太陽光発電のメンテナンス費用・点検内容・頻度を徹底解説!業者の選び方も【2026年版】

  • 公開日:2026.04.06
  • 更新日:2026.05.22
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太陽光発電の導入から将来の撤去に至るまで、運用に欠かせないランニングコストの全貌を徹底解説します。

太陽光発電の設置や投資を成功させるためには、初期費用だけでなく、維持費や将来のメンテナンス費用まで正確に把握しておくことが不可欠です

住宅の屋根に設置すれば電気代を劇的に削減できますが、そのメリットを最大化するには適切な維持管理への備えが鍵となります。

本記事では、信頼できる業者の選び方や具体的な点検内容まで踏み込み、投資家やオーナー様が安心して運用を開始できる知識をお届けします。

この記事でわかること
・太陽光発電のメンテナンスが法律で義務付けられていることと、怠った場合のリスク
・定期点検で確認すべき具体的な点検内容と、発生しやすい不具合の種類
・メンテナンス以外にかかる費用(足場代・修理費など)と保険・保証の考え方
・メンテナンス業者の選び方
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太陽光発電にメンテナンスが必要な理由

太陽光発電はよくメンテナンスフリーだと言われていますが、決してそういうわけではありません。

しかし、メンテナンス頻度が低いためさほど手間がかからず、すべてを業者に任せることもできます。不動産や風力発電と比較すると、煩わしさを感じることはありません。

それでもメンテナンスには費用がかかるので、できれば費用も手間も抑えたいという人も多くいます。実際になぜメンテナンスが必要なのか理由をご紹介します。

メンテナンスが法律で義務付けられているから

太陽光発電のメンテナンスの義務化は、2017年の改正FIT法で新しく追加されました。

2017年4月1日以降にFIT認定を受けた太陽光発電設備はすべて、保守点検と維持管理を計画的に行う義務があります。

 システム所有者は,電気事業法第 39条又は第 56 条に基づき,所有する発電設備を,経済産業省令で定める技術基準に適合させる義務があり,技術基準に適合していないことが判明した場合,自主的に補修等を行う必要がある。

引用:太陽光発電システム保守点検ガイドライン

万が一メンテナンスを怠ってしまうと、FIT認定が取り消されて、売電ができなくなってしまう可能性もあります。

発電効率が落ちるのを防ぐため

メンテナンスを定期的に行わないと発電効率が落ちるだけでなく、パネルの故障や破損に早期に気づくことができません。

太陽光発電は、パネルに光が当たることで電気を作り出す仕組みです。パネルの表面が砂や鳥のフンといった何らかの原因で汚れていると、光が内部まで伝わりづらくなるので、十分に発電できなくなってしまいます。

パネル以外にも、パワコンや配線といった設備は、メンテナンスをしないと劣化が早まる恐れがあります。

その結果発電効率が落ち、発電量が少なくなっててしまうのです。

また、定期的に点検することで、大きなトラブルが起こる前に故障や破損に気付くことができます。

故障や破損に気付かず放置すると、最悪の場合火災が起こってしまい、収益どころか被害額を支払わなければいけなくなる可能性もあります。

近隣に損害を与えるリスクを避けるため

もっとも恐ろしいのは、メンテナンス不足によって他者に損害を与えてしまうことです。

太陽光パネルの設置個所のボルトが緩んでしまっていたのにもかかわらず、メンテナンスを行わずにいると、太陽光パネルが落下してしまったり強風で飛ばされてしまうことが、起こる可能性があります。

落下した太陽光パネルが、他者にぶつかってケガをさせてしまったり、他者の車や家などに傷をつけてしまうなどの損害を与えたりするかもしれません。

損害賠償するだけで済めば良いですが、近隣住民との関係が悪化すれば、太陽光発電事業の継続も危ぶまれます。

メンテナンスをしないとどうなる?リスクを具体的に解説

メンテナンスを怠った場合、発生するリスクはおもに「収益の損失」「設備の重大な故障」「法的リスク」の3つです。
定期的なメンテナンスは単なるコストではなく、「長期的な収益と安全性を守るための重要な投資」と考えてください。

