ほったらかし投資におすすめランキング8選!失敗しないコツとメリット・デメリットを解説
- 公開日:2025.01.10
- 更新日:2025.01.10
ほったらかし投資とは、その名の通り放置して資産形成をする方法です。ほったらかし投資の基本は長期投資です。
最初に投資金額や投資銘柄などを決めた後は、ほったらかしにするだけで資産を増やすことが可能。短期投資のように常にチャートに張り付いたり、分析をする必要があまりないので、投資初心者でも気軽に始められます。
この記事では、人気のほったらかし投資をランキング形式で紹介します。また、おすすめする理由や失敗しないコツ、メリット・デメリットなどを解説します。
[box class=”box26″ title=”この記事でわかること”]ほったらかし投資におすすめランキングTOP8
ほったらかし投資によくあるデメリット
ほったらかし投資に失敗しないためのコツ
目次
ほったらかし投資とは
ほったらかし投資は、投資初心者におすすめの投資です。
投資初心者向けとされるほったらかし投資の特徴をご覧ください。
- 最初に投資環境を整えた後は放置でOK
- チャートに張り付いてチェックしなくて良い
- 価格変動の分析が不要
最初に投資環境を整えておくだけで、その後はほったらかしでコツコツ資産を増やせる投資方法です。
少ない手間で時間をかけて確実に収益を上げていく方法で、ローリスクローリターンな投資方法でもあります。
毎日チャートに張り付いたり、価格変動を分析する必要がないので、日々仕事や家事・育児などが忙しい人でも気軽に始められます。
おすすめのほったらかし投資ランキング8選
ほったらかし投資といっても、さまざまな投資方法があります。
人気のほったらかし投資方法を紹介するとともに、それぞれのメリット・デメリットについても解説していきますので、参考にしてください。
①つみたてNISA
つみたてNISAは、2018年1月に開始された、少額投資非課税制度です。
非課税枠が年間40万円あり、最長20年間非課税で運用できます。
毎月の積立金額と運用する商品を決めてしまえば、後は毎月決まった条件で商品を買付を行い、運用します。
つみたてNISAは毎月100円からの少額投資が可能で、まとまった資金がなくてもすぐに始めることが可能です。
日本国内に居住する18歳以上であれば誰でも利用できる制度で、投資初心者でも始めやすい点も特徴です。
つみたてNISAのメリット
- 最長20年間の利益・分配金が非課税
- 100円からの少額投資ができる
- 低コストで投資できる
- いつでも引き出しできる
- つみたて投資だから買うタイミングに悩まない
つみたてNISAのデメリット
- 元本割れのリスクがある
- 限られた投資信託でしか運用できない
- NISAと比べると非課税枠が少ない
②ロボアドバイザー(AI投資)
ロボアドバイザー(AI投資)は、証券会社などが独自に開発しているAIを活用した投資アドバイスや運用を行うサービスです。
投資に関する簡単な質問に答えるだけで、その人に最適な運用方法や提案を受けることができます。
最低投資金額は1,000円からと少額で始められるものが多く、初心者でも利用しやすくなっています。
投資家の代わりに資産運用のアドバイスや運用の手伝いをしてくれるので、投資に関する知識も不要です。
ロボアドバイザー(AI投資)のメリット
- 自分の運用スタイルや目的にあった商品や運用方法を提案してくれる
- 少額からの資産運用が可能
- 投資一任型なら資産運用の経験や実績がなくても始められる
- 主観や感情を入れずに資産運用が可能
ロボアドバイザー(AI投資)のデメリット
- 短期的に大きな利益は獲得できない
- 元本保証はない
- 運用コストが高い
- 投資経験を積むことはできない
③iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは、国民年金や厚生年金とは別で給付を受けられる私的年金制度の一つです。
加入は任意で、20歳以上65歳未満であれば誰でも加入できます。
iDeCoで拠出した掛金は、自分自身で運用しながら積み立てていき、60歳以降になると受け取れます。
掛金の最低額は月額5,000円からで、一度支払った掛金は原則60歳になるまで引き出せません。
ただし、掛金の金額は全額所得控除となるので、節税効果はかなり大きいです。
また、運用中に得られた利益は全て非課税となり、積み立てた資産を受け取る際は退職所得控除や公的年金等の控除の対象になるので、節税効果が大きいのが特徴です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリット
- 掛金が全額所得控除
- 運用益も非課税で節税効果が高い
- 受け取る時も大きな控除を受けられる
