太陽光発電は雑草対策が必要!除草方法や費用相場について解説
- 公開日:2026.09.05
- 更新日:2026.09.05
太陽光発電の雑草対策・除草の方法や費用相場、頻度やタイミングなどについて詳しく説明します。
雑草は太陽光発電所の発電効率や安全性や周辺環境に影響するため、除草は重要な作業です。雑草を放置して草刈りをしないと、太陽光パネル故障や発電効率低下の原因となり、利益を圧迫する可能性があります。
また、太陽光発電所の環境が悪化すると、害獣が住み着いたり、近隣住民から苦情が入ったりしてしまうこともあります。
計画的に除草を実施し、効率的な太陽光発電投資を実現しましょう。
・太陽光発電所の雑草対策は、発電効率と設備の安全性を保つために必要です。
・草刈り費用は1平方メートルあたり50〜200円程度が目安です。
・除草方法は、費用だけでなく立地や雑草の種類、管理の手間を踏まえて選ぶことが大切です。
目次
太陽光発電の草刈り・雑草対策にかかる費用相場

太陽光発電所の雑草対策にかかる費用は、対策方法や敷地面積、傾斜、雑草の量などによって変わります。ここでは、草刈りをはじめとする主な雑草対策の費用や実施頻度を確認していきましょう。
雑草対策ごとの費用・頻度・特徴を比較
太陽光発電所の雑草対策には、草刈り、除草剤、防草シート、砂利・砕石などがあります。草刈りや除草剤は初期費用を抑えやすい一方、雑草が再び生えるため、毎年継続して実施しなければなりません。
防草シートや砂利は施工時の負担が大きいものの、その後の草刈り回数や管理の手間を減らせる可能性があります。発電所を長期間運用する場合は、1回の料金だけではなく、数年単位でかかる総額を比較することが大切です。
敷地全体に同じ方法を採用せず、雑草が生えやすい場所だけ防草シートを敷くなど、複数の対策を組み合わせる方法も検討しましょう。
| 雑草対策 | 費用の目安 | 実施頻度・耐用期間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 草刈り | 1平方メートルあたり50~200円程度 | 年2~4回程度 | 初期費用を抑えやすいが、継続的な作業が必要 |
| 除草剤 | 1平方メートルあたり100~200円程度 | 年2~3回程度 | 広い範囲に対応しやすいが、周辺環境への配慮が必要 |
| 防草シート | 1平方メートルあたり600円程度から | 5~10年程度 | 初期費用はかかるが、草刈りの頻度を減らしやすい |
| 砂利・砕石 | 使用量や運搬条件によって異なる | 長期間 | 防草シートと併用されることが多く、施工費が高くなりやすい |
※上記は一般的な目安です。地域や施工面積、地形、雑草の状態などによって金額は異なります。
太陽光発電所の草刈り費用の目安
太陽光発電所の草刈りを業者に依頼する場合、費用は1平方メートルあたり50~200円程度が目安です。例えば、1,000平方メートルの敷地を1回50~100円で作業してもらうと、1回あたり約5万~10万円かかります。
年2~3回実施する場合は、年間約10万~30万円を見込んでおくとよいでしょう。ただし、刈った草の回収や処分、パネル下の手作業、現地までの出張費が別料金になる場合もあります。
草丈が高い場合や、つる性植物・竹などが多い場合も追加費用がかかりやすいため、見積もりでは作業範囲と料金に含まれる内容を確認しましょう。
メガソーラーの草刈り費用は面積や立地で変わる
出力1MW以上のメガソーラーは、敷地が1万平方メートルを超えることもあり、草刈り費用は数十万円から数百万円規模になる可能性があります。
ただし、面積が広いほど機械を効率よく使用でき、1平方メートルあたりの単価が下がるケースも少なくありません。一方、傾斜地やぬかるみ、岩が多い土地では大型機械が入りにくく、手作業が増えるため費用が高くなります。
パネルの設置間隔が狭い発電所や、現地までの道が細い場所も作業効率が落ちやすいでしょう。正確な金額を把握するには、面積だけで判断せず、地形や搬入経路、草の種類、刈草を処分するかどうかまで伝えて見積もりを取りましょう。
草刈り費用を安く抑える方法
草刈り費用を抑えるには、雑草が伸び切る前に定期的に作業することが重要です。草丈が高くなったり、つるが架台や配線に絡んだりすると、作業時間や刈草の量が増えて追加料金につながります。
また、毎回単発で依頼するより、年間契約やO&Mサービスの一部としてまとめて依頼したほうが、1回あたりの料金を抑えられる場合があります。
複数の業者から同じ条件で見積もりを取り、刈草の処分費や出張費を含めて比較しましょう。長期的には、パネル周辺やフェンス沿いなど作業しにくい場所だけ防草シートを敷き、それ以外を草刈りで管理する方法も有効です。
【太陽光発電の雑草対策】除草方法と費用

太陽光発電におすすめの除草方法・費用を詳しく見ていきましょう。除草方法や交換時期・費用は以下表の通りです。
| 管理方法 | 頻度 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 草刈り | 年2〜4回程度 | 1回50〜200円/㎡程度 |
| 除草剤散布 | 年2回程度 | 1回100〜200円/㎡程度 |
| 防草シート | 7〜20年程度で交換 | 初期費用800円〜/㎡ |
| 砂利・砕石 | 半年〜年1回程度の補充・整備 | DIY・材料中心1,500円〜/㎡、業者施工は条件により上昇 |
