ソーラーカーポートは後悔する?設置した人の口コミやメリット・デメリットを解説
- 公開日:2026.07.17
- 更新日:2026.07.17
太陽光発電を家屋やカーポートの屋根に設置すれば、太陽の光をエネルギーとして発電することができるため、自家消費用の電力の発電が可能です。
しかし、ソーラーカーポートを設置する場合には、固定資産税の問題もあり「後悔する」という口コミがあるのも事実なので、メリットデメリットを把握することが大切です。
設置後に後悔しないように、家屋の屋根に設置する場合とは異なる知識を持っておく必要があります。
・ソーラーカーポートは、駐車場の屋根として車を守りながら、太陽光発電による電気代削減や売電収入を狙える設備です。
・ソーラーカーポートで後悔しやすい原因は、発電量の見込み違い、初期費用の高さ、メンテナンス費用、建築確認申請や固定資産税の確認不足です。
・ソーラーカーポートで後悔しないためには、日照条件、設置場所の広さ、地盤の強度、申請の要否、施工実績、保証内容を契約前に確認することが大切です。
目次
ソーラーカーポートとは?

ソーラーカーポートとは、そのカーポートの屋根に太陽光パネルを設置して太陽光発電を行えるようにしたものを言います。
ソーラーカーポートを設置することで、車を守りながら太陽光発電を行うことができ、自家消費用に充てたりできるのが特徴です。
EV(電気自動車)との相性も良く、再生可能エネルギーが普及していることからも、ソーラーカーポートに注目が集まっています。
ソーラーカーポートを実際に設置した人の口コミ
ここでは、実際にソーラーカーポートを設置した人の口コミを3つ紹介します。
駐車場の屋根として使いながら電気代削減もできる
| 駐車場の屋根として使いながら電気代削減もできて一石二鳥。雨の日も車が濡れず助かっています。夏場は車内の暑さもやわらぎ、快適さがぐっと増しました。初期費用は高いですが、春先は蓄電池との併用で自宅の電力の約7割を賄えているから満足です。 |
口コミから分かるソーラーカーポートのメリットは「電気代削減」と「車の保護」、さらに「暑さ対策」まで期待できる点です。一方で初期費用が大きいため、導入ハードルは高めです。
想定以上に工事期間が長かった
| 家の屋根に太陽光パネルは載せたくなくてソーラーカーポートを選択。見た目がスタイリッシュで家全体の印象も良くなりました。電気自動車の放電量が減り、充電も売電も十分できています。ただ、施工に時間がかかり想定以上に工事期間が長かったのは少し不満です。 |
また、外観やデザイン面での満足度は高いものの、「工期の長さ」がデメリットとして挙げられています。設置までの期間や工程を事前に確認しておくことが重要です。
売電収入があり家計が楽になった
| 太陽光パネル付きなので売電収入があり家計が楽になりました。台風シーズンの耐久性が心配でしたが、しっかりした造りで安心しています。実際に数年使っていますがトラブルもなく、長期的に見ても導入してよかったと感じています。 |
安定した発電・売電で経済面のメリットが大きい一方、設置前は耐久性への不安を抱く人も多いようです。ただし施工業者選び次第で安心感が高まるでしょう。
口コミから分かるソーラーカーポートで後悔しやすいポイント
ソーラーカーポートは、駐車場の屋根として使いながら発電できる点が魅力です。一方で、設置後に後悔しやすいのは、工事期間や費用、発電量を十分に確認しないまま契約してしまうケースです。
ソーラーカーポートは建築物に該当するため、地域や規模によっては建築確認申請が必要になる場合があります。その分、一般的なカーポートより手続きや工事に時間がかかることもあります。
また、屋根の向きや日当たりによって発電量は変わるため、想定していたほど電気代削減や売電収入につながらない可能性もあります。
後悔を防ぐには、見積もり金額だけでなく、工事期間、申請の有無、発電シミュレーション、メンテナンス費用まで事前に確認しましょう。
ソーラーカーポートで後悔したデメリットとは?

