ほったらかし投資におすすめランキング8選!失敗しないコツとメリット・デメリットを解説
- 公開日:2026.06.20
- 更新日:2026.06.20
おすすめのほったらかし投資をランキング形式で紹介します。また、おすすめする理由や失敗しないコツ、メリット・デメリットなどを解説します。
ほったらかし投資とは、その名の通り放置して資産形成をする方法です。ほったらかし投資の基本は長期投資です。
最初に投資金額や投資銘柄などを決めた後は、ほったらかしにするだけで資産を増やすことが可能。短期投資のように常にチャートに張り付いたり、分析をする必要があまりないので、投資初心者でも気軽に始められます。
・ほったらかし投資は、投資先や積立額を決めた後も完全放置ではなく、長期運用を前提に定期的な見直しが必要な投資方法です。
・ほったらかし投資で初心者におすすめなのは、少額から始めやすく分散投資しやすい投資信託やロボアドバイザーなどです。
・ほったらかし投資で失敗しないコツは、短期的な値動きに振り回されず、元本割れや手数料のリスクを理解したうえでコツコツ続けることです。
目次
ほったらかし投資とは

ほったらかし投資は、投資初心者におすすめの投資です。
投資初心者向けとされるほったらかし投資の特徴をご覧ください。
- 最初に投資環境を整えた後は放置でOK
- チャートに張り付いてチェックしなくて良い
- 価格変動の分析が不要
最初に投資環境を整えておくだけで、その後はほったらかしでコツコツ資産を増やせる投資方法です。
少ない手間で時間をかけて確実に収益を上げていく方法で、ローリスクローリターンな投資方法でもあります。
毎日チャートに張り付いたり、価格変動を分析する必要がないので、日々仕事や家事・育児などが忙しい人でも気軽に始められます。
ほったらかし投資は完全放置ではなく定期的な見直しが必要
ほったらかし投資とは、最初に投資先や積立額を決めたあと、日々の売買を細かく行わずに長期で運用する方法です。ただし、一度設定したら何年も見なくてよいわけではありません。
収入や支出、投資目的、年齢によって、合う投資額やリスクの取り方は変わります。毎日の値動きに振り回される必要はありませんが、半年から1年に一度は積立額、資産配分、手数料、運用成績を確認しましょう。
結婚、転職、引っ越し、大きな出費などライフイベントがあったときも見直しのタイミングです。必要な管理まで放置しないことが、ほったらかし投資で失敗を防ぐコツです。
ほったらかし投資は何がいい?おすすめランキング比較表
ほったらかし投資は何がいいか、ランキング形式で紹介します。
手間・リスク・少額投資・流動性・期待利回りで比較
ほったらかし投資を選ぶときは、利回りの高さだけで決めないことが大切です。手間が少ない投資ほど始めやすい一方で、元本割れのリスクや売却のしやすさは商品によって変わります。
初心者は、少額から始めやすく、分散投資しやすい投資信託やロボアドバイザーを中心に比較すると選びやすいでしょう。期待利回りはあくまで目安であり、将来の利益を保証するものではありません。
| 順位 | 投資方法 | 手間 | リスク | 少額投資 | 流動性 | 期待利回りの目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 投資信託 | 少ない | 中 | しやすい | 高い | 年3〜7%程度 |
| 2位 | ロボアドバイザー | 少ない | 中 | しやすい | 高い | 年2〜6%程度 |
| 3位 | ETF | やや少ない | 中 | ややしやすい | 高い | 年3〜7%程度 |
| 4位 | NISAの積立投資 | 少ない | 中 | しやすい | 高い | 年3〜7%程度 |
| 5位 | iDeCo | 少ない | 中 | しやすい | 低い | 年3〜7%程度 |
| 6位 | 債券・債券ファンド | 少ない | 低〜中 | しやすい | 中〜高 | 年1〜4%程度 |
| 7位 | REIT | やや少ない | 中〜高 | しやすい | 高い | 年3〜6%程度 |
| 8位 | 不動産クラウドファンディング | やや少ない | 中〜高 | しやすい | 低い | 年3〜8%程度 |
おすすめのほったらかし投資ランキング8選

ほったらかし投資といっても、さまざまな投資方法があります。
人気のほったらかし投資方法を紹介するとともに、それぞれのメリット・デメリットについても解説していきますので、参考にしてください。
①つみたてNISA
新NISAは、2024年1月に開始された少額投資非課税制度です。
積立投資枠(つみたてNISA)と成長投資枠の2つの項目があり、2つ合わせて非課税枠が年間360万円・期間の定め無しで非課税運用できます。
毎月の積立金額と運用する商品を決めてしまえば、後は毎月決まった条件で商品の買付を行い、運用します。
つみたてNISAは毎月100円からの少額投資が可能で、まとまった資金がなくてもすぐに始めることが可能です。
日本国内に居住する18歳以上であれば誰でも利用できる制度で、投資初心者でも始めやすい特徴もあります。
つみたてNISAのメリット
- 無期限で利益・分配金が非課税
- 100円からの少額投資ができる
- 低コストで投資できる
- いつでも引き出しできる
- つみたて投資だから買うタイミングに悩まない
つみたてNISAのデメリット
- 元本割れのリスクがある
- 限られた投資信託でしか運用できない
- 損益通算・繰越控除ができない
②投資信託・インデックス投資
投資信託は、投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資する金融商品です。インデックス投資は、日経平均株価やS&P500などの指数に連動する成果を目指す投資方法を指します。
投資信託・インデックス投資は、1つの商品を買うだけで複数の銘柄に分散しやすく、自分で個別株を選ぶ手間を減らせる点が特徴です。
毎月の積立設定をしておけば、決まった金額を自動で買い付けられるため、投資タイミングに悩みにくくなります。とくにインデックスファンドは、値動きの分かりやすさやコストの低さから、長期のほったらかし投資と相性がよいでしょう。
