終身保険はいらないって本当?デメリットと死亡保険との違いをわかりやすく解説
生命保険には色々な種類がありますが、中でも終身保険は貯蓄型の保険として代表的な生命保険です。
「貯蓄型の生命保険と言えば養老保険もあるけどどう違うの?」
「終身型医療保険なんていうのも聞いたことあるけど・・・」
生命保険には色々な種類があり、似たような名前が多いので混同してしまう人も少なくありません。
また、終身保険の中にも、低解約返戻金型、ドル建て終身など様々なタイプがあり、さらに払込方法によっても保険料や条件が異なってきます。
終身保険の種類やメリット・デメリット、どんな人におすすめかを分かりやすく解説していきます。
終身保険の特徴
終身保険は、終身(一生涯)の死亡保障がある貯蓄型の生命保険です。
生命保険の中には、同じ死亡保障で保険期間が有期タイプの定期保険や養老保険、終身型では終身型の医療保険など色々な種類があります。
終身保険と定期保険・養老保険との違い、終身保険と終身型医療保険の違いを分かりやすく解説します。
定期保険・養老保険との違い
終身保険と定期保険・養老保険との違いをまとめると以下のようになります。
終身保険 | 定期保険 | 養老保険 | |
保険期間 | 一生涯 | 一定期間 | 一定期間 |
満期保険金 | なし | なし | あり |
解約返戻金 | あり | なし | あり |
保険料 | やや高い | 安い | 高い |
大きく分けて、定期保険は保障をメインにした保険、養老保険と終身保険は貯蓄型の保険となります。
養老保険は終身保険と比べると、保険期間が有期ですが、保険期間の満了時には満期返戻金を受け取ることができ、より貯蓄性の高い金融商品と言えるでしょう。その分、保険料は高めになります。
終身型の医療保険との違い
終身保険と終身型の医療保険との違いをまとめると以下のようになります。
終身保険 | 終身型医療保険(貯蓄型) | |
死亡保険金 | あり | なし |
入院保険金などの
医療保障 |
なし
(特約で付帯可能なものも) |
あり |
満期返戻金 | なし | お祝い金タイプあり |
解約返戻金 | あり | 解約返戻金タイプあり |
終身型医療保険(貯蓄型)は、医療保険に貯蓄性をセットにしたものです。医療保険ですので死亡保障である終身保険とは保障内容が全く違い、死亡保険金などが無い代わりに、入院保険金などの医療保障がメインになります。三大疾病保険金などを付帯することも可能です。
終身型医療保険には色々なタイプがあり、保障をメインにしたものや貯蓄型のものなどがあります。貯蓄型の終身医療保険は、お祝い金や給付金があるタイプ、解約返戻金があるタイプなどに分かれます。
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終身保険のメリット
終身保険に加入するメリットには以下のようなものがあります。
- 保障は一生涯継続する
- 保険料が一生涯変わらない
- 契約者貸付制度を利用してお金を借りることができる
- 生命保険料控除が利用できる
- 死亡保険金はみなし相続財産になる
1つずつ詳しく説明していきます。
保障は一生涯継続する
終身保険の保険期間は終身、つまり死ぬまで一生涯続きます。定期保険と違って、保険期間の終わりがないため、いつ亡くなっても、家族に保険金として財産を残すことができます。
定期保険の場合、更新型と再加入型があり、再加入型では継続にあたって告知が必要になり、途中で病気をしてしまうと保障を削られてしまったり再加入を断られてしまう可能性があります。更新型の場合には、更新する場合の告知は不要ですが、年齢上限があり更新を断られるケースもあります。
その点、終身保険であれば、途中でどんな大病をしてもどれだけ長生きしても、保障を継続することができるのです。
保険料が一生涯変わらない
終身保険では、基本的に保険料が一定です。生命保険の保険料は、加齢と共に上昇していくのが一般的ですから、終身保険に若いうちから加入しておけば、加入時の安い保険料のまま保障を継続できます。老後で年金生活になってから高額の保険料を払って生命保険に加入するのは不安、という方にも向いています。
また、保険料が長期間一定なので、支出や資金の計画を立てやすいというメリットもあります。
ただし、外貨建て保険の場合には、ドルなどの外貨ベースでの保険料は変わらなくても、円ベースでの保険料は為替の影響を受けますので注意が必要です。