ソーラーカーポートを設置するデメリットには、以下のようなものがあります。
①発電量が予想を下回った
ソーラーカーポートも住宅用太陽光発電システムと同様に、導入前に発電量のシミュレーションを行うのが一般的です。
しかし、ソーラーカーポートの設置を行う場所の条件によっては、シミュレーション通りの発電量を得ることができないこともあります。
原因としては、「近所にマンションの建設予定があり日陰の時間帯が増える」「街路樹がソーラーカーポートに影をつくる時間帯がある」などといったものが考えられます。
発電量の低下を防ぐためには、ソーラーカーポートの設置前に周囲に日影を作るものがないかなど、発電量低下の要素になるものがないか、設置業者にチェックしてもらうようにしましょう。
②初期費用が高額だった
ソーラーカーポートを導入する場合は、カーポート本体だけでなく、太陽光パネルやパワーコンディショナー、架台、基礎工事、電気工事などの費用がかかります。
そのため、一般的なカーポートと比べて初期費用が高額になりやすい点がデメリットです。
設置費用は駐車台数や一体型・搭載型の違いによって変わるため、具体的な金額は「ソーラーカーポートの設置費用・価格相場」の表を確認してください。
また、地盤の補強や建築確認申請が必要になると、見積もり後に追加費用が発生する場合もあります。家計への負担を抑えるためにも、ローンを含めた支払い方法や追加工事の可能性を契約前に確認しておきましょう。
③メンテナンス費用を考慮していなかった
ソーラーカーポートを設置する際、メンテナンス費用も考慮して考えなければなりません。
定期点検やパネル清掃などは専門業者に依頼する必要があり、年間2~3万円は費用がかかると考えておいて下さい。
ただし、PPAモデルを利用すれば、メンテナンス費用は毎月のサービス利用料に含まれており、基本的に不要です。
④建築確認申請が必要になる場合がある
ソーラーカーポートは、通常の太陽光パネルとは違い、駐車場の屋根として使う設備です。
そのため、設置する場所や大きさによっては建築物として扱われ、建築確認申請が必要になる場合があります。環境省の資料でも、ソーラーカーポートは建築物として認識し、建築基準法や関連法規に準拠する必要があるとされています。
申請が必要になると、書類作成や審査に時間がかかり、工事開始までの期間が長くなることがあります。
また、建ぺい率や耐風性、積雪への強さなども確認されるため、希望どおりのサイズで設置できない可能性もあります。後悔しないためには、契約前に建築確認申請の要否や追加費用、申請にかかる期間を施工会社へ確認しましょう。
⑤施工不良が発生した
ソーラーカーポートを設置した際、施工不良がないか確かめるのも大切です。施工不良が原因で、雨漏りが生じる可能性もあるでしょう。
施工不良の原因として、雨漏り以外には、下記のようなことが挙げられます。
- 自然被害
- 飛来物
設置して後悔する前に設置する際は、値段だけで業者を選ばず、信頼性や施工実績を必ず確認して業者を選ぶようにしてください。業者を選ぶ際は、企業のホームページや口コミなどを確認することをおすすめします。
⑥太陽光パネルの反射光が近隣に影響する場合がある
ソーラーカーポートでは、太陽光パネルの設置位置や角度によって、反射光が周辺住宅の窓に差し込む可能性があります。まぶしさによって近隣住民の生活に影響を与えると、苦情やトラブルにつながるおそれがあるため注意が必要です。
太陽光発電協会の資料では、傾斜地やカーポートの屋根などに設置し、太陽光パネルより高い位置に隣家の窓がある場合は、反射光が差し込みやすいと案内されています。
また、北側の屋根や急傾斜の屋根へ設置する場合も、反射光の影響を慎重に確認する必要があります。
反射光の向きは、パネルの方位や傾斜角だけでなく、季節や時間帯による太陽高度の変化によっても異なります。設置前に施工会社へ反射光のシミュレーションを依頼し、隣家の窓や道路などへ光が届かないか確認しましょう。
影響が懸念される場合は、パネルの配置や角度を見直すほか、低反射タイプのパネルを選ぶなどの対策が考えられます。設置計画を近隣住民へ事前に説明し、理解を得ておくこともトラブルの予防につながります。
ソーラーカーポートを設置するメリット

ソーラーカーポートを設置するメリットには、次のようなものがあります。
①売電収入と電気代削減が期待できる
ソーラーカーポートで発電した電気は、家庭や電気自動車の充電に使用でき、余った電気は電力会社へ売電できます。電気代の削減と売電収入の両方を期待できる点が、一般的なカーポートにはないメリットです。
ただし、設置費用を必ず回収できるとは限りません。回収年数の目安は「初期費用÷年間の経済効果」で求められ、年間の経済効果は「自家消費量×電気の購入単価+売電量×売電単価」で計算します。
たとえば、設置費用220万円、年間発電量6,000kWh、自家消費率40%、電気の購入単価31円/kWh、売電単価24円/kWhと仮定すると、年間の経済効果は約16万円です。
単純計算での回収期間は約14年ですが、売電単価の低下やメンテナンス費用を考慮すると、さらに長くなる可能性があります。
設備の出力や日照条件、電気の使用時間帯によって収支は変わるため、契約前に長期の発電・収支シミュレーションを確認しましょう。
②電気代を削減できる
ソーラーカーポートの太陽光発電システムで発電した電気を利用すれば、電気料金の削減を行うことができます。
