太陽光発電の遠隔監視システムとは?導入するメリット・デメリットや選び方を解説
- 公開日:2026.08.13
- 更新日:2026.08.13
遠隔監視システムは、太陽光発電投資を成功させるために必要不可欠です。
毎日の発電量をスマホやPCで確認できるだけでなく、発電量の異常時にアラートを通知してくれます。
設備の異常をリアルタイムで把握でき、現地に行かずに売電収入の損失を最小限に抑えられるのは、居住地から離れたところに太陽光発電設備を持つ方にとって大きなメリットです。
この記事では、遠隔装置システムの種類・メーカー・選び方について解説します。
また、複数の太陽光発電所で複数の遠隔監視装置を使用しているオーナー様におすすめの一括管理システムについてもご紹介しています!
・太陽光発電の遠隔監視システムは、発電量や設備の異常をスマホ・パソコンから確認し、売電ロスや現地巡回の負担を抑える仕組みです。
・遠隔監視システムにはパワコン通信型とCTセンサー型があり、監視できる範囲や対応機器、導入しやすさが異なります。
・遠隔監視システムを選ぶ際は、導入価格だけでなく、対応するパワコン、監視機能、通信費、保証・駆けつけ対応まで比較することが大切です。
目次
太陽光発電の遠隔監視システムとは

太陽光発電の遠隔監視システムは、発電所の稼働状況や発電量を離れた場所から確認できる仕組みです。ここでは、確認できる主な情報と、スマートフォンで太陽光モニターを見る方法を解説します。
遠隔監視システムで確認できる情報
遠隔監視システムでは、発電量や売電量、パワーコンディショナの稼働状況などをパソコンやスマートフォンから確認できます。
システムによっては、日別・月別・年別の発電実績をグラフで表示したり、日射量や気温などのデータと比較したりすることも可能です。
また、機器の故障や停電、発電量の低下などを検知した際に、メールなどで異常を知らせる機能を備えた製品もあります。
複数の発電所をまとめて管理できるサービスもあるため、現地へ行かなくても設備の状態を把握しやすくなります。確認できる項目や通知機能は製品によって異なるので、導入前に仕様を確認しましょう。
太陽光発電に遠隔監視装置が必要になった背景

太陽光発電に遠隔監視装置が必要になったのはなぜでしょうか?その背景を解説します。
FIT法が改正されたため
2017年4月の改正FIT法施行により、認定事業者には太陽光発電設備を適切に保守点検・維持管理することが求められるようになりました。
ただし、遠隔監視システムの設置そのものが認定基準上の義務になったわけではありません。遠隔監視システムは、発電状況や設備の異常を早期に把握し、適切な保守点検・維持管理を行うための有効な手段として推奨されています。
法令上の設置義務はありませんが、遠方にある発電所や日常的な現地確認が難しい設備では、安定運用を支える実務的な選択肢となるでしょう。
(参考:資源エネルギー庁「よくある質問 FIT・FIP制度」)
トラブルに迅速に対応するため
遠隔監視装置があれば、太陽光発電設備が居住地から遠くにあってもトラブルに早く気付くことができます。
太陽光発電は、トラブルが起きても現地に行かないと気づけないことが少なくありません。
しかし遠隔監視装置を設置すれば、発電量が急に落ちた、パワーコンディショナーが停止した、特定の回路だけ出力が下がっている、といった異常をすぐに把握できます。
さらに、メンテナンス業者と共有されるようにサービスを契約しておけば、迅速な対応を取ることも可能です。
ブレーカーの遮断や通信エラー、雑草や落ち葉による影、パネル破損、盗難後の異常なども早期発見が可能です。
異常に気づくのが遅れると、その分だけ売電収入の損失が広がります。遠隔監視システムに法令上の設置義務はありませんが、異常の早期発見と売電ロスの抑制に役立つため、発電所の運用実務では導入が推奨されます。
オンライン出力制御に対応するため
再エネの導入が増えると、需要より発電が上回る時間帯が生まれ、送配電網の安定運用のために出力制御が必要になります。
近年は人が手動で出力を下げるオフライン方式だけでは間に合わず、指令を通信で受けて発電出力を自動調整するオンライン出力制御の重要性が高まりました。
資源エネルギー庁も、オンライン化は実需給に近い柔軟な運用ができ、必要な時間帯だけ制御しやすいため、出力制御量の低減や運用効率化につながると説明しています。
さらに太陽光では、出力制御の公平性と効率化の観点からオンライン代理制御を導入する方針が示されました。
こうした流れにより、発電所側には制御情報を受信してPCSなどを制御できる遠隔監視装置や通信環境の整備が求められるようになりました。
太陽光発電の遠隔監視システムを導入するメリット

