100万円で投資を始めるのにおすすめのポートフォリオを紹介!投資方法や注意点も解説
- 公開日:2024.12.16
- 更新日:2024.12.16
「100万円でどう投資を行ったらいいのか知りたい」
「100万円で投資を始めるメリットを教えて欲しい!」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
100万円で投資を始めるメリットは、下記の通りです。
- 預貯金よりも高いリターンを狙える
- 様々な種類の投資に挑戦できる
この記事では、100万円で当時をはじめるメリット・おすすめの投資方法8選・注意点・よくある質問などについて解説します。この記事を読むことで、自分合った投資方法が見つかります。
目次
100万円で投資をはじめるメリット
預貯金よりも高いリターンを狙える
資産運用は、金融機関にお金を預けるよりも資産を増やす効果的な方法です。
その理由は、預貯金の金利が0.001〜0.002%と非常に低いため、この金利では、100万円を預けても1年で10円〜20円しか増えません。
しかし、投資ならば平均的に2〜10%の利回りが期待できます。例えば、年利5%で投資した場合、100万円が5万円に増えるということです。
投資は元手が多ければ多いほど有利になります。これが資産運用のメリットです。
様々な種類の投資に挑戦できる
資産運用には様々な方法がありますが、債券や外貨預金、株式や投資信託などが代表的な投資先です。
これらの金融商品は、投資に必要な金額やリスク・リターンの特徴が異なります。
100万円という資金があれば、これらの金融商品を組み合わせて、自分に合った投資ポートフォリオを作ることが可能です。
例えば、債券や外貨預金で安定的な収入を得つつ、株式や投資信託で成長性の高い銘柄に投資するという戦略が考えられます。
また、株式や投資信託の比率を高めて、より高いリターンを狙うという戦略もあります。
自分の目的やリスク許容度に応じて、工夫して資産運用をすることが重要です。
100万円ではじめるのにおすすめの投資方法8選
100万円ではじめるのにおすすめの投資方法8選を以下に紹介します。
- 株式投資
- 債券投資
- 投資信託
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
- 一般NISA・つみたてNISA
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 個人年金保険
それでは詳しく見ていきましょう。
株式投資
株式投資とは証券取引所に上場されている企業の株式を購入・売却して利益を得ることです。
株式投資の魅力は投資対象となる企業が多岐にわたることです。
2023年10月31日現在、東京証券取引所には3,914社の企業が上場しており、その中から自分の好みや目的に合った企業を選ぶことができます。
また、日本だけでなく海外の企業の株式も取引できるため、運用の幅をさらに広げることが可能です。
株式投資には様々なスタイルがあります。
短期間で高い利益を狙うデイトレードやスイングトレード、長期的に成長性の高い企業を保有するバイアンドホールドやグロース株投資、安定した配当を受け取る配当株投資などが代表的なものです。
株式投資はリスクが高いというイメージがありますが、自分のリスク許容度や目標に合わせて銘柄を分散させたり、損切りや利確のルールを決めたりすることでリスクを管理することができます。
債券投資
債券とは借りたお金の証明書です。国や自治体、会社などがお金を集めるために債券を出します。
お金の市場では債券も商品として売買することが可能です。
債券に投資する方法は金融会社や銀行などから買うことや、債券で運用されている投資信託に入ることなどがあります。
買った債券は返す日まで持っていれば、借りた人から元のお金をもらえます。また、定期的に利息を受け取ることが可能です。
返す日までに、債券の値段が上がれば、お金の市場で売って、その差額を儲けることもできます。
日本政府が出している債券は、国債です。
国債は個人向け国債として銀行や金融会社などで一般の人にも売られています。
これを買えば簡単に国債に投資できます。たとえば10年個人向け国債の利息は0.637%です。
あまり高くないですが(2023年11月現在)、銀行の預金よりは高いです。
日本政府が出しているため、元のお金が減る可能性も低いでしょう。
投資信託
投資信託は、投資家が出資したお金をプロの運用者であるファンドマネージャーが運用し、その成果を投資家に分配する仕組みです。
投資信託には「どのような資産に投資するか」「どのような方針で運用するか」などのルールが定められており、ファンドマネージャーはそのルールに従って運用を行います。
