太陽光発電投資は儲からないって嘘?利回りや損しない方法について解説

  • 公開日:2025.09.16
  • 更新日:2026.05.19
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太陽光発電投資は儲からないという意見もありますが、それは嘘です。

太陽光発電投資とは、設置した太陽光パネルなどの発電システムから作った電力を、契約する電力会社に買い取ってもらうことで売電収益を得る仕組みになっています。

国のFIT制度で売電価格が保証されているため、安定した収入が得られると資産運用として人気を集めています。遠隔監視ができるので、複数の物件を購入して運用している方もいます。

実際のところ、太陽光発電投資は節税対策としても適しているので、早いうちに始めた方がお得です。

太陽光発電の基本概要から儲からないと言われる理由、儲かるためのポイントなどを紹介します。

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太陽光発電投資が儲からないと言われる理由

太陽光投資 儲からない

これから太陽光発電投資を儲かることを目的に始めようと考えている人からすると、儲からない・危ないという噂は気になってしまいますよね。

ここからは、太陽光発電投資が儲からない・危ないというのは嘘なのですが、そんな噂が生まれる理由について紹介します。

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理由①固定買取価格が毎年低下している

太陽光発電投資が儲からない・危ないと言われる理由の一つに、「固定買取価格が毎年低下している」点が挙げられます。

2021年度からの固定買取価格を見てみると、年々安くなっています。

入札制度
適用区分
50kW以上
(地上設置)
10kW以上
50kW未満
10kW以上
(屋根設置)
10kW未満
2021年度 入札制度
で決定
11円 12円
19円
2022年度 10円 11円
17円
2023年度 9.5円 10円
16円
2024年度 9.2円 10円 12円 16円
2025年度
(4月~9月)
8.9円 11.5円 15円
2025年度
(10月~3月)
19円(~5年)
8.3円(6~20年)
24円(~4年)
8.3円(5~10年)
2026年度 8.6円 9.9円
FIT期間 20年間 10年間

2026年の下落幅は抑えられていますが、やはり下落傾向です。

屋根上に設置する場合には、投資費用の早期化を図る価格設定となっていますが、投資用の全量売電の太陽光発電では適用されないでしょう。

「今後も売電価格が下がり続けるのではないか」という懸念点から、儲からない・危ないと言われることがあります。

しかし、太陽光発電システムの性能が向上したり、生産量が増えたりしたおかげで、設備費用も大幅に下がっています。下のグラフは、産業用太陽光発電システムのコスト推移です。

太陽光投資 儲からない

太陽光発電システムの設備費用が安くなり初期費用が下がっているので、固定買取価格が下がっても、利回りが大幅に下がることはないと考えられます。

また、2025年時点では新規発電所を購入して投資を始めるよりも、中古太陽光発電を購入するのが主流になっています。

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理由②天候によって発電量が左右される

ストレージパリティとは

出典:東京電力エナジーパートナー

太陽光発電は、雨や曇りの日が続くと発電量が下がるので、儲からなくなってしまうことを恐れる人も多いです。特に、梅雨の時期や台風が多い地域などは天候に大きく影響するので、儲からないというイメージをさらに強めます。

天候 晴れの日の発電量を
100%とした場合
曇り 40~60%
10~20%
0~10%

また、気温が高くなりすぎると発電効率も下がってしまうので、真夏の猛暑で発電量が下がることもあるでしょう。

しかし、太陽光は年間の発電量で収益シミュレーションをするので、1ヶ月単位での発電量減はあまり気にする必要はありません。過去のNEDOの日照時間データを地域ごとに参考にしているので、シミュレーションは正確にできます。

理由③定期的にメンテナンス費用が掛かる

太陽光発電システムのメンテナンスは義務となっており、必ず実施しなければなりません。

定期的にメンテナンスを実施しないと、設備機器の期待寿命よりも早く故障してしまったり、発電量がグッと下がってしまう可能性もあります。

住宅用太陽光発電のメンテナンス費用は年間3,000円/kW、産業用太陽光発電では年間5,000円/kWが相場です。

メンテナンス費用を考慮して、収益や利回りを判断し、投資計画を立てる必要があります。

メンテナンスは専門業者に依頼すれば、基本的に全てまかせられます。業者によってメンテナンス費用や内容が異なりますので、しっかりチェックするようにしてください。

関連記事:太陽光発電のメンテナンスに必要な維持費用はどのくらい?

