太陽光発電が原因で雨漏りする?理由・対策や保証が使えるかどうかを解説

  • 公開日:2026.07.24
  • 更新日:2026.07.24
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住宅用太陽光パネルの設置が原因で、万一雨漏りした場合の対策や使える保証について解説します

住宅用太陽光パネルを設置する際には屋根に穴を空ける必要があるため、施工に不備があると雨漏りが発生してしまうことがあります。

自宅屋根に太陽光発電を設置する際に、雨漏りが起こらないための対策も紹介していきます。今後太陽光発電設備を自宅に導入しようと考えている方は、是非参考にしてください。

この記事の概要

・太陽光パネル設置後の雨漏りは、正しく施工されていれば起こりにくく、主な原因は施工不良や屋根の劣化です。
・太陽光発電で雨漏りしたときは、自分で屋根に上らず、まず施工業者・販売店へ連絡し、保証書や契約書を確認することが大切です。
・太陽光パネルの雨漏り対策では、施工保証・保険・施工IDの有無を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

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太陽光パネル設置が原因で雨漏りする確率・件数は?

住宅の屋根に太陽光発電設備を設置したために雨漏りすることがあるのは、残念ながら事実です。ただし、正しい施工であれば雨漏りすることはありません。なんらかのミスが原因となっていることがほとんどです。

国民生活センターには、太陽光発電システムの契約や点検、施工などに関する相談が寄せられています。

一方、太陽光パネルの設置が原因となった雨漏りについて、発生率や全国の相談件数を個別にまとめた公的統計は確認できません。そのため、雨漏りが起こる確率を具体的な数値で示すことは困難です。

一般的な屋根の構造は以下のようになっています。

出典:スーモ

太陽光パネルを取り付ける際には、架台を垂木に固定する必要があります。このとき、屋根材・防水シート・野地板にも穴を開けるのです。

しかし、そもそも屋根材を取り付ける際にも防水シートや野地板に穴を開けます。つまり、防水シートや野地板に穴をあけても、通常は雨漏りは起こりません。

そのため、太陽光パネル設置後に雨漏りしてしまう確率は、非常に低いと言えるでしょう。

太陽光パネルの設置後に雨漏りする原因は施工不良

太陽光 雨漏り

施工者の技術不足

住宅用太陽光パネルを設置した後に起こる雨漏りの最も多い原因は、施工者の技術不足です。

太陽光パネルの設置の際には、屋根に穴を空けて設置するため雨漏りや防水加工に関してもしっかりとした技術を持った施工者が設置しないと、雨漏りが起こってしまう原因になります。

具体的には、ビスを打った後のコーキングを正しく施工していなかったり、瓦などの屋根材を戻す際に隙間を残したりしてしまった場合です。

設置する屋根の強度不足

設置場所の屋根が太陽光発電システムの設置に耐えうる強度を持っていない場合、雨漏りが起こってしまうことがあります。

具体的には、住宅用太陽光パネルの設置に向いていない構造が入り組んでいる屋根や経年劣化が激しい屋根、小さすぎる屋根に無理やり住宅用太陽光パネルを設置したケースです。

設置前に、屋根や住宅をしっかりチェックしてくれる業者に依頼する必要があります。

経年劣化による雨漏り

太陽光パネルは、経年劣化によって雨漏りが発生する場合があります。経年劣化による雨漏りを防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが必要不可欠でしょう。

とくにパネルの表面に汚れが溜まると発電効率が低下するため、定期的に清掃を行う必要があります。

また、劣化のリスクを少なくするためには信頼性の高いメーカーのパネルを選ぶことも重要です。

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太陽光発電が原因で起きた雨漏りの事例

太陽光パネル設置から数年が経過したある住宅では、居間の天井に水染みが現れ、雨天時に天井から水が滴り落ちる被害が発生しました。

当初は結露と判断しましたが、状況の悪化により専門家へ相談したところ、取付金具の施工不良と判明しました。防水対策が不十分だったこともあり、金具周辺の隙間を通じて雨水が建物内部へ浸入していたのが原因です。