投資信託は多種多様で、約6,000本の投資信託があります。
投資信託は大きく分けてインデックスファンドとアクティブファンドの2つです。
インデックスファンドは市場の動きを反映する指数に追随することを目的とし、アクティブファンドは指数などの基準値を上回る利益を目指します。
例えば、株式を対象とした投資信託において、インデックスファンドは株価指数に連動することを目標とし、アクティブファンドは株価指数よりも高いリターンを狙います。
投資信託は、取扱いのある金融機関から買うことが可能です。
最低購入金額や最低口数は投資信託によって異なりますが、一般的には1万円から買うことができます。
100万円あれば、複数の投資信託に分散して投資することも可能です。
ETF(上場投資信託)
ETFとは、証券取引所に上場している投資信託の一種です。ETFは株式と同じように市場で売買できる金融商品です。
ETFの多くは、株価指数や債券指数など市場に定められた指数に連動するように運用されています。
これをインデックスファンドと呼びます。
インデックスファンドには、非上場の投資信託もありますが、ETFの方が信託報酬が安いことが多く、取引時間や手数料などの面でもメリットがあるのです。
東京証券取引所には、約300種類のETFが上場しています。
日本株だけでなく、債券や不動産、外国株など様々な資産クラスに分散投資できるETFがあります。
REIT(不動産投資信託)
REIT(リート)とは不動産に投資するための金融商品の一つです。
REITは「Real Estate Investment Trust(=不動産投資信託)」の略で、「リート」と読みます。REITは不動産を運用する会社が発行し、株式市場で売買可能です。
REITに投資すると、不動産の賃料収入や売却益などが分配されます。REITのメリットは、債券よりも利回りが高く、株式とも相関があるという点です。
REITは不動産を小口化しているので、個人投資家でも手軽に不動産投資ができます。
数千万円や数億円もの大金を用意する必要はありません。
一般NISA・つみたてNISA
NISAとは、少額投資非課税制度という名前の通り、資産運用で得た収益に税金がかからない制度です。
現在は、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3つのタイプがありますが、それぞれに投資できる商品や期間、非課税枠などの条件が異なります。
2023年で現行のNISAは終了しますが、多くの場合は2024年から始まる新しいNISA(新NISA)に移行できます。
新旧の制度の違いを把握しておくことが大切です。
特に、一般NISAとつみたてNISAは、「成長投資枠」「つみたて投資枠」という新しい名称に変わります。
さらに、年間の投資上限や非課税限度額も大きく増えます。
非課税期間も無期限になるので、投資家にとってはより便利な制度になるでしょう。
老後の資金作りを考えている人は、NISAの利用がおすすめです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、個人が掛金を拠出し、投資信託、保険商品、定期預金で運用しながら老後に必要な資産づくりをサポートする年金制度のことです。
iDeCoには税金の面で3つのメリットがあります。
掛金は所得から差し引かれるので、税金が安くなります。そして運用益は非課税なので、増えた分をそのまま貯められます。
受け取るときも、公的年金や退職金と同じように控除されるので、税金が軽減されます。
NISAも非課税の制度ですが、iDeCoは所得控除や退職控除という特別な優遇があります。これらはiDeCoならではのメリットです。
個人年金保険
個人年金保険は、老後の資産形成に役立つ生命保険の一種です。
個人年金保険には、個人年金保険料控除という税制優遇があります。(※)
※2012年以降の契約の場合。2011年以前の契約は旧制度が適用されます。
この控除を利用すると、所得税や住民税の負担を減らすことが可能です。
ただし、控除を受けるには、個人年金保険料税制適格特約という条件を満たす必要があります。
この特約は、保険料の支払い期間が10年以上で、年金受取人が被保険者本人であることなどが条件です。
一時払いの個人年金保険は対象外ですので、ご注意ください。
100万円で投資をはじめる際の注意点
100万円で投資をはじめる際の注意点を以下に説明します。
- 元本割れのリスクがあることを理解する
- 急な出費に備えて全額を投資に回さない
それでは詳しく見ていきましょう。