※草刈りを700㎡の発電所で年2回実施する場合、1回50円/㎡なら年間約7万円です。実際の費用は作業単価や回数、刈草処分費、出張費などによって異なります。
草刈り(機械的防除)
機械を使った草刈りは、雑草対策で最も一般的な除草の方法です。
草刈りの費用・管理頻度
草刈りを業者に依頼した場合の費用は1㎡につき50円からです。草刈りは年2〜4回の作業が必要です。
太陽光発電の草刈りに関する費用は面積に応じて異なりますが、一般的には50円〜/㎡の単価で見積もることができます。
年2回の草刈りを行うと、50kW未満の低圧発電所で、敷地面積が700㎡の場合以下の費用が発生します。
- 1年の費用:700㎡ × 50円 × 2回 = 70,000円
- 20年間の費用:70,000 × 20 = 1,400,000円
1年あたり7万円、20年間で140万円の草刈り費用が必要です。
しかし、自分で草刈りを行う場合には、草刈り機を用意するだけですみます。
草刈りのメリット・デメリット
草刈りのメリット
- 他の手法より安価にできる
- 小規模な施設なら自分でもできる
- 外観が自然
草刈りは他の除草方法よりリーズナブルな価格に抑えられるのが最大のメリットで、小規模な太陽光発電所なら業者を雇わずに自力でできるので、管理費用をかなり節約できます。
また、太陽光発電所の外観を自然な状態に保てるのも利点です。
草刈りのデメリット
- 毎年定期的に行う必要がある
- 委託先や頻度により料金が変わる
- ケーブルや架台を破損する危険がある
草刈りは、毎年定期的に実施しなければなりません。また、利用する除草業者や管理の頻度で価格がかなり変わってきます。
また、芝刈り機で怪我をしたりケーブルや架台を傷つける可能性があるのでご注意下さい。
草刈りが向いている太陽光発電所
草刈りは、除草剤を使いにくい場所や、防草シートを敷くほどの初期費用をかけたくない太陽光発電所に向いています。周辺に農地や住宅、用水路がある場合でも、薬剤の飛散や流出を心配せずに雑草を処理しやすいでしょう。
また、敷地が平坦で、パネルの間隔が広く、草刈り機を安全に動かせる発電所では効率よく作業できます。
一方、急傾斜地や配線が地面付近に露出している場所では、作業の負担や設備を傷つける危険が高まります。草刈りを選ぶ際は、機械の搬入経路や作業スペースを確認し、設備周辺を手作業で仕上げられる体制も整えましょう。
除草剤(化学的防除)
農薬取締法に基づき「農薬」として正式に登録されている除草剤を使用する場合、その効果は大きいです。
また、人や動物への安全性・環境への影響・使用後の毒性がどの程度残留するかなど、厳密な検査を通過した除草用の製品であるため、使用する際の安心感が違います。
除草剤の費用・管理頻度
除草剤の費用相場は1㎡につき60円からで、具体的には、50kW未満の700㎡の低圧発電所を例にとると、
- 1年間の散布費用:700㎡ × 60円 × 2回 = 84,000円
- 20年間の散布費用:84,000 × 20 = 1,680,000円
という計算になります。
このように、除草剤の散布は、1年間で8万4千円、20年間で168万円のコストがかかることがわかります。
管理においては年2回の除草剤の散布作業を行なう必要があります。
除草剤のメリット・デメリット
除草剤散布のメリット
- 1回あたりのコストが安い
- 小規模なら自分でも管理できる
- 散粒機を使えば作業が楽になる
除草剤散布は1回あたりのコストが安く、年間何度も行なうわけではないので、トータルではかなり安価な除草対策になります。小規模太陽光発電所なら自分でできるので、さらにコストが下げられます。
散粒機を使用することで作業が楽になるのもメリットです。
除草剤散布のデメリット
- 散布時期を間違えると効果が激減する
- 近隣とトラブルになる可能性がある
- 長期間使い続けると効果が低下する
散布するのに効果的な時期を確認せずに作業をすると効果が減る可能性があります。
また、近隣に農地や用水路がある場合、除草剤を使用することでトラブルに発展するケースがあります。
長期間同じ除草剤を使い続けると、草が耐性を持つようになり、効果が激減することにも注意しておきましょう。
太陽光発電所で使用する除草剤の選び方
太陽光発電所で使用する除草剤は、雑草の種類や生育状況、周辺環境に合わせて選びます。すでに伸びている雑草を処理する場合は茎や葉から成分を吸収する茎葉処理剤、発芽を長く抑えたい場合は土壌処理剤が候補です。
ただし、土壌処理剤は傾斜地や水路の近くでは雨水とともに流れるおそれがあるため、使用場所を慎重に判断しましょう。
農地や家庭菜園が隣接している場合は、農林水産省の登録番号があり、対象場所や使用方法に適合する製品を選ぶ必要があります。薬剤の効果だけでなく、散布回数や安全性、周辺への影響まで確認することが大切です。
除草剤を使用する際の注意点
除草剤を使用する際は、容器に記載された使用量や希釈倍率、使用回数、注意事項を必ず守りましょう。効果を高めようとして濃度や散布量を増やすと、周辺の植物や土壌、水路などに影響を与えるおそれがあります。
風が強い日や雨が降る直前の散布は避け、薬剤が発電設備や近隣の農地、住宅へ飛散しにくい天候を選ぶことも重要です。
また、作業時は手袋やマスクなどを着用し、必要に応じて散布日時を周辺住民へ知らせます。散布した製品名や日時、使用量を記録しておくと、トラブルが起きた場合にも状況を確認しやすくなるでしょう。