早期発見により大規模な被害は回避できましたが、対応が遅れれば屋根材の全面交換など多額の費用が発生する恐れもありました

こうしたトラブルを防ぐには、施工経験が豊富で評判のよい業者を選定することが重要です。費用面だけで判断せず、防水施工の技術力や保証制度についても十分に確認しましょう。

太陽光発電で雨漏りしたときの対処法

ここでは、太陽光発電で雨漏りしたときの対処法を紹介します。

まずは施工業者・販売店に連絡する

太陽光発電を設置したあとに雨漏りが起きたら、まずは施工業者や販売店に連絡しましょう。雨漏りの原因が太陽光パネルの設置工事にある場合、メーカーではなく施工業者の保証や保険で対応するケースが多いためです。

連絡するときは、いつから雨漏りしているのか、どの部屋で水が出ているのか、天候によって変化があるのかを伝えると話が進みやすくなります。

すぐに屋根修理業者へ依頼すると、原因が分かりにくくなったり、保証の対象外と判断されたりする可能性もあります。まずは設置工事を担当した会社に相談し、点検や補修の流れを確認しましょう。

保証書・契約書・施工時の資料を確認する

雨漏りが起きたときは、保証書や契約書、施工時にもらった資料を確認しておきましょう。太陽光発電には、パネル本体のメーカー保証と、設置工事に関する施工保証が分かれていることがあります。

雨漏りは施工不良が関係するケースがあるため、どの保証が使えるのかを見ておくことが大切です。確認したい項目は、保証期間、保証の対象範囲、免責事項、施工会社の連絡先などです。

工事写真や見積書、図面が残っていれば、屋根のどの部分に金具を付けたのかを確認しやすくなります。資料が見つからない場合も、販売店や施工業者に再発行できるか聞いてみましょう。

雨漏り箇所の写真や状況を記録しておく

雨漏りに気づいたら、被害の状況を写真やメモで残しておきましょう。天井のシミ、壁紙の浮き、水が落ちている場所、濡れた家具や床などを撮影しておくと、施工業者へ説明しやすくなります。

できれば、雨漏りした日時、雨の強さ、風の向き、どのくらい水が出たかも記録しておくと安心です。雨が止むと水の跡が分かりにくくなることもあるため、発見した時点で残しておくのがポイントです。

ただし、屋根の上の状態を自分で確認する必要はありません。室内から分かる範囲で記録し、詳しい調査は専門業者に任せましょう。

自分で屋根に上ったり太陽光パネルを触ったりしない

雨漏りの原因が気になっても、自分で屋根に上ったり太陽光パネルを触ったりするのは避けましょう。屋根は濡れていると滑りやすく、転落すると大きなけがにつながります。

太陽光パネルや配線まわりには電気が流れている部分もあるため、知識がないまま触るのは危険です。また、自分でコーキング材を塗ったり、パネルを動かしたりすると、かえって雨漏りが悪化するおそれがあります。

さらに、勝手に修理したことで保証の対象外になる可能性もあります。応急処置は室内で水を受ける程度にとどめ、屋根や設備の確認は施工業者や専門業者に依頼しましょう。

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太陽光パネルの施工不良による雨漏りを避ける対策

太陽光 雨漏り

雨漏りなどの施工不良が起こらないようにするためには、どのような対策を取れば良いのでしょうか。

ここでは施工不良を避けるための対策について解説していきます。

①施工業者が保険に入っているかを確認する

太陽光パネルの設置を依頼する際は、施工業者がリフォーム瑕疵保険などに加入しているかを確認しましょう。リフォーム瑕疵保険は、リフォーム工事に欠陥が見つかった場合に、補修費用などを補償する保険です。

太陽光パネルの設置工事が原因で雨漏りなどの不具合が発生した場合も、契約内容や保険の対象範囲によっては補償を受けられる可能性があります。

補償される金額や自己負担となる免責額、保険金の支払割合などは、保険法人や商品、契約内容によって異なります。

たとえば、補修費用から一定の免責額を差し引き、その一部を保険金として支払う商品もあります。ただし、すべての保険で同じ条件が適用されるわけではありません。

契約前に、補償対象や補償期間とあわせて、免責額や支払割合も確認しておきましょう。

②メーカー認定の施工IDを持つ業者を選ぶ

太陽光発電における施工IDとは、太陽光パネルの施工や販売を行うために各メーカーが独自に付与する資格のことを言います。

太陽光パネルのメーカーは国内では10以上、海外の太陽光パネルのメーカーも合わせると20以上もあります。

施工IDを取得するためには、各メーカーが行う研修に参加し座学を受講するとともに実技試験に合格しなければならず、取得後にそのメーカーの太陽光パネルの施工が可能になります。