太陽光により発電することができるのは、日光が太陽光パネルに当たる時間帯だけですが、昼間は電気料金が高額な電力購入プランを選択している場合には、さらに大幅な電気料金の削減を行うことが可能です。
③デッドスペースを活用できる
ソーラーカーポートを設置すると、デッドスペースを活用できるといったメリットもあります。具体的には、ソーラーカーポートの上に太陽光パネルを設置します。
ソーラーカーポートは屋根部分に太陽光パネルがあるので、デッドスペースが発電所に早変わりしてくれるのが特徴です。
カーポートは車を守る役割をしっかりと担いつつ、太陽光を電力に換えてくれるため無駄のない利用法と言えるでしょう。
ソーラーカーポートの導入費用は、状況によって大きく異なるので状況に応じて調べてみてくださいね。
④電気自動車の充電に使える
電気自動車(EV車)を所有している方や電気自動車の購入を検討している方に、ソーラーカーポートは特におすすめです。
ソーラーカーポートに電気自動車対応のプラグインスタンドを設置すれば、自宅で発電した電気で電気自動車の充電を行え、経済的に電気自動車を利用することができます。
現在のところ、電気自動車の充電ステーションはガソリンスタンドのように多く設置されていません。自宅で電気自動車の充電を経済的にできるという点は、ソーラーカーポートの大きなメリットであるといえます。
⑤蓄電池と組み合わせると災害時にも活用できる
ソーラーカーポートは、蓄電池と組み合わせることで災害時の備えにもなります。太陽光発電だけでも停電時に自立運転で電気を使える場合がありますが、基本的には日中に発電している時間帯の利用が中心です。
蓄電池があれば、昼間に発電した電気をためておき、夜間や天気の悪い時間帯にも使いやすくなります。たとえば、停電時にスマートフォンの充電、照明、冷蔵庫、最低限の家電などを動かせる可能性があります。
特に、台風や地震による停電が不安な地域では、電気代削減だけでなく防災面でもメリットを感じやすいでしょう。ただし、使える家電や時間は蓄電池の容量によって変わるため、非常時に何を使いたいかを事前に決めておくことが大切です。
ソーラーカーポートの種類「搭載型」と「一体型」
ソーラーカーポートには、2つの種類があります。
ここでは、それぞれの種類のソーラーカーポートの特徴について解説していきます。
| 種類 | 特徴 |
| 太陽光発電システム搭載型 | カーポートの屋根に後付けで太陽光パネルを設置 |
| 太陽光発電システム一体型 | 太陽光発電用に屋根がフラットに設計 |
①太陽光発電システム搭載型

引用元:新エネルギー新聞
太陽光発電システム搭載型のカーポートとは、カーポートの屋根に太陽光発電パネルを搭載したものを言います。
この太陽光発電システム搭載型のカーポートは、金属の屋根材を使用した折板屋根と言われるカーポートの上に架台を設置して、太陽光パネルをその架台の上に固定したものです。
最大のメリットは、架台の角度を太陽光発電を行うのに最適な角度に調節することができるという点です。
その場合、架台を含む設備全体の重量が大きくなることもあります。設備の荷重に耐えられる強度のカーポートが必要です。
また、太陽光発電システムが使用できなくなった場合に、パネルを取り外して一般的なカーポートとして利用できるという点も、メリットのひとつです。
現在あるカーポートの上に、太陽光発電システムを「後付け」することも可能です。
しかし、太陽光発電システムの設置に適していないポリカーボネートを使用したカーポートの場合には、後付け設置ができないため注意が必要です。
②太陽光発電システム一体型
太陽光パネルを設置するために設計されたカーポートのことです。一般的な曲線状の屋根のカーポートとは異なり、屋根がフラットな形状になっています。
屋根の上に太陽光パネルを設置する際に、スペースを無駄なく利用して設置できるため、小さなスペースでも効率よく発電量が得られます。
ソーラーカーポートの設置費用・価格相場

ソーラーカーポートの設置費用は、駐車できる車の台数や設備の構造によって異なります。
ソーラーカーポートには、太陽光パネルを屋根材として使用する「一体型」と、カーポートの屋根の上に架台と太陽光パネルを取り付ける「搭載型」があります。一般的な設置費用の目安は、以下のとおりです。
| 駐車台数 | 一体型 | 搭載型 |
|---|---|---|
| 1台用 | 約150~180万円 | 約170~200万円 |
| 2台用 | 約200~240万円 | 約220~260万円 |
| 3台用 | 約250~300万円 | 約270~330万円 |
| 4台用 | 約300~380万円 | 約320~430万円 |
搭載型は、カーポート本体に加えて架台の設置が必要になるため、一体型より費用が高くなる傾向があります。
ただし、上記はカーポート本体、太陽光発電設備、標準的な設置工事を含む概算です。太陽光パネルの出力や地盤の状態、積雪・強風対策、配線工事、建築確認申請の有無などによって、実際の費用は変わります。
特に4台用は設備規模が大きく、高耐雪仕様や蓄電池、V2Hなどを追加すると、設置費用が400万円を超える場合もあります。正確な金額を把握するためには、複数の施工会社へ現地調査と見積もりを依頼しましょう。
既存カーポートへの太陽光パネル後付け費用
既存のカーポートが太陽光パネルの荷重に耐えられる構造であれば、屋根の上に架台や太陽光パネルを後付けできる場合があります。