投資信託・インデックス投資のメリット
・少額から始めやすい
・複数の銘柄に分散投資できる
・自動積立を設定できる
・個別株を選ぶ手間が少ない
・NISA口座でも活用しやすい
投資信託・インデックス投資のデメリット
・元本割れのリスクがある
・短期間で大きな利益は狙いにくい
・信託報酬などのコストがかかる
・市場全体が下がると損失が出る可能性がある
・商品数が多く初心者は選びにくい
③iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは、国民年金や厚生年金とは別で給付を受けられる私的年金制度の一つです。
加入は任意で、20歳以上65歳未満であれば誰でも加入できます。
iDeCoで拠出した掛金は、自分自身で運用しながら積み立てていき、60歳以降になると受け取れます。
掛金の最低額は月額5,000円からで、一度支払った掛金は原則60歳になるまで引き出せません。
ただし、掛金の金額は全額所得控除となるので、節税効果はかなり大きいです。
また、運用中に得られた利益は全て非課税となり、積み立てた資産を受け取る際は退職所得控除や公的年金等の控除の対象になるので、節税効果が大きいのが特徴です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリット
- 掛金が全額所得控除
- 運用益も非課税で節税効果が高い
- 受け取る時も大きな控除を受けられる
- 投資信託のコストが低く設定されている
iDeCo(個人型確定拠出年金)のデメリット
- 運用状況によっては資産が増減する
- 原則60歳まで運用中の資産を引き出せない
- 各種手数料がかかる
④ロボアドバイザー(AI投資)
ロボアドバイザー(AI投資)は、証券会社などが独自に開発しているAIを活用した投資アドバイスや運用を行うサービスです。
投資に関する簡単な質問に答えるだけで、その人に最適な運用方法や提案を受けることができます。
最低投資金額は1,000円からと少額で始められるものが多く、初心者でも利用しやすくなっています。
投資家の代わりに資産運用のアドバイスや運用の手伝いをしてくれるので、投資に関する知識も不要です。
ロボアドバイザー(AI投資)のメリット
- 自分の運用スタイルや目的にあった商品や運用方法を提案してくれる
- 少額からの資産運用が可能
- 投資一任型なら資産運用の経験や実績がなくても始められる
- 主観や感情を入れずに資産運用が可能
ロボアドバイザー(AI投資)のデメリット
- 短期的に大きな利益は獲得できない
- 元本保証はない
- 運用コストが高い
- 投資経験を積むことはできない
関連記事:ほったらかし投資におすすめランキング8選!失敗しないコツとメリット・デメリットを解説
⑤不動産投資
不動産投資は、マンションやアパートなどの不動産を購入して運用することで、利益を得る投資方法です。
例えば、購入したマンションを入居者に貸し出すことで、毎月の家賃収入が発生します。
入居者がいる間は毎月安定した収入が見込めるので、株やFXなどの投資と比べても比較的安定しています。
また、入居者が定着してしまえば、長期的に大きな収入も見込める投資です。
不動産投資は基本的にまとまった資金が必要になりますが、不動産クラウドファンディングなど、月々1万円から不動産投資ができるサービスもあります。
不動産投資のメリット
- 節税効果を得られる
- 相続税の節税効果を得られる
- 保険の代わりになる
- インフレに強い
- 資金計画を立てやすい
不動産投資のデメリット
- 空室リスクがある
- 売却価格の変動リスクがある
- 流動性は他の資産に比べて低い
- 物件選びを誤ると危険
関連記事:不動産投資と太陽光発電投資を比較!利回り・リスク・初期費用など含めどっちがおすすめ?
⑤不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、マンションや商業施設などの不動産事業にインターネット上で出資し、運用益から分配金を受け取る投資方法です。
実物不動産投資のように物件を自分で購入したり、入居者対応や修繕対応を行ったりする必要がないため、手間を抑えて不動産投資を始めやすい点が特徴です。
案件によっては少額から投資できるものもあり、まとまった資金を用意しにくい人でも検討しやすいでしょう。
一方で、運用期間中は途中解約がしにくい案件も多く、元本や分配金が保証されるわけではありません。
利回りだけで判断せず、物件の立地や運用期間、事業者の実績、リスク説明を確認してから投資しましょう。
不動産クラウドファンディングのメリット
・少額から不動産投資を始めやすい
・物件管理の手間がかかりにくい
・分配金を受け取れる可能性がある
・複数案件に分けて投資しやすい
・実物不動産より始めるハードルが低い
不動産クラウドファンディングのデメリット
・元本割れのリスクがある
・運用中に途中解約しにくい場合がある
・人気案件は募集が早く終わることがある
・物件や事業者のリスクを受ける
・分配金が想定より少なくなる可能性がある
⑥太陽光発電投資

太陽光投資は、太陽光発電所を購入し、発電した電気を売ることで収入を得る投資方法です。
太陽光は固定価格買取制度(FIT制度)の対象となっており、一定期間は相場よりも高い価格で売電できます。産業用(10kW以上)の太陽光発電設備の場合は20年間固定価格で売電できるので収支をシミュレーションをしやすく、ローリスクな投資として人気です。
遠隔監視システムを設置すれば、現地に行かなくてもトラブルを検知できます。メンテナンスや修理も年に数回程度専門業者に依頼するだけで済むため、本業が忙しい方の副業としてもおすすめです。
太陽光発電所を購入する必要があるため、1,000万円以上の初期費用が発生します。ただし、不動産に比べて融資の審査が通りやすい傾向があり、年収400万円程度から融資を受けられる可能性が高いです。
貯金額100万~300万円ほどで対応でき、頭金0円からローンを組むこともできます。
太陽光投資のメリット