防草シート
防草シートは、日光を遮ることにより草が生えることを防ぎます。防草シートは様々な種類がありますが、安いものだと草がシートを突き破り、2~3年で破れる可能性があります。
耐用年数の長いシートを選んで除草した方が、費用対効果が優れていると言えるでしょう。
防草シートの費用・管理頻度
防草シートの費用は1㎡で800円から、交換頻度は7年から20年です。
交換頻度はシートの種類によって大きく異なり、ザバーン240Gの場合は7〜13年、ウィードシールドの場合は20年となっています。ウィードシールドは10年保証が付いており、補修しながら使用できます。
太陽光発電の防草シートの費用対効果を見てみましょう。20年間でかかる費用は約148万円となりますが、これはどのように算出されるのでしょうか。
700㎡の低圧発電所に防草シートを敷く場合、以下のような項目があります。
- 防草シートの購入費用:700㎡ × 800円 = 560,000円
- 防草シートの敷設費用:外注すると1㎡あたり600円程度
700㎡ × 600円 = 420,000円 - 10年保証料:約10万円
- 10年後の補修費用:約40万円
これらを合計すると、980,000円 + 10万円 + 40万円 = 1,480,000円となります。
防草シートのメリット・デメリット
防草シートのメリット
- 敷設後の管理が楽
- 耐用年数が長いものはコスパが良い
- 雑草が生えないスペースが増えることで発電効率やメンテナンス性が向上
一度敷設した後は管理の手間が大幅に減少します。
また、耐用年数が長いほどコスパが良くなります。
防草シートは雑草の生えるスペースを減らし、発電効率やメンテナンス性を向上させる効果があります。そのため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
防草シートのデメリット
- 初期費用が高い
- 敷き方次第で隙間から雑草が生える
- 安物だとすぐに破損する
デメリットは、初期費用が他の除草方法と比べて高めなことです。
また、敷き方を間違えると隙間から雑草が生えるので、効果が半減します。
安物だとすぐに穴が空いたり破れたりするので、おすすめできません。
防草シートの施工で失敗しないためのポイント
防草シートの効果を長く保つには、敷く前に雑草や石を取り除き、地面をできるだけ平らに整えることが重要です。凹凸や雑草が残っていると、シートが浮いたり破れたりして、隙間から雑草が生えやすくなります。
シート同士の継ぎ目は十分に重ね、端や風を受けやすい場所は固定ピンを増やして、めくれを防ぎましょう。
ただし、地中の配線や配管がある場所へピンを打つと設備を傷つけるおそれがあります。架台の支柱やフェンス周辺も隙間なく処理し、排水を妨げない透水性や耐久性を備えた製品を選ぶと、施工後の補修を減らせます。
砂利・砕石
雑草の繁殖を防ぐ方法として、石を敷き詰めることがあります。発電所の敷地内に石を敷くと、雑草の種が土に入りにくくなり、根も張りにくくなります。
すでに完成した発電所に石を敷くのは大変ですが、これから建設する発電所なら石を敷くことを検討してみると良いでしょう。
砂利・砕石の費用・管理頻度
砕石を敷く費用は、材料を用意して自分で施工する場合と、運搬・整地・敷設まで業者へ依頼する場合で大きく異なります。
DIYや材料費を中心に考える場合は1㎡あたり1,500円程度からが目安です。一方、業者へ施工を依頼する場合は、運搬費や整地費などを含めて1㎡あたり約3,000〜7,000円程度になることがあります。
例えば700㎡の発電所では、DIYなら約105万円、業者依頼なら約210万〜490万円が目安です。なお、防草シートを併用する場合や搬入条件が悪い場合は、さらに費用が高くなる可能性があります。
砂利・砕石のメリット・デメリット
砂利・砕石のメリット
- 雑草を処理しやすい
- 架台・現場形状に左右されにくい
- 手入れの頻度が少ない
草が生えてきても抜き取りやすいのが代表的なメリットで、防草シートを下に敷いていると効果はさらにアップします。
また、架台や現場の形状に左右されにくいので施工しやすいのもメリットです。
管理は年に2回程度で済む点も忙しい管理者に喜ばれています。
砂利・砕石のデメリット
- 他の雑草対策との併用が必要
- 草刈り機が使いにくい
- 地面が高温になる
防草シートを敷かない場合には砕石の隙間から草が生えてくるので、他の雑草対策と併用しなければなりません。
草刈り機を使う際には石の飛散などによってパネルや周辺機器が損傷する可能性があります。
また、地面が高温になるため、発電効率が悪化して損失が発生するケースもあります。
コンクリート・アスファルト
発電所の地面をコンクリートやアスファルトで覆うことで雑草が生えないようにする方法もあります。
コンクリート・アスファルトの費用・頻度
コンクリート・アスファルトのメリット・デメリット
コンクリート・アスファルトのメリット
- 初期施工後の手入れが不要
- 効果時間が長い
- 高い防草効果がある
コンクリート・アスファルト対策は、初期施工後はほとんど手入れが不要で、維持管理費がかからないのが大きな利点で、効果時間も非常に長いです。
また、高い防草効果があるので、長期間美しい外観を保つことができます。
コンクリート・アスファルトのデメリット
- 初期費用・撤去時の費用が高く工期も長い
- 排水性が悪い
- 地面が高温になりやすい