契約者貸付制度を利用してお金を借りることができる
終身保険では契約者貸付制度が利用できます。契約者貸付制度とは、解約返戻金を担保に保険会社が一定金額を貸付してくれる制度です。
貸付なので金利は発生しますが、金融機関などから借入をする場合に比べて、金利も安く手続きなどもスムーズに借入ができますので、急な出費で資金が必要になった時などに便利です。
解約返戻金を受け取ることができる
終身保険では解約時に所定の利率で運用した解約返戻金を受け取ることができます。終身の保障と貯蓄型の保険を組み合わせたのが終身保険なのです。
基本的には払込期間=運用期間が長いほど解約返戻金の額は高くなりますが、年齢が高くなるにつれて、保険料も高くなりますので、生命保険会社の試算などを参考に解約のタイミングに気をつける必要があります。
また、早期に解約する場合は、解約返戻金が払込保険料総額を下回る場合がほとんどですので注意しましょう。
生命保険料控除が利用できる
終身保険は生命保険料控除の対象ですので、加入することで税制上のメリットが受けられます。
具体的には、年間最高4万円までの支払保険料を所得税から控除できます。生命保険料控除は、平成23年12月31日以前に締結した保険契約等に係る保険料(旧契約)と、平成24年1月1日以後に締結した保険契約等に係る保険料(新契約)で、取扱いが異なります。
新規契約の控除額は、生命保険料控除、介護医療保険控除および個人年金保険料控除と合わせて最大12万円までです。
死亡保険金はみなし相続財産になる
終身保険で、家族が死亡保険金を受け取った場合は、みなし相続財産として一定額まで相続税が非課税となります。非課税限度額は、500万円×法定相続人の数です。みなし相続財産は遺産分割の対象外であること、法定相続人数には相続放棄した者も含めることができるなどのメリットがあり、相続税の節税対策に終身保険に加入する人も多くいます。
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終身保険のデメリット
終身保険のメリットだけでなくデメリットも気になります。
終身保険のデメリット、どんなことに気をつけなくてはいけないか、と順番に説明していきましょう。
保険料は高額になることが多い
終身保険は貯蓄型の保険ですので、定期保険などよりも保険料が割高になります。
若い時に加入すれば、保険料は安くなりますが、家計の負担も大きくなります。また、高齢になってから相続対策などで加入するケースも多いですが、年金生活を圧迫しないよう、資金計画に無理がない金額にすることが大切です。
こまめな見直しが難しい
終身保険は、保険料は保障が長期間一定で計画が立てやすいというメリットと引き換えに、こまめな保障や条件の見直しが難しいというデメリットがあります。
家計から保険や貯蓄に回せる金額や必要な保障金額などは、年代や家族構成によって変化します。
終身保険に一旦加入してしまうと、しばらく家計が苦しいので保険料を安くしたい、子供が大きくなったので保険金額を減らしたい、などの細かい条件変更は原則できません。
無理に途中で解約や変更をしてしまうと、元本割れをしたり、新たな保険契約で保険料が高くなる、そもそも新しい保険に加入できない恐れもありますので、見直しは慎重に行いましょう。
早期解約すると解約返戻金が払込保険料よりも少なくなる
終身保険は貯蓄型の保険なので解約返戻金がありますが、早期に解約すると支払い保険料総額を下回り損するので注意が必要です。
これは、運用期間が短いと、保障分の保険料や保険会社側の経費などを運用収益で賄うことができないため、元本割れしてしまうからです。
解約返戻金については、保険会社によって募集や契約時に解約返戻金のシミュレーションを提示されたり、ホームページで試算できたりしますので、よく確認をして解約のタイミングを検討しましょう。
また、外貨建ての終身保険の場合は、日本円で解約返戻金を受け取る時には為替手数料が発生しますので注意が必要です。
保険金受け取り時にインフレが発生していると損をする
終身保険は保険期間が長期にわたる保険のため、インフレになると、受け取る保険金の価値が下がってしまっている、というリスクがあります。
残された家族のために、加入当時では充分だと思われた金額で保険に入っても、インフレが進んだことによって想定よりも不足が生じるといったケースも考えられます。
