空き家投資は失敗しやすい?メリット・デメリットやリスクと対処法を解説

  • 公開日:2025.08.21
  • 更新日:2026.05.19
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近年、世間で様々な投資方法が増えている中、空き家投資が注目されています。

空き家投資が注目される背景には、日本の社会に深刻な影響を及ぼしている空き家問題があります。その一方で、空き家を不動産投資の機会と捉える人も増えています。空き家投資とは、空き家を買い取り、リノベーションやリフォームを施して価値を高めることで、収益を得るという形の投資なのです

しかし、空き家投資には見えない危険も多いため「失敗しやすい」と懸念を持つ人が多く、成功するためには慎重な判断と計画が必要です

空き家投資のメリットとデメリットとリスクを分析し、空き家投資に失敗しないためのポイントや対処法を解説します。

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空き家投資とは

空き家の有効利用へと注目が集まるなか、投資戦略としてその価値を見直す動きが活発化していて、放置されがちな家屋を安価に取得し、リノベーションや再開発が行われています。

空き家を、住宅市場やビジネスのベースとして再活用するアイデアが実現可能となり、空き家を活用した不動産投資には、単純な買い取りから転売や賃貸、時には新たな商用スペースの創出まで、さまざまな収益モデルがあります。

投資の対象となる空き家は、特に地方都市や過疎化が進む地域に数多く存在しており、適正な価格で物件を確保できます。

空き家を再利用したスペースを通じて、地域への貢献が期待されているので、地元経済の活性化にもつながっています。

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空き家投資を成功させるポイント

空き家投資は市場のニーズに応じた柔軟な発想と、慎重な物件選び、計画的な資金運用が成功への鍵です。

適切な戦略をもって臨めば、無駄とされがちな空間に新たな価値を創出し、着実な収益源として育て上げることが可能です。

これにより、私たちは持続可能な地域社会の構築に向けた一助となるだけでなく、不動産という資産形成の道を広げていけます。

空き家投資のメリット

空き家投資のメリットを以下に説明します。

  • 物件の取得費用が安い
  • 利回りが高い
  • 節税対策としても活用できる

それでは、詳しく見ていきましょう。

物件の取得費用が安い

不動産投資の世界において、空き家はその低い取得コストを武器に投資家たちから注目されています。

物件の取得費用の相場は、物件価格と改修費を合わせて、首都圏近郊の不動産価格が比較的高い地域では、1,000万円前後で取得できますし、地方であれば600万円以内の物件もあります。

空き家の価格は大きく抑制されているので、初期コストの削減ができ、投資の効率を格段に上げられます。リーズナブルな投資額で購入可能な空き家は、修繕や改修を経て再販に至るまでの費用対効果がポイントです。

利回りが高い

投資の世界において、利回りの高さは成功の大きな要因です。空き家投資の平均利回りは、首都圏のアパートやマンション一棟だと平均で7~8%ですが、地域によって異なり、12~15%という利回りが出ることもあるので、利回りは高いと言えます。

また、空き家は他の不動産と比較して低価格で取得できますが、賃貸や再販売時の収益が相対的に大きくなり、高い利回りを実現が期待できます。

期間を定めた賃貸経営でも短期転売でも同様で、空き家投資は収益性において、非常に魅力的な選択肢です。

節税対策としても活用できる

税制面でのメリットも、空き家投資の大きな利点です。

空き家投資では、以下の経費を計上できます。

  • 各種税金
  • 物件管理費
  • 修繕費
  • 各種保険料
  • 仲介手数料
  • 立ち退き料
  • ローン利息分
  • 司法書士への報酬など

これらの経費計上により、不動産所得税を節税可能です。

また、不動産投資全体に適用される税務上の優遇策は、空き家に特化することでさらに経済的なプラスを得られます。

減価償却費の計上や固定資産税の特例を活用すれば、節税効果が期待でき、実質の投資利益を高めることができます。

このように、税金対策を熟知した上で行う空き家投資は、手残りの利益を最大化する戦略の一つと言えるでしょう。

空き家投資のデメリット・リスク

空き家投資のデメリットを以下に説明します。

  • リフォーム費用が高額になる
  • 火災保険料が高い
  • 出口戦略が取りづらい場合も

それでは、詳しく見ていきましょう。

リフォーム費用が高額になる

長期間手付かずになっていた建物は、経年劣化によってかなりのメンテナンスが必要な場合が多く、予想以上にリフォーム費用が発生する可能性があります。

空き家になっていた期間が長いほど劣化しているため、空き家投資を考える際はコスト面だけでなく、将来性を見据えた総合的なリスク評価が求められます。

構造的な問題を見逃すと、後で予想外の修繕費用が発生し、投資の失敗につながる可能性もあるため、投資家は市場の動向を正確に捉え、設備のアップグレードや安全基準の遵守など、投資後の付加価値を高めるための追加投資を見込む必要があります。