1.収益面

パネル汚れやパワーコンディショナーの軽微な不具合を長期間放置すると、発電量が徐々に低下するのが一般的です。
低下幅は小さくても、20年間の運用では売電収益に大きな差が出てくる可能性があります。

2.設備面

配線の接触不良やホットスポットを放置することで、パネルや接続箱の焼損につながる恐れがあります。
最悪の場合は火災事故につながる可能性もあるため、定期点検による早期発見が重要です。

3.法的リスク

改正FIT法では適切な保守点検の実施が求められており、点検記録の未整備は行政指導や改善命令の対象となる場合があります。
悪質なケースではFIT認定取り消しにつながる可能性もあるため注意が必要です。

太陽光発電のメンテナンスにかかる費用

太陽光発電のメンテナンス費用について、住宅用太陽光発電と産業用太陽光発電に分けて解説します。

住宅用太陽光発電にかかるメンテナンス費用

資源エネルギー庁の調査によると、住宅用太陽光発電の年間運転維持費は平均1,061円/kWとなっています。

つまり、5kWの太陽光発電設備を持っている場合、年間約5,000円程度の出費と考えられます。

ただし、この費用が毎年かかる訳ではありません。住宅用太陽光発電のメンテナンスは4年に1回程度の定期点検を行う必要があり、1回あたりの定期点検費用は4~5万円程度です。

また、15~20年程度でパワコンを交換する必要が出てきますが、この費用が1回20~40万円程度かかります。

産業用太陽光発電にかかるメンテナンス費用

運転維持費は設置場所や発電所の容量によって異なります。

地上設置(野立て)の場合の年間維持費は、平均0.53万円/kWです。つまり、100kWの太陽光発電設備では、年間53万円程度のメンテナンス費用がかかります。

屋根設置の場合では年間維持費が少し高くなり、平均0.54万円/kWとなっています。これは、メンテナンス時に高所にあがるための足場が必要になるためだと考えられます。

また、容量が大きい発電所ほど、1kWあたりの運転維持費は高くなる傾向です。

出典:太陽光発電について 資源エネルギー庁

スポット対応と年間保守契約、どちらが得か?

メンテナンスの依頼方法には、問題が発生した際に業者へ依頼する「スポット対応」と、定期点検や管理を継続的に任せる「年間保守契約」の2種類があります。
どちらが適しているかは、設備規模やFIT残存期間、運用方針によって異なります。

スポット対応

スポット対応は、必要なタイミングだけ費用が発生するため、維持コストを抑えやすい点がメリットです。
一方で、日常的な監視や点検を行っていない場合、不具合の発見が遅れる可能性があります。
異常に気づいた時には発電停止や設備故障が進行しており、結果的に修繕費用が高額になるケースもあります。

年間保守契約

年間保守契約では毎年一定の費用がかかるものの、定期点検によって不具合を早期発見しやすい点がメリットです。
不具合の早期発見で、トータル修繕費が安くなる可能性もあります。
特に産業用太陽光発電のように、発電停止の影響が大きい設備では安定運用を維持しやすいでしょう。

▼費用の目安比較

スポット対応年間保守契約
点検費用定期点検の場合
・住宅用:2~5万円
・産業用:5~15万円
・住宅用:5~10万円
・産業用:20~40万円
緊急対応割増料金が発生する場合あり契約内容によっては含まれる
不具合の早期発見発見が遅れる可能性あり定期点検で早期発見しやすい
向いているケース住宅用(小規模施設)大規模設備、投資用設備
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太陽光発電のメンテナンス頻度

