☀太陽光発電所の物件を購入する前に知っておくべき隠されたリスク

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太陽光発電物件を購入する前の現地調査や施工会社との打ち合わせでは、利回りや立地条件などを主に確認することでしょう。「とにかく利回りの良い物件を探したい……!」などと、利回りや立地条件に注目しがちですが、リスクに対して細かく把握しておくことも必要です

太陽光発電所におけるリスクとは、収益性・安全性・業者の3つです。3つのリスクを知っているか・知らないか、それだけで現地調査などで得られる情報は大きく変わります

太陽光発電所の物件選びに潜む3つのリスク

太陽光発電所の物件を選ぶ時は、物件を記載している企業のホームページから問い合わせや現地調査をしたり、ホームページ上で物件などの情報を確認したりします

そして太陽光発電所の物件を調べる時は、仲介会社や施工会社からの説明を聞いているだけではいけません!また、利回りなど一部の情報のみに注目していては、物件の将来性やリスクについて適切に把握できません。

物件を選ぶ時は、収益性・安全性・業者の3つに分けて、細かくリスク確認することが大切です。また、担当者に相談する時も、3つのリスクを軸に聞いてみるのがポイントです!

(1)太陽光発電投資の収益性に関するリスク

まずは太陽光発電投資の収益性に関わる、リスクをいくつかご紹介します。太陽光発電所の収益性は、日光がベースですが他にも設備状況や土地など、日光以外なども関係しているので事前に確認しておきましょう。

また、担当者と現地調査を行う時は、太陽光パネルメーカーなどだけではなく、ここでご紹介する各リスクも含めて細かく聞くこと大切です。

1.日照状況

太陽光発電物件を選ぶ時は、現地調査や物件情報で調べる時に日照状況についても確認しておくことが大切です。

ここで説明する日照状況とは、主に以下のような項目を指します。

日射量

日照強度

日照時間

太陽光発電所周辺の障害物

日射量とは、太陽から注がれる日光・エネルギー量のことです。そして、一定時間のエネルギー量を、日射量という言葉で表現しています。一方、太陽から注がれるエネルギーの中で一瞬の強さを、日照強度と呼びます

日照時間は、0.12kW/m²以上の日光が出ている時間を指し、イメージとしては日の出から日の入りまでの時間と考えておくと覚えやすいでしょう。

日照時間については地域差があるものの、現実的には障害物の有無を確認したり、周辺環境を整えたりする方が効率的です。特に東・西・南に木や建物がある場合は注意が必要です

もし、木や植物などが太陽光発電所の周辺にある場合は、日射量を完全に確保するために以下のような距離(横方向)を取るか、伐採や除去しましょう。

・東北地方:高さ(障害物)の2.7倍の距離

・関東地方:高さ(障害物)の2.1倍の距離

・九州地方:高さ(障害物)の1.8倍の距離

ただし、上記の数値はあくまで冬至の午前10時の日陰の長さを想定しています。時期によっては日陰が更に伸びるため、伐採・障害物除去コストを考慮した上で検討することをおすすめします。

2.配線状況

太陽光発電所は、太陽光パネルだけではありません。太陽光パネルで日光を電気に変換し、配線を伝ってパワーコンディショナーに送電、電力供給や売電を行います。

そして配線ケーブルには抵抗値があるため、発電した電気を100%送電することはできません。必ず損失が発生します。そのため、余ったケーブルが束ねられている太陽光発電所は、発電効率・収益性という点で好ましくありません

抵抗値の計算や安全性を考慮した、配線ケーブルの選定・設置は専門業者でなければ取り扱うことはできませんので、必ず施工業者や仲介会社に相談しましょう。

当社では、太陽光発電物件の紹介だけでなく、詳細なヒアリングや細かな打ち合わせを行うので、少しでも不安や疑問があれば迅速に対応します

3.メンテナンス契約・土地の賃料状況

太陽光発電の物件を選ぶ時は、思わず表面利回りに注目しがちです。そして表面利回りが良いと、メンテナンス費用や土地の賃料は相場よりも高い状態でも、購入を検討してしまうこともあるでしょう。

しかし、不当に高額な価格である場合は表面利回りに惑わされず、実質利回りやメンテナンス内容、賃料相場、収支予測を行います

太陽光発電市場は新しいため、太陽光発電の賃料相場はまちまちで、メンテナンス契約の内容や金額に関しても手探りに近い状態です

今後、さらに普及することで、メンテナンスや土地の賃料状況も分かりやすくなることも期待できるでしょう。しかし、現状では判断が難しいため、専門知識を持った仲介会社などに相談することが大切です。

太陽光発電物件の落とし穴!?予想発電量と表面利回りに潜む怖いワナ

 