日本は過去20年間異例のデフレ局面にありましたが、近年では円安や資源高で物価が高騰し、インフレリスクが高まっています。
インフレ局面では、長期の資金や保障金額については慎重に試算し計画を立てる必要があります。
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終身保険の種類・支払い方法
終身保険の種類にはどんなものがあるでしょうか。
終身保険の種類を4種類に分け、支払い方法についての違いを説明します。
終身保険は4種類
終身保険名 | 特徴 |
低解約返戻金型終身保険 | 解約返戻金が少ない 保険料が割安 |
積立利率変動型終身保険 | インフレに対応できる 最低保証が定められている |
変額終身保険 | 死亡保険金は最低保証される 保険金の受取額が減る可能性がある |
外貨建て終身保険 | 払込保険料が外貨で運用される 為替差損の発生の可能性がある |
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険では、保険料払込期間中の解約返戻金を抑える代わりに、支払う保険料も割安に設計された終身保険です。
保険料払込期間中に解約すると、解約返戻金が支払保険料総額を下回りますが、通常、保険料の払込が終わってからは返戻率がアップするようになっています。
税制のメリットを受けながらも当面は支払い保険料を抑えながら運用したい場合や、長期的な相続対策などに向いています。
積立利率変動型終身保険
積立利率変動型終身保険とは、積立利率が市場金利に伴って変動し、それに応じて解約返戻金や死亡保険金額も変動することになります。金利が長らく低金利水準が続いている状況では、積立利率変動型の保険料は通常の終身保険の保険料よりも割高感がありました。
しかし、今後インフレが進んでいくと、市場金利が上昇し、積立利率変動型終身保険の方が死亡保険金額や解約返戻金が高くなる可能性があります。
長期的なインフレリスクに対応できる終身保険ですので、今後注目を浴びてくるでしょう。
なお、積立利率変動型終身保険とよく似た響きで「利率変動型積立保険」がありますが、こちらは貯蓄機能をもつ積立部分に、定期保険や医療保険を自由に組み合わせた商品となり、積立利率変動型終身保険とは全く違うものですので、混同しないように注意してください。
変額終身保険
変額終身保険は、保険料の一部を株式や債券等を投資対象とする特別勘定で運用し、その運用成績次第で保険金額や解約返戻金が変動するタイプの終身保険です。
保険金額や解約返戻金が変動するという点では、積立利率変動型終身保険と似ていますが、積立利率変動型終身保険が市場金利に連動するのに対し、変額終身保険は保険会社の運用成績がダイレクトに反映されるため変動幅が大きく、より投資性の高い終身保険と言えます。
通常は、死亡保険金については基本保険金額が保証されます。
外貨建て終身保険
ドル建て終身保険など外貨建ての終身保険は、保険金額や解約返戻金を外貨で契約する終身保険です。
そのため、保険会社の運用成績や市場金利ではなく、為替相場の変動等によって保険金額や解約返戻金が変動します。ドル建てが多いですが、ユーロ建てやオーストラリアドル建ての商品などもあります。
現在は、外貨建ての保険の方が予定利率が高く、円貨建てよりも割安な保険料で加入できるというメリットがあります。ただし、為替相場の変動によっては損失が生じる可能性もあることは理解しておきましょう。
長期の為替リスクを予想するのは難しいですが、例えば長期的に円安ドル高となっていくと予想する場合は、ドル建ての終身保険に加入すれば、将来的に円建ての終身保険と比較して多くの死亡保険金額や解約返戻金が受け取れる可能性があります。
終身保険の保険料支払い方法
終身保険は商品の設計上4種類に分けられますが、これら全てを保険料の支払い方法で分類することもできます。
終身保険の保険料の支払い方法は、一時払いと分割払い(月払い・年払い)に分けることができます。
保険料の支払い方法については、一長一短があり、一概にどちらが良いとは言えません。
現在の資金の余裕度や今後の資金計画に合わせて、支払い方法を選ぶと良いでしょう。
一時払い
加入(契約)時に保険料を一括でまとめて支払う方法です。一括で支払うため、まとまった金額が必要となりますが、その分まとまった金額を長く運用することになるため、月払いや年払いに比べて総払込保険料は安くなるというメリットがあります。