- FIT制度で売電収入が安定している
- 景気変動の影響を受けにくい
- 利回りが高い
- 頭金0円からローンを組める
- 運用の手間が少ない
太陽光投資のデメリット
- 初期費用が高額
- 売電価格が下がっている(発電所を新設する場合)
- 自然災害のリスクがある
- 出力制御されるリスクがある
下記の記事もご覧ください。
「太陽光発電投資を選ぶメリット・デメリットは?個人で始める方法や危険性・リスクを解説」
⑦太陽光発電投資
太陽光発電投資は、太陽光発電所や発電設備を所有し、発電した電気を売ることで収入を得る投資方法です。発電所の管理や点検を管理会社に任せられる案件もあり、日々の運用に大きな手間をかけにくい点が特徴です。
FIT認定済みの案件であれば、残りの買取期間や売電単価を確認したうえで収益の見通しを立てやすくなります。不動産投資のような入居者対応は不要ですが、天候によって発電量が変わるほか、災害や設備故障、盗難などのリスクもあります。
購入前には、初期費用、想定利回り、メンテナンス費用、保険内容、FIT終了後の売電先まで確認しておきましょう。
太陽光発電投資のメリット
・売電収入を得られる可能性がある
・管理会社に運用を任せやすい
・入居者対応のような手間がない
・FIT認定済み案件は収益計画を立てやすい
・融資を活用できる場合がある
太陽光発電投資のデメリット
・初期費用が高くなりやすい
・天候によって発電量が変わる
・設備故障や災害のリスクがある
・メンテナンス費用がかかる
・FIT終了後に売電収入が下がる可能性がある
⑧ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、お金を借りたい企業や事業者と、資金を運用したい投資家をインターネット上でつなぐ投資方法です。
投資家は募集案件に出資し、借り手が支払う利息の一部を分配金として受け取ります。株式投資のように値動きを毎日確認する必要がなく、案件を選んだあとは運用終了まで待つ形になりやすいため、ほったらかし投資の候補として挙げられます。
案件によっては1万円前後の少額から始められるものもあり、まとまった資金がなくても取り組みやすい点が特徴です。想定利回りが比較的高めに見える案件もあるため、預貯金より高い収益を目指したい人には魅力を感じやすいでしょう。
一方で、元本保証はなく、借り手の業績悪化や返済遅延によって損失が出る可能性があります。また、運用期間中は途中で解約できない案件も多いため、使う予定のあるお金を入れないことが大切です。
利回りの高さだけで判断せず、貸付先の情報、担保や保証の有無、運営会社の実績、分散投資のしやすさを確認して選びましょう。
ソーシャルレンディングのメリット
・日々の値動きを細かく確認しなくてよい
・少額から始めやすい
・比較的高い利回りを狙える案件がある
・案件を選んだあとは手間がかかりにくい
・株式や投資信託とは違う値動きの資産として分散しやすい
ソーシャルレンディングのデメリット
・元本割れのリスクがある
・返済遅延や貸し倒れが起こる可能性がある
・運用中に途中解約しにくい
・案件内容が分かりにくい場合がある
・運営会社の信用力によって安心感が変わる
ほったらかし投資におすすめの銘柄・投資先

ここでは、ほったらかし投資におすすめの銘柄・投資先えお紹介します。
S&P500連動型のインデックスファンド
S&P500連動型のインデックスファンドは、米国を代表する約500社の株価指数に連動する成果を目指す投資先です。
AppleやMicrosoftなど、米国の大企業にまとめて投資できるため、個別株を1社ずつ選ぶ手間を減らせます。
米国経済の成長に期待したい人や、長期で資産形成をしたい人と相性がよいでしょう。
ただし、投資先が米国株に偏るため、米国市場が下落したときは資産も大きく減る可能性があります。円高になると、円換算の評価額が下がる点にも注意しましょう。
全世界株式型のインデックスファンド
全世界株式型のインデックスファンドは、日本、米国、欧州、新興国など世界中の株式にまとめて投資できる商品です。
1本で地域を分散しやすく、どの国が伸びるかを自分で細かく予想しなくても運用しやすい点が魅力です。
ほったらかし投資では、できるだけ手間をかけずに長期で続けられることが大切なため、初心者にも選ばれやすいでしょう。
一方で、世界の株式市場全体が下がる局面では損失が出る可能性があります。短期の値動きに振り回されず、積立を続ける前提で検討しましょう。
バランス型ファンド
バランス型ファンドは、株式だけでなく債券やREITなど複数の資産に分散して投資するファンドです。
株式中心のファンドより値動きがゆるやかになりやすく、大きな下落が不安な人でも始めやすいでしょう。
商品によっては、資産の割合が崩れたときに自動で調整してくれるものもあります。そのため、自分で細かく売買する手間を抑えたい人に向いています。
ただし、株式のみのファンドと比べると、大きなリターンは狙いにくい傾向があります。手数料や資産配分を確認し、自分のリスク許容度に合う商品を選びましょう。
高配当株・ETF
高配当株・ETFは、配当金や分配金を受け取りながら運用したい人に向いている投資先です。
個別の高配当株を買う方法もありますが、初心者がほったらかしで続けるなら、複数の高配当株にまとめて投資できるETFのほうが管理しやすいでしょう。
定期的な収入を得られる可能性がある一方で、配当金や分配金は保証されていません。企業の業績悪化で減配されることもあります。
利回りの高さだけで選ぶと、株価下落で損をする可能性があるため、投資先の分散、コスト、運用実績を確認しましょう。
ほったらかし投資がおすすめな理由

ここからは、ほったらかし投資がおすすめな理由について解説します。
ほったらかし投資がおすすめな理由は、以下の5点です。
- 初心者でも手間をかけずに始められる
- 少額から投資ができる
- 預貯金よりも高い利回りが期待できる
- 老後資金を貯められる
- 金融リテラシーが身につく
初心者でも手間をかけずに始められる
ほったらかし投資の大きなメリットが、手間をかけずに運用できることです。