ソルセルは太陽光発電の専門担当者が、各物件の情報を独自調査したり開発会社から調べたりしています

4.パネルの損傷・劣化状況

当社のこちらの記事でも触れましたが、NEDOが提供する日射量データベースより算出される太陽光パネルの発電・電力量と、実際に売電できる電力量は違います。

なぜ、シミュレーションで算出される電力量と実際の電力量が違うかというと、損失係数の設定と実際の数値は一致しないためです。

損失係数とは、太陽光発電で発電した電気を配線やパワーコンディショナーへ送電された際に、様々な要因から損失する現象を係数として表したものです。

様々な要因とは、以下のような現象です。

パワーコンディショナーの変換ロス

直流の抵抗値での損失

温度上昇による熱損失

そしてシミュレーションで電力量を確認する場合は、損失係数の数値も確認が必要です

よく、セールスの言葉として、「発電量はNEDO(国立の研究開発機関)より出されている30年分のデータから出してます!」という言葉もありますが、損失係数などの設定によって正確性は変わります

損失係数に規定はありませんが、通常の太陽光発電所では0.8~0.85程度が適正です

(2)発電所の安全性に関するリスク

続いては太陽光発電所の安全性に関わるリスクを、いくつかご紹介します。太陽光発電所は、シンプルな部品・設備状況ですが、経年劣化は生じます。また、自然要因で太陽光パネルや周辺機器に影響を与えるため、突発的なトラブルにも冷静に対処しましょう。

1.雨水の流れ

太陽光発電設備自体は、雨で故障するということはありません。しかし、雨水により設備周辺の土が削られたり、近隣の土地から雨水が流出したりすると、土壌流出のリスクが高まります

また、土壌流出のリスクとは、雨水を原因として土が削られたり地盤強度が低下したことで土砂崩れする危険性を指します。特に傾斜地の場合は、土砂災害が発生しやすいため様々な対策も必要です

たとえば以下のような対策をおすすめします。

防草シートの設置(雨水で土が削られることを防ぐ)

太陽光パネルに雨どいを設置(雨水を直接地面に流さないよう防ぐ)

土嚢などを設備周辺に設置(雨水の侵入を少しでも防ぐ)

2.土砂対策の状況(崖や斜面が近くにある場合)

太陽光発電所の設置場所が、傾斜地だったり崖が近かったりする場合、現地の土砂対策はもちろん、都道府県の災害関係の情報を確認・参考にします。

危険区域またはその近辺にないかをしっかりと確認し、危険区域の場合はその対策などの説明を求めましょう。また、土砂災害が発生する原因はさまざまで、予測不可能なケースも珍しくありません。

ハザードマップの確認

過去の災害発生地域の確認

津波や河川氾濫時の想定水位の確認

そのため、危険区域の近くに太陽光発電所がない場合も、できる限り土砂対策を施すことは重要です。

 

土砂対策は1番「雨水の流れ」で解説した対策の他に、以下のような対策も検討してみましょう

・浸水想定高さ以上に設備を設置するよう施工業者に相談

・設備の耐久性強化を検討

・太陽光発電所購入前に周辺地域の災害リスクを確認

☀太陽光発電所の工事トラブルの事例で学ぶ、大事な3つのポイント!

3.架台・サビ・留め金具の強度

太陽光発電設備は、建設間もない時期でもサビが出ていることもあります。特にスチールの架台はサビが出やすいため、亜鉛メッキの溝付けは必須です。

また、架台へのサビ対策が行われていても、ボルトやナット、アンカー部分などにサビ止めが塗布されていないこともあります。太陽光発電所の稼働前に目視で確認したり、施工会社に聞いてみたりすることが大切です。

サビの他にもパネル強度を保つ金具にも注目しましょう。太陽光パネルの留め金具は、通常2点留めで施されています。そして留め金具の位置は、太陽光パネルの端部からだいたい1/4くらいの位置です

留め金具の位置は、外すぎても中すぎても耐久性に問題が生じるため、施工担当者の技術も問われる箇所でもあります。

留め金具の強度を確認するために、少し手でゆすってみてもいいと思います。もしも、グラグラ揺れる場合は要注意・再施工を依頼しましょう。場所にもよりますが、強風時にパネル1枚あたりへかかる負荷は80~100㎏を超えます

太陽光発電所に強い負荷がかかったときでも、持ちこたえられる設計・対策が必要です。

当社では太陽光発電所の状態や施工会社も確認するので、適切な設置工事が行われた設備をご紹介します

4.引き抜き強度(スクリュー杭工法の場合)

太陽光発電所を購入する前に、脆弱な地盤の上に建てられていないか確認が必要です。また、引き抜き強度検査を行っているかどうかまで確認しましょう。

引き抜き強度検査とは、杭を1メートル程地中に打ち込んだのち、引き抜きます。そして引き抜いた時にどれだけ杭に負荷がかかるのか測定し、地盤の強度を確認する試験です。

1メートルの打ち込みで得られる引き抜き強度は、土地の特性によって全く違います。たとえば田んぼに打ち込むのと、粘土質の場所に打ち込むのでは地盤強度や性質も違うのはイメージできるでしょう。

