太陽光発電は”やらなきゃよかった”と後悔する?失敗しないためのポイントを解説

  • 公開日:2026.03.12
  • 更新日:2026.04.07
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太陽光発電は、CO2排出量ゼロの電気を使えたり、電気代を削減できたりするため人気です。しかし、ライフスタイルや家屋の状態によってはデメリットの方が大きく、やらなきゃよかったと後悔する場合もあります。

太陽光発電をつけないほうが良い例を紹介していきます。新築で注文住宅を建てる予定の方や、現在の家に太陽光パネルを載せたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

太陽光発電を”やらなきゃよかった”と後悔するパターン

太陽光発電を”やらなきゃよかった”と後悔するパターン

では、今回のメイントピックである『太陽光発電発電』をつけないほうが良い理由について触れていきます。

メンテナンス費用が想定よりかさむ

まず、メンテナンス費用が想定以上にかさんでしまうケースです。太陽光発電は一度設置すれば放置して良いと思われがちですが、実際にはパワーコンディショナーの交換や定期的な点検費用が発生します。

よくある後悔のパターンは、10年から15年が経過した頃に突然パワーコンディショナーが故障し、数十万円の交換費用を急に捻出しなければならなくなるケースです。

また、格安業者で設置したために保証範囲が狭く、鳥の糞による汚れの清掃や落雷による故障がすべて自己負担になり、売電利益が吹き飛んでしまう例も少なくありません。

これらの解決策は、導入前のシミュレーションに維持費を組み込むことです。将来の機器交換を見越して予備費を積み立てておき、見積もり段階で修繕費を含めた実質的な収支を確認しましょう。

また、目先の安さだけで選ばず、長期の無料点検や手厚い自然災害補償を提供している信頼できる業者を選ぶことが、最終的な支出を抑える鍵となります。

設置後に日当たりが変わってしまった

設置時は問題がなくても、数年後に日当たりが悪化するケースがあります。

太陽光発電の初期費用の回収はおよそ約10年〜12年と言われています。設置後に、「数年したら思ったよりも日が当たらなくなってしまった」ということがないように、今の場所で長期的に太陽が当たるのかを把握しておくことが大切です。

近年では、都市部を中心に再開発やマンション建設が活発化しており、将来的に周辺に高い建物が建つ可能性もあります。

地域の開発計画や周辺環境の変化にも目を向けておきましょう。

屋根の形が特殊、あるいは小さい

屋根の形状によっては、設置できる太陽光パネルが少なくて「思ったより発電量が少ない」ということがあります。

太陽光パネルは、屋根にくっつけて設置できるように平面状の長方形です。

注文住宅が人気を集めている昨今は家のデザインも多様化しています。屋根の形が特殊だったり小さかったりするご家庭は、十分なパネルを載せられない可能性があるので注意してください。

また、特殊な形の屋根に設置するとなると従来よりも工事費用がかさんでしまい、予想よりも高くついてしまったケースも少なくありません。

昼間に電気の使用量が少ない

ほとんど家におらず、電気を使う機会があまり無い方は、設置してもあまりお得な感じがないかもしれません。

住宅用太陽光発電の大きなメリットは、昼間太陽が出ている間にパネルで発電して、電力会社からの購入電力を減らせる点です。

売電できる分が増えてお得だと思うかもしれませんが、近年は電気を売る価格電力会社から電気を購入する価格とでは電気を購入するほうが高いからです。

2025年度下半期の売電価格(FIT価格)は、最初の4年間は24円、その後の6年間は8.3円です。

具体的に東京電力の、『従量電灯Bプラン』の1kWhあたりの価格をみてみましょう。

電気消費量(kWh) 1kWhあたりの価格(税込)
〜120kWh 29.8円
121〜300kWh 36.4円
300kWh〜 40.49円

このように、売電価格よりも、電力会社からの購入金額の方が高いことが分かります。つまり、自宅で消費せずにほぼ売る状態だと得しないのです。

ただし、『蓄電池』を設置すれば、昼間発電した電気を夜に使ったり、台風などの災害で停電時に使ったりすることができます。昼間に電気をあまり使用しない方は、併せて検討するのがおすすめです。

将来家を取り壊す可能性がある

将来、リフォームや建て替えなどで家を取り壊す予定がある場合は、太陽光発電の設置は慎重に検討したほうが良いです。

太陽光発電は電気代の削減などのメリットがありますが、設置には初期費用がかかります。一般的に、太陽光発電は長期間使用することで費用を回収できる仕組みのため、10年以上は使い続けないと十分なメリットを得にくいです。