太陽光発電設備に遠隔監視システムを設置すると、発電所の運営にメリットが多くあります。
発電状況をリアルタイムで確認できる
遠隔監視システムでは、発電量や消費電力をリアルタイムでスマホやPCで確認できます。
現地から離れた場所からでも、順調に発電していたり、急に発電量が低下したりといった状況を詳しく把握することが可能です。
もし複数の太陽光発電設備を所有している場合でも、一元的に管理運用することができ効率的です。
現地に行かなくても異常を発見できる
太陽光発電設備の遠隔監視システムがあれば、急激な発電量低下をすぐに察知して対応することが可能です。 売電収入の低下や設備の故障を最低限に抑えることができます。
現地を訪問の頻度も減らすことができ、メンテナンスコストも削減可能です。
また、異常が発生した場合にアラート送信を設定できるシステムなら、逐一システムを確認する必要はありません。
発電量のデータを分析できる
遠隔監視システムでは、太陽光発電のデータをまとめて長期的に管理することができます。年間・月間での発電量推移や、季節による発電量の変化、発電効率の低下などを確認可能です。
太陽光発電投資の収益を予想しやすくなったり、さらに発電効率を高める方法を検討したりなど、運用に役立ちます。
防犯対策になる
近年、太陽光発電設備のケーブル盗難が問題となっています。
防犯カメラを含む遠隔監視システムの場合、窃盗犯も手を出しにくくなり、盗難を防げると共に、証拠を残すこともでき、警察への通報に役立ちます。
また、万一盗難に遭ってしまっても、発電量低下のアラートで被害に即座に気付くことが可能です。
売電ロスや現地巡回のコストを抑えられる
遠隔監視システムを導入すると、発電量の低下やパワーコンディショナの停止などを早期に把握できるため、異常を長期間見逃すことによる売電ロスを抑えやすくなります。
通知を受けてから必要な点検や修理を手配できるので、原因を確認するまでの時間も短縮できるでしょう。また、発電状況を確認するためだけに現地へ出向く回数を減らせば、交通費や人件費、移動時間の削減にもつながります。
ただし、定期点検や除草、設備の目視確認が不要になるわけではありません。遠隔監視と現地での保守点検を組み合わせ、効率よく発電所を管理しましょう。
太陽光発電の遠隔監視システムを導入するデメリット

遠隔監視システムは太陽光発電設備の効率的な運用に役立つ一方、導入費用や通信環境などに関する注意点もあります。導入前に確認しておきたいデメリットを見ていきましょう。
初期費用や通信費がかかる
遠隔監視システムを導入する際は、計測機器や通信端末、設置工事などの初期費用がかかります。さらに、クラウドサービスの利用料や携帯回線の通信費、機器の保守費用が毎月または毎年発生する製品もあります。
料金体系は、本体価格に一定期間の通信・監視サービス料が含まれるタイプや、機器代と利用料を別々に支払うタイプなどさまざまです。
高度な分析機能やカメラを追加すると、費用が増える場合もあるでしょう。導入前には利用予定期間の総額や更新料、故障時の交換費用まで確認し、複数社の見積もりを比較することが大切です。
定期確認・メンテナンスが必要
遠隔監視システムも定期的なメンテナンスが必要です。システムのアップデートや、通信機器の故障対応などの業務が発生するため、本業が忙しい方や複数の発電設備を所有している方は負担に感じる可能性があります。
ただし、基本的には、遠隔監視システムの導入で太陽光発電設備全体の管理業務は効率的になります。
遠隔監視だけでは発見できない異常もある
遠隔監視システムは発電量や機器の稼働データを確認するのに便利ですが、すべての異常を見つけられるわけではありません。
たとえば、太陽光パネルの汚れや小さなひび割れ、架台の緩み、ケーブルやコネクタの劣化、敷地内の雑草などは、発電量に大きな変化が出るまでデータ上では気づきにくい場合があります。
また、監視項目に含まれていない箇所の異常は検知できません。そのため、遠隔監視だけに頼るのではなく、定期的な目視点検や現地点検と組み合わせることが大切です。
遠隔監視と現地での点検を併用することで、設備の異常をより早く発見しやすくなります。
太陽光発電の遠隔監視システムは2種類ある

