太陽光発電の盗難はなぜ増えている?被害額・対策・保険まで徹底解説【2026年】
- 公開日:2026.08.04
- 更新日:2026.08.04
大規模な産業用太陽光発電所では、近年盗難被害が増加しています。特に、金属盗によるケーブル盗難が多発しており、対策が必須です。
太陽光発電所で盗難事件が起こってしまう理由や被害に遭いやすい太陽光発電所の特徴について説明したうえで、知っておきたい有効な盗難対策について解説します。
2026年現在の犯行手口の傾向や、万が一犯行に合ってしまった場合の復旧方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
・太陽光発電所の盗難が増えている主な原因は、銅価格の高騰と、人目につきにくい立地を狙った組織的・計画的な犯行です。
・効果的な盗難対策は、監視カメラや遠隔監視、フェンス、警報器、車両の侵入防止などを組み合わせることです。
・盗難被害は火災保険や動産総合保険で補償される場合がありますが、補償範囲を確認し、保険と防犯対策の両方を整える必要があります。
目次
- 1 【2026年最新】太陽光発電所の盗難の現状
- 2 太陽光発電所の盗難被害が増えている原因
- 3 盗難被害に遭いやすい太陽光発電所の特徴
- 4 太陽光発電所で盗まれやすい設備
- 5 太陽光発電所が盗難される時によくある手口・傾向
- 6 太陽光発電所の盗難によって発生する被害額・損失
- 7 太陽光発電所の盗難に遭わないための防犯対策
- 8 太陽光発電所の盗難被害は保険で補償される?
- 9 太陽光発電所の盗難被害に遭った時の対策
- 10 金属盗難対策に関する法律と今後の見通し
- 11 中古太陽光発電所を購入・売却する際の盗難対策
- 12 太陽光発電所の盗難対策に関するよくある質問
- 13 SOLSEL(ソルセル)なら盗難被害のリスク・防犯対策を考慮
- 14 まとめ
【2026年最新】太陽光発電所の盗難の現状
警察庁によると、太陽光発電施設を狙った金属ケーブル窃盗の認知件数は、2023年に5,361件、2024年は6月末時点で4,161件に達しました。
太陽光発電施設に限定した2025年通年の件数は公表されていませんが、銅線や金属部材などを狙った金属盗全体の認知件数は、2025年に1万5,712件となっています。
2024年の金属盗全体の2万701件からは減少したものの、被害は依然として高い水準です。
太陽光発電所では、盗まれたケーブルの交換費用に加え、フェンスや設備の修理、発電停止による売電収入の減少も発生するため、実際の損失が大きくなるおそれがあります。
太陽光発電所の盗難件数と被害額
警察庁によると、太陽光発電施設を狙った金属ケーブル窃盗の認知件数は、2023年に5,361件、2024年は6月末時点ですでに4,161件に達しました。
2024年上半期だけで前年1年間の約8割に迫っており、被害が高い水準で続いていることが分かります。また、日本損害保険協会の調査では、盗難事故による保険金支払額が2022年度に2017年度の約20倍まで増加しました。
盗まれたケーブルの交換費用だけでなく、フェンスや設備の修理、発電停止による売電収入の減少も発生するため、実際の損失はさらに大きくなるおそれがあります。
出典:警視庁「第1回 金属盗対策に関する検討会 資料」
盗難被害が多い地域・都道府県
太陽光発電施設のケーブル盗難は、関東地方に集中しています。警察庁の資料では、2023年の認知件数5,361件のうち4,922件が関東で発生し、全体の91.8%を占めました。
2024年6月末時点でも4,161件中3,737件が関東で、約9割に及びます。都道府県別では、太陽光発電所が多く、郊外の広い土地に設備が点在する茨城県で被害が目立っています。
ただし、中部地方でも件数が増えているため、関東以外なら安全とはいえません。人目につきにくい立地や夜間の管理体制が弱い発電所では、地域を問わず十分な対策が必要です。
出典:警視庁「第1回 金属盗対策に関する検討会 資料」
太陽光発電盗難実際の事例

太陽光発電施設をはじめ、銅線ケーブルや金属部材を狙った金属盗難は全国で増加しています。金属スクラップ価格の高騰が背景にあり、銅線ケーブルは特にターゲットになりやすい状況です。
代表的な事例として、令和4年9月〜令和5年7月にかけて茨城県など5県で発生した銅線ケーブル窃盗事件があります。
カンボジア人7名が逮捕され、76件・約2億5,400万円の被害が確認されました。盗品は県内の金属くず業者に買い取られており、同一業者が別事件の銅線も買い取っていたことが判明しています。
この事例から、金属盗難は太陽光発電施設でも大規模な盗難が発生しており、社会活動への影響が非常に大きいことが分かります。
防犯カメラや巡回強化、金属保管場所の見直しなどの対策が急務となっているのです。
太陽光発電所の盗難被害が増えている原因

太陽光発電で設備の一部が盗まれてしまう盗難事件は、最近特に増加しています。盗難事件が起こる最も大きな理由はお金儲けになるからです。
