまいます。
この記事では、太陽光パネルの価格相場や国内メーカーと海外メーカーの比較などを説明してきます。
【基礎知識】太陽光パネルの仕組み
太陽光パネルは複数の太陽電池から構成されていて、その太陽電池は主に半導体でできています。
種類によって発電方法は異なりますが、2種類の半導体が太陽光に当たることで半導体がパネル上で動き、その運動により電気が生み出されるという仕組みです。
太陽光パネル(ソーラーパネル)1枚・1kWhあたりの価格相場
太陽光パネルの1枚あたりの大きさは約1.5m×1mほどで、パネル1枚の発電出力はメーカーによって異なりますが、200W~300W程度となっています。
太陽光パネルの価格は、1枚あたりの発電出力が大きくなるにつれて価格が高くなるようです。
パネルの価格はメーカーや日本産か外国産かどうかによって異なるので、多少のバラツキはありますが、概ね70,000~160,000円ほど。
10kW以上50kW未満の低圧の産業用太陽光発電の設置を考えているのであれば、パネル1枚の出力が180W~250Wで、100,000円程度のパネルをおすすめします。
太陽光パネルの種類による価格と寿命の違い
太陽光パネルの価格はパネルの種類によって異なります。
主な太陽光パネルの種類は、単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、ヘテロ接合型、CISです。
種類 | 費用 | 発電量 | 寿命 |
単結晶シリコン | 〇 | ◎ | 〇 |
多結晶シリコン | ◎ | 〇 | 〇 |
アモルファスシリコン | ◎ | △ | △ |
ヘテロ接合型(HIT) | △ | 〇 | 〇 |
CIS | ◎ | ◎ | ◎ |
初期費用を抑えたい方は、単結晶シリコン・多結晶シリコン・アモルファスシリコンのパネルがおすすめとなります!
多少初期費用が高くなっても、発電効率を優先する場合は、CISのパネルが経年劣化も比較的遅いのでコスパが良いです。
「とにかく価格の安い太陽光パネルを選びたい」と価格重視で判断する方も多いですが、価格があまりにも安いと経年劣化が早く、寿命短かったり、短期間で発電量が少なくなってしまう可能性があるとのこと。
価格と合わせて経年劣化や発電効率も考えた上でどのメーカーのパネルを使うかを検討しておきましょう。
有名太陽光パネルメーカーごとの価格帯相場
京セラや東芝、シャープ、パナソニックなど、有名メーカーで太陽光パネルが販売されていますが、産業用太陽光発電のためのパネルの場合、価格が公表されていないケースが多いです。
どのような特徴のある太陽光パネルがいいかを決めた上で、施工会社に見積もりを出してもらい比較検討するようにしましょう。
施工会社によっては、同じメーカーの太陽光パネルを使用していても、見積もりの価格が変わる場合もあります!
また、太陽光パネルだけを購入するケースはほとんどありません。太陽光発電所を新たに新設する場合は、パネル・架台・パワーコンディショナーなどすべて合わせて見積もりをするのが一般的です。
複数社の見積もりを比較し、発電効率が一番良く、かつ価格が低い施工会社を選ぶのが最適です。
特徴 | 変換効率 | 寿命 | |
京セラ | 厳しい環境下に強い | 約20% | ◎ |
シャープ | 独自の耐久試験 | 約15~20% | ◎ |
パナソニック | 無償の出力保証25年 | 約20% | ◎ |
京セラ
厳しい環境下でも、発電効率が低下せずに性能を保つことができるのが特徴です。
高温多湿・温度サイクル・結露凍結・バイパスダイオードといった厳しい条件で1年間行われる「長期連続試験」に、世界で初めて認証されました。塩水噴射試験にも合格し、沿岸部にも強いことが証明されています。
京セラ独自のアルミフレームを採用した「防汚タイプモジュール」は、表面ガラスの汚れが雨水で流れやすくなっています。屋外で吹き曝しになる産業用太陽光発電の場合でも、汚れによる発電量低下のリスクが抑えられるでしょう。
シャープ
1959年から半世紀以上にわたって太陽電池の開発を行ってきた実績があります。
JISやIECの品質基準よりも厳しい独自基準の試験を行い、強風・高温多湿・低温・衝撃に対する強い耐久性を保っています。
多彩なラインナップが用意されているのも大きな特徴です。積雪地域対応モジュールや、メガソーラーに適した高出力モジュール、環境性能を備えたシースルーモジュールなど、設置場所に合わせてモジュールを選ぶことができます。
パナソニック
高い変換効率で、安定した発電量を確保できます。産業用太陽光パネル設置の実績が豊富で、長期間にわたる太陽光発電システムの運用にも安心して採用できるでしょう。
無償の出力保証が充実しているのも、耐久性の高さへの自信の表れです。最大で25年の出力保証を受けられます。10年で81%未満、または25年で72%未満になった場合に保証対象となります。
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価格の安い海外メーカーのソーラーパネルを選んでも発電量に差はない?