なお、スクリュー杭は、全長に対して約2/3以上を土の中に打ち込みます。

引き抜き強度検査を行っていない場合は、その時点で他の物件や施工会社を探します。また、太陽光発電設備の設置前に引き抜き強度検査を行った結果、脆弱な地盤の場合は他の土地を探すか、地盤改良工事を検討する方法もあります。

地盤改良工事は、各施工会社によって異なりますが、セメント系や高分子系の資材を地盤に敷き詰める方法や、軟弱地盤の上に強化シートや砕石を敷き詰める方法などがあります

5.落雷による破損

太陽光発電所は、落雷による被害を受けることがあります。そして落雷被害は、直撃雷と誘導雷と呼ばれる2種類に分類されているのが特徴です。

直撃雷:雷が直接当たること

誘導雷:周辺地域に落雷が発生し、送電線などを伝ってさまざまな機器を故障させる

太陽光発電所は直撃雷と誘導雷、どちらのリスクもあるので雷害対策も検討することをおすすめします。また、誘導雷の対策を施している設備がほとんどですが、100%防げる訳ではありません

少しでも落雷による被害を小さくするためには、太陽光発電システム機器を開発・販売しているメーカーから、落雷対策設備機器の購入・追加設置も検討しましょう。

落雷対策設備は、太陽光パネルやパワーコンディショナーなど各機器の間に接続して、雷による逆電流などを遮断してくれます

6.積雪による荷重や発電量低下

太陽光発電所の設置場所によっては、積雪の多い地域もあります。また、近年は積雪量が予測を超えるケースもあり、インフラや交通網の停止に繋がるレベルの被害も発生しています。

太陽光パネルに雪が多少積もるだけでは、破損や故障しません。しかし、1mを超える量の積雪が発生すると1t以上の大きな負荷になるため、太陽光パネルが割れや配線や周辺設備が破損に注意が必要です

対策としては手が届く範囲で雪かきを行ったり、保険会社に加入したりといった方法が考えられます。

(3)太陽光発電の仲介・工事会社に関するリスク

太陽光発電の物件を購入する時は、設備や周辺環境だけでなく仲介・工事会社の対応やサービス内容も確認しましょう!

仲介・工事会社の質は各企業によって変わるため、特に確認しておくべき2点のリスクをご紹介します。

1.知識確認

太陽光発電の仲介・工事会社の、知識や技術を確認することも大切です。ですので、少しでも施工方法やサービス内容で気になったことは、ドンドン質問しましょう

質問に対して曖昧な回答が出たり、誤魔化したりするような会社は、太陽光発電の知識が乏しい業者の可能性が高いため迷わず避けましょう。ただし、その場で質問に回答できなかった場合でも、後日確認・連絡してくれる会社であれば問題ないでしょう

太陽光発電の仲介・工事会社は、一般的な企業と同じく営業・システム設計者・工事管理者など別々の方が担当することがほとんどです

そのため営業担当者が、工事やサービスに関する全てにおいて十分な知識を持っている事は稀です。そのため、後日確認・別の担当者が丁寧に対応してくれれば、適切な対応といえるでしょう。

確認ポイントとしては、会社全体で設計・施工・販売に関するノウハウを持っているか判断することが大切です

2.メンテナンス・トラブル対応は万全か

太陽光発電所の運転後は、思わぬ発電量低下トラブルなど、予期せぬことが起こってしまいます。そのためメンテナンス・修理契約は、加入しておくことが大切です。

メンテナンス契約については、買主で自由に探せる条件の場合もあります。しかし、一般的には、既に契約内容が決められています。

そしてリスクの1つが、「太陽光発電所の売却後は収益が出ようが出まいが関係ない」というスタンスの会社と契約してしまうことです

太陽光発電所の物件を購入する時は、収益性の他、企業のスタンスやメンテナンス契約の内容についても確認した上で考えましょう

太陽光発電のO&M(メンテナンス)費用は?安心して頼める業者はどこ?

まとめ

太陽光発電所の物件を購入する時は、今回ご紹介した収益性・安全性・業者の3点を軸にリスクを確認しておきましょう。

太陽光発電投資そのものは、収益を継続的に得られる魅力的な商品です。しかし、自然災害による破損リスクや、日照状況の悪化による収益低下リスクなどが考えられるため、事前に対策が必要です。

ソルセルでは売主様・買主様双方の利益保全も考え、高く売れればよいという風には一切考えません!

物件選びのパートナー、そして売却する方へのアドバイザーとして、単に情報の受け渡し・紹介はしません。公平な目で売主様と、購入者様の橋渡しをしたいと考えております

太陽光発電所の購入先や物件選びに悩んでいる方は、ソルセルまでご相談ください。

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