しかし、メーカーAの施工IDを取得していればA社の太陽光パネルの施工は可能になりますが、その他のメーカーの施工にはそれぞれのメーカーのIDが必要になるため注意しましょう。

設置する住宅用太陽光パネルのメーカーを決めたら、そのメーカーの施工IDを取得している業者を選んで設置を依頼することで、施工不良のリスクを低く抑えられます。

③定期的にメンテナンスを実施する

住宅用太陽光パネルの設置後に発生する雨漏りを防ぐためには、定期的なメンテナンスを行うことも重要です

メンテナンスの主な点検項目はパワーコンディショナーや太陽光パネルに汚れや破損がないか、配線に傷がないか、配線の端子の接続が誤った方法でなされていないかまた緩んでいないか、固定金具や架台に錆や破損がないかといった4点に加えて太陽光パネルの動作試験を行うというものになります。

このようなメンテナンスは自分で行うのではなく、施工してもらった業者やメーカーなどのプロに依頼することをおすすめします。

特に多くの太陽光パネルのメーカーではメンテナンス保証を行っているため、住宅用太陽光パネルを設置する前に設置に関わるだけではなく、その後のメンテナンスについても確認しておきましょう。

④屋根一体型の太陽光パネルを選ぶ

屋根と一体型になった太陽光パネルは、屋根材に太陽光パネルを固定するための穴を開けないため、施工不良や経年劣化によって雨漏りするという事態を防げます。太陽光パネルと屋根の接合部分がシームレスとなることでも雨漏り防止対策になります。

また、デザイン性が高く、家の雰囲気を損なわずに太陽光発電を導入することが可能です

ただし、屋根一体型の太陽光パネルを導入すると、家自体の価値があがり、固定資産税が高くなる可能性があるので事前に確認しておきましょう。

⑤屋根に穴を開けない設置方法を選ぶ

屋根に穴を開けないのは最大の雨漏り対策なので、屋根に穴を開けない設置方法を選択するのは非常に有益です

屋根の形によっては屋根に穴を開けて設置することになります。たとえば、スレート屋根や瓦屋根だとほとんどの場合屋根に穴を開けることになるのです

しかし、縦ハゼや横ハゼの金属屋根なら、つかみ金具を用いることで屋根に穴を開けずに施工可能です。

スレート屋根や瓦屋根でも穴を開けたくないという場合は施工会社と相談しましょう。

⑥太陽光パネル後付け前に屋根のメンテナンスをする

太陽光パネルを取り付ける前の屋根のメンテナンスも不可欠です。パネルを設置する前に施工会社が必ず屋根の状態を確認するので、屋根の塗装や葺き替えの必要があるかをチェックしてもらいましょう。

ろくに調査をしない、あるいは法外な屋根補修工事費を請求する施工会社なら、他の施工会社に乗り換えることをおすすめします

優良な太陽光発電業者を探すなら相見積もりサイトがおすすめ

住宅用太陽光パネルを設置する際に依頼する業者を選ぶ場合は、IDを持っている複数の業者に相見積もりを出してもらうことも大切です。

相見積もりは、住宅用太陽光パネルの設置に必要な業者ごとの費用を比較するためにも重要ですが、それ以外にも出してもらった見積書があまりに簡略化されていないかという点をチェックする点も大切です

簡略化されすぎた見積書の場合には、どのような作業を行いその作業に対してどの程度の費用がかかるかといったことを確認することができないため、不当に高額な費用を請求される可能性もあります。

