太陽光発電ローンが払えないとやばい!差し押さえの前にできる対策
- 公開日:2024.11.08
- 更新日:2024.11.08
太陽光発電設備を購入後に太陽光ローンを払えないと、最悪の場合裁判を起こされたり財産を差し押さえられたりしてしまうといった状況に陥る可能性が高いため、さまざまな対策を取る必要があります。
太陽光発電ローンが払えない場合、差し押さえになる前にどんな対処を取ればよいのでしょうか?
太陽光発電のローンが払えない場合の対処法について十分理解しておくことが大切なので、払えない際の対処法を見ていきましょう。
太陽光発電ローンを滞納するデメリットや太陽光発電ローンに関するFAQなどもあわせてご覧ください。
目次
太陽光ローンが払えないとやばい!差し押さえまでの流れ
太陽光発電のローンが払えなくなった場合には以下のような流れになります。
①支払期日後に再度引き落としが行われる
太陽光発電のローンにおいても、カードローンや住宅ローンと同じように、ローンの支払い期限が設定されています。引き落としを金融機関で自動にしている場合には、支払期日以降に再度引き落としが行われます。
しかし、期日以降の再引き落としができなかった場合には、金融機関が電話や文書で督促を行う流れになります。
②電話や手紙による督促が行われる
支払い期限までにローンを支払えない場合、金融機関から電話での催促の連絡、メールや郵送で催促状が送られてきます。
この催促状や催促に対して、対応できないままローンを滞納し続けた場合、後に解説する差し押さえに繋がってしまう可能性が高いです。
ちなみに、差し押さえに関してはローンを滞納し続け、さらに裁判まで至った際に行われるため、催促状や催促を無視したからといってすぐに差し押さえられるわけではありません。
③異動情報が登録されるケースがある
異動情報とは、金融機関に登録される信用情報のことです。異動情報は以下の通りです。
- 支払い延滞・遅延(期日までの支払いが滞った場合)
- 債務整理(支払い不可能と法的に認められた場合)
- 代位弁済(保証会社と代理人が代理返済の場合)
- 強制解約(規約違反をした場合)
ローンが払えない場合には上の項目が登録され、5年から10年にわたって保存されるので、太陽光ローン以外の融資を受けるのが難しくなるなどのデメリットがあります。
④取り立てが弁護士へ委任される
借用者がローンを滞納しており返済が見込めない場合、法的処置を取るために取り立てを弁護士に委任される場合があります。
そもそも借りたお金を返せない時点で、法律的な処置を取られることは当然のことでしょう。
⑤最悪の場合は裁判に発展し財産する
金融機関などから最初は電話や郵便で債権者のもとに催促の通知が送られてきます。
その後、電話や郵送を無視していると自宅に督促状が送られてきます。
借金の金額や利息の金額、遅延損害金、返済期日、返済方法などが記されている督促状が送られてきた時点で滞納している分を返済できれば裁判に発展することはありません。
しかし、ここで自宅に送られてきた督促状を無視してしまうと、内容証明郵便により一括請求書が送られてきます。
一括請求とは、その名の通り利息や遅延損害金を含む料金をすべてまとめて返済する指示です。
さらに支払い期日までに、記載された一括請求の金額が支払えない場合は、裁判を行う予定という内容が記されています。
この内容証明郵便に対し何も処置せずに無視してしまった場合は、裁判に発展し裁判所から呼び出し状が送られてきます。
「特別送達」と記されている郵便物が自宅に送られ、裁判所へ出廷することが必要です。
太陽光発電のローンを滞納するデメリット
太陽光発電のローンを滞納するデメリットは、以下2つです。
- 信用情報に傷が付く