SPV Market Research を元に資料作成(2020年データ)
現在、太陽光パネルの生産国別出荷シェアは、ほとんどが中国産で、マレーシア・ベトナムなどのアジアが主体となって構成されています。
外国産のパネルの特長はなんと言っても、価格の安さになります。
以前では、その安価さから「耐久性が低くて壊れやすい」「発電効率が良くない」と言われていましたが、中国製などの海外産パネルも、技術力が向上し「日本産とは大きな違いがある」という訳ではなくなってきています。
当然ですが、太陽光発電は規模が大きくなればなるほど費用も増加しますよね!
投資として太陽光発電の導入を考えるのであれば、低コストでも高品質な外国産のパネルを導入したほうが初期費用も抑えられ、結果として早く利益を生み出すことができます。
また、国産パネルメーカーの保証期間は10~20年なのに対して、外国産パネルメーカーは20~25年と比較的長いこともメリットと言えるでしょう。
しかし外国産パネルメーカーの場合、国内の拠点が国産のパネルメーカーと比べると少ないため、修理や点検がスムーズに進まず、アフターケアやサポート対応に時間がかかるのです。
そのため、参入してきて間もない外国メーカーより、カナディアンソーラーやQセルズなど日本でも導入されている外国メーカーを選ぶのが無難でしょう。
外国産と国産のパネルメーカーを比較すると、下記のようになります。
価格の安さ | 保証期間 | 対応スピード | 安心感 | |
外国産 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
国産 | △ | 〇 | ◎ | ◎ |
価格の安さや安心感など、何を重視するかによって外国産にするか国産にするか分かれます。
太陽光発電システムを設置する際はパネル以外の設備も必要
太陽光発電システムを設置する場合は、ソーラーパネルだけではなく、パネルを並べるための架台やパワーコンディショナーなどの周辺機器が必要です。
この記事では太陽光パネルの価格相場について解説していますが、太陽光パネルだけ購入することは基本的にありません。
太陽光発電システム以外の設備も合わせたトータル価格で見積もりしてもらうのが主流です。
太陽光パネルを含めたシステムの相場は、1kWhあたり25万円〜30万円となります。
一般的に、住宅用太陽光発電は5kW程度の容量となることが多いので、費用としては150万円程になるでしょう。
自治体の補助金などを活用すればさらに費用を抑えて設置することができます。
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まとめ
太陽光パネルはパネルの種類やメーカーによって価格や発電効率が大きく異なり、最高品質で高価格なパネルもあれば、その半分以下の値段のパネルも存在します!
太陽光パネルを選ぶ際は、住宅用か産業用か、価格を重視するか発電効率を重視するかといったポイントで選択肢が変わります。
今回の記事を踏まえて規模別おすすめの太陽光パネルは、
種類 | 国産or外国産 | |
産業用の太陽光発電 (10~49.9kW) |
シリコン系の単結晶 (50kWを超えるなら多結晶) |
外国産 (価格の安いパネル) |
住宅用の太陽光発電 (10kW未満) |
シリコン系の単結晶 | 国産 (サポートが充実してるパネル) |
となります。
「どのパネルにしようか迷ってる……」とお悩みであれば、一度ソルセルに相談してみてください。
発電所の規模、設置する地域、発電量によってどのパネルが最適なのかアドバイスがもらえますよ!
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