太陽光発電所を遠隔装置で監視する方法は以下の2パターンです。
- パワコンとの通信で遠隔監視する方法
- CTセンサーの計測で遠隔監視する方法
上記について具体的に説明していきます。
パワコンとの通信で遠隔監視する方法
RS485方式の通信方法で、通信機能付きのパワコンと通信することでデータを監視する方法です。
パワコンを使った遠隔監視装置のメリット
- データが正確
- データを回路ごとに収集できる
- パワコンの故障も監視可能
- 自動制御と連携可能
パワコンに直接接続するため、発電量・電圧・電流などの正確なデータを、回路ごとにリアルタイムで取得できます。パワコンの故障を監視することも可能です。
また、異常を発見したときに、自動でパワコンを停止させると言った対応策を取ることもできます。
パワコンを使った遠隔監視装置のデメリット
- 導入費用が高額
- パワコンが故障すると監視もできなくなる
パワコンと連動する監視システムは、後ほど説明するCTセンサーで計測する遠隔監視システムに比べて、導入費用がやや高くなります。
また、パワコンが故障すると、監視ができなくなってしまう点もデメリットと言えるでしょう。
CTセンサーの計測で遠隔監視する方法
CTセンサーでの計測は、パワコンから電力系統へ送電するための電線に電流量を測る器具を取り付けることで発電量を計測する方法です。
CTセンサーの計測を使った遠隔監視装置のメリット
- 低価格で導入できる
- パワコンに通信機能が付いていなくても使用できる
- パワコンが故障してもデータ収集可能
パワコンとの通信で監視する方法と比較すると低価格での導入が可能です。
通信機能がついていないパワコンや遠隔監視装置に対応していないパワコンを設置している場合でも使用することができます。
万が一パワコンが故障しても、電流データを収集し続けることができる点もメリットです。
CTセンサーの計測を使った遠隔監視装置のデメリット
- データ量が少ない
- 異常の原因特定が難しい
全体的な発電量はチェックできますが、回路ごとの発電量や異常などのデータは得られません。収集できるデータ量はパワコンを使ったRS485方式の通信方法よりも少なくなります。
また、データが少ないため異常の原因が特定できず、別途点検を行う必要があります。
パワコン通信型とCTセンサー型の比較表
パワコン通信型は、パワコンと監視装置を通信ケーブルなどで接続し、発電量や運転状態、エラー情報を取得する方式です。
設備の状態を詳しく確認しやすい一方で、監視システムがパワコンのメーカーや型番、通信方式に対応している必要があります。
CTセンサー型は、配線に取り付けたセンサーで電流を測り、発電量を把握する仕組みです。パワコンと直接通信しないため既設設備にも導入しやすいものの、パワコン内部のエラー情報までは取得できない場合があります。
異常の原因まで詳しく把握したい場合はパワコン通信型、対応機種の幅や後付けのしやすさを重視する場合はCTセンサー型を検討しましょう。
| 比較項目 | パワコン通信型 | CTセンサー型 |
|---|---|---|
| 計測方法 | パワコンから通信で情報を取得します | 配線を流れる電流をセンサーで測ります |
| 主に確認できる情報 | 発電量、運転状態、エラー情報などを確認できます | 発電量や電力の変化などを確認できます |
| 異常の把握 | パワコンごとの停止やエラーを特定しやすいです | 発電量の低下は分かりますが、原因の特定には現地確認が必要な場合があります |
| 対応範囲 | 対応するメーカーや型番が限られる場合があります | パワコンの種類に左右されにくい傾向があります |
| 導入のしやすさ | 通信仕様や接続方法の確認が必要です | 既設の発電所にも後付けしやすい傾向があります |
| 向いているケース | 機器ごとの状態を詳しく監視したい場合に向いています | 幅広い設備で発電量を手軽に監視したい場合に向いています |
太陽光発電の遠隔監視システムにかかる費用相場

遠隔監視システムの費用は、発電所の規模や監視方法、必要な機能によって大きく異なります。初期費用だけでなく、月額利用料や通信費まで含めて確認しましょう。
本体・設置工事にかかる初期費用
遠隔監視システムの初期費用には、監視装置や通信機器の本体代に加え、設置工事費や配線工事費などが含まれます。
実際の価格は製品や発電所の規模によって差があり、本体価格が10万円台の製品もある一方、大規模な設備や監視項目が多い場合はさらに高額になることがあります。
また、既存のパワーコンディショナとの接続方法や通信環境によって追加工事が必要になるケースもあります。
機器価格だけを見て予算を決めるのではなく、施工費や設定費、オプション費用まで含めた総額で見積もりを確認することが大切です。複数社から見積もりを取り、費用と機能のバランスを比較しましょう。
月額利用料・通信費
遠隔監視システムでは、クラウドサービスの利用料やモバイル回線などの通信費が継続的にかかる場合があります。
料金体系は製品ごとに異なり、月額数百円程度の通信費のみで利用できるものから、低圧発電所向けで月額数千円程度のサービスまでさまざまです。発電所の容量が大きくなるほど利用料が高くなる料金プランもあります。
一方、月額利用料が無料で通信費だけが必要な製品や、年間契約で料金を支払うサービスもあります。
導入時には月額料金だけでなく、契約期間やデータ保存期間、通信費が料金に含まれているかを確認し、長期的な維持費を把握しておきましょう。
費用を比較する際の注意点
遠隔監視システムの費用を比較する際は、単純に本体価格や月額料金だけで判断しないことが重要です。製品によって、異常通知、パワーコンディショナごとの監視、発電データの保存、出力制御への対応など、利用できる機能が異なります。
また、通信費や設置工事費、保守費用、故障時の交換費用が別料金になっている場合もあります。価格が安くても必要な機能が不足していれば、導入後に追加費用が発生する可能性があります。
複数のサービスを比べる際は、初期費用と数年間のランニングコストを合計し、保証やサポート内容も含めて自社の発電所に合うものを選びましょう。
太陽光発電の主な遠隔監視システム・メーカー
太陽光発電の遠隔監視システムは、対応するパワコンや取得できるデータ、料金体系などが製品ごとに異なります。発電所の規模や必要な監視機能を整理したうえで、自社に適したサービスを比較しましょう。
エコめがね

出典:エコめがね 公式サイト
エコめがねは、NTTスマイルエナジーが提供する太陽光発電の遠隔監視サービスです。住宅用の余剰売電設備から産業用の全量売電設備、自家消費型設備、蓄電池まで、用途に応じた商品が用意されています。
パソコンやスマートフォンから発電状況を確認でき、異常を検知した場合にはメールなどで通知を受け取れます。
機器代やサービス利用料、通信費などを10年分まとめて支払うプランがあり、契約期間中のランニングコストを把握しやすい点も特徴です。導入費用は商品や設備構成によって異なるため、販売会社へ見積もりを依頼しましょう。
L・eye