- ソーラーパネルの所有権を失う
- 財産の差し押さえに発展する
信用情報に傷が付く
返済期日を過ぎても支払えていない場合、当然のことですが信用情報に傷がついてしまいます。
どんな事情があった場合でも、ローンを延滞してしまっている事実は無くならないため、信用情報に傷がつくのが嫌な方は、必ず期日を守ることが大切です。
繰り返しになりますが、信用情報に傷がつくことで、新規ローンの審査を受けた際に通過できる確率が下がってしまい、多くの金融機関から融資が受けられなくなってしまいます。
ローン会社は、審査の際に信用情報機関を使って、信用情報を確認するため、カードの更新の際にも傷がついていることで現在の返済状況が怪しまれ、クレジットカードの契約が出来なくなったり、現在利用しているクレジットカードが使用不可になってしまったりする場合もあります。
ローンを組めなくなると、それだけで支払方法が限定されてしまうため、不便なことが多いです。
ソーラーパネルの所有権を失う
太陽光のローンは、普通の借金と変わりません。
そのため、ローンが返せないことは、借金が返せないのと同じ意味を持つため、当然ですがソーラーパネルの所有権は失われてしまいます。
せっかくローンを組み投資などの目的で導入したにもかかわらず、実際に利益が出る前に所有権を失ってしまっては元も子もありませんので、ローンを組む際は無理の無い返済期間、方法を十分検討することが大切です。
財産の差し押さえに発展する
太陽光ローンが支払えない場合、最終的な手段として財産が差し押さえられてしまう可能性があります。
差し押さえを受けることで、以下のような事態になってしまう可能性がありますので、理解しておきましょう。
- 自宅や土地を差し押さえられる
- 車や家財道具を差し押さえられる
- 銀行口座の差し押さえ
- 保険の解約金・証券類の差し押さえ
- 勤務先の給与の差し押さえ
例え不動産を担保として入れていなかったとしても、ローンが払えないことで差し押さえられてしまった場合、強制的に所有権が失われてしまいます。
家や土地だけでなく、車や家財道具などの換金性がある資産をすべて差し押さえられてしまう可能性があります。
銀行の預貯金も差し押さえられる可能性があります。預貯金に限らず、定期預金や普通預金も例外ではありません。
生命保険などのさまざまな保険の解約返戻金や、証券類も差し押さえられ、強制的に所有権を失ってしまいます。
勤務先からもらう給料に対しても、差し押さえられる可能性があります。給与差し押さえの場合、勤務先に対して行われるため、太陽光のローンを滞納していることが勤務先に伝わってしまう原因となります。
このような事態に発展する前に、太陽光発電を信頼できる仲介業者に売却することをおすすめします。
今、太陽光発電を売却したい人に最もおすすめの売買仲介業者は「SOLSEL(ソルセル)」です!
今なら売却金額アップキャンペーンも実施しています!
太陽光発電のローンが払えない場合の対処法
太陽光発電のローンが払えない場合の対処法は、以下4つです。
太陽光発電を売却する
太陽光発電のローンが返済できない場合、太陽光発電を売却し支払うのも一つの手段です。
裁判の結果、持ち家や家財などが差し押さえられてしまうのを、太陽光発電の売却により防げる可能性があります。
せっかく導入した太陽光発電であっても、持ち家などを失ってしまっては仕方がないため、太陽光発電を売却しローンを返済しましょう。
太陽光発電は、残債がある場合でも売買仲介業者を利用すれば売却できます。売却の流れの詳細は次の章でご覧ください。
今、太陽光発電を売却したい人に最もおすすめの売買仲介業者は「SOLSEL(ソルセル)」です!
今なら売却金額アップキャンペーンも実施しています!