例えば株式投資やFX投資の場合、日々の相場の動きを注視し、売買するタイミングを見極めなければなりません。日中に本業が忙しい方は、取り組むのが難しいでしょう。
最初に積立金額や期間を設定するだけで、後は決まったルールで自動的に投資を行います。
さらに、管理業務を専門家に任せられたり、運用期間が完了するまで何もしなくて良かったりと、手間がかかりません。
そのためほったらかし投資は、初心者でも始めやすくおすすめできます。
少額から投資ができる
少額から投資ができるのが、ほったらかし投資のメリットです。
ほったらかし投資では、元本に対して利息や配当金が発生した場合、その利益が元本に加算されて運用することで、さらに生じる複利を獲得できる仕組みです。
投資と聞くと、100万円以上の多額な資金が必要なイメージを持つ人が多いと思いますが、月々100円程度の少額投資が可能です。
毎月数百円の投資であれば、投資初心者でも始めやすいでしょう。
そもそも、ほったらかし投資は長期的な資産形成を目的としており、少しづつ積み増していくことが前提とされているので、多くの資金は必要ありません。
預貯金よりも高い利回りが期待できる
現在、銀行の普通預金金利は年0.1%前後にとどまっており、100万円を1年間預けても受け取れる利息はわずか1,000円程度です。
一方、インデックスファンドや米国ETFなどを活用したほったらかし投資では、年5〜7%程度の利回りが期待できるケースも少なくありません。
同じ100万円を運用した場合、複利効果も加わることで預貯金よりも大きな資産成長が期待できます。
手間をかけずに預貯金以上のリターンを狙える点が、ほったらかし投資が注目される大きな理由のひとつです。
老後資金を貯められる
ほったらかし投資は、老後資金を貯めるのにも向いています。
ほったらかし投資では、どの方法でも運用期間が長ければ長いほどメリットが大きくなります。
数十年かけて老後の資金を貯めるのにも、ピッタリな投資方法だと言えるでしょう。
例えば、iDeCoでは月額5,000円から掛け金を拠出し、60歳以降に拠出金と運用益の合計を年金として受け取れます。
iDeCoは原則60歳になるまで引き出せないということもあり、効率的かつ合理的に老後の資金を貯められるのです。
さらに、60歳以降に資産を受け取る際は所得控除も受けられるので、節税対策としても優れています。
老後資金の不安から、投資への関心が高まっている人は多いでしょう。
ほったらかし投資であれば、ローリスクで老後の資金を貯められます。
金融リテラシーが身につく
金融リテラシーが身に付くことでも、ほったらかし投資をおすすめする理由です。
金融リテラシーとは、経済的に自立しより良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力のことです。
早めに金融リテラシーを身に付けることで、お金を使う場面で適切な判断を下せるようになります。
政府広報オンラインには「最低限身に付けるべき金融リテラシー」が示されています。
内容は、「家計管理」「生活設計」「金融と経済の基礎知識と、金融商品を選ぶスキル」「外部の知見の適切な活用」の4つです。
長期に渡って実際の資産の増減を体験することで、自然と金融リテラシーを身に付けられます。
ただし、投資の組み合わせや比率を自分で考えず、AIに丸投げすると金融リテラシーが身に付かないため注意しましょう。
参考:政府広報オンライン
ほったらかし投資の注意点

ここからは、ほったらかし投資の注意点を紹介します。
ほったらかし投資をする際は、以下の点に注意してください。
- 短期間では利益が出しづらい
- 元本保証がない
- 手数料がかかることもある
短期間では利益が出しづらい
ほったらかし投資は、短期間で利益を出すことが難しいです。
そもそも、ほったらかし投資は長期投資を想定したものです。
運用の仕組み上、短期間では利益が出しづらくなっています。
ほったらかし投資は、短期間で利益を得る売買益ではなく、配当金や分配金、複利での積み上げにより資産を形成するものです。
そのため、短期間で利益を出したいなら、ほったらかし投資とは別に短期投資で売買益を狙うのが良いでしょう。
ほったらかし投資では、利益が出るまで最低でも1年以上の長期間を見越しておくのがベストです。
元本保証がない
元本保証がない点も、ほったらかし投資のデメリットです。
ほったらかし投資で長期的に運用する金融商品でも、元本が保証されている商品はありません。
これは、投資全体に言えることですが、ローリスクである長期投資でも、元本割れのリスクは0ではないということです。
投資信託の場合、リスクの度合いに合わせてリターンを得ることができますが、基本的には元本保証はありません。
元本割れを起こしてしまうと、投資した金額を下回ってしまうので、注意してください。
通常の投資より手数料が高くなりがち
ほったらかし投資では、手数料が通常の投資より高くなることもあります。
例えば、投資信託の運用をする場合、購入時手数料や信託財産留保額などの手数料がかかります。
特に、AI投資では管理費用が発生するため、同じファンドに投資する場合であっても、自分で投資するより手数料が高くなってしまいます。
利益が出たとしても、手数料が高いと利益と相殺されて結果的に少ない利益になってしまう可能性があるので、注意してください。
運用ファンドによっても手数料の割合が異なります。
インデックスファンドであれば、信託報酬が0.20%以下のファンドもあり、手数料を抑えて長期運用ができます。
手数料は意外と見逃しがちなので、投資信託を運用する際の「目録見書」は必ず確認しておきましょう。
ほったらかしすぎると資産配分が崩れる可能性がある
ほったらかし投資は、毎日値動きを確認しなくても続けやすい投資方法ですが、完全に放置すると資産配分が崩れる可能性があります。
たとえば、最初は株式50%・債券50%で始めても、株式の価格が大きく上がると株式の比率が高くなります。そのままにすると、想定よりリスクの高い運用になってしまうでしょう。
反対に、値下がりした資産を放置しすぎると、目標としていた運用方針から外れることもあります。