ただし、生命保険料控除は支払った年1回だけしか受けられませんので、注意しましょう。
月払い・年払い
保険料を毎月または毎年同じ金額で分けて支払う方法です。将来の保障や解約返戻金に備えて、コツコツと積立をしていくイメージです。保険料控除は毎年受けられるので、長期間に渡って保険料控除のメリットを享受できます。ただし、保険料払込期間中は解約返戻金が低いことが多いです。
全期前納払いについて
生命保険の保険料払込方法として、一時払いによく似たものに「全期前納払い」があります。
「全期前納払い」は、契約時に一括して保険料を払い込むので契約者側からすると一時払いと同じですが、実際は保険会社が払い込んだ保険料を預かっておいて保険期間の経過に応じて取り崩していく方式です。
ですから、保険料の運用期間や返戻率、生命保険料控除の扱いなどが一時払いとは異なってきます。保険会社によっては、終身保険の全期前納払いに対応しているところがありますので、確認してみるとよいでしょう。
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終身保険はどんな人におすすめ?
貯蓄型の生命保険と言われる終身保険は、具体的にどんな人におすすめなのでしょうか?
メリットとデメリットを踏まえ、終身保険におすすめな人のタイプを3つに分けて説明します。
- 税金の控除を受けたいと考えている人
- 老後資金のためにお金を貯めておきたい人
- 後継者に上手に財産を残したい人
税金の控除を受けたいと考えている人
終身保険は、貯蓄型でありながらも死亡保障がついているので、支払保険料は生命保険料控除の対象となります。普通にお金を積み立てるだけだと節税効果はありませんが、終身保険であれば年間4万円までは所得税から控除ができます。
また、通常の投資で金利収益などを得た場合、源泉分離課税の対象となります。
終身保険で解約返戻金を受け取った場合、支払い保険料総額との差額は一時所得として課税対象になります。
さらに、50万円の特別控除があるので、差益が50万円以下だった場合は課税されません。なお、給与所得など他の所得との合算する際には、一時所得のうち2分の1に相当する金額が算入されます。
終身保険は、税金上のメリットを享受しながら貯蓄をしたい人に向いていると言えます。
老後資金のためにお金を貯めておきたい人
終身保険は貯蓄型の保険です。保障をメインにしたい人は、保険料が割安な定期保険などに加入した方が良いでしょう。
終身保険では解約返戻金を受け取ることができますが、解約のタイミングが早いと元本割れして損をすることがあります。長期間にお金を積み立てて運用し、老後になってから資金を受け取りたいという人には、終身保険が向いているでしょう。
現役時代は何かとお金がいるのでできるだけ保険料を抑えたいという場合には、低解約返戻金タイプの終身保険で定年までに保険料払込が終えるように設定すれば、定年後に解約して返戻金を受け取ることができます。
長期的なインフレリスクが心配な人は積立利率型変動保険、預金などよりも積極的な運用をしながら貯蓄をしたいという人は変額終身保険やドル建てなどの外貨建て終身保険がおすすめです。
後継者に上手に財産を残したい人
終身保険には相続対策として加入する人が多くいます。生命保険の死亡保険金が支払われた場合、保険金は受取人固有の財産として認められます。
その場合、他の財産とは違って遺産分割協議の対象外となるため、指定した相手に確実に財産を渡せる可能性が高いのです。
被相続人が離婚して別子がいる場合や代償相続者が多い場合など、遺産分割である程度協議が必要になるケースに備え、あらかじめ生命保険で死亡保険金受取人を指定して相続対策することがあります。
また、死亡保険金は、「500万円×法定相続人の数」まで非課税となっていますので、節税の点からもメリットが大きいのです。
生命保険で相続対策をするケースはよくありますが、さらに終身保険であれば、保険期間が終身ですので加入者本人がどれだけ長生きしても、あるいは突然亡くなっても、死亡保険金を確実に受け取ることができます。
指定した後継者に確実にかつ税制や相続対策としてのメリットを生かしながらお金を残すことができるのが終身保険です。
終身保険に関するよくある質問
最後に、終身保険に関するよくある質問を集めましたのでご紹介します。
終身保険に満期はありますか?