L・eyeは、株式会社ラプラス・システムが提供する、再生可能エネルギー発電設備向けの遠隔監視システム・サービスです。
パワコンと直接通信する方式を採用しており、パワコンごとの発電量や運転状態、故障信号などを確認できます。
みえるーぷ

みえるーぷは、株式会社リエネ・エナジーが提供する、低圧・高圧太陽光発電所向けの遠隔監視システムです。RS-485通信によってパワコンからデータを取得し、発電所全体やパワコン単位の発電量、アラートなどを確認できます。
RS-485通信によってパワコンからデータを取得し、発電所全体やパワコン単位の発電量、アラートなどを確認できます。
一部の対応機種では、ストリング単位の表示にも対応しています。LTE回線を利用するため、発電所に固定のインターネット回線を用意する必要はありません。
日報やアラートをメールで受け取れるほか、日射計、温度計、監視カメラも追加できます。最大接続台数や取得項目はパワコンによって異なるため、導入前に対応表を確認しましょう。
SmartPV

出典:TAOKE株式会社
SmartPVは、TAOKEが提供する太陽光発電所向けの遠隔監視システムです。パワコンごとの発電量や運転状況を取得でき、国内外の幅広いパワコンに対応しています。
4G通信機能とデータ収集機能を一つの機器にまとめているため、配線を簡素化しやすい点が特徴です。産業用パワコンは、機種によって異なるもののデータロガー1台で最大12台まで監視できます。
10年分の通信費とクラウドサーバー利用料を含む製品が用意されており、期間中の追加負担を抑えやすいでしょう。監視カメラや気象センサー、出力制御機能も追加できます。
まとめてソーラー

まとめてソーラーは、すでに利用している複数の遠隔監視サービスを一つの画面にまとめる管理ツールです。
監視装置から直接データを計測する製品ではなく、エコめがねやSmartPV、みえるーぷ、L・eye、SolarMonitorなどと連携して利用します。
発電量や売電収入、アラート、設備情報をまとめて確認できるほか、CSVの出力や発電所のグループ分けにも対応しています。
基本的な利用料金は無料と案内されており、登録できる発電所数にも上限は設けられていません。異なる監視システムを使う複数の発電所を効率よく管理したい場合に適しています。
主要な遠隔監視システムの比較表
遠隔監視システムを比較する際は、導入価格だけでなく、対応するパワコンや取得できるデータ、通信費の支払い方法まで確認することが大切です。
機器代が安くても、工事費や通信費、クラウド利用料を含めると総額が高くなる場合があります。また、まとめてソーラーは新しい監視機器を設置するサービスではなく、既存の監視データを一括管理するツールです。
目的や仕組みがほかの製品と異なる点に注意しましょう。価格を公開していないサービスも多いため、候補を絞ったあとは、発電所の設備構成を伝えて同じ条件で見積もりを取ることをおすすめします。
| サービス | 主な監視対象・機能 | 通信・契約の特徴 | 料金 |
|---|---|---|---|
| エコめがね | 発電量、運転状況、異常通知、自家消費・蓄電池管理など | 10年分の利用料や通信費を含むプランがあります | 商品や設備構成により異なり、見積もりが必要です |
| L・eye | パワコン・ストリング・受変電設備の監視、発電診断、複数発電所管理など | 通信回線やクラウド利用をまとめた期間契約があります | 設備容量や構成により異なり、見積もりが必要です |
| みえるーぷ | 発電量、パワコン情報、アラート、一部機種のストリング監視など | LTE通信費はサービス利用料に含まれます | 公式サイトでは一般向け価格が示されていないため、問い合わせが必要です |
| SmartPV | パワコンごとの監視、異常確認、出力制御、カメラ・気象計連携など | 10年分の通信費とサーバー利用料を含む製品があります | 機種や設備構成により異なり、問い合わせが必要です |
| まとめてソーラー | 複数の監視サービスの発電量、売電収入、アラート、設備情報を一括管理します | 既設の遠隔監視サービスと連携して利用します | 基本機能は無料と案内されています |
料金や対応機種、利用条件は変更される可能性があります。契約前には各社の公式サイトや見積書で最新情報を確認しましょう。
太陽光発電の遠隔監視システムの選び方