後付けにかかる費用は、カーポートの駐車台数ではなく、設置する太陽光パネルの容量やカーポートの構造、補強工事の有無によって決まります。主な費用の内訳は、以下のとおりです。
| 費用項目 | 1kWあたりの参考額 |
|---|---|
| 太陽光パネル | 約7.9万円 |
| パワーコンディショナー | 約2.6万円 |
| 架台 | 約1.8万円 |
| 設置工事・電気工事 | 約6.6万円 |
| その他の設備・設計費 | 約2.2万円 |
| 合計 | 約20.8万円 |
上記は、経済産業省が公表している2025年設置の事業用太陽光発電・屋根設置型における平均的なシステム費用を参考にした金額です。
既存カーポートへの後付けでは、構造確認や補強工事、防水処理などが追加で必要になり、1kWあたりの費用が高くなる場合があります。
また、すべてのカーポートに太陽光パネルを後付けできるわけではありません。特に、ポリカーボネート屋根の一般的なカーポートは、パネルや架台の荷重に耐えられず、設置できない可能性があります。
後付けを検討する際は、太陽光発電設備の施工会社に現地調査を依頼し、カーポートの耐荷重や耐風性能、補強工事の必要性を確認したうえで、設備費と工事費を分けた見積もりを取得しましょう。
ソーラーカーポートの補助金制度【2026年度】

ソーラーカーポートを設置する際は、国や自治体の補助金を利用できる場合があります。ただし、対象者や対象設備、申請時期は制度ごとに異なり、工事の契約や着工前に申請が必要なケースもあります。
2026年度に利用を検討できる主な補助制度について確認しておきましょう。
個人向けの国のソーラーカーポート専用補助金は確認できない
2026年度時点では、一般家庭がソーラーカーポート本体の設置に直接利用できる、全国一律の専用補助金は確認できません。
ただし、太陽光発電設備や蓄電池、V2H、充電設備などを対象とする国・都道府県・市区町村の補助制度を利用できる場合があります。ソーラーカーポートも、設備の構造や設置場所、用途が制度の要件に合えば補助対象に含まれる可能性があります。
補助金は年度途中で予算上限に達し、受付が終了することもあります。設置を検討する際は、自治体の公式サイトや施工会社を通じて、対象要件と受付状況を確認しましょう。
民間企業などは国の「駐車場型太陽光発電設備導入事業」を利用できる場合がある
2026年度は、環境省の「駐車場等への太陽光発電設備の導入促進事業」が実施されています。
この制度は、民間企業などが駐車場を活用して設置するソーラーカーポートやソーラーロード、充電設備などの導入を支援するものです。工場や事業所、店舗などの駐車場へ太陽光発電設備を設置する事業が対象となります。
2026年度の公募期間は以下のとおりです。
| 公募区分 | 公募期間 | 受付状況 |
|---|---|---|
| 一次公募 | 2026年4月24日~6月11日正午 | 終了 |
| 二次公募 | 2026年6月25日~7月16日正午 | 終了 |
記事更新日時点では二次公募まで終了しています。追加公募の有無や翌年度の実施状況については、環境省または執行団体である一般社団法人環境技術普及促進協会の公式サイトを確認してください。
補助率や補助対象経費は設備の種類や申請区分によって異なります。そのため、旧記事のように一律で「設置費用の3分の1が補助される」と記載せず、公募要領を確認するよう案内するのが安全です。
参考:環境省「駐車場等への太陽光発電設備の導入促進事業」
参考:一般社団法人環境技術普及促進協会「駐車場型太陽光発電設備導入事業」
自治体独自の補助制度を利用できる場合がある
自治体によっては、住宅用太陽光発電設備や蓄電池などの設置費用を対象とした補助制度を実施しています。
たとえば、東京都豊島区では、2026年度の「豊島区エコ住宅普及促進費用助成金」を実施しています。住宅用太陽光発電システムの助成額は、出力1kWあたり2万円、上限8万円です。対象となる設備は、出力1kW以上10kW未満で、住宅の上屋などに設置されることが条件です。
申請受付期間は、2026年5月25日から2027年3月1日までです。ただし、予算上限に達した場合は、期間内でも受付が終了します。
ソーラーカーポートが「住宅の上屋等」に含まれるかどうかは、設備の構造や自治体の判断によって異なります。自治体の制度を利用する場合は、契約前にソーラーカーポートが対象設備に該当するか担当窓口へ確認しましょう。
参考:豊島区「令和8年度豊島区エコ住宅普及促進費用助成金(個人住宅)」
補助金を利用するときの注意点
補助金を利用する場合は、対象設備や申請期限だけでなく、申請と工事の順序も確認する必要があります。
制度によっては、交付決定前に契約や着工をすると補助対象外になる場合があります。また、補助対象となる経費や設備、他制度との併用可否も制度ごとに異なります。
ソーラーカーポートの設置を決める前に、次の内容を確認しましょう。
- ソーラーカーポート本体が補助対象に含まれるか
- 太陽光パネルや蓄電池、V2H、充電設備だけが対象ではないか
- 契約・着工前の申請が必要か
- 他の国・都道府県・市区町村の補助金と併用できるか
- 申請時点で予算が残っているか
補助金の利用を前提に契約する場合は、施工会社の説明だけで判断せず、制度を実施する行政機関の公式情報も確認してください。
ソーラーカーポートに固定資産税がかかるケース