初期費用と撤去時の費用が高く、工期も長いのが代表的なデメリットで、排水性が悪いので雨水の処理に注意が必要というのも難点です。
また、地面が高温になりやすく、太陽光発電の効率を低下させる可能性があります。
すでに完成されている発電所の地面をコンクリート・アスファルトにすることはできませんし、これまで紹介した雑草対策の中で最も費用がかかるという問題点がありますが、その2点をクリアできるなら非常に効果が高い雑草対策です。
動物による除草
ヤギやヒツジを飼って雑草を食べてもらうというやり方の除草対策です。
動物による除草の費用・管理頻度
初期費用は1頭につき50,000円からで、管理頻度は毎日です。飼料や排泄物の処理をしなければならないからです。
動物による除草のメリット・デメリット
動物による除草のメリット
- 近隣の人との交流が生まれる
- 動物と触れ合える
- 環境保全に貢献できる
動物による除草は、動物を介して近隣住民との交流が深まるというメリットがあり、動物と触れ合うという体験ができるのも利点です。
また、動物による除草は環境に優しい方法なので環境保全に貢献できます。
動物による除草のデメリット
- 初期費用がかかる
- 毎日の世話が必要
- エサにならない雑草の対策が必要
1頭につき50,000円で、太陽光発電所の規模により10頭以上購入する必要があるので、初期費用はかなりかかります。
また、毎日世話をしなければならないので、忙しい人には向いていません。
動物が食べない雑草も生えるので、それらの除草対策を別途立てなければならないのも難点です。
草刈り・管理の手間が売却理由の2位【相談178件の実データ】

2026年4月16日〜8月19日にSOLSELへ寄せられた売却相談178件では、「管理・メンテナンスの手間」が31件(17.4%)で売却理由の2位でした。草刈りを自分で行っている方も少なくありません。
「管理が面倒で、草刈りも自分でやっている」「草刈りが1基あたり年間10万円ほどかかる」という声が寄せられました。自分で作業すれば委託費を抑えられる一方、時間と体力が必要です。
業者へ依頼すれば負担は軽くなりますが、その費用だけ収支が下がります。「自分でメンテナンスしてきたが、有料で頼むと収支が合わなくなりそう」という相談は、このジレンマを表しています。
さらに「山奥にあり、メンテナンス費用が高いと聞いている。クマも出る」という声もあり、負担は立地や雑草の伸び方、現地までの距離で変わります。
まず年間の作業回数と委託費を見積もり、「太陽光発電のメンテナンス方法」で負担を減らせるか確認しましょう。保有継続が難しい場合は、「太陽光発電所を売却する理由」も参考に、売却後の手取りと比較することが大切です。
※売却理由は複数回答を重複集計しています。当社への相談に基づく集計であり、市場全体の統計ではありません。
太陽光発電所の草刈りに適した時期と頻度

太陽光発電所の草刈りは、雑草が大きく成長してからではなく、設備への影響や作業負担が増える前に行うことが大切です。基本的な時期と回数を押さえたうえで、現地の状況に合わせて管理計画を立てましょう。
草刈りは雑草が伸びる前に行う
太陽光発電所の草刈りは、雑草がパネルや架台に届く前に行いましょう。草丈が高くなると、パネルへの影や通風の悪化につながるだけでなく、つる性植物が配線や架台へ絡むおそれもあります。
さらに、成長した雑草は茎が太くなり、作業時間や刈草の量が増えるため、費用も高くなりがちです。雑草が開花・結実する前に刈れば、種が周囲へ広がるのを抑えやすくなります。
草丈だけで判断せず、パネル下やフェンス沿い、架台の周辺を定期的に確認し、設備へ影響が出る前に作業を実施することが重要です。
春から秋にかけて年2〜3回を目安にする
草刈りの頻度は、雑草が生育しやすい春から秋にかけて年2〜3回を目安にするとよいでしょう。例えば、春から初夏に1回、夏に1回、必要に応じて秋にもう1回実施する方法があります。
特に梅雨から夏は気温と降水量が上がり、短期間で雑草が伸びやすいため注意が必要です。
ただし、年2〜3回はあくまで一般的な目安であり、すべての発電所に適した回数ではありません。定期的に現地を巡回し、雑草がパネルへ影を落としたり、設備へ絡んだりする前に、追加の草刈りを検討しましょう。
地域・雑草の種類・発電所の状態に合わせて調整する
必要な草刈りの回数は、発電所がある地域の気候や地形、生えている雑草の種類によって異なります。温暖で雨の多い地域は雑草の成長が早いため、年3回以上の作業が必要になる場合もあるでしょう。
一方、寒冷地や乾燥しやすい土地では、回数を減らせる可能性があります。つる性植物や成長の早い外来雑草が多い場所、パネルの最低地上高が低い発電所では、よりこまめな確認が欠かせません。
前年の生育状況や草刈りの記録、発電量への影響を確認しながら、作業時期と回数を毎年見直すことが大切です。
太陽光発電所の草刈りを自分で行う方法

太陽光発電所の草刈りを自分で行えば費用を抑えられますが、設備の破損やけがを防ぐための準備が欠かせません。作業前に発電所内を確認し、安全な順番で進めましょう。
草刈りに必要な道具を準備する
草刈りを始める前に、刈払機や鎌、熊手、集草袋などを準備しましょう。刈払機を使用する場合は、飛散防護カバーが正しく取り付けられているか、刃に欠けや変形がないかを確認します。
作業者は長袖・長ズボンを着用し、安全靴や手袋、保護メガネ、フェイスシールドなどで体を守ることが大切です。騒音が大きい機種では耳栓も用意するとよいでしょう。