太陽光発電の遠隔監視システムは、計測方法や対応機器、料金、サポート内容が製品ごとに異なります。価格だけで判断せず、発電所の設備構成や管理方法に合うかを確認しましょう。
①発電量を正確に測定できるか
発電量を正確に把握したい場合は、どの方法でデータを計測するかを確認しましょう。パワコンから電力量や電圧、電流を直接取得する通信型は、CTセンサーで電流のみを測る方式より詳しい情報を得やすい傾向があります。
ただし、計測精度は機器の仕様や設置方法、データの取得間隔によっても変わります。カタログでは計測項目や精度、更新間隔を確認し、電力会社の売電メーターと数値が完全に一致するものではない点も理解しておきましょう。
発電量の低下を早く見つけたい場合は、日射量や気温と比較できる機能も役立ちます。比較時は、実測値の確認方法も尋ねてください。
②パワコン・ストリング単位で監視できるか
発電所全体の発電量だけでなく、パワコンやストリング単位で監視できるかも重要です。細かい単位でデータを確認できれば、一部のパワコンが停止した場合や、特定の回路だけ発電量が落ちた場合に異常箇所を絞り込みやすくなります。
一方、発電所全体だけを計測するシステムでは、発電量の低下には気づけても原因の特定に時間がかかるでしょう。
監視できる単位は製品や接続するパワコンによって異なります。設備の規模や保守体制に合わせて、必要な監視範囲と画面の表示内容を確認しましょう。監視の細かさに応じて費用が変わる点にも注意が必要です。
③導入費用とランニングコストが適切か
遠隔監視システムを選ぶ際は、本体価格だけでなく、設置工事費や通信費、クラウド利用料、保守費用まで含めて比較しましょう。初期費用が安くても、月額料金や更新料が長期間かかれば、総支払額が高くなる場合があります。
反対に、通信費やサーバー利用料を10年分まとめた製品は導入時の負担が大きくても、その後の費用を把握しやすいでしょう。
必要のない機能を増やすと費用も上がるため、監視項目や保証内容を整理し、利用予定期間の総額で複数社の見積もりを比べることが大切です。無料期間終了後の料金も忘れずに確認してください。
④使用中のパワコンに対応しているか
パワコン通信型の遠隔監視システムは、すべてのメーカーや型番に接続できるわけではありません。同じメーカーでも、型番や製造時期、通信方式によって対応状況が異なる場合があります。
また、複数メーカーのパワコンを使っている発電所では、一つの監視装置でまとめて管理できない可能性もあるでしょう。導入前にはパワコンのメーカー名、型番、台数、通信端子を確認し、システム会社へ対応可否を問い合わせます。
今後パワコンを交換する予定がある場合は、対応機種の多さや追加登録の方法も確かめておきましょう。対応表は更新されるため、最新情報で判断してください。
⑤アラートの通知方法・発報基準が実用的か
異常を早く把握するには、アラートの通知方法と発報基準が実際の運用に合っているかを確認しましょう。メールやアプリの通知に対応していても、発電停止から通知までの時間や、夜間・悪天候時の扱いは製品によって異なります。
通知が多すぎると重要な異常を見落としやすく、基準が緩すぎると発見が遅れる可能性があります。パワコンの故障、通信断、発電量の低下など、通知対象を個別に設定できると便利です。
通知先の登録件数や再通知の有無、復旧時にも連絡が届くかまで確認しましょう。担当者別に通知先を分けられるかも確認するとよいでしょう。
⑥スマホやパソコンで管理できるか
発電所から離れた場所で管理するなら、スマートフォンとパソコンの両方から監視画面を確認できるシステムが便利です。
外出先ではスマートフォンで異常通知や現在の発電量を確認し、事務所ではパソコンで長期間のグラフや帳票を分析するといった使い分けができます。
ただし、専用アプリが必要な製品と、Webブラウザから利用する製品があり、対応するOSやブラウザも異なります。
複数人で管理する場合は、利用者ごとのID発行や閲覧権限の設定に対応しているかも確認し、実際の管理体制に合うものを選びましょう。画面表示の速度やログイン方法も試しておくと安心です。
⑦管理画面が見やすく操作しやすいか
遠隔監視システムは日常的に使うため、管理画面の見やすさと操作の分かりやすさも重要です。発電量やパワコンの運転状態、異常の有無を一つの画面で確認できれば、毎日の確認作業を短縮できます。
複数の発電所を所有している場合は、発電所一覧から異常のある設備をすぐに見つけられる機能が役立つでしょう。グラフの期間を簡単に切り替えられるか、CSVや帳票を出力できるかも確認したいポイントです。
契約前にデモ画面や操作マニュアルを見せてもらい、担当者が無理なく使えるか確かめましょう。スマートフォンでの表示崩れがないかも確認してください。
⑧データの保存期間が十分か
発電量の変化や設備の劣化を調べるには、過去データを十分な期間保存できるシステムを選びましょう。数年分の発電量を月別・年別に比較できれば、季節による変動と設備異常による低下を区別しやすくなります。
保存期間が短い場合、古いデータが自動で削除され、長期的な分析や故障前後の比較ができなくなるかもしれません。クラウド上の保存期間に加えて、CSV形式で手元に出力できるかも確認が必要です。
契約終了後にデータを取得できる期間や、サービス移行時の引き継ぎ方法まで確かめておきましょう。バックアップの有無や保存先の安全性も確認しましょう。
⑨4G・LTEや出力制御に対応しているか
発電所に固定回線がない場合は、4G・LTE回線を内蔵した遠隔監視システムが導入しやすいでしょう。ただし、通信エリア内でも地形や建物の影響で接続が不安定になることがあるため、設置場所で電波状況を確認する必要があります。
また、出力制御の対象となる発電所では、オンライン出力制御に対応できるかも重要です。遠隔監視機能があっても、すべてのパワコンや電力会社の出力制御に対応するとは限りません。
対象地域のルールとパワコンの型番を確認し、必要な機器や契約を施工店へ相談しましょう。将来の通信規格変更への対応方針も確認すると安心です。
⑩サポート・駆けつけ対応があるか
遠隔監視システムが異常を知らせても、原因の確認や修理まで自動で行われるわけではありません。そのため、問い合わせ窓口の受付時間や故障時の対応範囲、現地への駆けつけサービスの有無を確認しましょう。
駆けつけ対応があっても、基本料金に含まれる場合と、出張費や作業費が別途かかる場合があります。機器保証の期間や代替品の提供、通信障害時の連絡方法も比較したいポイントです。
自分で保守会社を手配するのが難しい場合は、監視から点検・修理まで一括で依頼できるサービスを選ぶと安心でしょう。休日や夜間の対応条件も契約前に確かめてください。
遠隔監視システムで発見できる主なトラブル