ソーラーカーポートにかかる固定資産税は、主に「家屋としての固定資産税」と「太陽光発電設備に対する償却資産税」に分けて考える必要があります。
両者では課税対象や評価方法が異なるため、「発電出力が10kW以上ならソーラーカーポート全体に固定資産税がかかる」と一律に判断することはできません。
設置方法や設備の用途、所有者、売電の状況によって扱いが変わるため、契約前に設置先の自治体や税理士へ確認しましょう。
家屋として認定されるとカーポート本体に固定資産税がかかる
ソーラーカーポートが固定資産税上の「家屋」に該当すると判断された場合は、カーポート本体が家屋として固定資産税の対象になる可能性があります。
ただし、建築基準法上の建築物に該当することと、固定資産税上の家屋に該当することは同じではありません。固定資産税上の家屋に当たるかどうかは、屋根や周壁の有無、土地への定着性、用途性などを踏まえて自治体が個別に判断します。
太陽光パネルが屋根材として使われている一体型の場合、パネル部分が家屋の評価に含まれる可能性もあります。一方、架台を使って屋根の上に設置したパネルは、家屋とは別の設備として扱われる場合があります。
家屋として課税される場合の評価額は、購入金額から単純に計算するものではありません。自治体が固定資産評価基準に基づいて評価するため、記事内に一律の計算例を掲載するのではなく、所在地の自治体へ確認するのが確実です。
太陽光発電設備は償却資産税の対象になる場合がある
太陽光パネルやパワーコンディショナー、架台などが家屋の評価に含まれない場合は、事業用の償却資産として固定資産税の対象になることがあります。
個人が住宅用として設置する場合、発電出力が10kW未満で、主に家庭内で使用しながら余剰電力を売電する設備は、一般的に償却資産の申告対象外とされます。
一方、発電出力が10kW以上の設備は、売電事業用の資産として償却資産の申告対象になる場合があります。岡山市も、居住用家屋に設置された10kW以上の太陽光発電設備を、申告漏れの多い償却資産として案内しています。
また、法人や個人事業主が事業用として設置する場合は、発電出力が10kW未満でも償却資産に該当する可能性があります。
償却資産税は、同じ市区町村内に所有する償却資産の課税標準額の合計に、原則1.4%の税率を掛けて計算します。課税標準額の合計が150万円未満であれば課税されませんが、申告自体が必要になる場合がある点には注意が必要です。
家屋と償却資産の両方で重複して課税されるわけではない
太陽光発電設備が家屋の評価に含まれている場合、同じ設備を償却資産として重ねて課税することはありません。
一体型のソーラーカーポートでは、太陽光パネルが屋根材として家屋の評価に含まれる可能性があります。搭載型では、カーポート本体と太陽光発電設備を分けて評価する場合があります。
ただし、実際の区分は設備の構造や所有関係、用途によって異なります。施工会社の説明だけで判断せず、自治体の固定資産税担当部署へ確認しましょう。事業用設備として導入する場合は、申告区分や取得価額の配分について税理士の確認を受けることも大切です。
ソーラーカーポートで後悔しないための確認ポイント

ソーラーカーポートで後悔しないための確認ポイントについて詳しく解説します。
日照条件や影の影響を事前に確認する
ソーラーカーポートで後悔しないためには、設置前に日照条件や影の影響を確認することが大切です。太陽光パネルは日当たりがよいほど発電しやすく、建物や電柱、樹木などの影がかかると発電量が下がります。
特に、朝や夕方だけでなく、季節ごとの太陽の高さも考えて確認する必要があります。夏は問題なくても、冬になると隣家や樹木の影が長く伸びるケースもあるためです。
事前に発電シミュレーションを出してもらい、影の影響がどこまで反映されているか確認しましょう。日当たりが悪い場所に無理に設置すると、電気代削減や売電収入が想定より少なくなる可能性があります。
設置場所の広さや地盤の強度を確認する
ソーラーカーポートは、車を停めるスペースに柱や屋根、太陽光パネルを設置する設備です。そのため、設置場所の広さが足りないと、車の出し入れがしにくくなったり、ドアを開けるスペースが狭くなったりすることがあります。
現在の車だけでなく、将来大きい車へ買い替える可能性も考えておくと安心です。また、ソーラーカーポートは通常のカーポートより重くなるため、地盤の強度も確認しておく必要があります。
地盤が弱い場合は、基礎工事や補強工事が追加で必要になるかもしれません。契約前に現地調査を受け、設置できるサイズや柱の位置、追加工事の有無を確認しましょう。
建築確認申請が必要か自治体や業者に確認する
ソーラーカーポートは、駐車場の屋根として使うため、建築物として扱われる場合があります。そのため、設置する地域や規模によっては、建築確認申請が必要になることがあります。
申請が必要になると、書類の準備や審査に時間がかかり、すぐに工事を始められない場合もあります。また、建ぺい率や高さ、構造の安全性などを確認されるため、希望していた大きさで設置できない可能性もあるでしょう。
後から申請が必要だと分かると、工期の遅れや追加費用につながります。契約前に自治体や施工会社へ相談し、申請の要否、費用、期間を確認しておくことが大切です。
施工実績や保証内容を確認する
ソーラーカーポートは、カーポートの設置工事と太陽光発電設備の工事を組み合わせた設備です。そのため、施工会社を選ぶときは、価格だけでなく施工実績や保証内容も確認しましょう。