複数の業者に相見積もりを取り、見積書の内容を比較・検討してから、施工を依頼する業者を決めましょう。

おすすめの相見積もりサイトは以下の通りです。

ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズ

加盟業者数 600社以上
業者選定基準 ・施工実績100棟以上
・メーカー保証及び工事保証に対応する
・処罰実績がないこと など計7種類
対応エリア 全国
一括見積もり数 3社
利用料・手数料 無料
アフターフォロー あり
公式サイト ソーラーパートナーズ公式サイト

ソーラーパートナーズの特徴

  • 7種類の厳しい審査基準
  • 独自の施工基準設定
  • あんしん完了保証制度を実施

ソーラーパートナーズは、加盟業者に7つの厳しい審査基準を実施しているサイトです

独自の施工基準や工事完了保証を設定しているので、施工基準は安全・品質・工期・価格などの施工基準をクリアした業者しか登録されていません。

契約業者の倒産などに備えてあんしん完了保証制度を設けているので、安心して利用できます

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タイナビ

タイナビ

加盟業者数 270社以上
業者選定基準 ・施工IDの写し提出
・損害保険証書の写し提出
・機密保持契約締結 など計7種類 
対応エリア 全国
一括見積もり数 5社
利用料・手数料 無料
アフターフォロー あり
公式サイト タイナビ公式サイト

タイナビの特徴

  • 最大5社を一括見積もりできる
  • 2種類の見積もり方法を選べる
  • 厳しい選定基準を実施

タイナビは、一括見積もりが最大5社までできるサイトです

見積もり方法は簡易見積もり・訪問見積もりの2種類で、蓄電池も加えた見積もりもできます。

加盟業者の選定基準7種類の内容は非公開ですが、厳しい選定基準だと評判があるため、タイナビに登録している業者はどこを選んでも間違いがないと信頼されています

グリエネ

グリエネ

加盟業者数 450社以上
業者選定基準 ・工事保険加入
・過去2年間に法的処置をされていない
・財務状況が健全
対応エリア 全国
一括見積もり数 5社
利用料・手数料 無料
アフターフォロー あり
公式サイト グリエネ公式サイト

グリエネの特徴

  • 最大5社を一括見積もり可能
  • 完全個別対応実施
  • 選定基準は少ないが審査内容が厳しい

グリエネは、タイナビと同様に一括見積もりが最大5社までできます

完全個別対応しているので、他の太陽光発電業者からの営業電話などが入る可能性が低いという利点もあります。

加盟業者の選定基準は他社より少なめの3つですが、財務状況チェック・工事保険加入の有無・法的処置の有無など、必要な審査を行っています

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太陽光発電の雨漏りで保証は受けられる?

太陽光発電の雨漏りで保証は受けられる

住宅用太陽光パネルを設置後に雨漏りが発生した場合、メーカー保証により修理はできるのでしょうか。

施工業者の保証をまずは確認しよう

雨漏りの原因は、施工不良であることがほとんどです。まずは、取付を依頼した施工業者に修理を依頼し、保証を確認しましょう。

太陽光発電システム設置の契約をする際に、雨漏りやその他の瑕疵が発生した場合の保証をしている施工業者を選ぶようにしてください。

メーカー保証は対象外が多い

住宅用太陽光パネルのメーカー保証は、一般的にパネルやパワーコンディショナーなどの機器の故障・初期不良を対象としており、設置工事が原因の雨漏りは対象外となる場合があります

ただし、保証の対象範囲や適用条件は、メーカーや製品、施工方法によって異なります。

太陽光発電を導入する際は、メーカー保証だけでなく、販売店や施工業者が提供する施工保証の有無、保証期間、雨漏りが補償対象に含まれるかを契約前に確認しましょう。

火災保険が使えるケース・使えないケース

太陽光発電の設置後に雨漏りした場合でも、火災保険が必ず使えるわけではありません。

台風や強風、雪、ひょうなどの自然災害で屋根や太陽光パネルまわりが破損し、その結果として雨漏りが起きた場合は、補償の対象になる可能性があります。

一方で、施工不良や経年劣化、メンテナンス不足が原因の場合は、火災保険の対象外と判断されるケースが多いです。保険が使えるかどうかは、雨漏りの原因や契約内容によって変わります。