半年から1年に一度は資産配分を確認し、必要に応じてリバランスを行いましょう。投資額や投資先を見直すことで、自分に合ったリスクの範囲で運用を続けやすくなります。
途中解約や換金に時間がかかる投資もある
ほったらかし投資のなかには、売りたいと思ってもすぐに現金化できないものがあります。
投資信託は比較的換金しやすい商品ですが、売却を申し込んだ当日に必ず現金を受け取れるわけではありません。ファンドによって、約定日や受渡日が異なるため、入金まで数営業日かかる場合があります。
また、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングは、運用期間中に途中解約しにくい案件も少なくありません。急にお金が必要になったとき、すぐ引き出せない点には注意が必要です。
生活費や近いうちに使う予定のお金ではなく、当面使わない余裕資金で投資しましょう。
ほったらかし投資が危険と言われる理由

ほったらかし投資が危険と言われる理由について詳しく解説します。
リスクを理解せずに始めると損失が出る可能性がある
ほったらかし投資は手間を抑えて運用できる方法ですが、リスクを理解しないまま始めると損失が出る可能性があります。
投資信託や株式、ETFなどは価格が変動するため、購入時より値下がりすることがあります。外国株式や海外資産に投資する場合は、為替の影響で評価額が下がることもあるでしょう。
また、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングでは、事業者や借り手の状況によって分配金が減ったり、元本が戻らなかったりするリスクもあります。
始める前に、元本保証がないこと、短期では損をする可能性があること、余裕資金で投資することを確認しましょう。
高利回りだけで選ぶと失敗しやすい
ほったらかし投資を選ぶときに、高利回りだけを見て判断すると失敗しやすくなります。
一般的に、高いリターンを狙える投資ほど、価格変動や貸し倒れなどのリスクも大きくなりやすいです。年利が高く見える案件でも、元本や利益が保証されているわけではありません。
とくに不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングでは、利回りの数字だけでなく、運用期間、途中解約の可否、担保や保証の有無、運営会社の実績まで確認する必要があります。
高利回りは魅力に見えますが、なぜその利回りなのかを考え、自分が受け入れられるリスクかどうかを見極めましょう。
自動売買は初心者にはリスクが高い場合がある
自動売買は、あらかじめ設定した条件に沿って売買を行う仕組みです。自分で取引する手間を減らせる一方で、初心者が仕組みを理解しないまま使うと大きな損失につながる場合があります。
とくにFXや暗号資産の自動売買では、相場が急に動いたときに想定以上の損失が出ることがあります。自動で取引してくれるから安心というわけではありません。
また、SNSなどで、何もしなくても儲かると勧誘されるケースにも注意が必要です。登録を受けていない業者や、実態が分かりにくいサービスを利用すると、出金できないなどのトラブルに巻き込まれるおそれがあります。
初心者は、仕組みを説明できない自動売買には手を出さず、まずは少額の積立投資など分かりやすい方法から検討しましょう。
ほったらかし投資で失敗しないためのコツ

ほったらかし投資で損をしないために、気を付けるべきことをまとめてみました。
利益が出るまで長期間を想定して始める
ほったらかし投資では、時間を味方につけて利益を得ます。短期間で利益を得ようとすると、市場の変動に振り回されて、ほったらかしておくことはできません。
持っている資産が暴落したときに、感情的になって焦って売ってしまうと、損失を出してしまうことになります。
世界株インデックスのような広く分散された資産なら、長期的な目線でみれば回復してきた歴史があります。市場が変動したとしても、最終的に利益がでたときに利益を確定すれば良いのです。
具体的には、利益を確定するのは数年~10年以上先だと考えてください。
手数料が高くなりすぎないよう気を付ける
全て管理をお任せできる投資では、管理費用・信託報酬・購入時手数料といった手数料が高くなってしまうのが特徴です。
利回りが高い投資であっても、手数料がかかると最終的な利益は減ってしまいます。
自分だけで投資を行うよりもリスクが低くなるのはメリットですが、手数料が高くなりすぎないように注意してください。
ローリスクで成果が出る投資を選ぶ
投資初心者の方では、リスクが低めの投資を選ぶのがおすすめです。
例えば、収入が国の制度に保障されている太陽光発電投資や、リスク分散ができるバランスファンドへの投資といったものが挙げられます。
ただし、あまりにも利回りが低い投資では、インフレに対応できず利益が十分に得られない可能性があるため、気を付けてください。
生活防衛資金を確保してから始める
ほったらかし投資を始める前に、まずは生活防衛資金を確保しておきましょう。
生活防衛資金とは、病気や失業、急な出費があったときに生活を守るためのお金です。投資にお金を回しすぎると、急に現金が必要になったときに、値下がり中の商品を売らなければならない可能性があります。
目安としては、会社員なら生活費の3〜6カ月分、自営業や収入が不安定な人は6カ月〜1年分を用意しておくと安心です。
投資は余裕資金で行うものです。家賃、食費、税金、医療費などに使う予定のお金は残したうえで、無理のない金額から始めましょう。
値下がりしてもすぐに売却しない
ほったらかし投資では、一時的に値下がりしてもすぐに売却しないことが大切です。
投資信託やETFなどは、株式市場の影響を受けて価格が上下します。短期的には大きく下がることもありますが、そこで焦って売ると損失が確定してしまいます。
とくに積立投資では、価格が下がったときにも同じ金額で買い続けることで、より多くの口数を購入できます。長期で見ると、平均購入単価をならしやすくなるでしょう。
ただし、投資先の内容が大きく変わった場合や、手数料が高すぎる商品を選んでいた場合は見直しも必要です。値下がりだけを理由に判断せず、投資目的に合っているかを確認しましょう。