実績が少ない業者に依頼すると、柱の位置や配線、雨漏り対策、パネルの固定方法などで不安が残る場合があります。保証については、カーポート本体、太陽光パネル、パワーコンディショナー、工事部分で対象や期間が異なることもあります。
故障や施工不良が起きたときに、どこまで無償で対応してもらえるかを確認しておくと安心です。施工事例や口コミ、アフターサポートの窓口もあわせて見ておきましょう。
複数社の見積もりを比較する
ソーラーカーポートを設置する際は、1社だけで決めずに複数社の見積もりを比較しましょう。同じような設備に見えても、本体価格、工事費、申請費用、保証内容、メンテナンス費用は業者によって差があります。
最初の見積もりが安く見えても、あとから基礎工事や電気工事、申請手続きの費用が追加されるケースもあります。比較するときは、総額だけでなく、発電シミュレーションの内容や保証期間、施工実績まで見ることが大切です。
安さだけで選ぶと、発電量が思ったより少なかったり、トラブル時の対応に不満が残ったりする可能性があります。費用と対応内容のバランスを見て判断しましょう。
ソーラーカーポートを実質無料で設置する方法
ソーラーカーポートの設置を、実質的に無料で行うことができる方法には、2つの方法があります。
ここでは、その2つの方法について解説していきます。
①ソーラーPPA

ソーラーカーポートの設置を実質的に無料で行う方法のひとつに、ソーラーPPAがあります。
ソーラーPPAとは、電気購入契約とも呼ばれ、ソーラーカーポートを設置業者が用意した資金を利用して太陽光発電システムの導入を希望しているカーポートの屋根に取り付けるサービスのことを言います。
業者は太陽光発電システムをカーポートに設置する費用を、一般の個人ではなく金融機関や投資家から集めます。
初期費用は業者が負担するため、カーポートを提供している人に対しては契約期間中の売電収入は一切入ることはありません。
しかし、契約期間を過ぎると設置された太陽光発電システムは、カーポートの所有者に無償で譲り渡されます。
ソーラーPPAの最大の特徴は、初期費用やメンテナンス費用が契約期間の間全くかからないということです。
デメリットとしては、電気代も契約で決められた金額を支払う必要があるため、電気代の節約効果は自費でソーラーカーポートを設置した場合に比べると、限定的になってしまうということです。
契約期間内であっても、停電時などの昼間に電気を使うことができるというメリットがあります。
また、契約期間が終了したら太陽光発電システムがそのまま譲渡されるため、その後は太陽光によって発電した電気を売電を行って収入を得たり、自家消費用に使用して電気代の削減に役立てることができます。
ソーラーPPAの契約条件は事業者によって異なりますが、一般的には以下のような条件が設けられます。
- 発電出力が50kW未満の低圧太陽光発電設備であること
- 契約期間中はPPA事業者が太陽光発電設備を所有すること
- 発電した電気を自家消費し、余剰分を売電できる配線方式に対応していること
契約期間や設備の譲渡条件、電気料金の単価などは、PPA事業者や契約プランによって異なります。契約前に、契約期間中の設備の所有者や中途解約の条件、契約終了後の設備の取り扱いまで確認しましょう。
メリット
ソーラーPPAの大きな利点は、導入時の初期費用だけでなく、契約期間中のメンテナンス費用や修理代もすべて事業者が負担するため、家計への負担を最小限に抑えられる点です。
また、契約期間中であっても災害などによる停電が発生した際には、日中の発電している時間帯に限り、自立運転機能を使って電気を無料で使用できるため、防災対策としても非常に有効です。
さらに、契約期間が終了すればシステム全体の所有権が自分に移るため、それ以降は発電した電気をすべて無料で使ったり、余った電気を売って収益を得たりと、長期的な家計の助けになります。
デメリット
一方で注意すべき点は、契約期間中は発電した電気を自分のものとして自由に使えるわけではなく、あらかじめ決められた単価で事業者から購入する必要があるため、自費で設置した場合に比べて電気代の削減効果が限定的になることです。
また、売電収入もすべて事業者の利益となるため、設置直後から収益を得ることはできません。
さらに、PPAサービスによっては、設置する太陽光発電設備が50kW未満の低圧設備であることや、10年程度の長期契約を結ぶこと、指定された配線方式を採用することなど、一定の条件を満たす必要があります。
契約期間や対象となる設備容量は事業者によって異なるため、誰でも同じ条件で利用できるわけではありません。
②屋根貸し

屋根貸しとは実質無料でソーラーカーポートを設置するもう1つの方法で、文字通りカーポートの屋根を業者へ貸し出す方法です。
屋根貸しを利用できる条件は事業者によって異なりますが、一般的には以下のような条件が設けられます。
- カーポートに出力10kW以上の太陽光発電設備を設置できること
- 20年程度の長期契約を結べること
- 発電した電気を売電するための配線や系統連系に対応できること
屋根貸しでは、一定規模以上の太陽光パネルを設置できる広さや強度が求められます。そのため、一般住宅の小規模なカーポートでは、事業者の審査基準を満たさない可能性があります。