太陽光発電所にある太陽光パネルやケーブルなどは、高値で売却できます。そのため、人目がない夜間に太陽光発電所に忍び込み、太陽光パネルやケーブルなどの設備を盗む泥棒が減らないのです。
ケーブル盗難の背景には銅価格の高騰

出典:産業新聞
国際価格の高騰に加え、円安が進んでいることも拍車をかけ、銅の国内価格が高騰しています。
銅は、電気自動車や再生可能エネルギー発電所、人工知能技術に欠かせない原料であり、需要が急増しています。新しい銅鉱山の開発も進められていますが、供給量の増加は間に合っていません。
銅の国際価格は、2020年には1トン5,000ドル程度でしたが、2024年5月には1万1,100ドル台となり、2倍以上の高値となっています。
組織的・計画的な犯行が増えている
太陽光発電所の盗難では、複数人のグループが事前に下見を行い、計画的にケーブルを持ち出すケースが見られます。
大量のケーブルを短時間で切断して運ぶには、見張り役や切断作業をする人、車両へ積み込む人などの役割分担が必要だからです。発電所の規模によっては、一度に盗み切らず、警察や管理者の反応を確認してから再び侵入する場合もあります。
一度被害を受けた発電所は再び狙われるおそれがあるため、盗難が判明したら破損箇所を放置せず、警察への通報と防犯設備の強化を早急に進めましょう。
人目につきにくく防犯対策が不十分な発電所が多い
産業用太陽光発電所は、広い土地を確保しやすい郊外や山間部に設置されることが多く、夜間は人通りが少なくなります。
周囲から犯行を見られにくいうえ、トラックなどの車両を敷地の近くまで入れやすい場所では、大量のケーブルを運び出される危険も高まるでしょう。
また、広い敷地ではフェンスや監視カメラの死角が生まれやすく、雑草が伸びたままなど管理不足が目立つ発電所は、犯人に狙われやすくなります。
定期的な巡回や除草を行い、監視カメラ・照明・侵入検知装置を組み合わせて対策することが重要です。
盗難被害に遭いやすい太陽光発電所の特徴

盗難被害に遭いやすい太陽光発電所の特徴を解説します。日本全国で特に被害が多い県やSOLSELに盗難被害の相談をしてくることが多い都道府県もあわせてご覧ください。
郊外や山間部の産業用太陽光発電所
人目につきにくい場所にある郊外や山間部の産業用太陽光発電所は、夜間に敷地内へ侵入したとしても誰かに見られるリスクが低いため、盗難被害に遭いやすくなっています。
また、郊外・山間部にはトラックなどの大型車が入り込みやすいため、盗難被害も大きくなりやすいのも泣き所です。人目につきにくい場所の太陽光発電所には防犯カメラなどの設置で防犯対策を取るのが重要です。
大規模な高圧太陽光発電所
盗難被害に遭った太陽光発電所は、大規模であることが多いです。太陽光パネルやケーブルなどの設備の数も多く、目当てのケーブルも大量にあるからです。
大規模な太陽光発電所は防犯対策をしっかり整えていると考えがちですが、大規模だからこそ隅々まで防犯対策が行き届いていないこともあるため、そこに付け込まれることも。
また、短時間で大量のケーブルを切断して逃げることもできるため、大きな被害につながりやすいのも特徴です。
複数設備が隣接する分譲型低圧太陽光発電所
分譲型低圧太陽光発電所は、複数の発電設備が同じ地域にまとまって設置されるため、一帯に大量の銅線ケーブルが存在します。
犯人にとっては、一度の侵入で複数区画を狙いやすく、短時間でも多くのケーブルを持ち出せる可能性があるでしょう。
また、区画ごとに所有者や管理会社が異なる場合は、防犯設備や巡回頻度に差が生じやすく、異常の発見や関係者への連絡が遅れることもあります。
周辺の所有者や管理会社と情報を共有し、区画単位ではなく発電所一帯で防犯体制を整えることが重要です。これは、ケーブル盗難が大量かつ組織的に行われている実態を踏まえたリスク評価です。
メンテナンスが行き届いていない太陽光発電所
メンテナンスがされていないとわかる太陽光発電所は、盗難の標的にされます。
敷地内に雑草が生い茂っていたり、点検する人の出入りが見られなかったりする太陽光発電所は、見つかることなく盗難でき、犯行発覚も遅いだろうと泥棒に思われてしまいます。
定期的にメンテナンスを実施することは、効率的な発電だけでなく防犯対策にもつながるのです。
関連記事:太陽光発電のメンテナンス費用・点検内容・頻度を徹底解説!業者の選び方も
夜間照明や遠隔監視設備が設置されていない発電所
夜間照明や遠隔監視設備がない発電所は、侵入者の姿や設備の異常を把握しにくく、盗難の発見が遅れやすいでしょう。特に人通りの少ない郊外では、暗い敷地内でケーブルを切断されても、周囲が異変に気づかない可能性があります。
遠隔監視設備がなければ、ケーブルの切断によって発電量が急減しても、次の点検日まで把握できないケースも考えられます。
センサーライトや監視カメラを設置するとともに、発電量の低下や通信異常を通知する仕組みを導入し、現地と遠隔の両方から監視できる体制を整えましょう。
太陽光発電所で盗まれやすい設備

太陽光発電設備で盗難されやすいのは、ケーブルや太陽光パネルです。
どうしてこれらの設備品が盗まれるのか、盗難されないための対策について解説していきます。
①ケーブル