遠隔監視システムを活用すると、発電量やパワコンの稼働状況、通信状態などの変化から、さまざまなトラブルに気づきやすくなります。ここでは、遠隔監視で把握できる主な異常を確認しましょう。
発電量の低下・発電停止
遠隔監視システムでは、通常時と比べて発電量が大きく落ちている場合や、発電が停止している状態を確認できます。
天候の影響だけでなく、パワコンの停止、ブレーカーの遮断、パネルへの影や汚れなどが原因で発電量が低下するケースもあります。過去の発電実績や日射量と比較できるシステムであれば、異常かどうかを判断しやすくなるでしょう。
また、一定の基準を下回った際にメールなどで通知を受け取れる製品もあります。発電量の低下を早期に把握できれば、異常を長期間見逃すことを防ぎ、売電ロスの拡大を抑えやすくなります。
パワコンのエラー
パワコン通信型の遠隔監視システムでは、パワーコンディショナの運転状態やエラー情報を確認できる場合があります。パワコンが停止したり、故障信号が出たりすると発電量が低下するため、異常を早く把握することが重要です。
製品によってはパワコンごとの状態を確認できるため、複数台を設置している発電所でも、どの機器で問題が起きているかを特定しやすくなります。
ただし、取得できるエラー情報や監視項目はパワコンのメーカー・型番によって異なります。導入前に対応機種や取得できるデータを確認し、必要な監視ができるシステムを選びましょう。
ストリングの電流値異常
ストリング監視に対応した遠隔監視システムでは、太陽光パネルを直列につないだストリング単位の発電状況や電流値を確認できる場合があります。
特定のストリングだけ電流値が低下していると、パネルの故障や接続不良、影の影響などが発生している可能性を疑えます。
発電所全体の発電量だけを見ていると、小さな異常はほかの正常なストリングに埋もれて気づきにくいことがあります。
ストリング単位で比較できれば、異常が起きている範囲を絞り込みやすくなるでしょう。ただし、すべての遠隔監視システムがストリング監視に対応しているわけではないため、導入前の確認が必要です。
系統停電・出力制御
遠隔監視システムでは、発電所側の設備に異常がなくても、系統停電や出力制御によって発電量が低下・停止している状況を把握できる場合があります。系統停電が起きるとパワコンが停止し、復電するまで売電できません。
また、電力需給のバランスを保つために出力制御が実施されると、通常より発電出力が抑えられることがあります。
出力制御に対応したシステムでは、制御情報や運転状況を確認できる製品もあります。発電量が下がった際に設備故障と決めつけず、系統側の状況や出力制御の有無もあわせて確認すると、原因を切り分けやすくなります。
通信機器・回線の異常
遠隔監視では、監視装置や通信機器、モバイル回線などに異常が起きると、発電設備が正常でもデータを取得できなくなることがあります。
管理画面の数値が更新されない、通信エラーが表示される、異常通知が届かないといった場合は、通信環境に問題がないか確認しましょう。原因としては、通信端末の故障や電源トラブル、LTE・4G回線の不具合などが考えられます。
監視データが途切れていると、実際の発電トラブルを見逃すおそれもあります。そのため、発電量だけでなく、監視システム自体が正常に通信しているかも定期的に確認することが大切です。
異常を検知した後は現地点検が必要な場合もある
遠隔監視システムで異常を検知しても、画面上のデータだけでは原因を特定できない場合があります。
たとえば、発電量が低下していることは分かっても、パネルの破損や汚れ、ケーブルの接続不良、雑草による影などは現地で確認しなければ分からないことがあります。
また、CTセンサー型のように取得できる情報が限られる方式では、異常箇所を詳しく切り分けにくいケースもあるでしょう。
遠隔監視はトラブルの早期発見に役立つ仕組みですが、現地点検の代わりになるものではありません。異常通知を受けたら必要に応じて保守業者へ連絡し、現地点検や修理につなげましょう。
太陽光発電の遠隔監視システムを導入する流れ