また、夏場は飲料や塩分、休憩用の日よけも必要です。機種によって操作方法が異なるため、使用前に取扱説明書を読み、停止方法まで確認しておきましょう。
ケーブルや設備の位置を確認してから作業する
作業前には発電所内を歩き、ケーブルや接続箱、架台の支柱、排水溝などの位置を確認します。雑草に隠れた配線へ刈払機の刃を当てると、発電停止や漏電、火災につながるおそれがあるためです。
露出しているケーブルや位置が分かりにくい設備は、目印を付けて作業範囲から外しましょう。石や金属片、枝などの障害物も事前に取り除く必要があります。
配線の被覆に傷や変色が見つかった場合は触れず、草刈りを中止して保守業者へ相談してください。発電設備は日中も発電するため、ブレーカーを切っただけで安全になるとは限りません。
パネル周辺から順番に雑草を刈る
草刈りは、設備との距離を確認しやすいパネルや架台の周辺から慎重に進めましょう。パネルの近くでは刈払機を勢いよく振らず、低速で操作するか、鎌や小型の草刈り道具を使って手作業で仕上げます。
その後、パネル列の間や通路、フェンス沿いへ作業範囲を広げると、刈り残しを確認しやすくなります。
斜面では下りながら刈ると転倒しやすいため、足場を確保し、無理のない方向へ進んでください。複数人で作業する場合は十分な間隔を空け、刈払機を動かしている人の近くへ立ち入らないことも重要です。
刈った草を回収して発電所内を点検する
草刈り後は、刈った草を熊手などで集め、設備や通路の周辺から回収しましょう。刈草を厚く積んだままにすると、乾燥して火災時の燃え広がりを助けたり、排水溝をふさいだりする可能性があります。
ただし、処分方法は地域のルールや土地の管理条件によって異なるため、事前に確認が必要です。作業後は、ケーブルの被覆、パネルの表面、架台、フェンスなどに傷がないかを点検します。
刈払機にも草が絡んでいないか確認し、必ずエンジンや電源を止めてから清掃してください。異常が見つかった場合は自分で直そうとせず、保守業者へ相談しましょう。
太陽光発電所の草刈りで起こりやすい失敗・事故

太陽光発電所の草刈りでは、刈払機によるけがだけでなく、ケーブルやパネルを破損する事故も起こります。代表的な失敗と予防策を把握し、少しでも危険を感じた場合は専門業者へ依頼しましょう。
草刈り機でケーブルを切断する
太陽光発電所の草刈りで特に注意したいのが、雑草に隠れたケーブルを刈払機で切断する事故です。ケーブルを傷つけると発電が停止するだけでなく、感電や漏電、火災が発生するおそれもあります。
作業前に配線経路を確認し、露出したケーブルの周辺には目印を付けておきましょう。配線がある場所では金属刃を近づけず、鎌や樹脂刃などを使って慎重に作業します。
万が一ケーブルを切ったり傷つけたりした場合は、断面や配線へ触れてはいけません。直ちに作業を中止し、発電所の管理者や電気工事業者へ連絡してください。
飛び石で太陽光パネルを破損する
刈払機の刃が地面の石や金属片に当たると、破片が勢いよく飛び、太陽光パネルのガラスを傷つけることがあります。小さなひびでも雨水が入り込んだり、発電性能が低下したりする可能性があるため注意が必要です。
作業前に石や枝、空き缶などを取り除き、刈払機の飛散防護カバーも正しく装着しましょう。パネルの近くでは刃を地面へ強く当てず、回転速度を下げるか手作業へ切り替えます。
人や車両が近くにいる場合も作業を止めてください。草刈り後はパネル表面を確認し、傷やひびがあれば保守業者に点検を依頼しましょう。
感電や漏電事故が発生する
太陽光パネルは日光が当たっている間は発電するため、設備のスイッチやブレーカーを切っても、すべての配線が無電圧になるとは限りません。破損したケーブルや接続部へ触れると、感電する危険があります。
また、刈払機による傷から雨水が入り、後から漏電や火災につながる可能性も否定できません。配線の切断や被覆の傷、焦げたような臭い、異常音を確認した場合は、設備へ近づかずに作業を中止しましょう。
電気設備の補修には専門知識と資格が必要になるため、自分でテープを巻くなどの応急処置は行わず、保守業者へ連絡してください。
熱中症や転倒事故が発生する
草刈りは気温が高い時期に行うことが多く、長袖や保護具を着けて作業するため、熱中症の危険が高まります。早朝など比較的涼しい時間帯を選び、こまめに水分と塩分を補給しましょう。
体調が悪い日や暑さが厳しい日は、予定を変更する判断も必要です。また、発電所内には傾斜やくぼみ、切り株、ケーブルなどがあり、足を取られて転倒することがあります。
作業前に足場を確認し、斜面では無理な姿勢や後ろ向きの移動を避けてください。めまいや頭痛、吐き気などを感じた場合はすぐに作業をやめ、涼しい場所へ移動しましょう。
除草剤が周辺の農地や植物に影響する
除草剤を使用すると、風による飛散や雨水による流出で、周辺の農地や庭木、用水路などへ影響を与えることがあります。特に風の強い日や雨が降る直前は散布を避け、製品に表示された使用量や希釈倍率を必ず守りましょう。
農地に隣接する発電所では、近隣で栽培されている作物や収穫時期を確認し、必要に応じて所有者へ事前に連絡します。
散布場所に適した製品を選び、噴霧口を低く保つなど、薬液を飛ばさない工夫も大切です。散布した日時、製品名、使用量を記録しておけば、影響が疑われた場合も状況を確認しやすくなります。
太陽光発電で雑草を除草しないとどうなる?