そのため、数年後に住宅を解体する予定がある場合、設置費用を回収できない可能性があります。また、建て替えの際には太陽光パネルの撤去費用が別途発生する点にも注意が必要です。

ただし、住宅を売却する場合には、太陽光発電設備が設置されていることで住宅の価値が高く評価される可能性もあります。

初期費用の回収が遅れてしまう

一般的に、住宅用太陽光発電の設置費用は130万~200万円程度かかります。

設置後は、電気代の削減や売電収入でメリットがでます。しかし、初期費用の元を取るには、電気を多く使用する家庭であっても10年程度かかります。

つまり、電気使用量が少なかったり、昼間あまり在宅しなかったりする家庭の場合、電気代削減の恩恵を十分に受けられず、初期費用の回収がFIT期間の10年より長くかかってしまう可能性が高いです。

昔に比べると、技術の革新や太陽光発電を取り付ける家庭が増えたことで、初期費用は安くなってきています。また、低炭素社会の実現に向けた取り組みとして、自治体の補助金制度が新たに登場する可能性もあります。

しかし、設置時にコストが嵩むことに変わりはありません。一括で払えない場合は、ローンを組むことになります。

ちなみに、設置後にも保守・点検・修理などに費用が発生しますので、備えておかなければなりません。

太陽光パネルに影がかかったり汚れてしまったりすると発電量が想定よりも低くなってしまうことがあり、発電量が少ないと売電収入が少なくなり、初期費用の回収も遅れてしまいます。

発電量が低下しないように、こまめなメンテナンスが必要です。

発電量は、事前のシミュレーションで周辺環境や屋根の方向などを考慮すれば、ある程度正確に分かります。売電収入の見積もりをいくつかの業者に依頼し、初期費用を回収できるか確認してから設置しましょう。

太陽光発電を後悔しないための5つのポイント・選び方

太陽光発電は安い買い物ではありません。設置後に後悔することは絶対避けたいですよね。

ここからは、太陽光発電を設置する前に確認すべきポイントを6つ紹介します。

メンテナンス費用が想定よりかさむ

メンテナンスフリーという言葉を信じて導入した結果、数年ごとの点検費用や10〜15年周期で訪れるパワーコンディショナの交換費用(約20〜30万円)が家計を圧迫し、後悔するケースが目立ちます。また、鳥の糞害や雑草対策、台風後の臨時点検など、地域特性による追加費用も無視できません。

これらの後悔を防ぐための解決策として、まずは設置時に20年以上の出力保証や定額のメンテナンスパックを備えた業者を選び、将来の支出を可視化・固定化しておくことが重要です。あわせて、毎月の売電収入や電気代削減分の約10%を将来の機器交換費用として積み立てておくと安心です。さらに、自然災害によるパネル破損や故障に備え、火災保険の特約や動産総合保険の内容を事前に見直し、修繕リスクを最小限に抑える対策を講じましょう。

太陽光発電を設置する目的を明らかにする

まずは、何のために太陽光発電を設置したいのかを考えましょう。

電気代の削減、災害時の備え、地球温暖化の抑制に貢献など、何を重要視するかによって、設置するかどうかや、設置するパネル容量、メーカー、蓄電池の有無などが変わってきます。

例えば、災害時の備えを一番の目的にするのであれば、太陽光発電と蓄電池を一緒に導入するのが良いでしょう。初期費用が高くなり、経済的に元が取れるのが多少遅くなったとしても、安心を手に入れることができ満足できます。

電気を使う量や時間帯を確認する

電気使用状況は、シミュレーションを行う際に重要な情報です。昼間に電力使用量が多い家庭では、太陽光発電のメリットが大きくなります。

昼間にどれくらい在宅しているか、使っている家電製品はどれかなどを確認しておきましょう。

スマートメーターが設置されている家庭の場合は、契約中の電力会社のマイページを確認すれば、時間帯ごとの使用量を詳しく確認できます。

設置場所の日照条件・面積を確認する

太陽光発電パネルは自宅屋根に設置することが多いです。高いビル・電柱・木など、周りに日光を遮るものがあるか確認しましょう。屋根への日当たりがあまり良くない場合、太陽光発電には向いていません。