終身保険には満期がありません。死亡保証は一生涯続き、保険料の払込期間は65歳や70歳までなどです。
終身保険であれば、亡くなったときに死亡保険金受取人が死亡保険金を受け取り、葬式代や相続税の支払いに充てるなどできます。相続するものがある場合、遺族が相続などでかかるお金に困ることがないというメリットがあります。
終身保険と学資保険の違いは?
学資保険は、教育資金を準備するための保険です。毎月積み立てることで、入学や卒業の時期に満期保険金やお祝い金として受け取りたいタイミングで受け取ることができます。
また、学資保険には保険をかけている親にもしものことがあった場合の保障もついています。
死亡保障に重きを置いている終身保険と教育資金に重きを置いている学資保険、必要な保障はどれか、しっかりと見極めましょう。
外貨建て終身保険は円安になれば解約返戻金が増えますか?
解約の場合、解約控除・市場価格調整というものが適用されます。
そのため、円安になったからといって解約しても必ず金額が上がるわけではないことを覚えておきましょう。
終身保険に入院や手術などの保障はついていますか?
終身保険は、死亡後の保障についての保険のため、基本的には入院や手術などの保障はついていません。
入院や手術などの保障は、特約で付帯できる終身保険に加入するか、終身保険とは別に医療保険に加入するという選択肢があります。
積立タイプの保険は終身保険の他にもありますか?
積立タイプと言われる保険は貯蓄性のある保険のことで、終身保険・養老保険、個人年金保険、学資保険などがこれにあたります。
また、積立タイプの保険の場合は、途中解約した際に支払われる「解約返戻金」がありますが、短い期間で解約した場合は、ごくわずかの返戻金しか手元に来ない場合もありますので、途中で解約する際は注意が必要です。
積立タイプの保険は、保険料が掛け捨てタイプより高い場合もありますが、貯蓄もできるため、貯金が苦手な人におすすめです。
まとめ
以上、終身保険について、他の保険との違い、メリットやデメリット、どんな種類がありどんな人におすすめか、などを説明しました。
終身保険は、保険料控除などのメリットを生かしながら、老後の資金貯蓄や後継者への相続対策などができる便利な金融商品です。
終身保険には、低解約返戻金タイプやドル建てなど色々な種類がありますので、メリット・デメリットをよく理解して賢く活用しましょう。
終身保険はデメリットばかりではありません。保障が一生涯続く終身保険は、死亡や高度障害になると保険金が受け取れることはもちろん、途中で解約をしても解約返戻金を受け取ることができるので、ライフスタイルに合わせた貯蓄性も兼ね備えています。さらに、最近は相続対策としても終身保険が注目されています。注意点をしっかり理解したうえで、加入する目的を明確にし、目的に合ったプランや保険料の払込方法などを選ぶことが大切です。
ファイナンシャルプランナー(AFP)、1級DCプランナー
1992年宮崎県生まれ。関西学院大学会計大学院を修了後、NTTビジネスアソシエ西日本で、NTT西日本グループの決算や内部統制、DX等の業務に従事。2022年10月に兵庫県で独立系FP事務所ライフホーカーを開業し、現在に至る。NISAやiDeCoを活用した資産形成や公的年金、保険など、オンラインメディアで多数執筆、監修。特に、現役世代が今日からできる老後資金対策に力を入れており、「老後不安バスター」として、だれもが老後に向けて自信を持てる社会を目指して奮闘中。
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