安川電機のパワコンの評判がやばい?メリット・デメリットや故障時の対応について解説

  • 公開日:2026.04.04
  • 更新日:2026.05.18
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太陽光発電のパワーコンディショナーの大手企業である安川電機と、そのパワーコンディショナーを紹介します。

安川電機のパワコンは、変換効率が高く耐久性に優れており、メンテナンスもしやすいため、多くの方に利用されているのが特徴です。住宅用にも産業用にもやばい点はないと言えます。

ただし、過積載率がより高いメーカーがあるなど、デメリットがいくつかあります。

安川電機のパワーコンディショナーの特徴やメリット、デメリット、「CEPT-P2HA29P9B」の詳細情報や、その保証期間などを解説しましょう。

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安川電機のパワコンとは

安川電機 パワコン

株式会社安川電機は、電気用品の開発と製造をする目的で、大正4年・北九州市に創業しました。

設立当初は炭鉱用電気品の生産から始まり、電動機とその応用に事業を定め、社会インフラを支える技術や製品を開発しています。海外にも各地に拠点を持つグローバル企業です。

2020年には、半導体製造装置などに使うACサーボモーターの累計販売台数が世界第1位、産業用ロボットは世界第4位のシェア率です。

2010年頃からパワコン事業に参入し、現在は、FIT・自家消費用のパワコンも国内外問わず販売しています。

産業用ロボットでの知名度から安川電機のパワコンを好んで使用する業界人は多く、「パワコンなら安川電機」と、多くの企業から求められているのが特徴です。

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安川電機のパワコン「CEPT-P2HA29P9B」(9.9kW)の特徴

安川電機 パワコン

安川電機のパワコン「CEPT-P2HA29P9B」は、安川電機社の三相9.9kWのパワーコンディショナです。FITから自家消費まで、幅広い産業用太陽光発電システムに対応しています。

過積載率は200%と高く、曇りの日にも発電量を最大化できます。また、自立運転ができるので、停電時の非常電源としての導入にも最適です。

静音性にも優れており、生活スペースの近くに設置されがちな自家消費型太陽光発電にも向いています。

以下は「CEPT-P2HA29P9B」の仕様です。 

定格入力電圧 DC400V
運転可能電圧範囲 DC150〜DC570V
入力回路数 7(1回路あたり最大10A)
定格容量 9.9kW
電圧変換効率 93.5%(直接入力の場合)
系統出力方式 三相3線式
周囲温度範囲 -20℃〜50℃
外形寸法(W×H×D) 650×540×310mm
質量 約61kg