屋根の方向・形状・傾斜・面積も重要です。方向は南向きで傾斜は20~40度、平らな形状で面積が広い屋根が太陽光発電に向いています。

新築の戸建てで屋根の形や設置場所が太陽光発電に適していないというケースが少なくありませんが、新築の注文住宅なら設置場所の条件だけではなく、屋根の形状も考慮できます。

新築の注文住宅で太陽光発電の設置を考えている方は、発電効率を考えて屋根の形を考えるのもおすすめです。注文住宅を建てる業者や信頼できる太陽光発電業者に相談してより良い設置条件を確認しましょう。

信頼できる業者を選ぶ

信頼できる設置業者を選べば、設置時だけでなく設置後のメンテナンスも安心して任せられます。

太陽光発電業者の中には、発電量を実際よりも多くシミュレーションしてメリットが大きいように見せかけたり、相場よりも高い不当な価格を請求したりするところもあります。

信頼できる業者を選ぶためには、3つ以上の業者に見積もり・シミュレーションを依頼し、比較することが重要です。相場感が分かり、悪徳業者に騙されるのを避けられます。

設置業者には、設置後の太陽光発電のメンテナンスや修理も依頼することがほとんどです。比較するときは料金だけでなく、設置後のアフターサービスや接客も重視してください。

太陽光発電の知識があまりなくて不安な場合は、カスタマーサポートがある一括見積サイトを利用するのがおすすめです。中立の立場から相談に乗ってくれます。

使える補助金を確認する

自治体によって、太陽光発電の設置に補助金を出しているところもあります。

補助金は予算や受付締切日が決まっています。太陽光発電の設置を考え始めたら、まずは自治体のHPを確認して、補助金申請に間に合うように行動しだすのが良いでしょう。

設置業者や注文住宅メーカーでも把握されているとは思いますが、自分でも調べておくと確実です。

関連記事:【2026年版】太陽光発電に関連する補助金制度まとめ!国・自治体ごとの制度や申請方法を紹介

 

「初期投資支援スキーム」で最初の4年は売電価格増額

「初期投資支援スキーム」は、住宅用太陽光発電(10kW未満)における導入初期のコスト負担を軽減する目的で設けられた制度で、2025年10月以降に認定申請された住宅用太陽光発電(10kW未満)が対象です。

前半4年間の売電価格が高く設定されることで、設置初期の費用回収を有利に進めやすくなります。売電期間はこれまでと同様に10年間ですが、「収益を早めに確保できる」のが大きなポイントです。

おすすめの住宅用太陽光発電見積もりサイト3選

住宅用太陽光発電のおすすめの業者を3つ紹介します。

タイナビ

タイナビ

会社名 株式会社グッドフェローズ
事業 家庭用太陽光発電・蓄電池
最大5社に一括見積
取扱業者 180社以上
取扱エリア 全国
手数料 無料
公式サイト タイナビ

タイナビの特徴は、最大の5社の複数社から見積もりを取れる点です。

複数社で見積もりを取れるので、相場の適正価格を知りながら安全に購入できます。

またタイナビには、太陽光発電の専門スタッフがいます。

そのため、わからないことや不安などがあったときに、すぐに解消できる体制が整えられているのです。

\最大5社から無料見積もりできる/

グリエネ

グリエネ

会社名 株式会社じげん
事業 太陽光発電・蓄電池
最大5社に一括見積
取扱業者 450社以上
取扱エリア 全国
手数料 無料
公式サイト グリエネ

グリエネもほかの業者と同様、複数社から見積もりを取得できます。

約450社の中から最大5社で見積もりを取れるので、相場を知りながら比較購入できます。

またグリエネは、窓口がこの会社のみなので、いきなり太陽光発電の業者から電話などが入ることもありません。

まずはグリエネを通して連絡が入るので、業者からの電話が多くてうんざりしている方にもおすすめの業者です。

さらにグリエネは、選定する業者に独自の厳正な基準を設けています。

「工事保険の加入」「健全な財務状況」など、厳しい審査に通過した業者のみをユーザーに紹介しています。

\完全個別対応を実施/

ソーラーパートナーズ

 

会社名 株式会社ソーラーパートナーズ
事業 外壁塗装の工事会社ネットワーク運営事業
屋根工事の工事会社ネットワーク運営事業
外構・エクステリアの工事会社ネットワーク運営事業
シロアリ対策の工事会社ネットワーク運営事業
取扱業者
取扱エリア 全国
手数料 無料
公式サイト ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズは、太陽光発電の無料一括見積もりサイトの運営を行っています