理由④自然災害などで破損する可能性がある

太陽光発電のシステムは自然災害などで破損する可能性があります。

たとえば、台風の強風で飛んできた物にあたったりや積雪で局所的に圧迫されることで破損したりなど、太陽光発電投資にとって大きな損害が出るのが自然災害です。

日本は地震大国とも呼ばれており、東日本大震災や西日本豪雨、北海道地震など自然災害が多いです。

破損してしまうと、修理費用として数十万円かかる場合もあり、利益より修理費用の方が高く付くケースもあります

太陽光発電システムを設置・購入する場合は、ハザードマップをチェックするなどして、自然災害の被害に遭いにくい場所を選びましょう。

また、メーカー保証とは別に保険に入り、万一のリスクにも備えておくと安心です。

太陽光発電は儲からない?シミュレーションで確認

太陽光発電において発電容量10kW以上の設備は「産業用」とみなされます。また、投資用は50kWからのものが多いです。

利回りや年間の売電収入は、以下の計算式で求められます。

項目 計算式
年間発電量 平均日射量 × ソーラーパネル出力 × 365日 × 損失係数
(通常0.8~0.87程度)
年間収益 年間発電量 × 売電単価
表面利回り 年間収益 ÷ 初期投資費用 × 100
実質利回り (年間収益 – 経費) ÷ 初期投資費用 × 100

例えば、以下の条件で実際の太陽光発電の収益をシミュレーションしてみましょう。

  • 売電単価:18円(認定年2018年・低圧)
  • 合計費用:1,968万円
  • 設置場所:三重県志摩市
  • ソーラーパネル出力:49.5kWh
  • 過積載率:206%

2018年にFIT認定された設備であれば低圧でも全量を売電できるため、年間発電量は93.933kWhになり、年間収益は約170万円になります。表面利回りは約10%ですが、経費を考慮するともう少し低くなる恐れがあります。

平均日射量や売電単価は地域・契約年度によって異なるため、参考程度にとどめておきましょう。

太陽光発電投資で儲かるためのポイント

太陽光投資 儲からない

儲かることを目的に太陽光発電投資を検討しているなら、投資を始める前にいくつかのポイントを押さえておけば「儲からない」と嘆く可能性が低くなります。

ここからは、太陽光発電投資が儲からないというイメージを払拭するためのポイントを紹介します。

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FIT期間終了後も売電は可能

太陽光発電は、FIT期間が20年間と定められていますが、期間終了後も売電は可能です。住宅用では卒FIT後も売電できているため、産業用も同様に売電できる可能性が高いです。

ただし、FIT価格よりは安くなるでしょう。再生可能エネルギーの普及を目的とするFIT制度は、高い売電価格を実現していますが、この後ろ盾がなくなってしまうと買取価格が下落すると考えられます。

とはいえ、FIT期間中に十分な収益を得られていれば、売電価格が下がっても売電を続けることで収益が出すことはできるでしょう

太陽光発電投資で儲かりやすいのは中古購入

太陽光発電投資を始める際、新規で発電所を建てるか、中古発電所を購入するかの2択で悩むことが多いです。

結論から言うと、購入すべきなのは中古物件です。

現在稼働している中古太陽光発電所を購入してしまえば、ローリスクかつ高い収益に期待できます。

「固定価格買取制度(FIT制度)」の価格は年々下がっており、新規で投資を始めるよりも数年前から「固定価格買取制度(FIT制度)」が適用されている中古発電所の方が単価が高いです。