投資前には、物件の構造的な健全性を徹底的に調査し、法的な制限や地域の開発計画についても十分に把握しておきましょう。

火災保険料が高い

空き家に投資する際、事前に考慮すべきコストとして、特に火災保険料は注意が必要です。

一般的な住まいと異なり、空き家は無人のため、火災などの事故が起きた際のリスクは高くなります。

保険会社はこのようなリスクを重く見積もり、それが結果として火災保険料の上昇につながるのです。

加えて、この保険料の高さは投資の時点だけでなく、長期間にわたる経済的な負担へと直結します。

火災保険料の高さは、充分に考慮に入れなければなりません

出口戦略が取りづらい場合も

空き家投資のデメリットの一つとして、出口戦略が取りづらい場合があるという点が挙げられ、売却の難しさに直面するケースがあります。

空き家は、需要と供給のバランスが地域の特性やタイミングに依存するため、市場における魅力が常に一定ではないことが特徴です。

その結果、売却しようと決断した時に適切な買い手を見つけることができず、不要な保有期間が延長され、結果としてリフォーム費用のローン返済や固定資産税などの金融コストが増加するリスクが生じます。

空き家投資の出口戦略を成功させるには

投資を成功に導くには、不動産市場の変動要因を徹底的に把握し、財産の将来的な価値について現実的な予測を立てなければなりません。

この過程で、景気循環、地域開発、政府の政策変更などの外的要因を考慮する必要がありますが、予測は複雑で完全に正確な予測をするのは極めて困難です。

したがって、投資家は市場の変動に柔軟に対応する策を練り、リスクマネジメントに励まなければなりません。

さらに空き家投資におけるリスクを把握するためには、物件管理や維持に関わる正確なコスト算出が求められます。

不測の事態に備えて十分な保険をかける、リフォームによって資産価値を高めるといった積極的なメンテナンスが不可欠です。

空き家投資対象のメリットを最大限に引き出すためには、地域の不動産需要の実情を熟知し、適宜家賃設定も見直す必要があります。

空き家投資の失敗事例とその対処法

空き家投資のリスクとその対処法を以下に説明します。

  • リフォームに費用がかかり利回りが下がった
  • 売却先を見つけられなかった
  • 家賃設定が高すぎて借り手がつかなかった

それでは、詳しく見ていきましょう。

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リフォームに費用がかかり利回りが下がった

リフォーム費用の削減は、空き家投資の収益を左右します

全ての修繕を専門業者に依頼すると費用がかさむため、壁紙の張り替えや簡単な塗装などはDIYで対応するのが賢明です。

ただし、電気配線や水回りのような専門知識を要する作業は、自身で対応するのは危険です。無資格での工事は事故や違法行為に繋がるリスクがあるため、注意が必要です。

対処法

DIYと専門業者の使い分けを意識しましょう

内装など簡易な作業は自分で行い、電気・水道など法的な制限がある部分は有資格の専門業者に任せるのが基本です。

見積もりを複数社から取る、地域の補助金制度を活用するなどしてコスト削減も検討しましょう。

売却先を見つけられなかった

空き家投資では、購入時に「出口戦略(売却計画)」を考えておくことが非常に重要です

立地や地域の需要、将来的な再開発の見込みなど、資産価値を高められる要素があるかを事前に見極める必要があります。

建物の築年数や設備の老朽化、法令の制限なども踏まえて、将来的に売却しやすい物件を選ぶ視点が求められます。

対処法

投資前に地域の不動産市況を分析し、売却時のニーズに合ったエリア・物件を選定しましょう

また、物件の資産価値を維持・向上させるために、定期的な修繕や用途変更の可能性も検討することが大切です。

地域の発展計画なども情報収集しておくと、将来の出口戦略に有利になります。

家賃設定が高すぎて借り手がつかなかった

空き家投資では、収益性を確保するために家賃設定が非常に重要です

周辺の賃貸相場を無視した家賃設定では、借り手が見つからず空室リスクが高まります。

物件の立地・間取り・築年数などを踏まえ、適正な価格帯を設定し、ターゲット層に合った賃貸戦略を立てることが必要です。

対処法

周辺の賃貸相場を綿密に調査し、競合物件と比較して適正価格を設定しましょう

賃貸需要に応じたリノベーションや、地域の施設・サービスとの連携も検討しましょう。

空き家投資に関するFAQ

投資家が空き家投資を考える際に、よくある質問とその答えを以下に説明します。

  • 空き家投資と中古物件投資の違いとは?
  • 空き家投資に銀行融資は利用できる?
  • 空き家投資の入居者募集は不動産屋に依頼したほうがいい?

それでは、詳しく見ていきましょう。

空き家投資と中古物件投資の違いとは?

空き家投資とは、空き家を購入し、改修を通じてその価値を高め、再び活用する投資方法です。

日本のような成熟した不動産市場において、この手法は、市街地の活性化に貢献し、注目を集めています。

一方の中古物件投資は、以前に誰かが住んでいたものであるため、ささいなリフォームやメンテナンスによって貸し出すことが可能な場合が多いです。

その分基本的な取得コストは高めになる傾向があります。

空き家投資においては、低価格での取得が可能な反面、建物の老朽化による大規模なリフォームが必要となる可能性が大きいです。

加えて、計画を実現するためには、市町村の条例に精通し、近隣との調整を図ることが求められるでしょう。

成功の鍵は、事前のきめ細やかな市場調査、物件の潜在能力の見極めに加え、適切なリフォームプランの策定にあります。

空き家投資に銀行融資は利用できる?