太陽光発電の設置場所によっては、雑草の生えるスペースが多くなります。
「雑草は少し程度なら影響しないだろう。」「雑草対策は手間とコストがかかるから、省いてもいいのでは。」と考えて雑草対策を軽視すると、実は大きな損失につながる可能性があります。
まずは太陽光発電における雑草対策・除草の重要性と効果的な方法について説明します。
太陽光パネルにホットスポットが発生しやすくなる
ホットスポットを防ぐために雑草の管理が重要です。
太陽光パネルにおける「ホットスポット」とは、一部のセルだけが異常に高温になる現象です。発電効率の低下や、最悪の場合はパネルの劣化や火災リスクにもつながるため注意が必要です。
雑草は太陽電池モジュールの影になり、その部分の発電効率を低下させます。
さらに、影になったモジュールは他のモジュールと比べて電気抵抗が高くなり、電流を流すと、モジュール内部が発熱します。
発熱が持続すると、モジュールの性能や寿命に悪影響を及ぼし最悪の場合は故障や火災の原因になります。
このようなホットスポットはパネルメーカーの保証範囲外となることが多いので、自己負担で修理しなければなりません。
定期的に雑草を刈り取るなどして、ホットスポットを発生させないように注意しましょう。
パワコン内部に雑草が侵入すると故障に繋がる
パワーコンディショナーは太陽光発電の重要な機器ですが、雑草の影響を受けやすいです。雑草がパワーコンディショナーの通気孔に入り込むと、内部でショートや火災を引き起こす可能性があります。
これは、発電所だけでなく、周辺の建物や人々にも危険を及ぼすかもしれません。つる性の雑草の場合、パワーコンディショナーに届きパネルを覆ってしまうこともあります。
これらの問題を防ぐためには、太陽光発電におけるパワーコンディショナーの周りに雑草が生えないように定期的な管理が必要です。
害獣が住みつきケーブルを破損させる可能性がある
雑草が膝丈以上に生い茂ると、ネズミなどの害獣が潜む隠れ家になるでしょう。ネズミによるケーブルや配線の噛み切りは、ケーブルや配線に被害を及ぼし、漏電や火災の原因になる可能性があります。
また、有毒なマムシやヤマカガシが住み着いたり、アシナガバチやスズメバチなどの刺す虫が巣を作ったりすると、メンテナンスを行う際に危険です。
漏電が起こった際火事になる危険が高まる
草が伸び放題になると漏電や火災の危険性が高まります。特に乾燥した雑草は燃えやすいので、気をつけなければなりません。
また、雑草が広範囲に生えると、火災が発生した時の被害が甚大になります。発電所だけではなく敷地外にも延焼することで近くの家や建物にも被害を及ぼす恐れがあるからです。
近隣の家・建物・施設に炎症した場合、損害賠償の対象になるので、太陽光発電所だけでなく、近隣の場所にも大きな損害を与えないように注意しましょう。
発電量低下により売電収入が減少する
雑草が成長することにより、太陽光発電の売電収入が減少します。雑草が伸びて太陽光パネルに影を落とすことにより、太陽光が遮られて発電量が減るからです。
売電収入が減少すると、初期費用の回収が遅れたり、利回りが下がったりと、投資計画に影響がでてしまいます。
しかし、雑草が30cm以上伸びないように維持・除草管理を実施すれば、太陽光発電量を維持して売電収入を安定させられます。
周辺住民とのトラブルの原因になる
雑草の管理を怠ると、景観が損なわれ近所の人から苦情を言われる可能性があります。
発生する可能性が高いトラブルで特に多いのは、発電所の敷地内や周辺に生えた雑草が道路にはみ出して歩行者や車の邪魔になるケースです。
また、発電所の雑草について「放置されている」と判断され、不法投棄の対象になることもあります。
伸び放題の雑草から飛んでくる種や綿毛が干している洗濯物や周辺住民の衣服などに付着した場合にも、クレームの原因になりがちです。
太陽光発電は長期的な事業です。近隣の方々と良い関係を築いて維持しなければなりません。雑草対策を疎かにしないようにしましょう。
FIT認定が取り消されることもある
雑草の管理を怠ると、適切な運用管理が行われていないと判断され、売電停止の可能性が大きいです。2017年施行のFIT法により、太陽光発電所の適切な運用管理が義務付けられたからです。
この法律に違反すると、FIT認定を失う可能性があります。
資源エネルギー庁の「事業計画策定ガイドラインhttps://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/fit_2017/legal/guideline_solar.pdf」では、「第3節運用・管理 4.周辺環境への配慮」 の中で、「雑草の繁茂等による周辺環境への影響がないように管理するように努めること。」と述べています。
太陽光発電の除草は外注と自力のどちらがよい?

太陽光発電の除草外注で行うのが一般的です。プロに依頼した方が安全で効率がよく、手間もかかりません。
外注と自力それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。
外注するメリット
太陽光発電の除草を外注する際の主なメリットは以下の通りです。
- 時間と労力の消費がない
- 周囲の環境に適切に配慮してもらえる
- 専門家による除草なので安心感がある
- 遠方の設備も適切に管理できる
除草作業を太陽光発電設備の除草の専門家に外注すると、時間と労力を使わなくて良いというメリット以上に、周囲の環境への配慮や太陽光発電や敷地内で事故が発生する可能性が格段に減るというメリットがあります。
太陽光発電の除草に特化している専門家なら、自力での除草より費用がかかりますが、それ以上の安心感を得られます。
また、遠方の設備を自力で管理するのには移動時間・手間・費用などのコストが発生しますが、外注なら現地の業者に要請してそれらのコストを削減でき、適切に管理できるという利点があります。
外注するデメリット
除草を外注する主なデメリットは、作業を依頼するたびに費用がかかることです。敷地が広い発電所や雑草の成長が早い場所では、年間の依頼回数が増え、管理費の負担も大きくなるでしょう。
また、繁忙期は希望する日程で予約できず、雑草が伸びる前に作業してもらえない場合があります。