太陽光発電所の設備のなかでも特に盗難されることが多いのはケーブルです。なぜならば、太陽光発電に使用されるケーブルは銅製であり、高く売れるからです。
近年銅の価格は高騰しており、銅製のものは高値がつきます。また、銅は換金しやすくケーブルにはシリアルナンバーなどもないため、盗んで転売したとしても証拠が残ってしまう心配が少ないのです。
さらに、ケーブルは太陽光パネルなど他の設備に比べて持ち運びやすく、スムーズに盗むことができます。ケーブルが盗まれると修理や交換の費用がかかるだけでなく、無理な切断によって火災を招いてしまう恐れもあるため、盗難を防ぐ対策が必須です。
②太陽光パネル(ソーラーパネル)
ケーブルのほうが盗難されやすいですが、太陽光パネルも太陽光発電所で盗難されるもののひとつです。
太陽光パネルの盗難は、稼働中の太陽光発電所よりも建設中の現場の方が多いようです。
太陽光パネルは高額ですが、1枚が大きく重いため太陽光発電所から持ち出すのに時間と手間がかかってしまいます。また、太陽光パネルにはシリアルナンバーが記載されており、売却すると盗難品であることがわかってしまうというデメリットもあります。
ただし、シリアルナンバー対策として海外で売るケースもあるため、発電所から太陽光パネルが盗難される可能性もゼロではありません。
太陽光パネルの盗難が与える損害
ケーブルや太陽光パネルが盗難されてしまったあとも太陽光発電投資を続ける場合は、ケーブルや太陽光パネルなどの買い替えや修理が必要です。しかし、太陽光発電設備が盗まれた場合、失われるのは盗まれた設備分の費用だけではありません。
ケーブルや太陽光パネルなどが盗難されると、当然ながら発電ができなくなってしまいます。太陽光発電投資を行っている場合、本来得られるはずだった利益を得られず損をしてしまうでしょう。設備が復旧するまでの期間が長くなるほど、損害は増えてしまいます。
太陽光パネルの盗難は火災の原因にもなる
太陽光発電所で盗難が発生したときのリスクとして、火災などの災害を引き起こす可能性が挙げられます。ケーブルを無理に切断することで火災が発生し、太陽光発電所内の設備が焼けてしまった事件もあります。
悲惨な結果につながってしまう太陽光発電所での盗難を防ぐためには、正しく対策を行うことが大切です。ここからは、盗難対策として有効な方法を確認しましょう。
③蓄電池・パワーコンディショナー・金属部品
ケーブルや太陽光パネルだけでなく、蓄電池やパワーコンディショナー、架台などの金属部品も盗難に注意が必要です。
これらは機器自体に価値があるほか、内部や周辺に銅・アルミなどの金属が使われているため、転売や金属くずとしての換金を目的に狙われる可能性があります。
ただし、太陽光発電所の盗難では銅線ケーブルの被害が特に多く、蓄電池やパワーコンディショナーの盗難件数は公的資料で詳しく公表されていません。
機器が盗まれたり壊されたりすると発電や売電を続けられなくなるため、施錠、防犯カメラ、機械警備などを組み合わせて守りましょう。
太陽光発電所が盗難される時によくある手口・傾向

この章では、太陽光発電所で盗難被害が発生する際によく見られる手口や傾向を解説します。
犯人はグループが計画的に実行
太陽光発電所でケーブルや太陽光パネルなどが盗み出される場合、単独犯ではなくグループが計画的に実行するという傾向があります。
盗まれる設備は単独で盗み出すにはサイズが大きいこと、定期的にメンテナンスなどが実施されることから、個人が無計画に実行しても成功しない可能性が高いからです。
複数の犯人が下見をした上で見張りを置くなどで盗難の成功率を高めているのです。
地図や現地下見でターゲットを選定する
犯行グループは、無計画に発電所へ侵入するのではなく、事前に立地や周辺環境を調べたうえで標的を選ぶと考えられます。地図情報から周辺の道路、人家との距離、車両の出入りのしやすさなどを確認し、候補を絞ることも可能でしょう。
さらに現地を下見して、管理者が訪れる時間帯や防犯カメラの位置、フェンスの弱い箇所などを確認する場合があります。
不審な車両や人物を見かけた際は記録を残し、必要に応じて警察や管理会社へ相談することが大切です。太陽光発電施設を狙った金属盗では、組織的かつ計画的な犯行が確認されています。
1回で盗み切らない場合もあり
太陽光発電所の設備規模によっては、犯行が数日にわたって行われるケースがあります。特に高圧物件や広大な敷地を持つ発電所では、全てのケーブルを一度に切り出し、車両へ積み込むには膨大な時間と労力を要するためです。
犯行グループは初日に一部を盗み出し、現場の通報状況や警備の反応を伺った上で、後日残りの設備を奪いに戻ってきます。一部盗まれただけだからと復旧を後回しにしたり、対策を講じずに放置したりするのは非常に危険です。
一度狙われた場所は防犯が弱く逃げやすいという情報が犯罪組織間で共有されるため、即座にセンサーライトや音声威嚇などの攻撃型防犯設備を導入し、さらなる被害を防ぐ実効性のある対策が求められます。
同じ発電所が繰り返し狙われる場合がある
一度盗難被害に遭った発電所が、再び狙われる可能性もあります。犯人にとっては、侵入経路やケーブルの位置、周辺の人通りなどをすでに把握しており、次の犯行を計画しやすいからです。