自己判断で修理を進めず、まずは保険会社や施工業者に相談しましょう。

施工保証・メーカー保証・火災保険の違い

太陽光発電の雨漏りで確認したい保証は、施工保証・メーカー保証・火災保険の3つです。施工保証は、金具の取り付けミスや防水処理の不足など、工事が原因のトラブルに使える可能性があります。

メーカー保証は、太陽光パネルやパワーコンディショナーなど機器の故障を対象にすることが多く、雨漏りは対象外になりやすいです。

火災保険は、台風や強風など自然災害による損害が対象になる場合があります。どれを使えるかは原因によって変わるため、保証書・契約書・保険証券を見比べて確認しましょう。

太陽光パネルの雨漏り修理費用の目安は?

太陽光パネルの雨漏り修理費用の目安について詳しく解説します。

軽度な雨漏りはコーキング補修などで済む場合がある

雨漏りの範囲が小さく、金具まわりのすき間やコーキングの劣化が原因であれば、部分的な補修で済む場合があります。たとえば、防水材を打ち直したり、ビスまわりを補修したりする工事です。

このような軽度の修理なら、費用は数万円程度から見込まれることがあります。ただし、コーキングはあくまで原因箇所がはっきりしている場合の補修方法です。

原因を確認しないまま上から埋めると、雨水の逃げ場がなくなり、かえって被害が広がるおそれがあります。まずは点検を受け、必要な修理内容を確認しましょう。

パネルの脱着や屋根補修が必要になると費用が高くなりやすい

雨漏りの原因が太陽光パネルの下にある場合は、パネルを一度外してから屋根を修理する必要があります。パネルの脱着には専門作業が必要で、屋根補修費とは別に費用がかかるため、総額が高くなりやすいです。

さらに、屋根材の割れや下地の傷みが見つかると、部分補修だけで済まないこともあります。

足場の設置が必要になるケースでは、追加費用も見込んでおく必要があるでしょう。見積もりを見るときは、パネル脱着費、屋根補修費、足場代、調査費が分かれているかを確認しておくと安心です。

施工不良が原因なら施工業者の負担になる可能性がある

雨漏りの原因が、太陽光パネル設置時の施工不良だと分かった場合は、施工業者の保証で修理してもらえる可能性があります

たとえば、ビスの打ち方が不適切だった、防水処理が足りなかった、屋根材に合わない金具を使っていたといったケースです。ただし、保証の対象になるかどうかは、契約内容や保証期間、雨漏りの原因によって変わります。

先に別の業者へ修理を依頼すると、原因の確認が難しくなることもあります。まずは保証書や契約書を確認し、施工業者へ点検を依頼しましょう。やり取りは記録に残しておくと安心です。

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太陽光パネルによる雨漏りに関するよくある質問

太陽光発電を家庭に導入する際に、気になる点をまとめました。

太陽光発電は屋根を傷める?

屋根材の上に架台を設置する屋根置き型の場合でも、正しく施工すれば屋根を傷めることはほとんどありません。

むしろ、太陽光パネルが直射日光や風雨を遮り、屋根が傷みにくくなるメリットもあります。

ただし、築年数が長いなど、太陽光パネルの設置に耐えられない家屋の場合、ソーラーパネルの重さが屋根や柱に負担をかけて、耐震性が下がったり、劣化が進んだりする原因になることもあります。

事前の調査が重要です。

太陽光発電は雨でも発電する?

太陽光発電は、曇りや雨の日でも太陽光がパネルに届くため発電します。ただし、日射量が少なくなるため、晴天時と比べて発電量は低下します。

晴天時の発電量を100%とした場合、薄曇りの日は50~70%程度、雲が厚い日は20~40%程度、雨の日は10~20%程度が目安です。

ただし、実際の発電量は雲の厚さや雨の強さ、季節、設備の設置条件などによって異なります。

太陽光発電を陸屋根に設置すると雨漏りする?

他の形状の屋根と同様、正しく施工ができれば雨漏りの可能性は低いです。

陸屋根(ろくやね)とは、地面と水平に1面で設置される屋根のことです。平坦なので、太陽光発電の設置がしやすくなっています。

ただし、太陽光パネルは角度をつけて設置した方が発電量が多いため、追加で専用の架台が必要になる場合があり、費用が増えることがあります。

太陽光パネルをスレート屋根に後付けすると雨漏りする?