業者によっては、刈草の回収・処分費や出張費、傾斜地での作業費などが別料金になるため注意が必要です。料金だけで業者を決めず、作業範囲や設備周辺の扱い、事故発生時の補償、作業後の点検内容まで見積書で確認しましょう。
自力で除草するメリット
太陽光発電の除草を自力で行う際の代表的なメリットをご覧ください。
- 外注よりも安く済ませられる
- 好きなタイミングで作業できる
除草作業を自力で行う場合、芝刈り機などを使わなければ人件費も燃料費も発生しないので、除草コストを大幅に節約できます。
自分の都合の良いタイミングで除草できるのもメリットです。
しかし、自力での除草作業は、季節によっては熱射病になるリスクがあると共に、草刈り鎌や芝刈り機の使い方次第で思わぬ怪我を負う可能性があります。
最近では「安全かつ時間と手間をかけずに除草するなら、多少の費用が発生しても外注した方が良い」と考える太陽光発電所有者が多いです。
そのため外注するのが一般的な傾向があり、品質面や労力面からもおすすめです。
自力で除草するデメリット
自力で除草する場合は、刈払機や保護具などを準備する費用に加え、作業時間と体力が必要です。広い敷地や傾斜地では作業負担が大きく、夏場には熱中症や転倒事故の危険も高まります。
さらに、草に隠れたケーブルを切断したり、飛び石で太陽光パネルを傷つけたりすると、修理費が除草の外注費を上回る可能性もあるでしょう。
発電設備は日中に電気を生み続けるため、破損した配線へ触れると感電するおそれがあります。作業経験がない場合や、設備の位置を把握できない場合は、無理に自力で行わず専門業者への依頼を検討してください。
外注と自力の費用・手間・安全性を比較
外注は作業費がかかるものの、道具の準備や草刈りに使う時間を減らしやすく、安全面でも専門業者の知識や経験を活用できます。
一方、自力での除草は業者へ支払う費用を抑えられますが、道具代や燃料代が必要になり、設備の破損やけがのリスクも自分で負わなければなりません。
面積が小さく平坦で、ケーブルの位置を把握している発電所なら、自力で対応できる場合があります。敷地が広い発電所や傾斜地、雑草が密集している場所では外注が安心です。
すべてを一方に決めず、通常管理は自力、年に一度の大規模な除草は外注する方法も検討しましょう。
| 比較項目 | 外注 | 自力 |
|---|---|---|
| 費用 | 作業のたびに依頼費がかかる | 道具代や燃料代がかかる |
| 手間 | 見積もりや日程調整が必要 | 準備から後片付けまで自分で行う |
| 作業時間 | 現地作業の負担を減らせる | 敷地が広いほど時間がかかる |
| 安全性 | 経験のある業者へ任せられる | けがや設備破損への注意が必要 |
| 向いている発電所 | 広い敷地、傾斜地、設備が複雑な場所 | 小規模で平坦、設備の位置が分かる場所 |
太陽光発電所の草刈り業者を選ぶポイント

太陽光発電所の草刈りでは、料金の安さだけでなく、設備を傷つけずに作業できる知識や補償体制も重要です。複数の業者を比較し、依頼後の追加費用やトラブルを防ぎましょう。
太陽光発電設備の作業実績があるか確認する
草刈り業者を選ぶ際は、太陽光発電所での作業実績があるかを確認しましょう。一般的な空き地とは異なり、発電所内にはパネルや架台、ケーブル、パワーコンディショナなどの設備があります。
経験の少ない業者へ依頼すると、刈払機で配線を切ったり、飛び石でパネルを傷つけたりするおそれがあります。過去の作業件数や対応した発電所の規模、傾斜地での経験などを聞いておくと安心です。
機械と手作業を使い分けているか、作業前後に設備を確認しているかも質問し、安全への配慮を具体的に確認しましょう。
見積もりに含まれる作業範囲を確認する
見積もりを受け取ったら、どこまでの作業が料金に含まれているかを確認しましょう。業者によって、パネル列の間だけを刈る場合もあれば、パネル下や架台周辺、フェンス沿い、法面まで対応する場合もあります。
現地までの出張費や機械の搬入費、草丈が高い場合の追加料金が別途必要になることも少なくありません。
依頼前に、対象面積や作業箇所、刈る高さ、除草剤を併用するかを書面でそろえておくことが大切です。複数の見積もりを比較するときも、合計金額だけでなく、同じ作業条件になっているかまで確認してください。
刈草の回収・処分費用を確認する
草刈り料金に、刈った草の回収や処分まで含まれているとは限りません。刈り倒したままにする契約では料金を抑えやすい一方、枯れ草が排水路をふさいだり、設備の周辺にたまったりする可能性があります。
回収を依頼する場合は、集草作業や運搬、処分に別料金がかかることもあるでしょう。特に雑草が密集している発電所や、草丈が高く処分量が多い場所では、追加費用が大きくなりやすいため注意が必要です。
見積もりでは、刈草を現地に残すのか、どこまで回収するのか、処分費が定額か量に応じて変わるのかを確認しましょう。
事故や設備破損への補償体制を確認する
草刈り中には、ケーブルの切断やパネルの破損、飛び石による対人・対物事故が起こる可能性があります。依頼前に、業者が請負業者賠償責任保険などへ加入しているかを確認しましょう。
保険へ加入していても、補償される事故や上限金額は契約によって異なるため、名称だけで判断しないことが大切です。また、設備を破損した際の報告方法や修理費の負担、作業前後の写真を提出してもらえるかも確認します。
契約書や見積書に事故時の対応が記載されていない場合は、口頭で済ませず、書面へ追加してもらうとトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
定期契約とスポット依頼を比較する
定期契約は、年間の作業回数や時期をあらかじめ決めて依頼する方法です。雑草が大きく伸びる前に作業してもらいやすく、1回ずつ申し込むより料金が割安になる場合があります。
一方、雑草の成長が遅い発電所では、予定した回数が必要なくなり、費用が無駄になる可能性もあるでしょう。
スポット依頼は必要なときだけ頼めますが、春から夏の繁忙期には予約が取りにくい点がデメリットです。前年の作業回数や雑草の伸び方を確認し、定期契約の料金、作業時期の変更条件、中途解約の扱いまで比較して選びましょう。
太陽光発電の雑草対策で気を付けること