年1回は運用状況を確認する
ほったらかし投資は、毎日チェックしなくても続けやすい方法ですが、完全に放置するのは避けましょう。
年1回は運用状況を確認し、積立額や投資先、資産配分が今の自分に合っているかを見直すことが大切です。収入が増えた場合は積立額を上げられる可能性がありますし、支出が増えたときは無理のない金額に下げる判断も必要です。
また、株式や債券の値動きによって、最初に決めた資産配分が崩れることもあります。そのままにすると、想定よりリスクの高い運用になるかもしれません。
誕生日や年末など、確認する時期を決めておくと習慣化しやすいでしょう。
初心者にはおすすめしにくいほったらかし投資

初心者にはおすすめしにくいほったらかし投資を紹介します。
FXの自動売買
FXの自動売買は、あらかじめ設定したルールに沿って、システムが自動で通貨を売買する投資方法です。
自分で取引する手間を減らせる一方で、為替相場は短時間で大きく動くことがあります。初心者が仕組みを理解しないまま使うと、想定以上の損失が出る可能性があるでしょう。
また、FXではレバレッジを使えるため、少ない資金で大きな取引ができます。その分、利益だけでなく損失も大きくなりやすい点に注意が必要です。
何もしなくても儲かるといった宣伝を信じて始めるのは避けましょう。FXの仕組みや損失リスクを説明できないうちは、無理に手を出さないほうが安全です。
株の自動売買
株の自動売買は、設定した条件に合わせて株式を自動で売買する方法です。
たとえば、株価が一定の水準まで上がったら売る、下がったら買うといった取引を自動化できます。手間を減らせる点は魅力ですが、初心者がほったらかしで利益を出し続けるのは簡単ではありません。
相場が急変した場合、設定どおりに売買されても損失が出ることがあります。また、条件設定を間違えると、自分の意図と違う取引が行われる可能性もあります。
株の自動売買は、投資経験があり、自分でルールやリスクを理解できる人向けの方法です。初心者はまず、投資信託やETFなど仕組みが分かりやすい投資から始めましょう。
高利回りをうたう投資商品
高利回りをうたう投資商品は、初心者が特に注意したい投資先です。
年利が高く見える商品は魅力的ですが、一般的に高い利益を狙える投資ほどリスクも大きくなります。元本保証、高確率で儲かる、毎月安定して高配当といった説明を受けた場合は、すぐに契約しないようにしましょう。
高利回りの裏には、価格変動、貸し倒れ、運営会社の倒産、途中解約できないリスクなどが隠れていることがあります。内容を理解できないまま投資すると、思ったようにお金を引き出せない可能性もあります。
投資先を選ぶときは、利回りだけでなく、リスク、手数料、運営会社の情報、資金の使い道まで確認しましょう。
【パターン別】おすすめの投資を紹介

ここからは、パターン別におすすめの投資方法を紹介します。
- とにかくローリスクで投資がしたい場合
- 100万円程度の余剰資金がある場合
- 老後の生活費も確保したい場合
とにかくローリスクで投資がしたい場合「iDeCo」
とにかくローリスクで投資がしたいなら、iDeCoがおすすめです。
iDeCoで投資できる投資信託の信託報酬は、一般で販売されているものと比較しても、コストが低いものが厳選されています。
また、一般で販売されている投資信託を購入する場合、購入時に購入手数料がかかってしまいますが、iDeCoの運用商品はほとんど購入手数料がかかりません。
そのため、とにかくローリスクで投資したい人におすすめです。
100万円程度の余剰資金がある場合「NISAで株式・投資信託に分散投資」
100万円程度の余剰資金があるなら、株式投資や投資信託に分散投資するのがおすすめです。NISAの成長投資枠を使えば、運用益が非課税となります。
100万円くらいのまとまった資金があるなら、数十万円単位で色々な資産に分散投資ができます。
もちろん、100万円もなくても始められますが、まとまった資金があれば安定して利益を獲得しやすいです。
老後の生活費も確保したい場合「太陽光発電投資」
老後の生活費も確保したいなら、太陽光発電投資がおすすめです。おすすめできる理由には以下のようなものがあります。
- 売電価格が国に保証されているため低リスク
- 利回りが高い
- 節税効果が高い(減価償却・消費税還付)
- 頭金0円でローンが組める
- 太陽光パネルの寿命は30年以上
太陽光発電投資とは、電力会社に太陽光発電で得た電力を売って収益を得る投資法です。固定価格買取制度を利用した安定的な収入が見込め、リスクが低いため老後の生活費を確保するのに適しています。
また、初期費用が少ない点や、安定収入になる割には利回りが高い点、政府が保証する固定価格買取制度を活用できる点も魅力です。
太陽光発電投資のインカムゲインの表面利回りは8~10%程度となっており、株式の配当金よりも高い利回りを実現しています。さらに、投資する金額が低く、初期費用が少なくて済む点では不動産投資よりも優れています。
SOLSELではそんな太陽光発電投資に関する初心者向けのセミナーを実施しているので、ぜひ参加してみてください。
少額から不動産に投資したい場合「不動産クラウドファンディング」
少額から不動産に投資したい場合は、不動産クラウドファンディングが選択肢になります。
不動産クラウドファンディングは、マンションや商業施設などの不動産事業にインターネット上で出資し、運用益から分配金を受け取る投資方法です。
実物不動産のように物件を自分で購入したり、入居者対応や修繕対応を行ったりする必要が少ないため、手間を抑えて不動産投資を始めやすいでしょう。
案件によっては1万円程度から投資できるものもあり、まとまった資金を用意しにくい人でも検討しやすいです。
ただし、元本や分配金が保証されるわけではありません。運用期間中は途中解約しにくい案件もあるため、余裕資金で投資し、物件情報や運営会社の実績を確認してから選びましょう。
ほったらかし投資のシミュレーション

S&P500に100万円を投資したら10年後いくらになる?