元本割れのリスクがあることを理解する
資産運用においては元本保証されない金融商品が多くあります。市場の変動により、運用資金が減少し、損失を被る可能性があると理解してください。
もし一時的に元本割れしても、価格が下落している間に売却・決済しなければ損失は確定しません。長期的な視点で見れば、価格が回復し利益を得るチャンスもあります。
また、配当や分配金のある金融商品であればこれらの収益が積み重なり、トータルの収支を改善することもできます。
損失に関しては短期的な価格変動に惑わされないことが大切です。
急な出費に備えて全額を投資に回さない
運用で利益が出たら、もっと儲けようとして資金を増やすこともあります。逆に、損失が出た場合には取り返そうとして資金を追加することもあります。
これらは人間の感情としてわかりますが、運用に回す資金が多すぎると、急な出費に対応が不可能です。
日常生活で必要なお金が運用計画に影響されるのは望ましくありません。予期せぬタイミングで売却せざるを得なくなると、目標のリターンを得られなかったり、損切りをする必要もあります。
さらに、生活に支障をきたすほど運用にお金を使うのも危険です。資産運用は余裕資金で行うのが基本です。生活に影響しない範囲で資金配分を考えましょう。
100万円で投資を行ったらどうなるかシミュレーション
元金100万円を年利3%と5%で運用した場合、どのくらいの差が生じるのか見てみましょう。
年利3% | 年利5% | |
5年 | 1,159,274円 | 1,276,282円 |
10年 | 1,343,916円 | 1,628,895円 |
15年 | 1,557,967円 | 2,078,928円 |
20年 | 1,806,111円 | 2,653,298円 |
運用開始から10年で、年利3%なら1,343,916円、5%なら1,628,895円になります。
20年後には、年利3%で1,806,111円、5%で2,653,298円に増えます。
運用期間や金利が高くなるほど、複利の効果は大きくなります。
100万円から投資をはじめる流れ
資産運用を始める際の基本的なステップと注意点について以下に解説します。
- 投資の目的や目標金額を設定する
- 投資する金融商品を選ぶ
- ポートフォリオを組む
- 商品を購入・契約する
それでは詳しく見ていきましょう。
①投資の目的や目標金額を設定する
投資の目的と目標金額の設定は、最初の大事なステップです。資産運用の目的や目標額を明確にすることは、自分に適した金融商品を選ぶ上で重要です。
例えば、運用する目的として、老後の資金や子供の教育費など将来必要になるお金を調達することが挙げられるでしょう。
②投資する金融商品を選ぶ
運用の目的や期間、リスク許容度に応じて、最適な商品を選びましょう。
長期運用を通じて老後の資産形成を目指すなら、「世界株式ファンド」などの成長性の高い商品がおすすめです。
既に老後を迎えている方は、先進国債券などの安定性の高い商品を中心に運用しましょう。ハイリスク運用は大きな損失につながる可能性があります。
特に老後は資産の回復が困難になるため、リスクを抑えて資産を減らさない運用が老後の資産運用の基本です。
③ポートフォリオを組む
ポートフォリオとは、投資信託の銘柄や数量など、具体的な資産の組み合わせのことです。運用期間が長いほど、リスクの高い金融商品を選ぶことで大きなリターンを狙うことができます。
しかし、運用期間が短くなると、リスクの低い金融商品を選ぶことで安定的な運用を目指すことが必要になります。
ポートフォリオの構成は、運用期間に応じて変えていくことが重要です。30代のポートフォリオでは、リスクの高い商品を多めに組み入れて積極的に運用することがおすすめです。
世界的に有名な企業の株式も良い選択肢ですが、資金が少ないと分散投資が難しいかもしれません。
そこで、世界各国の成長企業に分散投資できる投資信託を利用すると良いでしょう。長期で積立投資をすることで複利効果も期待できます。無理のない金額で積み立て投資を続けることが大切です。
④商品を購入・契約する
購入したい商品が決まったら、金融機関を選択して口座を開設することが必要です。
保険商品の場合は、保険会社の担当者と連絡を取り、契約手続きを進めます。株式や債券、投資信託などはインターネットで口座開設や注文ができます。自分で商品を探すのであればこちらの方が便利です。
運用に関する相談がしたい場合は金融機関の窓口にアポイントを取って相談しましょう。口座開設の前にも相談可能です。
100万円で投資を始める際のよくある質問
100万円で投資を始めようと考えている方が、気になる点について解説します。
100万円貯めるのに何か月かかる?