初回に一部だけを持ち出し、警察への通報や警備の反応を確かめた後、残った設備を盗みに戻るケースも考えられるでしょう。
被害箇所を応急処置しただけで放置せず、破損したフェンスの修理や監視カメラの増設、巡回頻度の見直しを速やかに行う必要があります。警察庁も、同じグループが犯行を繰り返す組織的な金属盗の実態を確認しています。
大規模な発電所の場合は侵入箇所がわかりにくい
太陽光発電所の規模が大きい場合、犯人が侵入する箇所がわかりにくいという難点もあります。
小規模発電所の場合は出入り口などが少ないため侵入経路を絞り込みやすいのですが、大規模発電所は出入り口だけではなくフェンスなどを破壊して侵入することもあるのです。
太陽光発電所の盗難によって発生する被害額・損失

太陽光発電所の盗難に遭わないための防犯対策

太陽光発電設備の盗難被害を避けるために事前にしておきたい盗難対策をご紹介します。
盗難対策の効果・費用・注意点を比較
盗難対策は、侵入を防ぐ方法、犯行をためらわせる方法、異常を早く見つける方法を組み合わせると効果的です。
監視カメラやセンサーライトは比較的導入しやすい一方、地下埋設やコンクリート保護は大がかりな工事となり、費用も高くなりやすいでしょう。
フェンスやバリカーは物理的な侵入を抑えられますが、強度や設置場所が不十分だと突破されるおそれがあります。
費用だけで判断せず、発電所の立地、設備規模、車両の侵入経路、過去の被害状況を踏まえ、複数の対策を重ねることが大切です。
| 対策 | 主な効果 | 費用の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 監視カメラ・遠隔監視 | 記録・早期発見 | 低〜中 | 死角や通信障害への対策が必要です |
| ライト・警報器 | 威嚇・異常通知 | 低〜中 | 誤作動を防ぐ調整が必要です |
| フェンス・バリカー | 人や車両の侵入防止 | 中〜高 | 出入口や弱い箇所も補強します |
| 地下埋設・コンクリート保護 | ケーブルの切断防止 | 高 | 点検や交換のしやすさも考慮します |
| アルミケーブル | 換金価値を下げる | 中〜高 | 設備との適合確認が必要です |
①監視カメラなどの警備システムを導入する
発電所の近所に住んでおらず見回りは難しい方には、監視カメラを設置するのがおすすめ。なかでも、夜間でも人が侵入したことを察知できる赤外線監視カメラが特に有効です。
事実、太陽光発電所での盗難被害を防ぐためには、こまめに巡回して怪しい人の出入りがないか確認することが有効です。
監視カメラを泥棒から見えやすい位置に置いたり、「監視カメラ作動中」などの掲示をしたりすることで、注意喚起もできます。
ダミーの監視カメラを置くのも良いでしょう。ただし、ダミーだと気づかれてしまうと防犯効果はなくなってしまいますし、万が一盗難被害に遭ってしまった場合は役に立ちません。
盗難事件が起こってしまったあとのことも考えるなら、監視カメラを設置して犯人の早期逮捕につなげるのが良いでしょう。
太陽光発電設備を盗み出そうとする犯人グループは、目標の下見を行った上で犯行に移ります。
その段階で、太陽光発電所の警備システムが整備されていると確認した場合、盗難を断念する可能性があるので、警備システムの導入は必須です。
犯人グループが犯行を断念しなくても、警備システムが正常に機能していれば犯人を検挙できる可能性が高まります。
②遠隔監視装置を定期的に確認する
太陽光発電所が遠くにあり、盗難に遭ったことに気づけないと、対応が遅れてしまいます。素早く異変に気づけるよう、遠隔監視システムの導入を検討してみてください。
監視カメラに加えて、遠隔監視システムを導入し、定期的に確認するのもおすすめです。
太陽光発電所に遠隔管理システムを導入することは、必須ではありません。しかし、遠くにいても日々の発電量を素早く把握できるため、盗難や事故などによって、発電ができなくなった場合速やかに気づくことができて便利です。
遠隔監視システムによっては異常をメールなどで通知してくれるものもあります。
関連記事:太陽光発電の遠隔監視システムとは?導入するメリット・デメリットや選び方を解説
③フェンスや有刺鉄線を設置する
ただフェンスを設置するのではなく、フェンスに工夫を施しましょう。
高く頑丈なフェンスにしたり、忍び返しや有刺鉄線を設置したりすることで、侵入が難しいと判断され、盗難の可能性が少なくなります。
忍び返しとは部外者が入ってこないように設置する針のようなもので、侵入者を威嚇することができます。
資源エネルギー庁の「太陽光発電 事業計画策定ガイドライン」では、太陽光発電所は外部からの侵入を防止するため、フェンスの設置が義務付けられています。
しかし、フェンスを設置したからといって必ず盗難を防げるわけではありません。盗難事件が起きた太陽光発電所では、フェンスが壊された形跡が残っていることもあるのです。
④センサーライト・警報器で侵入者を威嚇する
