再生可能エネルギー投資を解説!個人でできる?メリット・デメリットは?
- 公開日:2025.07.24
- 更新日:2026.04.02
再生可能エネルギー投資とは、再生可能エネルギー発電事業の運営に投資する方法です。
再生可能エネルギーは、年々深刻になる地球温暖化への対策として、近年ますます重要視されています。再生可能エネルギー投資のメリットは、下記の通りです。
- FIT制度で収入が保証されている
- 二酸化炭素を排出しないため環境にやさしい
- 資源が枯渇する心配がない
- 原料を輸入に頼らず国内生産が可能
この記事では、再生可能エネルギー投資について、種類やメリット・デメリットなどについて、詳しく解説していきます。
目次
再生可能エネルギー投資とは

再生エネルギー投資とは、再生可能エネルギー発電の運営に対しての、投資手段です。再生可能エネルギーは、温室効果ガス排出ゼロというメリットがありますが、発電を円滑に進めるためには専用の設備をしっかりと構築しなければなりません。
しかし、再生可能エネルギー設備は高額であるため、簡単には設置できないというデメリットがあります。
デメリットを解消するための手段として浮かび上がったアイデアが、投資家たちから運営費用を広く募集して資金を集めるという、再生可能エネルギー投資です。
投資によって稼働した再生可能エネルギー発電の設備は、電力を電力会社に売却することによって利益を生み出します。その利益が投資家たちに分配されて収益を得られるのが、再生可能エネルギー投資の仕組みです。
再生可能エネルギー投資の種類・特徴
再生エネルギー投資にはどのような種類があるのでしょうか。その種類とそれぞれの特徴を以下より紹介します。
太陽光発電
太陽光エネルギーを利用して発電する手段が、太陽光発電です。太陽光を専用のソーラーパネルで吸収してエネルギー変換をし、その力で発電を行ないます。一戸建て住宅の屋根にソーラーパネルが設置されている風景は珍しくなく、一般にも浸透している発電方法です。
温室効果ガス排出がゼロであるだけでなく電気代の節約も実現し、建物の屋根に設置することで断熱効果もあるなど多数のメリットがあります。
しかし、天気が悪くて太陽光が出ていない場合は発電ができないため、天候・時間に左右されてしまい、発電が必ず安定するとは限らないことがデメリットです。
風力発電
風をエネルギー源にして電力へと変換する発電方法が、風力発電です。風の力で風力発電設備に取り付けられた風車を回し、その回転によってモーターを動かして発電させます。
CO2排出・電気代節約がメリットですが、風が吹かないと発電はいっさい起きません。そのため、丘など風が頻繁に吹いている場所に設置する必要があるため、設置場所が限られているというデメリットがあります。
水力発電
水が流れる動きをエネルギー源として発電に変換する発電方法が、水力発電です。
水の流れは、川など自然の水の流れの利用もあれば、ダムを建設して意図的に水の流れをつくる方法もあります。
ダム建設など初期費用はかかりますが、自然の水を利用しているためランニングコストを安く済ませられます。また、他の発電方法と比べてエネルギー変換率の高さも水力発電の特徴です。
また、山が多く起伏のある地形が目立つ日本は、水が激しく流れやすい環境であるため、日本に向いている発電方法といえます。
ただし、「降水量によって発電量が左右される」「ダム建設により周囲の住民の反対や環境破壊が起きる恐れがある」「水没した植物が腐敗してメタンガスや二酸化炭素が出る」などのデメリットも少なくありません。
地熱発電
地球の中心部にあるマグマの熱を利用した発電方法が、地熱発電です。熱によって生じた高温の蒸気の圧力で発電機を作動させて、発電を行ないます。
太陽光・風力発電のように天候に影響を受けないメリットがあり、地熱資源の豊富な日本に向いています。
発電効率がそれほど高くない・発電設備の設置までに長期の調査が必要で時間がかかる・費用がかかるなどがデメリットです。
また設備の建設にあたって自然環境の破壊・景観を損ねることもあり、近隣の住民たちから苦情が来ることもあります。
バイオマス発電
バイオマスを燃焼して、それにより発生したガスの利用で発電機を作動させて発電を行なうのが、バイオマス発電です。
バイオマスとは、生ゴミ・木材・家畜のふん尿などを資源と利用し、これらによって生み出されたエネルギーを発電に利用します。
資源は廃棄物であるため、廃棄物再利用でエコロジー活動にもつながることがメリットです。ただし資源自体には費用がかかりませんが、燃焼させる際に使う燃料の費用がかかる・燃焼させる際にCO2排出があるといったデメリットがあります。
再生可能エネルギー投資の現状と今後の見通し