空き家投資を始める際の資金調達は、しばしば銀行融資に目を向けるケースがあります。

一般の不動産投資のように空き家にも融資の道は開かれていますが、そのプロセスには独特の障壁が存在します。

空き家は、リフォームや再生を経た後の市場価値を予測しづらく、この点が融資条件の厳格化につながっているのです。

物件の将来価値が見込めない場合、銀行はリスクヘッジとして追加担保を要求したり、第三者による保証人を求める傾向があります。

さらに空き家投資は、不動産投資の一種でありながらも、従来の運用物件と異なり、管理がおろそかになっていることが多く、慎重な評価・分析が求められます。

そのため、銀行側も物件の状態、立地、そして将来の利用計画を詳細に分析し、融資の是非を検討するのは必至です。急を要する資金調達は難しいでしょう。

空き家投資の入居者募集は不動産屋に依頼したほうがいい?

空き家投資を行う上で、適切な入居者を探し出す作業は、投資の成否に直結する重要なステップです。

これを自力で行おうとする投資家は、幅広い専門知識と経験を身につけておく必要があります。

さもなければ、投資リターンに直接影響を及ぼし、最終的には投資そのものを危うくすることにもなりかねません。

これを回避し契約時のリスクを軽減するためにも、空き家に特化した不動産業者に委託するのが賢明です。

こうして、市場動向を把握した上での適切な賃料設定、ターゲットとする入居者層への適切なアプローチ方法、そして広告の出し方といった複雑な作業を、プロの手に委ねることが可能です。

不動産業者はこれらのプロセスをスムーズに進め、法律の遵守を保ちつつ、正確に契約条件を履行するポイントを心得ています。

ローリスクな投資なら太陽光発電投資がおすすめ

空き家投資に興味がある方の中には、「もっと安定性のある投資方法を探している」「手間を減らしたい」と考える人も多いでしょう。

そんな方におすすめなのが、太陽光発電投資です

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太陽光発電投資のメリットとは?

太陽光発電投資は、設置した太陽光パネルで発電した電気を電力会社に売電することで、長期的に安定収益を得られる仕組みです。

国の固定価格買取制度(FIT制度)により、一定期間は価格が保証されるため、収益が読みやすくローリスクなのが特徴です

また、空き家投資のように借り手を探す必要がなく、入居者対応やトラブル対応が不要な点も大きなメリット。

物件の老朽化や修繕費などの不確定要素に悩まされることも少なく、比較的手間がかからない投資手法として注目を集めています。

初期費用はある程度必要ですが、長期的に安定収入を得たい方にとっては非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

初心者はまず「ソルセルセミナー」で情報収集から

太陽光発電投資に興味はあっても、「本当に利益が出るのか?」「リスクはないのか?」と不安を感じる方も多いでしょう。

そんな方には、無料の「ソルセルセミナー」への参加がおすすめです

初心者にも分かりやすく、物件選びや収益シミュレーション、運用の流れまで丁寧に解説します。もちろん、強引な営業は一切なし。

空き家投資と比較してから決めたい方にも、まずは情報収集の第一歩としてぴったりのセミナーです。

まとめ

空き家投資は比較的少ない初期投資で高い利回りを得られる可能性があり、節税効果を含めて魅力的な投資手法です。

しかし、リフォームコストや保険料の高さ、出口戦略の難しさなどリスクも存在しますので、それぞれの対策を考えた上で投資を進めることが大切です。

市場の動向をよく調査し、銀行融資の活用や不動産専門家の知見を取り入れながら、計画性を持って空き家投資に取り組むことが求められます。

当記事の監修者
馬橋聖生

馬橋 聖生(Mabashi Sei)
SOLSEL Unit マネージャー

【専門分野・領域】
・太陽光発電所の売買契約およびコンプライアンス実務
・プロダクトの全体マネジメント

【経歴】
2022年にSOLSELへ参画。
参画後はわずか1年半でユニットマネージャーに昇格。
現在はマネージャーとして、案件全体の統括から契約実務までを幅広く担当。
投資家にとって最も安全で収益性の高い資産運用モデルの構築を徹底している。

【メディア掲載・登壇実績】
2025.08.29:Forbes Japan 掲載(掲載記事

【編集・監修ポリシー】
当メディアでは、太陽光発電投資や節税対策を検討される投資家の皆様へ、実務に即した正確な情報提供を徹底しています。
自社で太陽光関連事業を多角的に展開しているからこそ、シミュレーション上の収益性だけでなく、投資判断に不可欠なリスクや前提条件を明示。
実数値に基づいた「持続可能な資産運用と確実な出口戦略」をお届けすることを約束します。

執筆者

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ikebukuro

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