また、中古の発電所はこれまでの発電実績が分かるので、収益の見込みが立てやすい点も魅力です。

安定した数字を維持していれば、システムが破損したりしない限りは安定して儲かることに期待できます。

自己所有の土地への設置なら収益性が高い

自己所有の空いている土地があるなら、新設設置で太陽光発電投資をするのも検討してください。

特に郊外にある土地であれば、日光を遮る建物もないため発電に向いていますし、土地は既に確保しているので初期費用は設備投資だけで安く済みます。

環境省が発表しているデータによると、初期費用が少ないほど収益性に期待ができるとされています。

ローリスクで投資資金を回収しながら安定した収益が望めるのは大きなメリットです。

融資を受けられれば頭金がなくても始められる

太陽光発電投資は、銀行、日本政策金融公庫、信販会社から融資を受けられます。

太陽光発電投資は、融資さえ受けられれば頭金ゼロでも始められるので、頭金を用意する貯蓄に余裕がない人でも気軽に始められるのが特徴です。

銀行から融資を受ける場合、金利が1.5~2.3%と低いのが特徴です。審査基準は日本政策金融公庫と比べるとやさしく、担保があれば比較的借りやすくなっています。

日本政策金融公庫は、どの融資先よりも金利が低いのが特徴です。ただし、審査基準も一番難しく、事業計画書の提出が必要となります。

信販会社は手続きや審査も簡単で、多くの投資家の融資先として選ばれています。金利は高めですが、融資を受けられる可能性が高いです。

関連記事:太陽光発電投資がフルローン・融資を受けられる理由!銀行・信販会社・公庫で金利を比較

20年間同じ価格で売電収入が得られる

太陽光発電投資には「固定価格買取制度(FIT制度)」があり、10kW以上の太陽光発電の場合は20年間電気を固定の料金で買い取ってもらえます。

つまり、売電価格が保証されているということです。

これにより、長期的に安定した売電収入が得られるのが最大の特徴です。

株式投資やFX、不動産投資などは価格が保証されていることはありません。太陽光発電投資は20年間同じ価格で売電収入が得られるため、長期間の投資計画が立てやすく、安定した投資方法だと言えます。

景気に左右されず安定した経営ができる

太陽光発電投資は、「固定価格買取制度(FIT制度)」の期間内であれば売電価格が保証されており、景気の悪化による影響を受けることはありません

他の投資方法と比べても収益が安定しており、急に儲からない状態になってしまうリスクもありません。

投資と言えば、景気に左右されるイメージが強く、実際に株式投資やFX、不動産投資は景気や流行に左右されて安定投資は難しいです。

太陽光発電は企業や社会からも認められているサスティナブル経営に必須とも言えます。

節税対策になる

太陽光発電投資では、個人も企業も節税対策になります。

太陽光発電設備は償却資産です。設備費用は減価償却費として、耐用年数で分割して毎年計上でき、メンテナンス費用も経費として計上できます。

サラリーマンの場合、太陽光発電事業にかかった経費を計上して会計上の収益が赤字になれば、本業の給与所得と相殺して課税所得の削減が可能です。つまり、所得税が安くできるのです。

所得税は課税所得によって税率が以下の通り変わります。

課税所得 税率
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20%
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23%
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33%

例えば、課税所得が900万円の方が、経費の計上で課税所得を850万円にできれば、税率が33%から23%に下がり、かなり節税できます。

また、太陽光発電を購入した年は、初期費用で支払った消費税が売電収入で預かった消費税より多くなるため、課税事業者となれば、消費税還付を受けることができます。

例えば本体価格1500万円の太陽光発電設備を購入する場合、150万円の消費税を支払うことになります。しかし、その年の売電収入が220万円であれば、支払われた消費税は20万円となりますので、差額の130万円が還付されるのです。

1度課税事業者になると、3年間は消費税を納める必要がありますが、それを考慮しても還付金の方が高い場合がほとんどです。

関連記事:太陽光発電投資は個人・法人どっちも節税できる!税制優遇を活用した節税方法を解説
関連記事:太陽光発電投資での消費税還付は知らないと損!手続きの流れや仕組みを解説

5年後に売却を検討する

太陽光発電設備の中古市場は活発になっており、売却もしやすい状況です。

運用開始後5年で売却を検討すると、FIT期間が長く残っており、設備の劣化も少ないので、より条件よく売却することが期待できます。ローンの残債が残った状態でも売却は可能です。