再生可能エネルギー投資は、今後ますますニーズが高まる投資手段といえます。近年、世界規模で抱えている深刻な問題といえば、地球温暖化・温室効果ガス排出の問題で、それの解消策が再生可能エネルギーです。
世界各国では、従来の発電方法から再生可能エネルギー利用による発電方法へ、どのようにして移行するかが課題となっています。
経済産業省が2024年6月に開催した「第74回 再生可能エネルギー導入拡大ワーキンググループ」では、2030年度の電源構成における再生可能エネルギー比率36~38%という目標に向けて、導入拡大をさらに進める必要性が示されました。
その中で、FIT・FIP制度だけに依存しない自家消費型・非FIT型の太陽光発電や、地域共生型プロジェクトの活性化が重要視されています。
再生可能エネルギーへのシフトは、気候変動対策だけでなく、国内経済のグリーントランジションを後押しする取り組みとしても位置づけられています。
そのため、発電設備への投資は今後さらに政策的・社会的な需要が高まるでしょう。
再生可能エネルギー投資のメリット

再生可能エネルギー投資は、他の投資方法と比較した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。そのメリットを以下より説明します。
FIT制度により売電価格が保証されている
再生可能エネルギー投資の大きなメリットは、FIT制度により売電価格が保証されている点です。
- 太陽光発電
- 風力発電
- 水力発電
- 地熱発電
- バイオマス発電
上記のいずれかを使い、国が定める要件を満たす事業計画を策定して、計画に基づいた発電を新たに始めた人が対象となっています。
FIT制度は、再生可能エネルギーの普及を促進するために導入された制度です。
これにより、売電価格が保証されているため、収益を安定させやすいのです。
二酸化炭素を排出しないため環境にやさしい
太陽光・風力・水力などの再生可能エネルギーは、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを一切排出しません。
地球温暖化の原因である温室効果ガスを排出しないため、再生可能エネルギーおよび発電は、環境に優しいエネルギー・発電方法なのです。そして、それに関わる投資を行なっているので、投資家たちは投資だけでなく地球温暖化への対策をサポートしている証拠になります。
資源が枯渇する心配がない
再生可能エネルギーは、太陽光・風力・水力・地熱といった自然現象を利用したエネルギーです。
他の燃料は有限であるため枯渇する心配がありますが、再生可能エネルギーのエネルギー源は枯渇することはありません。枯渇の心配がないため、投資をしても安定しやすいといえます。
原料を輸入に頼らず国内生産が可能
石油や石炭といった化石燃料は、温室効果ガス排出に加えて費用がかかるというデメリットがあります。
化石燃料は日本では不足しているため輸入に頼らなくてはいけません。化石燃料は輸入先の国の政治情勢などによって燃料不足・価格変動することもあり、その場合はさらに費用がかかります。
しかし、再生可能エネルギーは自然現象を資源としているため、資源にかかる費用はゼロです。また、水や地熱に関して日本は恵まれた環境であるため、水力・地熱発電は日本に向いている発電といえます。
国内の資源のみで生産が可能であるため、他の投資のように海外の動向で価値が変動する心配もありません。
再生可能エネルギー投資のデメリット・注意点