安川電機のパワコンの良い評判・メリット

安川電機 パワコン

安川電機のパワーコンディショナーの特徴は、高い技術力を活かした高効率な製品であることです。

特徴は他にも、

  • 発電量が多い
  • 耐久性が高い
  • メンテナンスが簡単
  • 納品までが早い

などが挙げられます。

ここでは、特徴やメリットの詳細を解説していきましょう。

メリット①過積載率が高く発電量が多い

安川電機のパワコンは過積載率200%で、発電量が多い特徴があります。

パワコン選びの重要なポイントのひとつは「過積載率」です。

太陽光発電における「過積載」は、ソーラーパネルの容量がパワコンの容量を上回っている状態を指します。

太陽光発電における過積載のメリットは、発電量が増えること、設備コストの無駄が少ないことです。

つまり、過積載率の高いパワコンは収益や費用対効果が高い傾向にあり、メリットが大きいといえます。

過積載の中でも過積載率が150%を超えるものをスーパー過積載と呼び、発電量を大きく高めることが可能です。

関連記事:ピークカット・ピークシフトとは?太陽光発電や蓄電池との重要な関係と過積載について

メリット②耐久性が高い

安川電機のパワコンの長所に、耐久性の高さが挙げられます。

パワコンは10〜15年と長期の使用になるため、耐久性の高さは非常に重要です。

安川電機のパワコンは、外気が電子基盤に入らないよう二重構造になっており、故障しづらく設計されているのが特徴。

また、万が一故障してしまった場合、保証期間内であれば無償で修理に対応してもらえます。

メリット③メンテナンスが簡単

安川電機のEnewell-SOL P2シリーズは、定期的に清掃が必要なファンやフィルターを簡単に着脱できるため、メンテナンスがしやすいという特徴があります。

太陽光発電の耐用年数は10〜15年であり、一般的な電化製品と比べると長く使用できます。長期の利用にあたって欠かせないのがメンテナンスです。

ファンやフィルタのメンテナンスは5年毎に実施するものと推奨されているため、手短に済ませられるに越したことはありません。

メリット④停電時に自立運転できる

安川電機のパワコンには、停電時に自立運転する機能がついています。そのため災害によって停電が起きても、ソーラーパネルで集めた太陽光を家庭用電気として使用することが可能です。

メーカーによっては、停電するとパワコンが使えなくなる製品もあります。しかし安川電機のパワコンであれば、災害が起きても冷蔵庫を問題なく使用できたり、テレビから最新情報を収集できたりします。

災害が起きても太陽光を自家電力として使用できる点は、大きな強みでしょう。

メリット⑤納品までが早い

安川電機のパワコンは最短で2週間の納品が可能です。一般的なパワコン注文から納品までの期間は3〜6ヶ月であるため、スピーディに導入できます。

パワコンは交換せずに使用し続けると、劣化して発電量や売買収入の低下につながってしまいます。

故障してしまった場合には、数ヶ月発電できないリスクもあるのが特徴。

また、パワコンを交換すると、最新モデルの性能を享受できたり、費用対効果が高まったりする可能性が高く、メリットは大きいです。

安川電機のパワコンのデメリット・問題点

安川電機 パワコン

安川電機のパワコンは発電量が多く、耐久性も高いことが特徴ですが、少なからずデメリットもあります。

ここではやばいと言われることもあるデメリットや問題点も紹介しましょう。

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デメリット①過積載率が見劣りすることも

安川電機のパワコン過積載率は200%と高い数字を誇っていますが、より大きい過積載率を誇るパワコンがあるのも事実です。

競合他社であるオムロンは約250%、ファーウェイは300%と、安川電機以上に高い過積載率を有しています。

安川電機の過積載率は決して低い数字とは言えないものの、過積載率だけを見ると見劣りする可能性があるのはデメリットと言えるでしょう。

過積載率を特に重視する方は、後悔しないために慎重に選ぶ必要があります。

デメリット②故障した時の費用が高くなることも

安川電機は保証期間内であれば修理対応をしてもらえますが、保証期間外だと修理や調査費用が高額になりやすい傾向があります。

場合によっては、新製品の購入費用と同等か、それ以上かかってしまうこともあり、やばいと感じる方もいるようです。

実際に安川電機製のパワコンが故障した際に、30万円以上の交換・修理費用がかかることも珍しくありません。

また、製品の型番がすでに製造中止になっているケースもあります。故障した場合は、なるべく早く「安川メカトレック」か設置業者に相談することがおすすめです。

デメリット③お客様責任の故障は、送料がお客様負担

安川電機では故障がお客様責任によるものの場合は、送料が原則お客様負担となります。

一方でメーカー責任の場合はメーカーが負担し、着払いとなります。

距離によっては送料だけで数千から数万円程度の費用が発生することもあるため、注意しましょう。

送料を負担する可能性があることを事前に頭に入れておくと良いでしょう。

安川電機のパワコンの価格相場は他社より高い?