- 投資信託のコストが低く設定されている
iDeCo(個人型確定拠出年金)のデメリット
- 運用状況によっては資産が増減する
- 原則60歳まで運用中の資産を引き出せない
- 各種手数料がかかる
④不動産投資
不動産投資は、マンションやアパートなどの不動産を購入して運用することで、利益を得る投資方法です。
例えば、購入したマンションを入居者に貸し出すことで、毎月の家賃収入が発生します。
入居者がいる間は毎月安定した収入が見込めるので、株やFXなどの投資と比べても比較的安定しています。
また、入居者が定着してしまえば、長期的に大きな収入も見込める投資です。
不動産投資は基本的にまとまった資金が必要になりますが、不動産クラウドファンディングなど、月々1万円から不動産投資ができるサービスもあります。
不動産投資のメリット
- 節税効果を得られる
- 相続税の節税効果を得られる
- 保険の代わりになる
- インフレに強い
- 資金計画を立てやすい
不動産投資のデメリット
- 空室リスクがある
- 売却価格の変動リスクがある
- 流動性は他の資産に比べて低い
- 物件選びを誤ると危険
⑤太陽光発電投資
太陽光投資は、太陽光発電所を購入し、発電した電気を売ることで収入を得る投資方法です。
太陽光は固定価格買取制度(FIT制度)の対象となっており、一定期間は相場よりも高い価格で売電できます。産業用(10kW以上)の太陽光発電設備の場合は20年間固定価格で売電できるので収支をシミュレーションをしやすく、ローリスクな投資として人気です。
遠隔監視システムを設置すれば、現地に行かなくてもトラブルを検知できます。メンテナンスや修理も年に数回程度専門業者に依頼するだけで済むため、本業が忙しい方の副業としてもおすすめです。
太陽光発電所を購入する必要があるため、1,000万円以上の初期費用が発生します。ただし、不動産に比べて融資の審査が通りやすい傾向があり、年収400万円程度から融資を受けられる可能性が高いです。
貯金額100万~300万円ほどで対応でき、頭金0円からローンを組むこともできます。
参考:太陽光発電投資のメリット・デメリットは?2024年からでも失敗せずに個人で始める方法
太陽光投資のメリット
- FIT制度で売電収入が安定している
- 景気変動の影響を受けにくい
- 利回りが高い
- 頭金0円からローンを組める
- 運用の手間が少ない
太陽光投資のデメリット
- 初期費用が高額
- 売電価格が下がっている(発電所を新設する場合)
- 自然災害のリスクがある
- 出力制御されるリスクがある
下記の記事もご覧ください。
「太陽光発電投資を選ぶメリット・デメリットは?個人で始める方法や危険性・リスクを解説」
⑥ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、クラウドファンディングと呼ばれる投資手法で、ネット上で投資を行いたい投資家と、出資を受けたい借り手をマッチングさせる仲介サービスです。
銀行等の金融機関を介さずにやり取りできるので、従来の資金調達よりも低金利で借りられるというメリットがあります。
ソーシャルレンディングでは利用するサービスによっても異なりますが、1万円からの投資にも対応しています。
手元に十分な資金がなくても、気軽に投資を行えるのが特徴です。
ソーシャルレンディングのメリット
- 少額投資が可能
- 元本価額の変動が少ない
- 運用の手間がかからない
- 比較的利回りが高い
ソーシャルレンディングのデメリット
- 貸付先の貸し倒れ・返済遅延リスクがある
- 運営会社の破綻リスクがある
- 情報開示の透明性が低い
⑦FXの自動売買
FXの自動売買は、その名の通り自動的に売買される取引のことを指します。
人間ではなく機械が取引をする仕組みで、感情に左右されることなく決まったルールで運用できます。
毎月100円からの少額でFXの自動売買を利用できるサービスもあり、初心者でも簡単に運用できるのでおすすめです。
また、裁量トレードのようにリアルタイムの値動きからトレードし続けるという精神的な負担も、自動売買ならありません。
FXの自動売買のメリット
- 売買タイミング・取引判断が不要
- 取引のために割く時間が少ない
- FXの知識量・トレードの実力に左右されずに取引できる
- 24時間休みなく取引できる
FXの自動売買のデメリット
- 自動売買ツール売買システム選びが難しい
- 相場が急激に変化した時に対応が難しい
- 強制ロスカットなどのリスクがある
⑧株の自動売買
株の自動売買とは、株の購入から売却までの一連の流れを、機械が代行してくれるシステムです。
自動売買を利用する前に、銘柄と売買タイミングを設定しておくだけで、その後は機械が自動的に取引を完結してくれます。