遠隔監視システムを導入する際は、既存設備や通信環境を確認したうえで、対応製品の選定と設置工事を進めます。導入後すぐに運用できるよう、管理画面やアラートの設定まで計画しておきましょう。
発電所の設備と通信環境を確認する
まずは、発電所に設置されているパワコンのメーカー名や型番、台数、通信端子などを確認します。パワコン通信型を選ぶ場合は、監視システムが既存の機種や通信方式に対応していなければなりません。
CTセンサー型でも、設置場所や配線の構成を調べる必要があります。また、携帯電話回線を使う製品では、設置予定場所の4G・LTE電波が安定しているかを確認しましょう。
固定回線を利用する場合は、ルーターやLAN配線の準備も必要です。設備資料が手元にないときは、施工会社や保守会社へ確認するとスムーズに進められます。
対応するシステムを比較する
設備と通信環境を把握したら、条件に合う遠隔監視システムを比較します。使用中のパワコンへの対応可否に加えて、発電所全体・パワコン・ストリングのどの単位まで監視できるかを確かめましょう。
発電量やエラー情報、日射量など、取得できるデータも製品によって異なります。さらに、初期費用や通信費、クラウド利用料、保証期間、サポート内容まで含めて検討することが大切です。
複数社へ同じ設備条件を伝えて見積もりを依頼すると、費用と機能を比べやすくなります。将来のパワコン交換や設備増設に対応できるかも確認しましょう。
機器の設置・通信設定を行う
導入するシステムが決まったら、監視装置や通信端末、センサーなどを発電所へ設置します。パワコン通信型では通信ケーブルを接続し、CTセンサー型では測定する配線へセンサーを取り付けるのが一般的です。
その後、LTE回線やLAN、Wi-Fiなどの通信設定を行い、監視装置とクラウドサーバーが正常につながるかを確認します。
機器の登録を誤ると、正しい発電データを取得できない可能性があるため注意が必要です。電気設備や配線を扱う作業は自己判断で行わず、製品を扱える施工会社や専門業者へ依頼しましょう。
管理画面とアラートを初期設定する
通信が正常に接続されたら、管理画面へ発電所名や設備容量、パワコンなどの情報を登録します。実際の発電量や運転状態が正しく表示されるかを確認し、必要に応じて計測値や機器の登録内容を見直しましょう。
続いて、発電停止やパワコンの異常、通信断などを知らせるアラートを設定します。通知先のメールアドレスや担当者、発報条件を適切に登録することが大切です。
通知基準が厳しすぎると不要な連絡が増えるため、運用しながら調整するとよいでしょう。最後にテスト通知を行い、担当者へ確実に届くか確かめてから運用を始めます。
既存の太陽光発電所にも後付けできる
遠隔監視システムは、新設時だけでなく、すでに稼働している太陽光発電所へ後付けできる製品もあります。既存のパワコンが通信に対応していれば、監視装置と接続して発電量やエラー情報を取得できます。
通信に対応していない機種でも、CTセンサーを配線へ取り付けて発電量を計測できる場合があるでしょう。
ただし、パワコンの型番や配線、設置スペース、通信環境によっては、追加機器や配線工事が必要です。古い設備では接続できない可能性もあるため、現地調査を受けたうえで、工事内容と費用を確認してから導入しましょう。
遠隔監視システムだけで太陽光発電所を管理できる?

遠隔監視システムの設置は義務ではありませんが、発電状況や機器の異常を早期に把握する手段として導入が推奨されます。
ただし、遠隔監視だけで発電所の管理をすべて代替できるわけではないため、現地点検やO&Mサービス、防犯設備と組み合わせて運用しましょう。
遠隔監視だけでは現地点検を代替できない
遠隔監視システムでは、発電量の低下やパワコンの停止、通信異常などを離れた場所から確認できます。
しかし、パネルのひび割れや架台の緩み、配線の損傷、雑草の繁茂、排水設備の詰まりなどは、データだけでは判断できない場合があります。また、発電量が正常に見えても、設備の劣化や周辺環境の問題が進んでいる可能性があるでしょう。
太陽光発電所を安全に長く運用するには、遠隔監視で日常の変化を確認しながら、専門業者による定期点検や目視確認を行うことが大切です。異常を検知した際は、現地で原因を確かめて必要な修理につなげましょう。
O&Mサービスとの違い
遠隔監視システムは、発電量や機器の状態を計測し、異常を知らせるための仕組みです。一方、O&Mサービスは、発電所の運転管理と保守点検をまとめて行うサービスを指します。
契約内容によって異なりますが、遠隔監視に加えて、定期点検、緊急時の現地対応、除草、清掃、修理手配、点検報告書の作成などが含まれます。
遠隔監視で異常を発見しても、原因調査や部品交換まで行われるとは限りません。自分で保守業者を手配するのが難しい場合や、複数の発電所を管理する場合は、監視と現地対応を一括で依頼できるO&Mサービスも検討しましょう。
監視カメラを併用すると盗難対策を強化できる
太陽光発電所では、銅線ケーブルや機器の盗難、不審者の侵入に備える必要があります。遠隔監視システムと監視カメラを併用すれば、発電量や機器の異常だけでなく、発電所内の映像も離れた場所から確認できます。
人や車両を検知した際に通知する機能や、夜間撮影、録画データの保存に対応した製品もあり、異変の早期発見や被害状況の確認に役立つでしょう。
ただし、カメラを設置するだけで盗難を完全に防げるわけではありません。フェンスや施錠、防犯灯、警報装置なども組み合わせ、死角や撮影範囲を確認しながら対策を強化しましょう。
太陽光発電の遠隔監視システムに関するよくある質問