センサーライトや警報器は、侵入者を光や音で威嚇し、犯行を途中であきらめさせる効果が期待できます。人の動きやフェンスの開閉を検知して作動する機器を選べば、人通りの少ない夜間でも異常に気づきやすくなるでしょう。
ただし、動物や枝の揺れによる誤作動が多いと、警報が軽視されたり近隣住民の迷惑になったりするおそれがあります。
検知範囲や感度を現場に合わせて調整し、監視カメラや管理者への遠隔通知と連動させることが大切です。機器を壊されないよう、配線や電源部分も手の届きにくい場所へ設置しましょう。
⑤ケーブルを地下に埋設する
ケーブルを地下へ埋設すると、外から位置や量を確認しにくくなり、切断や持ち出しに時間がかかるため、盗難の抑止につながります。
太陽光発電協会も、露出した状態で配線する方法をなるべく避け、地下埋設配管を採用する対策を挙げています。ただし、既設発電所で施工する場合は、地面の掘削や埋め戻し、舗装の復旧などが必要になり、費用が高くなりやすいでしょう。
地中の水分や車両の荷重による配管の損傷を防ぐ設計も欠かせません。埋設する深さや配管方法は現場条件によって異なるため、専門業者に安全性と保守性を確認してもらいましょう。
⑥ハンドホールやケーブルをコンクリートで保護する
ハンドホールのふたやケーブル周辺をコンクリートで保護すると、一般的な工具では簡単に開けたり切断したりできなくなり、犯行に必要な時間を長引かせられます。
特に、複数のケーブルが集まる接続部分を重点的に守る方法として有効でしょう。ただし、広い範囲を固めると、点検や修理の際にコンクリートを撤去する作業が必要となり、将来の保守費用が増える場合があります。
排水を妨げる施工や、ケーブルに直接負担がかかる固定も避けなければなりません。施錠できるハンドホールや防犯ボルトも併用し、交換や点検のしやすさを残した設計にしましょう。
⑦バリカーを設置して車両の侵入を防ぐ
バリカーは、発電所の出入口やケーブル付近へ続く道路に設置し、トラックやワゴン車の侵入を防ぐ設備です。
大量のケーブルを運び出すには車両が使われることが多いため、搬出経路をふさぐことで盗難を難しくし、被害量を抑える効果が期待できます。
固定式は防犯性が高い一方、点検車両や消防車などの緊急車両が入れなくなる可能性もあるでしょう。
着脱式や施錠式を採用する場合は、鍵の保管場所と管理者を明確にする必要があります。地面の強度や車両の旋回スペースも確認し、簡単に抜かれたり脇を通り抜けられたりしない位置へ設置しましょう。
⑧定期的にメンテナンスをする
こまめに人が出入りして設備のメンテナンスを行っている発電所は、泥棒が嫌います。人の出入りが多ければ犯行中に見つかってしまう可能性があり、すぐに盗難がバレてしまう危険性も高まるからです。
このように太陽光発電所を定期的にメンテナンスすることも、盗難対策として有効です。
人の出入りを増やすだけでなく、設備の周りに生えた雑草を刈ったり掃除をしたりすることで、管理が行き届いている発電所であることを泥棒にアピールすることができます。
メンテナンス内容は、契約した業者によって多岐に渡ります。そのため、自分が契約したプランではどのようなメンテナンスが行われるのか、契約内容を確認しておきましょう。
⑨使用していないケーブルを放置しない
太陽光発電システムにまだ組み入れていないケーブルは「まだ使用していないから」という理由で放置する人もいるのですが、盗難の的になりやすいです。
工事に入ってからでも盗難されることが多いため、決して放置はせずに鍵付きの倉庫に収納するなどの防犯対策をしっかりと取るようにしましょう。
⑩銅線からアルミケーブルへ切り替える
銅線をアルミケーブルへ切り替えると、金属としての売却価格が銅より低いため、犯人に狙われる可能性を下げられます。盗難が発生した場合も、材料そのものの損失を抑えやすい点がメリットです。
発電所の入口などにアルミケーブルを使用していることを表示すれば、下見の段階で犯行を断念させる効果も期待できるでしょう。
ただし、既設設備の銅線をそのままアルミへ置き換えられるとは限らず、必要な太さや接続方法も異なります。価格だけで判断せず、許容電流や電圧降下、端子との適合性を施工業者に確認したうえで導入しましょう。
アルミケーブルでも盗難を完全には防げない
アルミケーブルへ変更しても、盗難を完全に防げるわけではありません。犯人が素材を確かめずに切断したり、アルミにも一定の金属価値があると判断して持ち去ったりする可能性があります。
また、ケーブル以外の太陽光パネルやパワーコンディショナー、架台などが狙われるおそれも残るでしょう。そのため、アルミ化だけで防犯対策を終わらせるのは危険です。
素材を示す看板に加えて、フェンス、監視カメラ、センサーライト、警報通知なども組み合わせましょう。侵入を防ぎ、犯人を威嚇し、異常を早期発見できる多重の防犯体制を整えることが重要です。
対応できない設備や施工上の注意点がある
アルミは銅より電気抵抗が大きいため、同じ電流を流すには一般的に太いケーブルが必要です。端子や接続部がアルミに対応していない場合、そのまま交換すると接触不良や異常発熱につながるおそれがあります。