株の自動売買にはさまざまな注文設定ができ、比較的自由度が高く、オリジナルな注文設定を行うことも可能です。
裁量取引のように、常にチャートを見ている必要がなく、長期投資で時間をかけて利益を出すことができます。
株の自動売買のメリット
- 時間を気にせず運用できる
- ルールを投資家自身が決められる
- 感情に左右されず取引できる
- 心理的負担を減らせる
株の自動売買のデメリット
- ツールの設定が難しいことがある
- 分析の知識やスキルが身に付きにくい
- 裁量トレードよりも手数料は割高
ほったらかし投資がおすすめな理由
ここからは、ほったらかし投資がおすすめな理由について解説します。
ほったらかし投資がおすすめな理由は、以下の4点です。
- 手間をかけずに副業として始められる
- 少額から投資ができる
- 初心者でも始めやすい
- 老後資金を貯められる
- 金融リテラシーが身につく
手間をかけずに副業として始められる
ほったらかし投資の最大のメリットが、手間をかけずに運用できることです。
例えば株式投資やFX投資の場合、日々の相場の動きを注視し、売買するタイミングを見極めなければなりません。日中に本業が忙しい方は、取り組むのが難しいでしょう。
ほったらかし投資であれば、管理業務を専門家に任せられたり、運用期間が完了するまで何もしなくて良かったり、手間がかかりません。
少額から投資ができる
少額から投資ができるのが、ほったらかし投資のメリットです。
ほったらかし投資では、元本に対して利息や配当金が発生した場合、その利益が元本に加算されて運用することで、さらに生じる複利を獲得できる仕組みです。
投資と聞くと、100万円以上の多額な資金が必要なイメージを持つ人が多いと思いますが、月々100円程度の少額投資が可能です。
毎月数百円の投資であれば、投資初心者でも始めやすいでしょう。
そもそも、ほったらかし投資は長期的な資産形成を目的としており、少しづつ積み増していくことが前提とされているので、多くの資金は必要ありません。
初心者でも始めやすい
ほったらかし投資は、初心者でも始めやすいのがおすすめの理由です。
ほったらかし投資では、投資後にチャートを分析したり、常に価格変動のリスクを気にする必要はありません。
最初に積み立てる金額や期間を設定するだけで、後は決まったルールで自動的に投資を行います。
投資に難しいイメージを持つ人は多いと思いますが、専門的な知識不要で始められるので、初心者でも参入のハードルは低いでしょう。
短期的に売買して利益を狙う投資方法でもないので、日々仕事や家事・育児が忙しい人でも気軽に始められます。
老後資金を貯められる
ほったらかし投資は、老後資金を貯めるのにも向いています。
ほったらかし投資では、どの方法でも運用期間が長ければ長いほどメリットが大きくなります。
数十年かけて老後の資金を貯めるのにも、ピッタリな投資方法だと言えるでしょう。
例えば、iDeCoでは月額5,000円から掛け金を拠出し、60歳以降に拠出金と運用益の合計を年金として受け取れます。
iDeCoは原則60歳になるまで引き出せないということもあり、効率的かつ合理的に老後の資金を貯められるのです。
さらに、60歳以降に資産を受け取る際は所得控除も受けられるので、節税対策としても優れています。
老後資金の不安から、投資への関心が高まっている人は多いでしょう。
ほったらかし投資であれば、ローリスクで老後の資金を貯められます。
金融リテラシーが身につく
金融リテラシーが身に付くことでも、ほったらかし投資をおすすめする理由です。
金融リテラシーとは、経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力を指すことです。
早めに金融リテラシーを身に付けることで、お金を使う場面で適切な判断を下せるようになります。
金融庁では、2013年4月に研究報告書を公表し、この報告書の中では「最低限身に付けるべき金融リテラシー」が示されています。
内容は、「家計管理」「生活設計」「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」「外部の知見の適切な活用」の4つです。
ほったらかし投資で長期に渡って継続運用することで、十分な金融リテラシーを身に付けられます。
ほったらかし投資の注意点
ここからは、ほったらかし投資の注意点を紹介します。
ほったらかし投資をする際は、以下の点に注意してください。
- 短期間では利益が出しづらい
- 元本保証がない
- 手数料がかかることもある
短期間では利益が出しづらい
ほったらかし投資は、短期間で利益を出すことが難しいです。
そもそも、ほったらかし投資は長期投資を想定したものです。
運用の仕組み上、短期間では利益が出しづらくなっています。