契約期間中の太陽光発電システムの所有権は業者にありますが、カーポートの屋根を貸している側は、その契約期間中に売電収入の一部をカーポートの屋根の使用料(賃料)として受け取ることができます。
太陽光発電システムを設置するカーポートの屋根を提供するだけで得ることが可能になります。
屋根貸しを行う場合の太陽光発電システムの初期費用やメンテナンス費用などは全て業者の負担となるため、カーポートの屋根を貸し出す側は一切の費用の負担がないというメリットがあります。
この屋根貸しで高収入を得ることはできませんが、長期的に業者と契約を結び続けることで安定した収入を得ることができるというメリットがあります。
しかし、条件によっては発電した電気をカーポートの屋根を貸した側が使用できないこともあり、その場合には電気料金の削減効果はありません。
メリット
最大のメリットは、一切の費用負担をせずにカーポートをアップグレードでき、さらに契約期間中に「屋根の賃貸料」として安定した現金収入が得られる点です。初期費用だけでなく、期間中のメンテナンス費用や故障時の修理費もすべて事業者が負担するため、利用者はリスクを負うことなく屋根を貸し出すだけで利益を得られます。
一つひとつの賃料は決して高額ではありませんが、20年という長期にわたって確実に収入が入るため、土地の有効活用として非常に優秀です。もちろん、契約満了後には設備が譲渡され、自分の資産にすることが可能です。
デメリット
一方でデメリットは、発電した電気を自分の家で直接使うことができないケースが多い点です。全量売電を前提とした契約の場合、太陽光で発電したクリーンな電気を自家消費して月々の電気代を削減するという効果は期待できません。
また、契約期間が20年と非常に長いため、その間にカーポートを撤去したり、家を建て替えたりすることが難しくなるという制約もあります。
導入にあたっては、10kW以上のパネルを載せられるだけの大型のカーポートが必要になるため、一般的な住宅用の小さなカーポートでは条件を満たせず、審査が通らない可能性があることも注意点です。
関連記事:太陽光発電の屋根貸しとは?無料設置の仕組みやメリット・デメリットを解説
ソーラーカーポートにおすすめのメーカー
ソーラーカーポートは、メーカーによって対応できる駐車台数や耐風・耐積雪性能、使用する太陽光パネル、デザインなどが異なります。
ここでは、ソーラーカーポートを取り扱うメーカーとして、ネクストエナジー・アンド・リソース、LIXIL、スカイジャパンの3社を紹介します。設置地域の気候や必要な発電量、駐車台数に合った製品を比較しましょう。
ネクストエナジー「デュライト」

| 社名 | ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 |
| 創業 | 2003年 |
| 所在地 | 長野県駒ヶ根市 |
| 事業 | 太陽光発電設備の開発・販売、施工、保守管理、リユース・リサイクルなど |
ネクストエナジー・アンド・リソースは、太陽光発電設備の開発や販売、施工、保守管理などを手がける企業です。
同社の「Dulight」は、太陽光パネルを搭載することを前提に設計されたソーラーカーポートです。太陽光パネルの重量を考慮して強度計算されており、両面発電モジュールを採用した製品も展開されています。
住宅用だけでなく、工場や店舗、事業所などの駐車場に対応する産業用のラインナップもあります。設置規模や用途に合わせて製品を選びたい場合に検討しやすいメーカーです。
参考:ネクストエナジー
リクシル「ソラエルⅡ」

| 社名 | 株式会社 LIXIL (英文社名:LIXIL Corporation) |
| 創業 | 1949年 |
| 所在地 | 〒141-0033 東京都品川区西品川一丁目1番1号大崎ガーデンタワー24F |
| 事業 | ウォーターテクノロジー事業・ハウジングテクノロジー事業 |
LIXILの「SolaelⅡ アーキデュオ ワイド」は、カーポートの屋根に太陽光パネルを直接載せる構造を採用したソーラーカーポートです。
架台を使わずにパネルを設置するため、フラットでシャープなデザインに仕上げられています。住宅の外観になじみやすく、デザイン性を重視したい場合に検討しやすい製品です。
ただし、LIXILの公式情報は2013年の発売時のニュースリリースであり、現在の販売状況や対応する太陽光パネル、保証内容については、施工会社やLIXILへ確認する必要があります。
参考:リクシル
スカイジャパン「スカイポート」「IBUKI」

| 社名 | スカイジャパン株式会社 |
| 創業 | 1999年 |
| 所在地 | 〒670-0064 兵庫県姫路市東夢前台3-62 |
| 事業 | エネルギー商社 太陽光発電システム 鋼材 アルミ建材の企画・開発・設計 |
スカイジャパンは、太陽光発電システムやソーラーカーポートなどを取り扱う企業です。
同社の「スカイポート」シリーズには、個人・法人向けの複数台用ソーラーカーポートが用意されています。また、積雪地域向けの「IBUKI」では、積雪99cm仕様と150cm仕様が公式サイトに掲載されています。
駐車台数や設置地域の積雪条件に応じて製品を比較できる点が特徴です。ただし、必要な耐雪性能や耐風性能は地域によって異なるため、設置場所の条件を施工会社に確認したうえで選びましょう。
参考:スカイジャパン
ソーラーカーポートに関するよくある質問

ソーラーカーポートの設置を考える時に、気になる疑問を解決しておきましょう!