1度に3件の業者に見積もり依頼ができ、効率的に依頼先を探せます。

独自の基準を満たした優良企業のみが加盟しており、怪しい業者がいないのも嬉しいポイント

太陽光発電の専門知識を持つアドバイザーがついて、工事の立ち合いや、施工完了後のアフターフォローまで実施してくれます。

万一施工会社が倒産したなどの理由で工事ができなくなった際は、追加料金なしで工事を完了させられる「工事完了保証」が用意されているのも人気の秘訣です。

\最大3社の優良企業を無料で紹介/

太陽光発電は従来の戸建て住宅や新築の注文住宅の屋根につけるイメージがあるかもしれませんが、前述したようにつけない方がいいご家庭もあるのは事実で、こういった方がご自宅に太陽光発電を設置してもかえって損をしてしまい、初期費用の回収どころではない…という事態になりかねません。

  • 今後、太陽が当たりにくくなる可能性がある
  • 屋根の形が特殊、あるいは小さい
  • ほとんど家にいない
  • 将来引っ越したり家を取り壊す予定がある
  • 初期費用が高すぎる

上記にひとつでも該当する方は、太陽光発電で投資を始めた方がお得です。

太陽光投資は、発電した電気を電力会社に売って利益を出す投資方法です。

住宅用太陽光発電と同じく、固定価格買取制度のもと運用するため、リスクを抑えながら長期間安定して収益を得ることができる点が不動産投資や株式投資とは違う点です。

太陽光投資を始める場合、住宅用太陽光発電ではなく、より規模の大きい産業用太陽光発電を購入するのが一般的です。

投資用の太陽光発電は、パネルの頭金が0円でも貯金がなくてもフルローンを組んで投資を始められることに加えて、節税対策として利用することもできます。

太陽光投資でどのくらい儲かるかシミュレーションしたい方はこちらのページから無料でシミュレーションすることができます。

\入力簡単30秒!/

投資用太陽光発電の仲介業者ならソルセル(SOLSEL)

ソルセル

会社名 エレビスタ株式会社
事業 中古太陽光発電所売買
取扱実績 2,815億円以上
取扱エリア 全国
手数料 無料
公式サイト SOLSEL

ソルセルは、太陽光発電の仲介業者です。特徴としては、中古の太陽光発電売買に強い点です。

そのため、新しい太陽光発電ではなく、値段を抑えて中古の太陽光発電を購入したい方におすすめの業者です。

また、必要な手続きをほとんど丸投げできるメリットもあります。

物件探しや売主探し、登記手続きにいたるまでワンストップで担当してくれるので、太陽光発電に詳しくなくても大丈夫ですよ。

まとめ

今回は、太陽光発電をつけないほうが良い理由についてご紹介しました。

注文住宅で屋根の形状が特殊だったり、設置場所の日当たりが悪かったり、昼間の電力使用量が少なかったりする家庭では、太陽光発電をしない方が良いでしょう。

すでに建っている戸建てや注文住宅に設置したい人は、事前に周囲の環境や電気の使用状況を確認し、シミュレーションを行って、太陽光発電に向いているかどうか確認してください。

自宅に太陽光発電を導入するのに向いていない場合は、太陽光発電投資を始めるのも1つの手です。再生可能エネルギーの普及に貢献でき、リスクを低く投資収入を得ることができます。

周りの環境と相談して、自分に一番合った方法を見つけましょう。

当記事の監修者
馬橋聖生

馬橋 聖生(Mabashi Sei)
SOLSEL Unit マネージャー

【専門分野・領域】
・太陽光発電所の売買契約およびコンプライアンス実務
・プロダクトの全体マネジメント

【経歴】
2022年にSOLSELへ参画。
参画後はわずか1年半でユニットマネージャーに昇格。
現在はマネージャーとして、案件全体の統括から契約実務までを幅広く担当。
投資家にとって最も安全で収益性の高い資産運用モデルの構築を徹底している。

【メディア掲載・登壇実績】
2025.08.29:Forbes Japan 掲載(掲載記事

【編集・監修ポリシー】
当メディアでは、太陽光発電投資や節税対策を検討される投資家の皆様へ、実務に即した正確な情報提供を徹底しています。
自社で太陽光関連事業を多角的に展開しているからこそ、シミュレーション上の収益性だけでなく、投資判断に不可欠なリスクや前提条件を明示。
実数値に基づいた「持続可能な資産運用と確実な出口戦略」をお届けすることを約束します。

執筆者

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ikebukuro

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