株・FX投資に加えて太陽光投資をスタート。現物資産を持つメリット・デメリットとは?
様々な投資を行う中で、現物資産としての太陽光を所持する意味をお聞きしました
株やFXでの投資を継続しながら、「形に残る資産を持ちたい」と、現物資産である太陽光投資を始められたA様。
会社員として安定した副収入を得るうえでのメリットや資金の活用方法、太陽光ならではの出口戦略などについてお話をお伺いしました。
職業 | 大学職員 |
家族構成 | 妻・子(3人) |
太陽光投資の開始時期 | 2024年〜 |
物件の保持数 | 2基(兵庫県・山口県) |
まず最初に、太陽光投資を検討されたきっかけをお聞かせください。
A様:
今まで株やFXはやってきたんですが、「現物資産」と呼べるものを一度持ってみたいという思いがあったんです。
そこで太陽光投資に興味をもちました。
会社員として本業を続けながら、安定的に収益が得られることも魅力でしたね。
逆に、太陽光投資に対して不安に感じる点はありましたか?
不安まではいかないのですが、逆に現物資産だからこそ、最後にローンを完済して現物資産を償却しなくちゃいけなくて、最終的に自分で終末を迎える所が少し寂しく感じることがあります(笑)
あとは出口戦略に関してあまり具体的に考えられているわけではないので、「5年後にちゃんと売れるのか?」という点は常に思っている点ですね。
曽川(営業担当):
そうですよね。
5年売却もちろん1つの手ですが、最近ではパターンが増えてきているのも太陽光のポジティブな面だと思います。
例えばAmazonさんのようにデータを大量に取り扱う企業って、使う電力の量も非常に多いんですよね。
そのような企業からすると、東電などの電力会社から電力を買うよりも、事業者から買う方が圧倒的に安いんです。
今まで電力会社などを介していたところを、直接繋げて売買するPPAというモデルも出てきているので、Aさんもそのような形で売電できるようになる未来も近いと思います。
ほったらかしで投資できるという点に関してはいかがですか?
不安ではないですが、まったく手をかけずに成り立つのは逆に「自分には何もコントロールできない」とも言えますから、最初はちょっと寂しさもありました(笑)
例えば自分が株を持っていれば、売り時・買い増しなどアクションを起こせますよね。ただ、太陽光の場合は日射量や出力制御がどうなるかなど、個人の努力ではどうにもならない面がほとんどだと思います。
楽なんですけど、私は逆に自分が動きたいなっていうところもあるので一種の物足りなさを感じる場面は、正直あります。
実際に株やFXに投資しながら太陽光を持つメリットはどのようにお考えでしょうか?
株やFXはどうしても日々の相場に左右されるので、好調なときはいいんですが、下がるときは一気に下がる、不安定さがつきものです。
実際に今年の1月株価が下がった時に、マイナスもかなり出ましたし。
一方、太陽光は毎日コツコツと発電してくれて、大きな急落もないですし、出力制御などはあるにせよ、年間ベースで予測から大きく外れることは今のところありません。
実際に数字を見ると実感する部分もありますよね。確定申告に関してはスムーズに進みましたか?
今回はどうしても消費税の金額が合わずに戸惑いましたが、SOLSELにもサポートしてもらって無事解決しました。
株やFXだと確定申告は慣れているのですが、太陽光の場合は設備資産としての項目が色々あるんですよ。そこはSOLSELから紹介してもらった税理士さんに教えてもらいながら進めたので助かりました。
消費税還付の金額は大きいのでありがたかったです。還付金が入ったことで株式投資やFXに回せる余裕も生まれました。
ローン返済を含めて考えると、資金の流れは最初の2〜3か月が少しズレ込みやすいので、そこに備えた資金繰りが必要だと思います。この点もSOSELから事前に教えていただいていました。
<SOLSELの丸投げサービス紹介>
メンテナンスなども業者に依頼している形ですか?
はい、メンテナンスは業者さんに定期点検や草刈りをお願いしています。自分でやれば費用を抑えられますが、発電所が遠方にあるので交通費を考えるとプロに任せるほうが楽ですね。
私が保有している物件は自宅から遠いので、もし自宅から近かったらメンテナンス周りの管理も自分でやってみてもいいのかなとは思いますが、今は現実的ではないです。
老後の暇つぶしなんかには良いかなあ、という程度です(笑)
SOLSELは出力抑制の影響を加味したシミュレーション
出力制御による影響に関してはどうですか?
実際に出力制御が行われると、確かに想定より収益が下がる可能性がありますよね。ただ私のところは中古案件なので過去の売電実績ををもとにシミュレーションしていただいたみたいで、大きな誤差は出ていません。
過去の発電実績をしっかり確認できるのはセカンダリー案件こその魅力だと感じます。
曽川(営業担当):
おっしゃる通りで、SOLSELがご紹介する中古物件は過去の売電実績を踏まえたシミュレーションを用意しているので、実際の乖離が少ないです。
ただ、新規でゼロからパネルを立てた方は、天候や出力抑制の影響を読みきれない分、シミュレーションより下振れするリスクもあります。
あとはたまに他社さんだと、中古物件なのに過去のデータを取っていないところもあります。
その場合統計データを元に売電予想をたてるので、予想と実績に倍以上の乖離が出てしまうなんて話も聞くことがあるんですよ。
太陽光投資で得た資金はどのように活用されていますか?
私は3人子どもがいるので、教育費用や仕送り費用などに充てる予定です。
今年ちょうど息子が自分で一人暮らしを始めたタイミングだったので、同時に作ったNISA口座にある種の相続として少し金額を入れましたね。
あとは自分に何かあった時に家内が生活できるよう残したりと、リッチに使うというよりも基盤を固める使い方をしようと思っています。
ローンの返済が進めば、手元に残る金額も増えてきますし、自分にはあまりお金を使いませんので。
最後に、これから太陽光を始める方へのメッセージを教えてください。
太陽光投資は、私のように会社員として働きながら、副収入や節税を考えている人には向いていると思います。
毎日チャートを見る必要はないし、草刈りやメンテナンスといった作業も必要がないです。
リターンが多い物件、具体的にはFIT残年数が長かったり、いかに節税できるかだったり、自身の収入と比較して物件を選ぶと良いと思います。
私は物件選びもそうですが、SOSLELの仕組みがあって、ほぼ全部お任せできたからこそ始められたことだと感じています。
一方で、アクティブに投資先を動かす楽しさは少ないので、“ほったらかしでも安定的に回る資産を持ちたい人”にはおすすめなのかなと思います。
出口戦略の不透明感が気になるかもしれませんが、PPAなど新しい売電先が拡大している現状を考えると、これからもっと選択肢が増えるんじゃないかと期待しています。