S&P500に100万円を一括投資した場合、10年後の金額は利回りによって大きく変わります。
たとえば、年5%で10年間運用できた場合、100万円は約163万円になります。年3%なら約134万円、年7%なら約197万円が目安です。
| 年利 | 10年後の金額 |
|---|---|
| 3% | 約134万円 |
| 5% | 約163万円 |
| 7% | 約197万円 |
ただし、S&P500は毎年同じ利回りで増えるわけではありません。大きく上がる年もあれば、下がる年もあります。短期間の値動きに一喜一憂せず、10年以上の長期目線で考えることが大切です。
NISAで月1万円を投資したら20年後いくらになる?
NISAで月1万円を20年間積み立てると、投資元本は240万円になります。
年5%で運用できた場合、20年後の資産は約411万円になる計算です。元本との差額は約171万円で、長く続けるほど複利の効果を感じやすくなります。
| 条件 | 金額 |
|---|---|
| 毎月の積立額 | 1万円 |
| 積立期間 | 20年 |
| 投資元本 | 240万円 |
| 年5%で運用した場合 | 約411万円 |
NISA口座を使えば、運用益に税金がかからないメリットもあります。ただし、投資信託や株式は値下がりする可能性があるため、無理のない金額で続けましょう。
利回り3%・5%・7%で運用結果はどれくらい変わる?
ほったらかし投資では、利回りが少し違うだけでも、長期になるほど運用結果に差が出ます。
たとえば、100万円を10年間一括投資した場合、年3%では約134万円、年5%では約163万円、年7%では約197万円になります。
また、月1万円を20年間積み立てた場合は、年3%で約328万円、年5%で約411万円、年7%で約521万円が目安です。
| 年利 | 100万円を10年運用 | 月1万円を20年積立 |
|---|---|---|
| 3% | 約134万円 | 約328万円 |
| 5% | 約163万円 | 約411万円 |
| 7% | 約197万円 | 約521万円 |
高い利回りを狙うほどリスクも大きくなりやすいため、数字の大きさだけで投資先を選ばないようにしましょう。
ほったらかし投資の始め方

ほったらかし投資の始め方について詳しく解説します。
投資の目的と目標額を決める
ほったらかし投資を始めるときは、最初に投資の目的と目標額を決めましょう。
目的があいまいなまま始めると、値下がりしたときに不安になり、途中で売却してしまう可能性があります。
たとえば、老後資金を作りたいのか、教育資金を準備したいのか、10年後にまとまったお金を用意したいのかによって、選ぶ投資先や積立額は変わります。
目標額を決めるときは、必要な金額だけでなく、いつまでに準備したいかも考えましょう。目的と期間がはっきりしているほど、自分に合う投資方法を選びやすくなります。
生活防衛資金を確保する
ほったらかし投資は、生活防衛資金を確保してから始めることが大切です。
生活防衛資金とは、病気や失業、急な出費があったときに生活を守るためのお金です。投資にお金を回しすぎると、急に現金が必要になったときに、値下がり中の投資商品を売らなければならない場合があります。
目安としては、会社員なら生活費の3〜6カ月分、自営業や収入が不安定な人は6カ月〜1年分を用意しておくと安心でしょう。
家賃、食費、税金、医療費などに使う予定のお金は残し、当面使わない余裕資金で投資を始めましょう。
NISA口座・証券口座を開設する
投資信託やETFなどでほったらかし投資を始める場合は、証券口座を開設しましょう。
NISAを利用したい場合は、あわせてNISA口座の申し込みも必要です。NISA口座で投資すると、株式や投資信託などの運用益が非課税になるため、長期の資産形成に活用しやすいでしょう。
口座を選ぶときは、取扱商品、手数料、積立設定のしやすさ、スマホアプリの使いやすさなどを比較することが大切です。
特に初心者は、低コストのインデックスファンドを選びやすく、毎月の自動積立を設定できる金融機関を選ぶと続けやすくなります。
毎月の積立額を決める
口座を開設したら、毎月いくら投資するかを決めましょう。
ほったらかし投資では、最初から大きな金額を入れるより、無理なく続けられる金額で積み立てることが大切です。家計に余裕がない状態で積立額を高くしすぎると、途中で続けられなくなる可能性があります。
まずは月1,000円や月1万円など、負担の少ない金額から始めても問題ありません。慣れてきたら、収入や貯金額に合わせて増額を検討しましょう。
積立日は給料日の直後に設定すると、使う前に投資へ回しやすくなります。無理をしない仕組みを作ることが、長く続けるコツです。
定期的に運用状況を確認する
ほったらかし投資は、毎日値動きを確認する必要はありませんが、完全に放置するのは避けましょう。
年1回程度は運用状況を確認し、積立額や投資先、資産配分が今の自分に合っているかを見直すことが大切です。
たとえば、収入が増えた場合は積立額を上げられるかもしれません。反対に、支出が増えたときは無理のない金額に下げる判断も必要です。
また、株式や債券の値動きによって、最初に決めた資産配分が崩れることもあります。誕生日や年末など確認するタイミングを決めておくと、見直しを習慣化しやすいでしょう。
ほったらかし投資に関するよくある質問

ほったらかし投資を始める際に、疑問に思う方が多い点についてまとめました。
ほったらかし投資に向いている人は?
ほったらかし投資をおすすめしたいのは以下のような人です。
- 投資初心者
- リスクを抑えたい
- 利益がでるまで長期間かかっても良い
- 手間をかけたくない
投資の知識に自信がなく、判断をプロやシステムに任せたいという人は、ほったらかし投資がおすすめです。手数料が発生する場合もありますが、その分リスクを抑えることができます。
また、つみたてNISA・iDeCoは、長期間かけて投資することで、リスクを抑えて利益が出るのを期待できます。長期間拘束されても構わない余剰資金がある人に向いているでしょう。
ほったらかし投資しない方がいい人は?