メーカー 価格
安川電機 42万円前後
ダイヤゼブラ電機 42万円前後
田淵電機 23万円前後
アフォーレ 25万円前後

安川電機のパワコンの1台の価格は42万円前後と、他の競合メーカーと比べ価格が高い傾向にあり、やばいといわれる一因となっています。

他の競合メーカーのパワコンは、ダイヤゼブラ電機42万円前後、田淵電機23万円前後、アフォーレ25万円前後と、安川電機のパワコンが比較的高いことが理解できますね。

しかし、この価格には理由があり、やばいわけではありません。

産業用インバータで世界シェアトップを誇る同社独自の技術力と、過酷な環境下での運用を前提とした高い堅牢性があります。

特に主力である三相式モデルは、内部の密閉性を高めた二重構造を採用するなど、故障リスクを最小限に抑える設計が施されており、この高い信頼性が価格に反映されています。

また、単なる電気の変換機能だけでなく、定格出力の2倍までパネルを搭載できる200%の過積載対応や停電時でも電力を供給できる自立運転機能を持っています。

さらには周辺環境に配慮した優れた静音設計など、付加価値の高い機能が標準的に組み込まれていることも要因です。

さらに、産業・低圧三相に特化した設計は、リプレイスの際に設置台数を削減できる可能性があります。

機器単体の価格は高くとも、工事費を含めたトータルコストや長期的なメンテナンス費用を抑えられるという合理的な裏付けがあります。

安川電機のパワコンの保証期間は?故障時はどうする?

メーカー選びに重要なのが、故障などやばい事態に陥ったときのサポート内容です。

安川電機のパワコンの保証は原則1年ですが、それとは別に10年保証のオプションもあります。

10年保証を受けるには「10年保証ラベル」をパワコン本体に貼り付ける必要があり、ラベルが貼られていない場合は保証対象外です。

一般的にパワコンの寿命は10〜15年と言われています。

そのため、保証期間の10年間に何らかの不備が起こる可能性は高いと考えられるため、10年保証に入っておくと安心です。

海岸付近の塩害エリアでは、塩害オプションを付属して設置することも可能。

本体が錆びにくいステンレス仕様のモデルも別途料金で提供されているので、沿岸部に太陽光発電システムを設置する場合でも安心して利用できます。

また、パワコンの故障時には保証期間内であれば修理に出すことが先決です。

しかし、保証期間を過ぎている場合は修理が高額になる場合が多く、新しいパワコンへ交換する必要があります。

製品の注文から納品までの期間は、3ヶ月から6ヶ月ほどかかってしまうため、故障前に新しいパワコンに交換するなどの対応が求められるでしょう。

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安川電機のパワコンの交換方法

安川電機のパワコンを交換する際は、保証期間内であるなら修理を依頼しましょう。太陽光発電所を設置した業者に確認するのがおすすめです。

保証期間外の場合であれば、基本的には調査を特定する費用だけでなく、修理費用はかかります。

パワコンの保証期間は原則1年間です。10年間の保証を追加で付けることも可能です。

有料の場合の修理費用は、新規で購入する費用と同等か、もしくはそれ以上かかるケースもあります。また設置している機器が製造中止になっている場合もあり、推奨される機種を調べる必要があるでしょう。

安川電機のパワコンの交換費用

安川電機のパワコンの交換費用は、依頼するタイミングが保証期間内か保証期間外かで大きく異なります。

保証期間内の場合、無料で交換できることがあります。一方で、保証期間を過ぎている場合は新規で購入する費用(45万円前後)以上に高額になる恐れがあります

また、本体価格に加えて10万円から15万円程度の工事費用も発生する点には注意が必要です。とはいえ、安川電機のパワコンを設置する際の工事費用は、新電元製PCSからの交換時には配線工事が簡易なため安く抑えられる傾向にあります。

安川電機のパワコンに関するよくある質問

安川電機のパワコン導入を検討している方がよく気になる点についてまとめました。本当にやばいところはないか、確認していきましょう。

安川電機がパワコン事業から撤退することはある?

近年、海外メーカーとの競争が激化し、太陽光事業から撤退するやばいメーカーがでるというような噂を耳にすることもあります。

しかし、安川電機がパワコン事業から撤退するといったニュースはありません。メーカー保証も受けることができますので、安心して選択肢の一つとしてください。

安川電機のパワコンについて問い合わせ窓口はある?