太陽光発電ローンの借り換えを行う
太陽光発電ローンの借り換えを行うことで、催促分の借入金も含めた金額を一時的ですが返済することが可能です。
借り換えとは、現在借りている金融機関と他の金融機関に融資してもらい、現在未払いとなってしまっているローンを返済することです。
しかし、この方法は新たに借りた金融機関に返済しなければならないため、根本的に返済問題が解決できたわけではありません。
ですが、太陽光発電ローンが支払えておらず、催促を受けている状況でも返済が困難な場合は、一時的な対処として借り換えを行うことで差し押さえのリスクが避けられる場合があります。
太陽光発電のローンと住宅ローンを合算する
太陽光発電のローンは、住宅ローンと合算することが可能です。
ただし、合算するためには以下の条件のいずれかに該当している必要があります。
- 契約中の住宅ローンをリフォームローンに借り換える場合
- 既に太陽光発電が設置されている建売や中古住宅を購入する場合
- 新築住宅に太陽光発電を設置する場合
リフォームローンとは、住宅を一部補修する際に資金の融資が受けられるローンです。
契約中の住宅ローンがある場合でも、残りの返済金額にリフォームで発生する資金を加え融資が受けられます。
中古住宅の購入や建売を考えている方であれば、すでに太陽光発電が設置されていることもあります。
そのような場合、金融機関次第で太陽光発電の価格と住宅の価格を合算し融資を受けることが可能です。
金融機関と提携しているハウスメーカーであれば、住宅ローンと太陽光発電の費用を合算してくれる場合があります。
債務整理を行う
以下に挙げる債務整理で、対処する方法もあります。
任意整理
任意整理とは、現在支払っている金額よりも、返済の負担を軽減させる目的で、貸金業者に対して分割の回数や利息カットに関して交渉を行い、今後の返済計画について了承をもらい、軽減された新たな計画で返済を継続し、借金をすべて返済する手続きのことです。
過去の取引を利息制限法で定められている上限金利により再計算し、借金が減らせる可能性もあります。
任意整理手続きにより減額可能なものは、利息制限法によって設定されている利率(借入額が10万円を超え、100万円に満たない場合18%)に比べ高い利息の借金になります。
個人再生
個人再生を行うことで、ローンの金額を減らすこともできますが、金額を減らすと原則で債務者名義の太陽光発電は没収されてしまいます。
金融機関などのローンの債権者は、太陽光発電に抵当権を定めているのが一般的です。
抵当権とは、債務者がローンを返済できなくなった場合に、金融機関などのお金を貸した側が担保として太陽光発電を売ることで、ローンの金額を回収できる権利です。
そのため、契約通りにローンが返せなかった場合、抵当権により太陽光発電は競売にかけられてしまいます。
自己破産
自己破産とは、裁判所に対し手続き行い申立てについて認められた場合に、借入金が全額免除される手続きです。
しかし、自己破産の場合、任意整理と異なり、整理する借金を自分で選択して手続きすることはできません。
自分の抱えているすべての借入金の返済が不要になるため、債務者からすれば非常に利点の大きい方法です。
ですが、借入金の返済が不要になるというメリットだけでなく、代わりに持ち家などの財産を処分する必要があることがデメリットです。
借入金を返済しなくて良いのは魅力的なポイントですが、財産を所有している場合、メリットとデメリットをしっかりと比べて判断する必要があります。
特定調停
特定調停とは、ローンの返済が困難な場合に、裁判所を仲介し債権者と話し合いを行い、ローンの返済方法などの条件について調整する方法です。
主に将来的に発生する利息を免除してもらえるよう相談し、月に支払う返済額を引き下げる方法です。
特定調停は、民事調停法の特別法「特定債務等の調整の促進のための特定調停に関する法律」で定められている、法律的にも認められた手続きになります。
ただし、特定調停を行う際には、以下条件を満たしている必要があります。
- 調停を求める理由を裁判所に申述する
- 継続してローンの支払いができる
- 今後のローン返済が困難な状態である
個人や法人に関係なく特定調停を行えます。
太陽光発電のローンが払えない場合は売却がおすすめ
太陽光発電のローンが払えない場合は売却がおすすめです。
>【2024年最新】太陽光発電の売却相場価格は?より高く買取依頼するタイミングを紹介
以下2点から細かく解説します。
残債があっても中古太陽光発電は売却可能
残債がある太陽光発電は、売買仲介業者を利用することで売却可能です。
売買仲介業者では、中古の太陽光発電所の査定だけでなく、太陽光発電の物件情報を作ってくれたり、買い手との交渉および契約の手続きをしてくれたりと、ワンストップでサポートが受けられます。
残債がある太陽光発電物件にも応じてくれるため、積極的に活用しましょう。
抵当権がついている場合は抹消手続きが必要
残債がある太陽光発電を売却したい際には、抵当権が付いているか確認が必要です。
抵当権が付いた太陽光発電所とは、太陽光発電の設備を担保にしている状態のことです。
そのため、太陽光発電のローンが支払えない場合には、太陽光発電設備が差し押さえられます。
さらに、残債があるだけでなく抵当権が付いている太陽光発電を売却するためには、売却益でローンを全て返済する必要があります。
金融機関に抵当権が解除できるのか相談し、売却益について売買仲介業者でシミュレーションが取れる場合は依頼してみましょう。
おすすめの売買仲介業者は「SOLSEL(ソルセル)」です!