ほったらかし投資は以下のような人には向いていません。
- 余剰資金がない
- 短期間で高額な利益を得たい
- 明確な目的がない
ローリスクの投資を選んだとしても、元本割れのリスクはあります。投資は生活費とは別の余剰資金を貯めてから始めるようにしてください。
また、ほったらかし投資は長期で収益を得られるものが多くなっています。少額で投資を始めるなら、収益はあまり大きくなりません。短期で高額な利益を得たい場合は、もっとハイリスクな投資方法を検討してみるのをおすすめします。
「節税対策をしたい」「老後の資金を貯めたい」など、目標を持って投資を始めることで、売買のタイミングなどを意思決定がしやすくなり、投資の成功を目指せるでしょう。
ほったらかし投資を失敗する人の特徴は?
ほったらかし投資を失敗する人の特徴は、下記の通りです。
- 金融商品が値下がりしたときに早期売却してしまった
- 内容を理解せずに投資を始めてしまった
- 余剰資金以上に投資をしてしまった
長期間ほったらかし投資するつもりで金融商品を購入したにも関わらず、少しの値下がりで慌てて売却してしまうと、損失となってしまいます。保有し続けていれば値上がりする可能性もあり、複利効果も得られるため、長期的な目線で投資を続けると良いでしょう。
また、全く投資について勉強せずに、進められるまま投資を始めると、失敗したと感じるケースが多いです。
ほったらかし投資の場合、iDeCoや不動産投資のように、すぐには現金に換えられないものもあります。余剰資金を超えて投資をしてしまうと、病気やケガなどで急な出費が必要になった場合、手元に資金がなく困るということになりかねません。
これらの失敗を防ぐために、基本的な投資の知識を身に付け、余剰資金でほったらかし投資をするようにしてください。
株でほったらかし投資をするとどうなる?
今後業績が上がっていく企業や、配当金・株主優待が安定している企業の株は、放置していてもリスクが低いです。日々市場をチェックする手間もなく、ほったらかし投資に向いています。
しかし、株をほったらかしにするメリットを理解せずに、放置だけしてしまっていると、以下のような問題が発生することがあります。
- 企業の業績悪化などで株価が下落したり配当金が減ったりする
- 他の成長銘柄を購入する機会を逃す
- 信用取引で保有している株は半年で強制決済される
- 亡くなった人が保有していた株は5年以上経つと売却される
株でほったらかし投資をする場合は、その方法や銘柄選びに注意してください。
ほったらかし投資はSBI証券と楽天証券のどちらで始めるべき?
ほったらかし投資は、SBI証券と楽天証券のどちらでも始めやすいです。どちらもNISAや投資信託の積立に対応しており、低コストのインデックスファンドを選びやすいでしょう。
迷ったときは、普段使っているポイントやサービスで選ぶと続けやすくなります。三井住友カードやVポイントをよく使う人はSBI証券、楽天カードや楽天ポイントをよく使う人は楽天証券と相性がよいです。
ただし、NISA口座は1人1口座しか開設できません。手数料、取扱商品、アプリの使いやすさ、ポイント制度を比較して、自分が管理しやすい証券会社を選びましょう。
ほったらかし投資におすすめの本はある?
ほったらかし投資を学ぶなら、長期投資やインデックス投資の考え方をやさしく説明している本がおすすめです。
たとえば、インデックス投資の基本を知りたい人は「お金は寝かせて増やしなさい」や「ウォール街のランダム・ウォーカー」が参考になります。投資で感情に流されない考え方を学びたい場合は「敗者のゲーム」も候補になるでしょう。
ただし、本を読んだからといって、すぐに利益が出るわけではありません。まずは元本割れのリスクや長期・分散投資の考え方を理解し、自分の目的に合う投資方法を選ぶことが大切です。
60歳で2億円あればリタイアできる?
60歳で2億円あれば、リタイアできる可能性は高いです。ただし、必ず安心とは言い切れません。
たとえば、年間400万円で生活する場合、単純計算では50年分の生活費になります。一方で、年間700万円使うなら約28年分です。住居費、医療費、介護費、税金、物価上昇、家族構成によって必要な金額は大きく変わります。
また、年金を受け取れるか、資産を運用しながら取り崩すかによっても結果は変わるでしょう。
2億円という金額だけで判断せず、毎月の生活費、将来の大きな支出、何歳まで資金を持たせたいかを計算してからリタイアを検討しましょう。
【コラム】太陽光投資なら毎月18万円の不労所得が狙える
資産形成の新たな投資先としては「太陽光投資」がおすすめです。
太陽光発電投資の最大の魅力は、収益が安定しやすく、リスクを抑えながら資産形成ができる点です。
太陽光発電は、資金面で無理なく始められる設計がされており、頭金0円のローンや消費税還付制度、定率法による減価償却など、資産形成と節税の両面でメリットが用意されています。
また、太陽光投資には「固定価格買取制度(FIT制度)」があり、売電価格が一定期間変わりません。
この制度により、ローリスクで安定した不労所得を得ることができます。
「SOLSEL(ソルセル)」は、土地選定から設備導入、施工、アフター管理まで一貫してサポートしてくれる安心した会社です。
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まとめ
ほったらかし投資は、投資の知識がなくても長期的な運用で利益をあげられる投資方法です。初心者でも少額から投資ができ、ローリスクで投資を始められます。
毎日仕事で忙しいサラリーマンも、家事や育児に追われている主婦も気軽に始められるので、将来に向けた資産形成の手段として、ほったらかし投資を始めてみてください。