銅とアルミを接続する箇所では、異なる金属の組み合わせによる腐食にも注意しなければなりません。また、配線スペースが狭い設備では、太くなったケーブルを収められない場合もあるでしょう。
パワーコンディショナーや接続箱の仕様、メーカー保証への影響も確認が必要です。設計や施工に詳しい電気工事業者へ相談し、安全性を確認してから導入を判断しましょう。
発電所の規模・予算別に対策の優先順位を決める
防犯対策は、発電所の規模と使える予算に合わせて優先順位を決めることが大切です。小規模な低圧発電所では、施錠の強化、センサーライト、監視カメラ、遠隔監視など、比較的導入しやすい対策から始めるとよいでしょう。
広い敷地を持つ発電所や高圧発電所では、フェンスの補強、バリカー、地下埋設、警備会社の駆け付け対応まで検討する必要があります。
すべてを一度に導入できない場合は、車両の侵入経路やケーブルが集中する場所を優先してください。想定される被害額と発電停止による損失も見積もり、費用対効果の高い対策から段階的に進めましょう。
太陽光発電所の盗難被害に遭った時の対策

太陽光発電所で盗難被害が発生した際にはどういった対策を取るべきなのでしょうか?代表的な対策を3つ紹介します。
被害現場には触れず写真や映像を記録する
盗難の形跡を見つけても、切断されたケーブルや工具、足跡などにはむやみに触れないようにしましょう。
現場を動かしたり片付けたりすると、指紋や足跡などの証拠が失われ、警察の捜査や保険会社による被害確認に影響するおそれがあります。
安全な場所から、盗まれた設備、切断箇所、壊されたフェンスや門扉、車両の跡などを複数の角度で撮影してください。
監視カメラや遠隔監視装置に記録が残っている場合は、上書きされる前に保存します。日時や発見時の状況もメモし、警察や保険会社へ説明できるようにしておきましょう。
警察に通報する
どれほど注意していても盗難被害に遭うケースがあるので、実際に盗難被害が発生した場合の対策が必要です。
太陽光発電所の設備が盗難被害に遭ってしまったら、まず最初に連絡するべきなのは警察です。通報すると共に、捜査を円滑に進めるため、被害状況を確認したうえで盗難現場の状況を写真などで記録し、何が盗まれたのかもあわせて記録してください。
証拠保全は非常に重要なので、現場のチェックをする際には現場にあるものに手を触れないよう注意しながら写真などの記録を取りましょう。
また、盗難に遭う前に不審者を目撃していたり、目撃したという報告を過去に受けていた場合には、不審者の特徴なども警察に報告してください。近隣の住民に協力を依頼するのもおすすめです。
修理のため業者に連絡する
盗難被害を受けた場合には、太陽光発電所の防御柵が破られる、周辺の機器が破壊されるなどの二次被害も発生しがちです。
そういった事態が発生した場合には、メーカーや設置を依頼した業者にも相談することをおすすめします。機材の修理を依頼できるだけではなく、盗難被害の対処法をアドバイスしてもらえることがあるからです。
近年太陽光発電所の盗難が頻発していることから、盗難後の対応に特化した業者が増えています。契約している業者が盗難被害時にどういった対応をするのかを契約前に確認することをおすすめします。
また、盗難に遭った場合には警察に連絡するのと同じタイミングで業者に連絡しましょう。盗難により防御柵などが破損した状態のまま放置していると、再度盗難に遭う可能性が高いからです。
保険業者に連絡する
警察への連絡と並行して、加入している保険窓口へ速やかに報告しましょう。太陽光発電向けの動産総合保険や火災保険に盗難補償が付帯していれば、盗まれたケーブルの再設置費用や破壊されたフェンスの修理費が補償対象です。
手続きには警察から発行される受理番号のほか、被害状況を記録した写真や復旧にかかる見積書が必要です。現場検証の妨げにならない範囲で、被害箇所を多角的に撮影しておきます。
もし盗難補償の有無が不明な場合でも、特約などでカバーされている可能性があるため、まずは契約内容を保険業者に確認することをおすすめめします。
また、一度狙われた発電所は再犯率が高いため、未加入の場合は復旧を機に必ず盗難保険への加入を検討し、リスク管理を徹底しましょう。
発電所全体の安全点検を実施する
盗まれた設備を交換する前に、発電所全体の安全点検を専門業者へ依頼しましょう。犯人がケーブルを乱暴に切断したことで、見た目では分からない配線の損傷や接続不良、漏電が起きている可能性があります。
パワーコンディショナーや接続箱、架台、フェンスなども壊されていないか確認が必要です。異常を残したまま運転を再開すると、感電や機器の故障、火災につながるおそれがあるため、自己判断で電源を入れてはいけません。
点検結果と修理内容は報告書にまとめてもらい、保険金の請求や将来の売却時に説明できるよう保管しておきましょう。
再発防止のため防犯設備を見直す
一度盗難に遭った発電所は、侵入経路や設備の位置を犯人に知られている可能性があるため、復旧と同時に防犯設備を見直す必要があります。
壊されたフェンスや門扉を元に戻すだけでなく、侵入された場所を特定し、強度の高い部材や施錠設備へ交換しましょう。監視カメラの死角、夜間照明の不足、警報通知の設定なども確認してください。