スレート屋根に太陽光パネルを後付けする場合は、屋根に穴を開けて金具を固定する工法が一般的です。

適切な防水処理と施工を行うことで雨漏りのリスクは下げられますが、施工不良や屋根の劣化、シーリング材の経年劣化などによって雨漏りが発生する可能性はゼロではありません

設置前に屋根の状態を点検したうえで、メーカー認定の施工IDを持ち、施工保証や雨漏りへの補償内容が明確な業者へ依頼しましょう。

ガルバリウム鋼板屋根は太陽光パネルが原因の雨漏りリスクが低い?

結論として、工法次第で雨漏りリスクは大きく変わります。立平や縦ハゼの山を挟み金具で固定する非貫通工法なら、屋根に穴を開けないため侵入経路が生まれにくく、相対的にリスクは低く抑えられます

一方、折板や波板にビスを貫通させる施工では、熱伸縮によるパッキンの痩せやシーリングの劣化、取り合いの段差、締め付け不良が重なると漏水に発展しやすくなります

対策としては、屋根メーカーが承認した専用金具の採用、ブチル系テープとゴムガスケットの併用、下葺き材など二次防水を切らない設計、異種金属の接触回避、完工時の散水試験と定期点検が有効です。

配線の取り込み部はスリーブと防水ブーツで立ち上げ処理すると安心です。また、穴あけは材質保証の対象外となる場合があるため、非貫通を前提に仕様と保証条件を事前に確認しましょう。

太陽光発電の雨漏りは保証期間内なら保証を受けられる?

太陽光発電の雨漏りは、保証期間内であっても必ず保証を受けられるとは限りません。保証が使えるかどうかは、雨漏りの原因と保証内容によって変わります。

たとえば、設置工事のミスや防水処理の不足が原因なら、施工業者の保証で対応してもらえる可能性があります。

一方で、太陽光パネル本体のメーカー保証は、発電不良や機器の故障を対象にしていることが多く、屋根の雨漏りは対象外になりやすいです。まずは保証書や契約書を確認し、施工業者や販売店に原因調査を依頼しましょう。

まとめ

ここまで、住宅用太陽光パネルを設置する際に雨漏りがする理由や、それを防ぐ方法について解説してきました。

住宅用太陽光パネルの設置に伴う雨漏りを防ぐための方法がお判りいただけたと思います。

施工会社を選ぶ際には雨漏りをした場合などの保証があるかどうかも確認した上で選ぶことをおすすめします

雨漏り対策をはじめ、ここで記述した内容をもとに、施工業者やソーラーパネル業者を選ぶ基準なども再確認して、失敗のない住宅用太陽光パネルの設置を行いましょう

当記事の監修者
当記事の監修者
曽川拓夢

曽川 拓夢(Sogawa Takumu)
SOLSEL Unit フィールドマネージャー

【専門分野・領域】
・太陽光発電所の仕入れ・調達業務・資産価値評価
・プロジェクトマネジメント

【経歴】
2021年、再生可能エネルギーの普及と市場の透明化を目指し、SOLSEL(ソルセル)に参画。
現在はフィールドマネージャーとして、太陽光発電所の仕入れ業務を統括。
年間数多くの案件に携わり、現場視点での緻密な物件評価と、売主・買主双方の利益を最大化するマッチングを得意とする。

【メディア掲載・登壇実績】
2025.08.29:Forbes Japanに掲載(掲載記事

【編集・監修ポリシー】
当メディアでは、太陽光発電所のメンテナンスや売却を検討されているオーナー様へ、透明性の高い市場情報と実務知識の提供を徹底しています。
自社で太陽光関連事業を多角的に展開しているからこそ、売却価格の妥当性だけでなく、税務上の注意点や手続きにおけるリスクなど、見落としがちな前提条件を明示しています。
最新の市場相場に基づいた「後悔しないための出口戦略」を正しくお届けすることを約束します。

執筆者

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ikebukuro

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