太陽光発電のメンテナンス頻度は、住宅用と産業用で異なります。

  • 住宅用太陽光発電:4年に1回程度
  • 産業用太陽光発電:年に2回

住宅用太陽光発電のメンテナンスは、設置1年後に初期不良がないか確認する点検を行い、その後は4年に1度行います。

パネルの汚れは雨で流れ落ちるため、清掃は基本不要です。しかし、鳥の糞や落ち葉のような落ちにくい汚れが付きやすい立地の場合は、1年に1度程度確認して必要に応じて清掃を依頼すると良いでしょう。

産業用の太陽光発電の場合は、年に2回の定期点検が一般的です。また、FIT認定を受けている設備であれば、年に1回の定期報告が必要になります。

清掃や除草作業は、設置場所に応じて年に1~2回行うことで、発電効率を保つことができます。

太陽光発電に生じる不具合とは

太陽光発電で生じることのあるトラブルを5つ紹介します。

経年劣化

太陽光発電 経年劣化

出典:KYOCERA

太陽光発電のガラスの表面が風化してしまい、細かい傷が付いてガラスが曇ると太陽光の浸透率が悪くなってしまい、発電量が低下してしまう原因になります。

太陽光パネルの寿命は20〜30年と言われています。また、各メーカーの保証期間は10年・15年ほどのものが多いのが特徴です。

関連記事:太陽光パネルの寿命は実際何年?耐用年数や経年劣化率、廃棄方法を解説!

太陽光パネルの故障

出典:日経BP

太陽光パネルの故障は、主に影の影響と製品の不良が重なることで発生します。

看板や樹木などによる部分的な影ができると、そのセルの発電量が低下し、抵抗となって熱を持つホットスポット現象が起こります。ここに製造時の初期不良が加わると、セル単位での過熱が加速してパネル表面や裏面の焼損、剥離といった深刻なダメージに繋がるのです。

こうしたトラブルは発電効率を下げるだけでなく、火災のリスクも伴います。目視や専用機器でのこまめなチェックを行い、異常を早期発見することが安定した売電と設備の安全を守るために極めて重要です。

断線

太陽光発電 断線

出典:日経BP

太陽光発電における断線は、発電停止や火災を招く深刻なトラブルです。

原因は多岐にわたりますが、特に多いのが施工不良です。パネル同士を繋ぐケーブルの長さが足りず、メーカー指定外の不適切な圧着接続を行ったり、コネクタを無理に押し込んで損傷させたりすることで、接触不良から断線に至ります。

また、ネズミなどの小動物による噛み切りや強風による電線の脱落、雪の重みでの損傷といった外部要因も無視できません。

さらに断線箇所が焦げ付くと火災の恐れがあり、非常に危険です。パネル内部だけでなく全体の送電経路を定期的に点検して異常な発電量の低下を見逃さないことが安全と利益を守る鍵となります。

パワコンの故障

太陽光発電 パワコンの故障

出典:日経BP

パワコンが故障すると、パワコン自体に電源が入らず動作していないことが多いでしょう。再起動しても電源が入らない場合は、故障している可能性が考えられます。

ほかにも、エラーメッセージが表示されていたり、パワコンから異音がある場合も、パワコンが故障していると考えられます。定期的に点検しておくようにしましょう。

関連記事:太陽光のパワコンが故障する原因は?寿命や対処法、交換費用について解説

自然災害による被害

出典:一般社団法人新エネルギーO&M協議会

地震・雷・土砂災害・強風などの影響を受けてしまうことで、太陽光発電の稼働に影響が出てしまう場合があります。

例えば、雷が落ちると、地面から電柱・電線・蓄電池まで流れてしまいショートしてしまう場合もあるでしょう。自然災害が起こったあとは、必ず点検するようにしてください。

関連記事:太陽光発電パネルは台風の影響を受ける?保険・補償内容や被害事例と対処法

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太陽光発電のメンテナンス時の点検内容

太陽光発電のメンテナンスは、10kw未満を住宅用、10kw以上を産業用で区別されています。

点検は、下記の3つに分かれています。

  • 竣工時点検・・・目視による外観検査と測定を行う(竣工時)
  • 日常点検・・・目視による外観検査(毎月1回以上)
  • 定期点検・・・目視による外観検査と測定を行う(4年に1回)