必要に応じてセンサーライトやバリカー、遠隔監視、ケーブルの地下埋設などを追加すると、再犯の抑止につながります。初回の被害状況をもとに弱点を整理し、複数の対策を組み合わせることが大切です。
金属盗難対策に関する法律と今後の見通し

太陽光発電所からの銅線盗難などを防ぐため、2025年に「盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律」、通称「金属盗対策法」が制定されました。
犯行用工具の隠匿携帯を規制する規定などは2025年9月1日に先行して施行され、特定金属くず買受業者の届出や本人確認、取引記録の保存などに関する規定は2026年6月1日に施行されています。
これにより、同法は同日から全面施行となりました。
金属くずを取り扱う事業者への規制
新しい法律では、銅を中心とした特定金属くずを買い取る事業者に対し、営業所ごとの届出が義務付けられました。
買い取り時には相手の氏名・住所・生年月日などを確認し、本人確認と取引の記録を作成して3年間保存しなければなりません。
また、持ち込まれた金属くずが盗品に由来する疑いがある場合は、警察官への申告が必要です。違反した事業者には指示や営業停止命令、罰則が科される可能性があります。
盗品を匿名で換金しにくくし、金属盗そのものを減らす効果が期待されています。
犯行に使われる工具の携帯規制
法律では、ケーブルカッターやボルトクリッパーなど、金属の切断に使われる指定工具を正当な理由なく隠して携帯する行為が禁止されています。電気工事や設備の保守など、仕事で必要な場合は規制の対象になりません。
一方、犯行目的が疑われる状況で工具を衣服や車内などに隠して持ち歩いた場合は、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される可能性があります。
工具を所持しているだけで直ちに処罰されるわけではありませんが、盗難の準備段階で取り締まれる点が大きな特徴です。
法律の施行後も発電所側の防犯対策は必要
新しい法律によって盗品の換金や犯行用工具の携帯が規制されても、太陽光発電所の盗難リスクがなくなるわけではありません。
法律は犯行を抑止し、盗品の流通を追跡しやすくする制度であり、発電所への侵入を直接防ぐものではないからです。海外への持ち出しや不正な取引など、規制を逃れる手口が使われる可能性もあります。
監視カメラ、センサーライト、フェンス、バリカー、遠隔監視などを組み合わせ、侵入しにくく異常を早期発見できる環境を整えましょう。法施行後の被害動向を確認しながら、対策を定期的に見直すことも重要です。
中古太陽光発電所を購入・売却する際の盗難対策

中古太陽光発電所の取引では、発電実績や設備状態だけでなく、過去の盗難被害と現在の防犯体制も確認する必要があります。購入後の追加費用や売却時の評価に関わるため、契約前に資料と現地の両方を確認しましょう。
購入前に盗難履歴と復旧履歴を確認する
中古太陽光発電所を購入する前には、過去にケーブルやパネルなどの盗難被害がなかったか、売主や仲介会社へ確認しましょう。被害歴がある場合は、発生時期や被害範囲、発電停止期間に加え、どの設備を交換・修理したのかも確かめます。
修理見積書、工事報告書、点検記録、保険金請求の資料などがあれば、適切に復旧されているか判断しやすくなるでしょう。
外観が直っていても、配線や接続部に損傷が残っている可能性があります。購入前に専門業者による点検を行い、安全性と発電性能に問題がないことを確認することが大切です。
防犯設備・遠隔監視・保険の加入状況を確認する
購入時には、フェンスや門扉、監視カメラ、センサーライト、バリカーなどの防犯設備が正常に機能しているか確認しましょう。
遠隔監視システムについても、発電量の低下や通信異常を通知できるか、購入後に名義や利用者を変更できるかを確かめる必要があります。また、現在の保険契約をそのまま引き継げるとは限りません。
盗難補償の有無、対象設備、免責金額、補償上限、休業損害補償の内容を確認し、引渡し後に補償が切れる期間を作らないよう手続きを進めましょう。不足する設備や補償があれば、その導入費用も購入予算に含めて検討します。
盗難被害が査定価格や売却価格に与える影響
盗難被害を受けた履歴があるだけで、発電所の査定価格や売却価格が必ず下がるとは限りません。
ただし、復旧が不十分で発電量が低下している場合や、同じ場所で被害が繰り返されている場合は、購入希望者から将来の修理費や再発リスクを懸念されるでしょう。
防犯設備が不足しており、購入後に多額の追加工事が必要な物件も、価格交渉の材料になりやすいです。
一方、被害箇所を適切に修理し、点検記録や発電実績を提示できれば、不安を減らせます。売却前に防犯体制を整え、復旧内容と再発防止策を説明できる資料を準備しておきましょう。
太陽光発電所の盗難対策に関するよくある質問

太陽光発電所の盗難件数や有効な防犯対策、保険の補償範囲について、よくある疑問をまとめました。盗難リスクに備える際の参考にしてください。
太陽光発電所の盗難件数はどのくらいですか?