ソルセルで太陽光発電所を売却するメリットは以下の通りです。
- メディア掲載実績あり
- 買取も仲介もニーズや希望価格に合わせて選べる
- 手続きや名義変更などの手続きを丸投げできる
- 故障・破損物件の買取可能(要相談)
- 売却手数料は0円
- 買い手がつくまでのスピードが速い
ソルセルの強みは、概算・売却価格が他社の仲介業者と比較して高い点と手元に売却益が振り込まれるまでのスピードです。
仲介での売買の速さは平均6ヶ月ですが、SOLSELは平均で3ヶ月・最短で1.5ヶ月と業界トップクラスです。そのため、売り出してから買主様が見つかるスピードが早く、他社よりも高い金額で売却できるのが特徴です。
さらに、売却する際に必要な手続きや電力会社などのと連絡をすべてソルセルにお任せしていただけるので、忙しい方や手続きについての知識がない方でも安心してご利用していただけます!
ソルセルでは、最短1週間で現金化した実績もあります。
なるべく高値で売りたいけれど、すぐに現金化したい方はソルセルにお問い合わせしてみてくださいね!
今なら売却金額アップキャンペーンも実施しています!
太陽光発電のローンに関するFAQ
太陽光発電のローンに関するFAQを3つ紹介します。
ペアローンの場合、離婚したら返済義務は無くなる?
婚姻中にペアローンを組んだ場合は、離婚した後もローンは残り、そのまま元夫婦はローンの返済を続ける必要があります。
また、離婚した後もお互いが連帯保証人の関係は続きますので、離婚した後で相手がローンを返済できていなく遅れている場合は、自分のローン返済だけでなく相手のローン返済も行う必要があります。
太陽光発電ローンを滞納すると会社にバレる?
太陽光発電ローンを滞納しても、職場にバレてしまうことは基本的にありません。
滞納することで自宅や携帯電話に連絡が来ますが、そこで連絡がつかなかった場合には職場に電話が行きバレてしまう可能性があります。
また、給与差し押さえの場合も、勤務先に連絡が行くため、バレてしまいます。
太陽光発電を売却すれば必ずローンを完済できる?
太陽光発電を売却することでローンが必ず返済できるとは限りません。
太陽光発電設備の売却価格は、将来の価値などにより判断されるため、ローンを組んだ際に借りた金額で現在も売却できるとは限らないことを理解しておきましょう。
まとめ
太陽光発電のローンが払えなくなった場合、電話や手紙による督促が行われ、信用情報に傷がついてしまったり、最悪の場合裁判に発展してしまったりする可能性があります。
また、ソーラーパネルの所有権を失ってしまったり、財産を差し押さえられてしまったりする事態に繋がる可能性もあります。
そのような事態にならないためにも、太陽光発電ローンの借り換えを行う、太陽光発電のローンと住宅ローンを合算するなど適切な処置を取ることが大切です。
どうしても太陽光発電のローンが払えない場合は、売却がおすすめです。
この記事を書いた人
ikebukuro