安川電機では、電話とメールで問い合わせをすることが可能です。

電話による問い合わせでは、問い合わせ内容によって受付時間違ってきます。

電話番号:0120-502-495

問い合わせ内容 受付時間
技術(製品の使い方・機能・仕様など 平日 9:00 ~ 12:00
13:00 ~ 17:00
(土・日・祝祭日・当社休業日は除く)
資料(カタログ・マニュアル・外形図など)
アフターサービス相談 24時間365日

メールによる問い合わせは、受付日より2営業日以内に対応されます。詳しくは、以下の公式サイトを確認してください。

安川電機 お問い合わせ

パワコンの修理は購入業者・設置業者経由の対応となりますので、取付工事を依頼した業者への相談してくださいね。

安川電機のパワコンのメンテナンス頻度は?

一般的に、家庭用の太陽光発電システムのメンテナンスは、設置1年目に点検し、その後は4年ごとに点検を行います。

安川電機のメーカー機器保証は10年なので、3回目の点検となる設置9年目には、劣化箇所をしっかり修理しましょう。

FIT認定されている太陽光発電システムの場合、点検が義務化されています。

日常的に家庭でできるメンテナンスとしては、ファンやフィルターの目詰まりの掃除があります。

安川電機のパワコンが故障した時の対処法は?

まずは、設置を依頼した施工業者や販売店に連絡しましょう。故障箇所やメーカー保証の対象内であるかを確認してくれます。

購入先が分からない場合や、倒産してしまっている場合には、安川電機の公式サイトからメールで問い合わせれば、工事店に取り次ぎしてもらえます。

その際、修理を希望するパワコンの形式・シリアル番号・故障内容などの記載が必要なので、事前に確認して下さい。

安川電機 メールによるお問い合わせ

安川電機のパワコンは出力制御に対応できる?

出力制御とは、太陽光発電でつくった電気が電力会社の系統に流れすぎないように、発電量を自動で抑える仕組みのことです

電力需要が少ない時間帯でも安定して電力を供給するために必要な制御で、近年は多くの地域で導入が求められています。

安川電機のパワコン自体には出力制御機能が組み込まれていないため、そのままでは電力会社が求める制御に対応できません。対応するためには、外付けの「出力制御ユニット」を別途設置する必要があります。

安川電機でも接続可能な制御ユニットが案内されていますが、メーカーをまたいで組み合わせるケースも多いため、事前に工事会社へ確認しておくと安心です。

出力制御が必須エリアの場合は、パワコンと制御ユニットの両方をセットで導入することを想定しておきましょう。

参考:出力制御対応について

まとめ

安川電機は近年、太陽光発電事業に注力しているグローバル企業です。

安川電機のパワーコンディショナーは、その高い技術力から世界トップレベルの性能を持ち合わせています。

ネット上では、価格が最安値ではないことや、過積載率が少々低いことから、「やばい」と言う声もみられました。

しかし、安川電機のパワコン「CEPT-P2HA29P9B」は、耐久性が高く、メンテナンスが容易で、納品が早いという利点から、多くの企業・家庭に選ばれています。

また、塩害地域や寒冷地域でも利用できるのもメリットです。

安川電機のパワコンは、価格に見合った性能をもっているため、やばいパワコンではありません。特徴を把握した上で、導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

当記事の監修者
馬橋聖生

馬橋 聖生(Mabashi Sei)
SOLSEL Unit マネージャー

【専門分野・領域】
・太陽光発電所の売買契約およびコンプライアンス実務
・プロダクトの全体マネジメント

【経歴】
2022年にSOLSELへ参画。
参画後はわずか1年半でユニットマネージャーに昇格。
現在はマネージャーとして、案件全体の統括から契約実務までを幅広く担当。
投資家にとって最も安全で収益性の高い資産運用モデルの構築を徹底している。

【メディア掲載・登壇実績】
2025.08.29:Forbes Japan 掲載(掲載記事

【編集・監修ポリシー】
当メディアでは、太陽光発電投資や節税対策を検討される投資家の皆様へ、実務に即した正確な情報提供を徹底しています。
自社で太陽光関連事業を多角的に展開しているからこそ、シミュレーション上の収益性だけでなく、投資判断に不可欠なリスクや前提条件を明示。
実数値に基づいた「持続可能な資産運用と確実な出口戦略」をお届けすることを約束します。

執筆者

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ikebukuro

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