太陽光発電の遠隔監視装置について、気になる点についてまとめました。
太陽光発電の遠隔監視システムは太陽光発電設備が近隣にある場合も必要?
太陽光発電の遠隔監視は、太陽光発電設備が住んでいる場所の近所にあったとしても必要です。
毎日発電設備を見回ったり、発電量を日ごと・月ごと・年ごとに比較したりするのは、たとえ近くに住んでいても難しいでしょう。発電量をシステムで監視すると、外目には分からない配線やシステムの異常にも早く気付くことができ、売電収入の損失を抑えられます。
太陽光発電投資では売電価格が一定額で保証されているため、利益を上げるには発電量を増やす・減らさないための運用が大切です。
太陽光発電の監視システムはいくらくらいする?
太陽光発電の遠隔監視システムは、小規模な発電所向けで初期費用が十数万円からとなる製品があります。ただし、発電所の規模やパワコンの台数、監視する範囲によっては数十万円以上かかることもあるでしょう。
機器代のほかに設置工事費が必要となり、通信費やクラウド利用料として月額数百円から数千円程度、または年額数万円程度が発生する場合もあります。
監視カメラや日射計、現地保守などを追加すると費用はさらに増えます。複数社から見積もりを取り、機器代だけでなく契約期間中の総額を比較しましょう。
太陽光発電の遠隔監視システムの耐用年数は?
太陽光発電の遠隔監視システムの法定耐用年数は5年です。
ただし、5年で使えなくなるというわけではありません。太陽光発電システムの点検時に一緒にメンテナンスを行い、異常がないか確認しましょう。また、保証がついているサービス・メーカーを選ぶと、故障時の出費を抑えられます。
太陽光発電の遠隔監視システムが故障したらどうなる?
太陽光発電の遠隔監視システムは、メーカーや管理会社によって対応が異なります。契約時には、故障時の対応についても比較するようにしてください。
例えば、エコめがねでは10年保証付きです。保証期間中メーカー側責任の故障は無償で修理・交換対応を行います。(メーカーの責任でない故障には実費が発生)
遠隔監視システムが故障すると、監視モニターで異常が分かるため、メーカーに連絡を行いましょう。
SOLSELメンテナンスでは業者と遠隔監視装置を共有することでも安心してお使いいただけます。
太陽光発電の遠隔監視は義務?
太陽光発電の遠隔監視システムの設置は、法令上の義務ではありません。
2017年4月の改正FIT法施行後は、認定事業者に対して発電設備の適切な保守点検・維持管理が求められていますが、その方法として遠隔監視システムを必ず導入しなければならないわけではありません。
ただし、遠隔監視システムを導入すれば、発電量の低下やパワーコンディショナの停止、通信異常などを早期に把握できます。故障の長期化や売電ロスを抑え、適切な維持管理につなげやすくなるため、実務上は導入が推奨されます。
太陽光発電の遠隔監視システムは自作できる?
太陽光発電の遠隔監視システムは、小型のパソコン・スマホ・Webカメラなどを使用し、簡易的なものを自作することはできるようです。
しかし、パワコンのデータ受信や、発電量の異常を検知した場合のアラート、発電状況をまとめたレポート出力など、細かな部分まで遠隔で監視するには、よほど専門的な知識がない限り自作は難しく、費用もかかってしまうでしょう。
格安の遠隔監視システムを選んでも問題ない?
価格が安い遠隔監視システムでも、発電所に必要な機能を備えていれば利用できます。ただし、本体価格だけで選ぶのはおすすめできません。
製品によって、対応できるパワコン、異常通知、データ保存期間、ストリング監視、出力制御などの機能が異なります。
また、通信費やクラウド利用料、設置工事費、故障時の交換費用が別途必要になるケースもあります。初期費用が安くても、必要な機能を追加すると結果的に割高になることもあるでしょう。
価格だけでなく、必要な監視範囲や保証、サポート内容、数年間の総費用まで比較して選ぶことが大切です。
エコめがねは契約期間終了後も利用できる?
エコめがねの10年契約プランでは、契約満了後も対象条件を満たせば継続利用できる「おかわりプラン」が用意されています。
NTTスマイルエナジーは、全量エコめがねを利用中で10年契約満了を迎える利用者向けに、11年目以降も遠隔監視を継続できるプランを提供しています。
継続することで、発電状況の確認や異常時のアラート機能などを引き続き利用できます。
ただし、対象となる機器やパワコン、申し込み条件などは製品によって異なる場合があります。契約満了が近い場合は、エコめがねの案内や販売店に最新の対象条件と費用を確認しましょう。
まとめ
遠隔監視システムの設置は法令上の義務ではありませんが、発電量の低下やパワーコンディショナの停止、通信異常などを早期に把握できるため、太陽光発電所の運用実務では導入が推奨されます。
異常の長期化による売電ロスを抑えられるほか、発電状況を確認するための現地巡回を減らせる点もメリットです。
遠隔監視システムには、設備の状態を詳しく確認しやすいパワコン通信型と、既設設備にも導入しやすいCTセンサー型があります。
導入時は、使用中のパワコンへの対応状況や監視できる項目、通信費、保証、サポート体制まで比較し、発電所の規模や管理方法に合ったサービスを選びましょう。
ただし、遠隔監視だけですべての異常を確認できるわけではありません。定期的な現地点検や除草、設備の目視確認と組み合わせて管理することが大切です。
また、旧世代の通信回線を使用している場合は、サービスの提供状況を確認し、必要に応じて現行回線に対応した機器やサービスへの切り替えを検討しましょう。