ソーラーカーポートにプラグインソーラーは使える?
結論をいえば技術的には可能ですが慎重な検討が必要です。
プラグインソーラーは、パネルで発電した電気を家庭用コンセントに差し込むだけで家庭内の電力になる手軽さが魅力です。しかし、カーポートに設置する場合、破損事故や風圧でのパネル飛散リスクが伴います。
また、多くのプラグイン製品は、家電扱いのため、売電ができなかったり、10kW以上のシステムで必要となる事業計画認定の対象外となったりするケースがあります。
さらにカーポートは固定資産税の判定(建築物としての該当性)に関わるため、後付けの際も後悔しないよう、防水・耐風性能が保証されているか、法令に抵触しないかをあらかじめ専門業者に確認するのが安全です。
ソーラーカーポートの費用はいくら?
ソーラーカーポートの設置費用は、2台用で200万円台、3台用で250~300万円台、4台用で300~400万円台前半が目安です。
太陽光パネルを屋根材として使用する一体型と、屋根の上に架台とパネルを設置する搭載型では価格が異なり、一般的には搭載型のほうが高くなる傾向があります。
台数・タイプ別の詳しい金額は「ソーラーカーポートの設置費用・価格相場」の表を確認してください。
実際の費用は、パネルの出力や地盤、積雪・強風対策、建築確認申請、蓄電池・V2Hの追加などによって変わります。正確な費用を知るには、複数の施工会社から同じ条件で見積もりを取得することが大切です。
なお、現在のH2内にある「1台分の価格相場」「2台分の価格相場」という個別見出しと、台数のみを記載した旧相場表は削除し、今回のタイプ別相場表へ一本化するのがよいです。
ソーラーカーポートの耐用年数は?
法定耐用年数で言えば、カーポートは15年、太陽光発電装置は17年となっています。
しかし、太陽光パネルの寿命は20~30年と言われています。適切なメンテナンスや部品交換を実施すれば、FIT期間を過ぎても発電を続けることが可能です。
ただし、パワーコンディショナーの寿命は10~15年程度なので、交換が必要になります。
ソーラーカーポートの税金はいくら?
ソーラーカーポートにかかる固定資産税は、設備の構造や用途によって異なります。カーポート本体が固定資産税上の家屋に該当する場合は、自治体が算定した家屋の評価額に応じて固定資産税がかかります。
また、太陽光パネルやパワーコンディショナーなどが家屋の評価に含まれず、事業用設備として扱われる場合は、償却資産税の対象になる可能性があります。
個人が住宅に設置する設備でも、発電出力が10kW以上の場合は、一般的に売電事業用の償却資産として申告が必要です。法人や個人事業主が事業用に設置する場合は、10kW未満でも申告対象になることがあります。
税額や申告の要否は、所有者、用途、設備の構造、自治体の判断によって変わります。正確な扱いについては、設置先の自治体や税理士に確認してください。
ソーラーカーポートの維持費はいくら?
ソーラーカーポートの維持費は、年間2~3万円程度かかります。
維持費の内訳は、定期点検、清掃、パワーコンディショナーの交換費用、故障時の修理代金、固定資産税(対象の場合)などです。
ソーラーカーポートはDIYで後付けできる?
ソーラーカーポートのDIYでの後付けは、基本的におすすめできません。ソーラーカーポートは、カーポート本体の強度だけでなく、太陽光パネルの重さや風への耐久性、配線工事まで考えて設置する必要があります。
既存のカーポートに太陽光パネルを載せる場合も、屋根や柱が重さに耐えられるとは限りません。また、太陽光発電設備の工事では、電気工事士の資格が必要になる作業があります。
さらに、ソーラーカーポートは建築物として扱われるため、条件によっては建築確認申請が必要になる場合もあります。安全性や法令面でのトラブルを避けるためにも、DIYで対応せず、施工実績のある専門業者に相談しましょう。
まとめ
ソーラーカーポートの種類や設置するメリットとデメリット、固定資産税がかかるソーラーカーポートの条件と、その課税額のシミュレーションなどについて解説してきました。
ソーラーカーポートには建物用の太陽光発電システムとは異なる特徴や、メリット・デメリットがあることがお分かりいただけたと思います。
また、条件によっては固定資産税がかかるケースもあるため、太陽光発電を行う際にランニングコストの計算に組み込み、収支がマイナスにならないかをしっかりとシミュレーションしておきましょう。