1年間で100万円貯めるには月に約83,000円、2年間では月に約41,600円、3年間では約27,700円を貯金する必要があります。
まずは、家計の収支を把握し、月にどれくらい貯金に回せるかを考えてみましょう。
貯金額を決めたら、給与が入ると同時に貯蓄用の口座に振り込まれるように設定しておくのがおすすめです。
投資は何万円から始めれば良い?
つみたてNISAやミニ株など、100円から始められる投資もあります。初めて投資をするという場合には、仕組みを理解したりスキルを身に付けたりするために、少額から試してみるのが良いでしょう。
しかし、投資額が少なければ、損失のリスクを抑えられますが、利益も少なくなってしまいます。
ある程度投資の知識を身に付け、100万円程度の投資資金ができたのであれば、数万円・数十万円と投資額を増やし、大きなリターンを狙うこともできます。
分散投資や長期積立を活用して、リスクヘッジすることも忘れないでください。
貯金と投資はどちらが良い?
生活を守るためには貯金が必要ですが、資産形成のためには投資が向いています。
まず優先すべきは貯金です。独身の1人暮らし世帯であっても、生活費の3ヵ月分以上は生活防衛資金として貯金しておく必要があります。
ある程度貯金が確保できたら、つみたてNISAで投資を始めるのがおすすめです。いつでも解約して現金にできるので、急な出費にも対応できます。
生活防衛資金とは別に、100万円以上の投資資金が用意できれば、大きなリターンを期待できる一括投資にもチャレンジできるでしょう。
100万円も貯金がなくても始められる『太陽光投資』
貯金が100万円もなくても、始められる投資が太陽光投資です。貯金がなくても太陽光投資が始められる理由を、解説します。
太陽光発電設備の購入費用は融資が受けられる
太陽光発電の設備の購入にかかる資金は、銀行などで融資が受けられるため自己資金がないという人でも、始めやすい投資です。
銀行や信販会社などに相談すると、融資を受けられる可能性があり、太陽光発電設備の融資は住宅ローンよりも手続きが簡単で、年齢制限や審査も緩い場合があります。
ただ融資を受ける場合は、必ず審査が行われるので、借り入れ状況や年収、ローンを組んでいるなどの借り入れ状況によっては、必ず融資を受けられるとは限りません。
銀行などでも太陽光発電設備の費用についての相談を受け付けているため、不安な場合は一度融資の相談をしてみましょう。
ローン返済には太陽光発電による売電収入が充てられる
太陽光発電設備を手に入れられれば、売電収入が得られます。太陽光投資では、平均10%前後の高利回りが得られるため、売電収入をローンの返済に充てられます。
そのため最初から100万円といったまとまった金額がなくても、融資を受けられれば太陽光発電投資を始められます。
FITの売電期間は20年間ではありますが、20年経過後も一切の売電ができないとはいえません。投資分の回収ができたら、中古市場に売却もできるため、資金がなくても始めやすいのが太陽光発電投資です。
メンテナンスなどの手間がかからない
太陽光投資は、比較的手間がかからない投資方法なので、本業が忙しい方にもおすすめです。
必要なのは年に数回の発電設備の点検・除草作業程度で、専門業者に任せることもできます。遠隔監視システムを設置すれば、現地に行かなくても発電状況を確認でき、故障など万一のトラブルをすぐに察知できます。
太陽光投資は、
・安定した収入が欲しい人
・第2の年金を作りたい人
・NISAやiDeCoなどの投資経験者
・貯金額100万円〜300万円程度の方
・不動産投資経験者
が始めている投資方法です!
国が定めた制度のもと運用するので、リスクが少ない投資方法で知る人ぞ知る投資として注目されています、
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まとめ
この記事では、100万円から始められる資産運用の方法やメリット、リスクについて説明しました。
資産運用では「攻め」と「守り」の両方が大切で、特に「守り」を強化することで長期的に安心して資産を増やすことができます。
資産運用には様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分に適した資産運用をするためには、金融商品の特徴やリスクを理解し、自分の目的やニーズに合わせて選ぶことが重要です。
100万円の資金があれば、債券や株式、投資信託など、多様な金融商品に挑戦できます。
投資信託は投資の専門家に運用を任せられるだけでなく、少額から始められる上にNISAという税制優遇制度も利用できるのでぜひ活用してください。
この記事を書いた人
ikebukuro