電気事業法によって、50kw未満が低圧、50kw以上が高圧の連係になっているのが特徴です。

住宅用と産業用は、どちらも日常点検と定期点検のほか、年に1~2回普段見ないところを点検することを推奨されています。住宅用と産業用の年1~2回の点検時にどこをチェックするべきなのかを見てみましょう。

関連記事:太陽光パネルは定期的な掃除が必要!洗浄時の注意点や自分で行う方法を解説

住宅用太陽光発電の点検内容

住宅用太陽光発電の4年に1回の点検内容を見てみましょう。

  • パネルの目視チェック
  • パワコンの作動確認
  • 表示モニターの状態確認

住宅用の場合、定期点検では主に「安全に発電できているか」を確認します。パネルの汚れや破損、周囲からの落ち葉・影の影響などを目視でチェックし、発電量が落ちていないかを確認するのが基本です。

パワコンは発電量に大きく関わるため、異音やエラー表示がないか、正常に起動するかを必ず点検します。また、表示モニターの数値が想定通りかどうかも重要で、発電データの異常が早期発見につながります。

大がかりな整備までは必要ないものの、長く使うためにはこの「簡易チェック」が有効です。

産業用太陽光発電の点検内容

産業用太陽光発電の年に1~2回の点検内容・時期は以下の通りです。

  • パネルの目視チェック
  • パワコンの作動確認
  • 表示モニターの状態確認
  • サーモグラフィによるホットスポット診断
  • パネルの絶縁抵抗測定
  • 接続箱の端子チェック

産業用の場合は規模が大きいため、住宅用よりも詳しい点検が必要になります。特に重要なのがサーモグラフィ撮影で、パネルの一部が異常発熱していないかを確認することで、早期の故障予防につながります。

また、強風や経年で緩みが出やすい架台や固定金具、接続箱の端子も重点的にチェックします。これらが緩むと発電効率の低下や火災リスクにつながるため、専門業者の点検が欠かせません。

発電量が収益に直結するため、年1~2回の定期点検を行い、設備全体の健全性を維持することが大切です。

太陽光発電のメンテナンス以外に必要な費用

太陽光発電のメンテナンスで、点検そのもの以外に発生する費用を紹介します。

点検時の足場費用

住宅用太陽光発電の場合は屋根にパネルが設置されているため、点検に足場が必要になる場合があります。

足場代は点検費用とは別に、8~10万円程度かかります。

メンテナンスで不具合が見つかった時の修理費

点検時に不具合が見つかれば、別途修理代が必要です。

メーカー保証の対象内であれば、修理代・交換代はメーカーに対応してもらえます。メーカー保証の期間を過ぎている場合には、自費での修理となります

また、自然災害が原因の故障などメーカー保証の対象外となる故障は、保険に入っておくことで賄える可能性が高いです。

ただし、地震被害や盗難被害など、保険の範囲外となる故障の場合は自費での修理となります。

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太陽光発電のメンテナンス業者の選び方・どこに頼むか

太陽光発電のメンテナンスは、業者選びによって品質にも費用にも大きな差が生まれます。
悪質な業者に当たってしまうと、不具合を発見してもらえないだけでなく、不要な工事を押し付けられるなどの危険性があります。

ここでは、信頼できる業者を見極めるポイントを解説していきます。

信頼できる業者を見分ける3つのポイント

信頼できる業者を探すうえで、以下の3つのポイントを確認してみてください。

1.必要な資格・認定を持っているか

配線工事や電気設備の交換を伴う作業には、電気工事士などの資格が必要です※。
ほかにも、O&M(運営・保守)に関する知識・経験を持つ技術者が在籍しているかも確認ポイントです。
業者サイトや問い合わせ時に、有資格者が在籍しているかなどを確認してみてください。