ほったらかし投資は、短期間で利益を得る売買益ではなく、配当金や分配金、複利での積み上げにより資産を形成するものです。
そのため、短期間で利益を出したいなら、ほったらかし投資とは別に短期投資で売買益を狙うのが良いでしょう。
ほったらかし投資では、利益が出るまで最低でも6ヶ月以上の長期間を見越しておくのがベストです。
元本保証がない
元本保証がない点も、ほったらかし投資のデメリットです。
ほったらかし投資で長期的に運用する金融商品でも、元本が保証されている商品はありません。
これは、投資全体に言えることですが、ローリスクである長期投資でも、元本割れのリスクは0ではないということです。
投資信託の場合、リスクの度合いに合わせてリターンを得ることができますが、基本的には元本保証はありません。
元本割れを起こしてしまうと、投資した金額を下回ってしまうので、注意してください。
通常の投資より手数料が高くなりがち
ほったらかし投資では、手数料が通常の投資より高くなることもあります。
例えば、投資信託の運用をする場合、購入時手数料や信託財産留保額などの手数料がかかります。
特に、AI投資では管理費用が発生するため、同じファンドに投資する場合であっても、自分で投資するより手数料が高くなってしまいます。
利益が出たとしても、手数料が高いと利益と相殺されて結果的に少ない利益になってしまう可能性があるので、注意してください。
運用ファンドによっても手数料の割合が異なります。
インデックスファンドであれば、信託報酬が0.20%以下のファンドもあり、手数料を抑えて長期運用ができます。
手数料は意外と見逃しがちなので、投資信託を運用する際の「目録見書」は必ず確認しておきましょう。
ほったらかし投資で失敗しないためのコツ
ほったらかし投資で損をしないために、気を付けるべきことをまとめてみました。
利益が出るまで長期間を想定して始める
ほったらかし投資では、時間を味方につけて利益を得ます。短期間で利益を得ようとすると、市場の変動に振り回されて、ほったらかしておくことはできません。
長期的な視点を持って投資すれば、市場が変動したとしても、最終的に利益がでたときに利益を確定すれば良いのです。
具体的には、利益を確定するのは数年~10年以上先だと考えてください。
手数料が高くなりすぎないよう気を付ける
全て管理をお任せできる投資では、管理費用・信託報酬・購入時手数料といった手数料が高くなってしまうのが特徴です。
利回りが高い投資であっても、手数料がかかると最終的な利益は減ってしまいます。
自分だけで投資を行うよりもリスクが低くなるのはメリットですが、手数料が高くなりすぎないように注意してください。
ローリスクで成果が出る投資を選ぶ
投資初心者の方では、リスクが低めの投資を選ぶのがおすすめです。
例えば、収入が国の制度に保障されている太陽光発電投資や、リスク分散ができるバランスファンドへの投資といったものが挙げられます。
ただし、あまりにも利回りが低い投資では、インフレに対応できず利益が十分に得られない可能性があるため、気を付けてください。
【パターン別】おすすめの投資を紹介
ここからは、パターン別におすすめの投資方法を紹介します。
- とにかくローリスクで投資がしたい場合
- 100万円程度の余剰資金がある場合
- 老後の生活費も確保したい場合
とにかくローリスクで投資がしたい場合
とにかくローコストで投資がしたいなら、iDeCoがおすすめです。
iDeCoで投資できる投資信託の信託報酬は、一般で販売されているものと比較しても、コストが低いものが厳選されています。
また、一般で販売されている投資信託を購入する場合、購入時に購入手数料がかかってしまいますが、iDeCoの運用商品はほとんど購入手数料がかかりません。
そのため、とにかくローコストで投資したい人におすすめです。
100万円程度の余剰資金がある場合
100万円程度の余剰資金があるなら、株式投資がおすすめです。
100万円くらいのまとまった資金があるなら、数十万円単位で色々な資産に分散投資ができます。
また、100万円を配当利回りが3%で運用した場合、年間で約3万円の配当金を得ることができます。
もちろん、100万円もなくても始められますが、まとまった資金があれば安定して利益を獲得しやすいです。
老後の生活費も確保したい場合
老後の生活費も確保したいなら、不動産投資がおすすめです。
不動産投資なら、賃貸物件を賃貸すれば家賃収入が見込めます。
家賃収入は株式投資やFXと比べても安定性が高いです。
また、いざという時は売却して現金化も可能です。
不動産はインフレにも強く、物価上昇の影響を受けないので、老後の生活費を確保したい時におすすめの投資方法です。
ほったらかし投資に関するよくある質問
ほったらかし投資を始める際に、疑問に思う方が多い点についてまとめました。
ほったらかし投資に向いている人は?