太陽光発電の雑草対策で気を付けることを3つ説明します。
雑草が伸びきってしまう前に除草する
雑草の管理・除草は太陽光発電の効率に影響します。雑草が茎を太くして成長すると、除草作業が困難になります。そのため、茎が細いうちに早めに対策することが太陽光発電所有者にとって望ましいです。
雑草の高さも30cm以下に抑えることで、太陽光パネルへの日陰を防ぐことができます。雑草が30cmを超えたら、速やかに除草しましょう。
発電所の状態を定期的に巡回・記録する
雑草の伸び方や設備への影響を把握するため、発電所内を定期的に巡回しましょう。パネルへ影がかかっていないか、つるが架台や配線へ絡んでいないか、枯れ草が設備や排水路の周辺にたまっていないかを確認します。
巡回日や雑草の高さ、作業した場所を写真とともに記録すれば、次回の草刈り時期を判断しやすくなるでしょう。
発電量の変化や遠隔監視の異常も合わせて残すと、雑草以外の不具合に気付ける場合があります。適切な保守点検と維持管理を続けるためにも、担当者の感覚だけに頼らず、同じ項目で記録を積み重ねることが大切です。
1つの方法だけでなく複数の方法を組み合わせて行う
雑草対策は1つだけではなく、複数の方法を組み合わせて実施するとより効果的でしょう。たとえば、防草シートを使う際には、事前に除草剤を使って枯草刈りをしてから敷くと雑草は生えにくいです。
また、防草シートの劣化を防ぐには、砂利を敷くのがおすすめです。防草シートに直射日光が当たるのを防ぎ、防草シートの素材が傷みません。
砂利は、防草シートの上に均一に敷き詰めることで、防草シートを紫外線から守るだけでなく、雨水の排水も良くします。また、砂利は見た目も美しく、景観を向上させます。
発電所の立地や雑草の種類に合った方法を選ぶ
雑草対策は、発電所の面積や地形、周辺環境、生えている植物に合わせて選びましょう。平坦で機械を動かしやすい敷地には草刈りが向きますが、急斜面では作業の危険が高まり、費用も増えやすくなります。
つる性植物が多い場所では、定期的な草刈りだけでなく、部分的な防草シートの施工も検討するとよいでしょう。農地や住宅、水路が近い発電所で除草剤を使用する場合は、飛散や流出への配慮が必要です。
1回の費用だけで決めず、年間の管理回数や安全性、周辺への影響を含めて、無理なく続けられる方法を選んでください。
太陽光発電の草刈り・雑草対策に関するよくある質問

太陽光発電所の雑草管理では、費用や作業回数、除草方法について迷うことがあります。ここでは、草刈りや除草剤、防草シートに関する代表的な疑問へ回答します。
太陽光発電の草刈り費用はいくらですか?
太陽光発電所の草刈り費用は、1平方メートルあたり50~200円程度が一つの目安です。例えば、1,000平方メートルの平坦な敷地では、1回あたり5万~10万円前後で依頼できる場合があります。
ただし、草丈や雑草の密度、傾斜の有無、パネル下の手作業、刈草の処分などによって金額は変わります。現地までの距離や機械の搬入条件が料金へ影響するケースもあるでしょう。
正確な費用を知るには、面積と写真を業者へ伝え、出張費や処分費を含めた見積もりを複数社から取ることが大切です。
太陽光発電所の草刈りはどうすればよいですか?
太陽光発電所の草刈りは、最初にケーブルや架台、接続箱などの位置を確認してから行います。パネルや配線の近くは刈払機を勢いよく使用せず、鎌などを使って手作業で仕上げると安全です。
作業者は長袖・長ズボンのほか、手袋や保護メガネ、安全靴などを着用しましょう。刈り終えた後は、枯れ草が設備や排水路にたまらないよう回収し、ケーブルやパネルに傷がないかを点検します。
草刈りの経験がない場合や、傾斜地・広い敷地での作業が必要な場合は、無理をせず専門業者へ依頼してください。
太陽光パネル周辺の雑草に除草剤は使えますか?
太陽光パネル周辺でも除草剤は使用できますが、製品の表示と使用方法を守る必要があります。発電所が農地に隣接している場合は、薬剤が風で飛散したり、雨水とともに流れたりしないよう特に注意しましょう。
風が強い日や雨の直前は避け、噴霧口を低くして周囲へ飛ばないように散布します。
また、製品によって使用できる場所や希釈倍率、散布回数が異なるため、自己判断で濃度を上げてはいけません。周辺に農作物や住宅、水路がある場合は、必要に応じて所有者や住民へ事前に知らせましょう。
太陽光発電所の草刈りは年何回必要ですか?
太陽光発電所の草刈りは、春から秋にかけて年2~3回程度を目安にするとよいでしょう。春から初夏に1回、夏に1回、雑草の状態に応じて秋にも行う方法があります。
ただし、温暖で雨の多い地域や雑草の成長が早い発電所では、年3回以上必要になる場合も少なくありません。反対に、寒冷地や乾燥した場所では回数を減らせることがあります。
決められた回数だけで管理せず、草がパネルへ影を落とす前や、つるが設備へ絡む前に作業することが重要です。巡回記録を確認し、毎年の作業時期と回数を調整しましょう。
草刈りと防草シートはどちらがおすすめですか?
初期費用を抑えたい場合は草刈り、長期的な管理の手間を減らしたい場合は防草シートが向いています。草刈りはすぐに実施でき、地形の変化にも対応しやすい一方、毎年繰り返す必要があります。
防草シートは施工費がかかりますが、適切に敷けば草刈りの頻度を減らせるでしょう。
ただし、傾斜地や凹凸の多い土地ではシートがめくれたり、隙間から雑草が生えたりすることがあります。すべてを一つの方法で管理せず、通路は草刈り、架台周辺やフェンス沿いは防草シートにするなど、併用する方法もおすすめです。
まとめ
太陽光発電所における除草方法や費用について詳しく紹介しました。各々のメリット・デメリットを鑑みて、1つ或いは複数の方法を組み合わせて実施しましょう。
太陽光発電の野立て設置では、除草が重要です。除草を怠ると、発電量が影響を受けて収益が下がるだけでなく、機器の故障や近隣住民とのトラブルの原因にもなりかねません。
除草は、太陽光発電の安全性や効率性の維持に必要不可欠です。ぜひ、本記事を参考に太陽光発電における雑草対策について正しく理解し、適切な方法を選んでください。
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