再生可能エネルギーおよび投資にはデメリットもあります。デメリットの内容は以下の通りです。
天候や自然災害の影響を受けやすい
再生可能エネルギーは化石燃料と違い、天候や自然災害の影響をダイレクトに受けることがデメリットです。
太陽光・風力発電は、天気が悪く太陽が出ない・風が吹かない場合、一切発電が行なえません。また、発電手段の種類によっては環境も重要なので、災害でその環境がダメージを受けた場合、発電に大きな影響が出ます。
化石燃料に比べ発電コストが高い
再生可能エネルギーは、化石燃料と比較した場合、発電コストが高めとなっています。発電のための設備に費用がかかり、発電効率も化石燃料と比べたら低い数値です。
太陽光・風力などエネルギー資源そのものには費用がかからないメリットがあります。近年では設備の進歩により以前よりはコストが下がっている傾向ですが、それでも全般的にコストがかかるのがデメリットです。
発電施設の建設に広い土地が必要
再生可能エネルギーの中でも、太陽光発電はそれほど場所を選びませんが、風力・水力発電などはどこでも設備を設置できるものではありません。
エネルギー資源である太陽光をしっかりと受け止めるためには、エネルギーが発生しやすい・扱いやすい広い面積の場所を選ぶ必要があります。
また、設備の建設のために自然を破壊することもあり、環境破壊・近隣の住民の反対が起きるなどのデメリットも発生しやすいです。
再生可能エネルギー投資に関するよくある質問
再生可能エネルギー投資について考える時、気になる点についてまとめました。
再生可能エネルギーへの投資額は?
2023年、世界の再生可能な電力と燃料への投資は、前年より8%増加して約6,230億米ドルに達しています。
しかし、COP28やパリ協定の目標を達成するためには、年間1兆3,000億米ドル以上の投資が必要であると見積もられているため、まだ十分とは言えないでしょう。
参考:REN21 自然エネルギー白書2024、環境エネルギー政策研究所
再生可能エネルギーで一番効率がいいものは何?
発電効率効率が最も高いのは水力発電です。その他、再生可能エネルギーの発電効率は以下の表のとおりです。
| 発電方法 | 発電効率 |
| 水力発電 | 約80% |
| 風力発電 | 約30~40% |
| 太陽光発電 | 約20% |
| バイオマス発電 | 約20% |
| 地熱発電 | 約20% |
ただし、太陽光発電の発電効率は年々上昇しており、30%を超えるものも開発されています。
再生可能エネルギーは何が一番いい?
投資対象としての再生可能エネルギーでは、太陽光発電が特におすすめです。
再生可能エネルギーそのものは、それぞれメリットとデメリットがありますので、どれが一番とは言い切れません。
発電効率効率でみれば、最も高いのは水力発電で、次いで風力発電となっています。
また、家庭への導入のしやすさでは、屋根に設置できる太陽光発電が一番と言ってよいでしょう。
バイオマス発電は廃棄物を燃料として活用することができますし、地熱発電は地域活性化に貢献する一面もあります。
再生可能エネルギーはなぜコストが高い?
日本の再生可能エネルギーの発電コストは年々下がってきていますが、世界と比べるとまだ高い水準です。

出典:資源エネルギー庁 |国内外の再生可能エネルギーの現状と今年度の調達価格等算定委員会の論点案2023年10月
日本の再生可能エネルギーのコストが高くなる理由に、以下のようなものが挙げられます。
- 発電に向いた土地が少ない
- 人件費・物価が高い
- 自然災害が多い
再生可能エネルギー投資を個人でする方法は?
再生可能エネルギー投資を個人でする方法には以下のようなものがあります。
- 発電所を新設する
- 中古の発電所を購入する
- 再生可能エネルギーファンドに投資する
自分で発電所を新設すれば、売電収入をインカムゲインとして得ることができます。運営開始までの時間を短縮したい、初期費用を抑えたい場合には、すでに稼働済みの中古の発電所の購入がおすすめです。
また、再生可能エネルギーファンドのように、金融商品となっているものもあります。投資信託やETFで購入することもできるので、少額から投資を始めたい投資初心者に向いています。
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まとめ
再生可能エネルギーおよびそれを利用した発電は、地球温暖化への対策として世界規模で注目されています。そのような時代背景から生まれた新たな投資手段が、再生可能エネルギー投資です。
今後、重要な要素となる再生可能エネルギーに関わるこの投資は、今後ますます市場が広がると予想されています。
その反面、再生可能エネルギーは天候や災害に左右される・設備のコストがかかるなど、デメリットもあります。
メリット・デメリットを踏まえて、自分に適した投資であるかどうか、判断することが大事です。