売却金額がローン残債を上回れば現金が手元に戻ることになり、別の投資に再投資することも考えられます。

また、譲渡所得の課税対象が5年を超えているかによって税率が大きく変わる点も、売却を検討すべき理由になります。太陽光発電設備を売った年の1月1日時点で、保有期間が5年を超えていれば税率が約20%、5年を超えていなければ約40%の税率がかかるため注意しましょう。

太陽光発電投資で儲かるための物件の選び方

太陽光発電投資を始める場合、物件の選び方が重要です。どのような条件をチェックすればいいのかをまとめます。

立地条件

太陽光発電の立地は、以下の条件を確認しましょう。

  • 日照時間が長い
  • 周囲に日光を遮るものがない
  • 自然災害のリスクが低い
  • 交通の便が良い

日照時間が長かったり、周囲に影を作るものがなかったりすると、設備の性能を十分に活かした発電量が期待できます。

また、ハザードマップを確認し、土砂崩れ・浸水・津波などの被害を受けない箇所であれば、自然災害の被害を受けるリスクが低くなり、急な出費を抑えられるでしょう。

交通の便が良いと、草刈りや点検などのメンテナンス作業がやりやすいです。さらに、人通りがあると盗難被害にも遭いにくいというメリットもあります。

設備の状態

太陽光発電設備全体の状態も、投資の収入に大きく影響します。

  • FIT価格・残FIT期間
  • メンテナンス状況
  • メーカー保証期間の残年数
  • フェンス・防犯対策などの周辺設備

まず確認するのは、その設備のFIT価格とFIT期間です。

特に中古物件の場合、残FIT期間が短くてもFIT価格が高く利回りが高い物件がいいのか、FIT価格が低くてもFIT期間が長い方がいいのか、物件のシミュレーションを行い検討する必要があります。

また、メンテナンスが適切に行われているか、機器が新しいものに交換されているかも重要です。長期間稼働している太陽光発電設備であっても、パワコンやパネルがリパワリングされていれば、効率の良い発電が期待できます。

まとめ

太陽光発電投資が儲かるか儲からないというのは嘘であり、実際は儲かります他の投資方法と比べても初期費用が比較的少ない上に、「固定価格買取制度(FIT制度)」により20年間売電価格が固定しています。

毎年制度の見直しはあるものの、将来的な太陽光発電の必要性を考えると電力の買取自体が無くなってしまうリスクは考えられません。

たとえ売電価格が下がったとしても、買取が続く限りは儲けることができます。

また、太陽光発電は節税対策も可能なので、早いうちに始めた方がお得です。

ソルセルでは太陽光発電投資のご紹介だけでなく、税金対策に必要な補助金制度、軽減措置に関する申請手続きをサポートしています。

太陽光発電投資をご検討の事業者は、ソルセルまでお問い合わせください。

当記事の監修者
馬橋聖生

馬橋 聖生(Mabashi Sei)
SOLSEL Unit マネージャー

【専門分野・領域】
・太陽光発電所の売買契約およびコンプライアンス実務
・プロダクトの全体マネジメント

【経歴】
2022年にSOLSELへ参画。
参画後はわずか1年半でユニットマネージャーに昇格。
現在はマネージャーとして、案件全体の統括から契約実務までを幅広く担当。
投資家にとって最も安全で収益性の高い資産運用モデルの構築を徹底している。

【メディア掲載・登壇実績】
2025.08.29:Forbes Japan 掲載(掲載記事

【編集・監修ポリシー】
当メディアでは、太陽光発電投資や節税対策を検討される投資家の皆様へ、実務に即した正確な情報提供を徹底しています。
自社で太陽光関連事業を多角的に展開しているからこそ、シミュレーション上の収益性だけでなく、投資判断に不可欠なリスクや前提条件を明示。
実数値に基づいた「持続可能な資産運用と確実な出口戦略」をお届けすることを約束します。

執筆者

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ikebukuro

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