ほったらかし投資をおすすめしたいのは以下のような人です。
- 投資初心者
- リスクを抑えたい
- 利益がでるまで長期間かかっても良い
- 手間をかけたくない
投資の知識に自信がなく、判断をプロやシステムに任せたいという人は、ほったらかし投資がおすすめです。手数料が発生する場合もありますが、その分リスクを抑えることができます。
また、つみたてNISA・iDeCoは、長期間かけて投資することで、リスクを抑えて利益が出るのを期待できます。長期間拘束されても構わない余剰資金がある人に向いているでしょう。
ほったらかし投資しない方がいい人は?
ほったらかし投資は以下のような人には向いていません。
- 余剰資金がない
- 短期間で高額な利益を得たい
- 明確な目的がない
ローリスクの投資を選んだとしても、元本割れのリスクはあります。投資は生活費とは別の余剰資金を貯めてから始めるようにしてください。
また、ほったらかし投資は長期で収益を得られるものが多くなっています。少額で投資を始めるなら、収益はあまり大きくなりません。短期で高額な利益を得たい場合は、もっとハイリスクな投資方法を検討してみるのをおすすめします。
「節税対策をしたい」「老後の資金を貯めたい」など、目標を持って投資を始めることで、売買のタイミングなどを意思決定がしやすくなり、投資の成功を目指せるでしょう。
ほったらかし投資を失敗する人の特徴は?
ほったらかし投資を失敗する人の特徴は、下記の通りです。
- 金融商品が値下がりしたときに早期売却してしまった
- 内容を理解せずに投資を始めてしまった
- 余剰資金以上に投資をしてしまった
長期間ほったらかし投資するつもりで金融商品を購入したにも関わらず、少しの値下がりで慌てて売却してしまうと、損失となってしまいます。保有し続けていれば値上がりする可能性もあり、複利効果も得られるため、長期的な目線で投資を続けると良いでしょう。
また、全く投資について勉強せずに、進められるまま投資を始めると、失敗したと感じるケースが多いです。
ほったらかし投資の場合、iDeCoや不動産投資のように、すぐには現金に換えられないものもあります。余剰資金を超えて投資をしてしまうと、病気やケガなどで急な出費が必要になった場合、手元に資金がなく困るということになりかねません。
これらの失敗を防ぐために、基本的な投資の知識を身に付け、余剰資金でほったらかし投資をするようにしてください。
つみたてNISAでほったらかし投資をするといくらになる?
つみたてNISAで毎月の積立を年利3%で20年間運用した場合、以下のようになります。
積立額/月 | 積立総額 | 積立総額+運用益 | 節税額 |
1万円 | 240万円 | 328万3,020円 | 17万9,386円 |
3万円 | 720万円 | 984万9,060円 | 53万8,157円 |
5万円 | 1,200万円 | 1,641万5,100円 | 89万6,928円 |
つみたてNISAでどの金融商品を選ぶかによって年利は大きく異なりますので、目安としてください。
株をほったらかしにするとどうなる?
今後業績が上がっていく企業や、配当金・株主優待が安定している企業の株は、放置していてもリスクが低いです。日々市場をチェックする手間もなく、ほったらかし投資に向いています。
しかし、株をほったらかしにするメリットを理解せずに、放置だけしてしまっていると、以下のような問題が発生することがあります。
- 企業の業績悪化などで株価が下落したり配当金が減ったりする
- 他の成長銘柄を購入する機会を逃す
- 信用取引で保有している株は半年で強制決済される
- 亡くなった人が保有していた株は5年以上経つと売却される
株でほったらかし投資をする場合は、その方法や銘柄選びに注意してください。
まとめ
ほったらかし投資は、投資の知識がなくても長期的な運用で利益をあげられる投資方法です。
初心者でも少額から投資ができ、ローリスクで投資を始められます。
毎日仕事で忙しいサラリーマンも、家事や育児に追われている主婦も気軽に始められるので、将来に向けた資産形成の手段として、ほったらかし投資を始めてみてください。
この記事を書いた人
ikebukuro