※目視点検や清掃であれば資格は不要です。

2.点検項目が明確に提示されているか

点検後に、きちんと報告書を発行してくれる会社を選びましょう。
詳細な報告書の発行がない、報告書の内容が簡素だという場合は、実際にどのような点検を行ったのかわかりにくくなります。
具体的にどこを確認したのか(ガラス面に汚れがないなど)が記載された報告書を発行してくれる会社だと点検内容を把握しやすく安心です。

3.点検実績を開示しているか

過去の点検実績や対応事例を公開しているかどうかも、信頼性を判断するポイントになります。
業者によっては、自社サイトに点検前後の写真や、赤外線カメラによる画像などを掲載していることがあります。
こうした現場写真や対応事例を確認することで、実際にどのような点検を行っているのかをイメージしやすくなります。
口コミ評判も合わせて確認しながら、総合的に判断すると安心です。

悪質業者の手口と断り方

悪質業者による営業では、利用者の不安を煽って契約を急がせるケースがあります。
代表的な手口は以下の3つです。

▼悪質業者のおもな手口

  • 緊急点検を装った営業:突然訪問し緊急点検が必要だと不安を煽る方法
  • 無料点検を使った営業:無料点検を行った後、「故障している」などと言って不要な修理や高額契約を勧める方法。
  • 補助金を口実にした営業:実在しない補助金制度を持ち出し契約を急かす方法。

このような口実で突然訪問された場合は、その場で即決せず、まずは「一度持ち帰って検討します」と伝えましょう。
あわせて、「他社と相見積もりを取ります」と伝えると、より強引な営業を避けやすくなります。

メンテナンス業者に依頼するタイミング

事前にメンテナンスが必要なタイミングを把握しておくことで、太陽光発電設備を長期間安定して運用しやすくなります。

▼定期的に依頼すべきケース

  • 法令やメーカー推奨に基づく定期点検タイミング
  • 設置後10年前後:パワコンの交換推奨時期と重なるため、設備全体の総点検を兼ねて依頼すると効率的です

▼単発での依頼が必要なケース

  • 発電量が前年同月比で大幅に低下しており、原因がわからないとき
  • パワーコンディショナーにエラー表示や異音があるとき
  • 台風・大雪・落雷などの自然災害の影響を受けたとき

不具合かどうか判断が難しい場合は、まずは専門家への相談をおすすめします。
SOLSELでは太陽光パネルの購入から運用後のサポート、売却まで対応しております。
お気軽にお問い合わせください。

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太陽光パネルのメンテナンスに関するよくある質問

太陽光パネルのメンテナンスについてよくある質問をまとめました。

太陽光パネルのメンテナンスは素人がやっても大丈夫?業者に依頼したほうがいい?

自分が行なっても違反にはなりませんが、太陽光パネルの点検やメンテナンスは専門の業者に依頼することをおすすめします。

太陽光パネルの表面は基本的にガラスで覆われています。

パネルはちょっとした衝撃で割れる可能性も大いにあり、メンテナンス方法について精通していない素人が手を出してしまうと、発電効率をあげるどころかかえって修理代がかかってしまった…ということになりかねません。

それでもメンテナンスに関わりたいというのであれば、毎日発電量をモニタリングするようにしましょう

発電量を毎日確認していると異変に気付きやすく、故障などのトラブルを早期発見することができますよ。

資格がない業者に頼んでも大丈夫?

太陽光発電のメンテナンスには、作業内容によって必要な資格が異なります。
目視点検や清掃であれば資格は不要ですが、電気系統の点検・修理には「電気工事士」の資格が法律上必要です。
無資格者が電気工事を行うことは電気工事士法違反にあたり、施工の安全性も保証されません。

また、業界団体が認定する「太陽光発電メンテナンス技士」といった民間資格を持つ技術者が在籍しているかどうかも、判断基準となるでしょう。

太陽光パネルが万が一故障していたら修理費は全額負担?