警察庁の資料によると、太陽光発電施設における金属ケーブル窃盗の認知件数は、2023年に全国で5,361件でした。2024年は6月末時点ですでに4,161件に達しており、半年間で前年1年間の約8割に迫っています。
2023年の被害の91.8%、2024年6月末時点では89.8%が、東京都を除く関東地方で発生しました。
ただし、中部地方などでも増加が確認されているため、関東以外の発電所も安心とはいえません。最新の公表値を確認しつつ、地域を問わず対策を進めましょう。
太陽光発電所の盗難対策で最も効果的な方法は何ですか?
盗難を確実に防げる方法はなく、複数の対策を組み合わせる方法が効果的です。まず、頑丈なフェンスや施錠設備、バリカーで人や車両の侵入を難しくします。
そのうえで、センサーライトや警報器で侵入者を威嚇し、監視カメラと遠隔監視によって異常を早く発見できる体制を整えましょう。
ケーブルの地下埋設やハンドホールの施錠も有効です。発電所の立地や規模、侵入経路を確認し、防ぐ・威嚇する・記録する・通報する仕組みを重ねることが重要になります。
太陽光発電所のケーブル盗難は保険で補償されますか?
契約している火災保険や動産総合保険に盗難補償が含まれていれば、盗まれたケーブルの交換費用や、犯行時に壊された設備の修理費が補償される場合があります。
休業損害補償を付けている場合は、発電停止によって失った売電収入も対象になる可能性があるでしょう。
ただし、補償対象となる設備や事故、免責金額、支払限度額は保険によって異なります。防犯対策が不十分な場合に補償されない商品もあるため、保険証券や約款を確認し、不明点は保険会社へ問い合わせてください。
アルミケーブルに交換すれば盗難を防げますか?
アルミケーブルは銅線より金属としての価格が低いため、盗難の標的になりにくくする効果が期待できます。
ただし、犯人が素材を確認せずに切断する場合や、アルミにも換金価値があると判断して持ち去る場合があり、交換するだけで盗難を完全に防げるわけではありません。
また、アルミは銅と電気的な性質が異なるため、必要な太さや端子、接続方法にも注意が必要です。パワーコンディショナーなどが対応しているかを施工業者へ確認し、監視カメラやフェンスなどと組み合わせましょう。
太陽光発電所で盗難被害に遭ったら何をすべきですか?
盗難に気づいたら、切断されたケーブルや残された工具などには触れず、安全な場所から被害状況を撮影しましょう。感電や漏電、火災のおそれがあるため、自己判断で設備を操作してはいけません。
次に警察へ通報し、受理番号を確認したうえで、保守・施工業者と保険会社へ連絡します。監視カメラの映像や遠隔監視の記録は、上書きされる前に保存してください。
復旧前には発電所全体の安全点検を受け、侵入経路や防犯設備の弱点を確認し、再発防止策も同時に進めましょう。
SOLSEL(ソルセル)なら盗難被害のリスク・防犯対策を考慮

中古太陽光発電設備取扱数No.1のSOLSELでは、盗難対策の施行を行っております。
近年の銅価格高騰に伴い深刻化しているケーブル盗難被害から資産を守るため、高度な防犯対策とメンテナンスを統合したサポートを提供しています。
人目につきにくい郊外や山間部の発電所は犯行グループの標的になりやすいですが、SOLSELは業界最大級の設備管理数を活かしたスケールメリットにより、監視カメラの設置やフェンスの強化といった本格的な盗難対策を、高品質ながらコストを抑えて施工することが可能です。
また、盗難を未然に防ぐには管理されているという抑止力が不可欠であるため、業界最安値水準の価格で定期メンテナンスを実施し、雑草対策や清掃を通じて隙のない運用を維持します。
万が一被害に遭った際も、保険適用の相談から復旧工事までワンストップで対応できる体制を整えています。お見積もりや防犯診断に関する相談はすべて無料で承っております。
お見積もりや相談は全て無料です。
まとめ
太陽光発電所を狙った盗難事件は全国各地で起きており、設備が高価なことから被害額も大きくなりやすいです。
残念ながら、太陽光発電所の設備を盗難される事件を完全に防ぐことはできません。しかし、「この発電所は侵入しにくそうだな」と泥棒に思わせ、盗難のリスクを下げることはできます。
監視カメラの設置やフェンスへの工夫、こまめなメンテナンスなど、盗難事件が起こる前にできることはいくつもあります。有効な対策方法を取り入れて、太陽光発電所のケーブルや太陽光パネルなどの設備を守りましょう。