太陽光パネルのメーカー保証の適用期間であれば無償で保証が受けられます。

メーカー保証には、システム保証と出力保証の2種類あります。

システム保証は、製造上の問題で破損や故障をした場合や、説明書通りに使用していたのに故障してしまった場合に保証を受けることができます。

一方出力保証は、パネルの出力がパネルメーカーが定めている最大出力を下回った際の保証です。

保証期間はメーカーによって異なりますが、一般的にはシステム保証は10〜15年、出力保証は10〜25年となっています。

ただしメーカー保証では保証を受けられないケースもあります。

例えば、地震や台風などの自然災害で太陽光パネルが破損してしまった場合はメーカー保証の対象外です。

そのため自己負担となってしまいます。

自然災害で設備が故障してしまった際には、別途で保険に加入して、保険で修理費を補償してもらう必要があります。

保険については、以下の記事で詳しく解説しているので併せてチェックしてみてくださいね。

太陽光発電のメンテナンスが必要なのは太陽光パネルだけ?他の設備は?

メンテナンスは太陽光パネルだけではなく、パワコンやケーブル、接続器なども行う必要があります。

パワコンから異常な音がしていないか、ケーブルが切断されていないかは、素人でも目視などで確認することができます。

ただし、実際に触ると危険なので異常を発見したら、専門業者に点検を依頼するようにしましょう。

ソルセルでも修繕工事についての相談が可能です。ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

まとめ

最後に維持費についてまとめていきます。

  住宅用太陽光 事業用太陽光
(パネル容量:70kW、システム容量50kWの発電所:1区画あたり)
定期点検 7,000~8,000円/年 電気的点検(精密点検):80,000円
目視点検:40,000円
メンテナンス 200,000円/年 10〜20万円 / 年
パワコン 25,000円/年
1kWにつき500円/年
※保証対象外期間の交換には20万~30万円
20〜40万円/年
保険 35,000円~45,000円/年
1kWにつき600円~700円/年
賠償責任保険:約7,000円
売電補償:約10,000円
火災保険:50,000円~80,000円(動産総合保険非加入の場合)
撤去費 50,000円/年
1kWにつき1000円/年
1kWあたり2万円

税金は規模と評価価格によって変動するため一概に価格を出すのは難しいです。ですが1kWあたり0.5万円の維持費が年間にかかるというのは目安として覚えておくべきです。

十分に料金シュミレーションを重ねて、損をしない太陽光発電を見極めましょう。

当記事の監修者
当記事の監修者
曽川拓夢

曽川 拓夢(Sogawa Takumu)
SOLSEL Unit フィールドマネージャー

【専門分野・領域】
・太陽光発電所の仕入れ・調達業務・資産価値評価
・プロジェクトマネジメント

【経歴】
2021年、再生可能エネルギーの普及と市場の透明化を目指し、SOLSEL(ソルセル)に参画。
現在はフィールドマネージャーとして、太陽光発電所の仕入れ業務を統括。
年間数多くの案件に携わり、現場視点での緻密な物件評価と、売主・買主双方の利益を最大化するマッチングを得意とする。

【メディア掲載・登壇実績】
2025.08.29:Forbes Japanに掲載(掲載記事

【編集・監修ポリシー】
当メディアでは、太陽光発電所のメンテナンスや売却を検討されているオーナー様へ、透明性の高い市場情報と実務知識の提供を徹底しています。
自社で太陽光関連事業を多角的に展開しているからこそ、売却価格の妥当性だけでなく、税務上の注意点や手続きにおけるリスクなど、見落としがちな前提条件を明示しています。
最新の市場相場に基づいた「後悔しないための出口戦略」を正しくお届けすることを約束します。

執筆者

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ikebukuro

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