太陽光パネルには遮熱効果・断熱効果あり!節電になると話題に
- 公開日:2026.03.06
- 更新日:2026.05.27
導入が活発化している太陽光発電システムですが、遮熱・断熱効果があることでも注目されています。
最近、電気代の高騰や、地球温暖化への問題意識を理由に太陽光発電システムを自宅に導入する方が増えました。
太陽光パネルを自宅屋根に設置すると、自家消費で電力会社から買う電気を減らせるのに加えて、遮熱・断熱効果のおかげで節電することもできるのです。
太陽光パネルの遮熱・断熱効果を中心に、太陽光パネル設置の費用・DIYでの設置方法や、太陽光パネルを設置する際のメリットなどを解説します。
・太陽光パネルに遮熱・断熱効果がある理由
・太陽光パネルの遮熱効果で節電につながる仕組み
・設置前に知っておきたい注意点や遮熱塗料との違い
目次
太陽光パネルには遮熱効果・断熱効果がある

太陽光パネルには、遮熱・断熱効果があります。夏は家の中の気温上昇をさえぎり、冬は家の中の気温を暖かく保つ効果があるのです。
なぜそういった効果を発揮するのか、太陽光の夏期と冬期の遮熱・断熱効果の特徴から確認してみましょう。
太陽光パネルが屋根への直射日光を遮る
太陽光パネルを屋根に設置すると、パネルが屋根材の上に重なるため、太陽の光が屋根に直接当たりにくくなります。夏場の屋根は強い日差しを受けると高温になり、その熱が天井裏や室内へ伝わりやすくなります。
しかし、太陽光パネルが日よけのような役割を果たすことで、屋根表面の温度上昇を抑えやすくなります。さらに、パネルと屋根の間にはすき間があるため、熱がこもりにくい点も特徴です。発電だけでなく、住まいの暑さ対策にもつながるでしょう。
夏は屋根・室内の温度上昇を抑えやすい
夏は屋根が強い日差しを受けることで、室内まで熱が伝わりやすくなります。特に2階の部屋や屋根に近い空間は暑くなりやすく、エアコンの効きにくさを感じることもあります。
太陽光パネルを設置すると、パネルが直射日光を受け止めるため、屋根そのものが熱くなりすぎるのを抑えやすくなります。
その結果、室内の温度上昇もゆるやかになり、冷房の負担軽減が期待できます。必ず大きな節電になるとは限りませんが、暑さ対策の一つとして役立つでしょう。
冬は放射冷却を抑え、室温低下を和らげる
冬の夜は、屋根から空へ熱が逃げる放射冷却によって、建物全体が冷えやすくなります。太陽光パネルが屋根の上にあると、屋根が外気や夜空に直接さらされる面積が少なくなり、熱の逃げ方をやわらげる効果が期待できます。
また、パネルと屋根の間にある空気の層も、温度変化をゆるやかにする助けになります。そのため、室温の低下を少し抑えやすくなり、暖房効率の向上につながる場合があります。ただし、効果は屋根の形や断熱性能、設置状況によって変わります。
太陽光パネルの遮熱効果で節電につながる理由

太陽光パネルの遮熱効果で節電につながる理由について詳しく解説します。
冷房の稼働を抑えやすくなる
太陽光パネルに遮熱効果があると、夏場に屋根から室内へ伝わる熱を抑えやすくなります。屋根が強い日差しで熱くなると、特に2階の部屋や屋根裏に近い空間は温度が上がりやすく、冷房の使用時間や設定温度に影響しがちです。
太陽光パネルが屋根への直射日光をさえぎることで、室内の暑さがやわらぎ、エアコンの負担を軽くできる場合があります。
冷房を使わなくてよくなるわけではありませんが、稼働時間を短くしたり、設定温度を下げすぎずに過ごしやすくなったりするため、節電につながりやすいでしょう。
暖房効率の低下を防ぎやすくなる
冬は外気温が低く、屋根からも熱が逃げやすくなります。太陽光パネルを設置していると、屋根が外気や夜空に直接さらされにくくなり、放射冷却による冷え込みを少しやわらげる効果が期待できます。
さらに、パネルと屋根の間にできる空気の層が、温度変化をゆるやかにする助けになることもあります。
その結果、室内の温度が急に下がりにくくなり、暖房で温めた空気を保ちやすくなるでしょう。家の断熱性能や屋根の構造によって差はありますが、暖房効率の低下を防ぎ、電気の使いすぎを抑える一因になります。
発電による電気代削減とあわせて効果を感じやすい
太陽光パネルの節電効果は、遮熱や断熱だけで考えるより、発電による電気代削減とあわせて見ると実感しやすくなります。日中に発電した電気を家庭で使えば、電力会社から買う電気を減らせます。
そこに、夏の冷房負担を軽くしやすい効果や、冬の室温低下をやわらげる効果が加わることで、電気使用量を抑えやすくなるでしょう。もちろん、節約できる金額は地域の日射量、屋根の向き、設置容量、家族の生活時間によって変わります。
それでも、発電と暑さ・寒さ対策の両面から電気代を抑えられる点は大きな魅力です。
太陽光パネルを設置すると家は暑くなる?

太陽光パネルを設置すると家は暑くなるのか、わかりやすく解説します。
基本的には屋根への日射を遮るため暑さ対策になる
太陽光パネルを設置すると家が暑くなるのでは、と心配する人もいますが、基本的には暑さ対策になると考えられます。パネルが屋根の上に設置されることで、屋根材に直射日光が当たりにくくなるためです。
夏の屋根は日差しを受けると高温になり、その熱が天井裏や室内へ伝わりやすくなります。太陽光パネルが日よけのような役割をすることで、屋根の温度上昇を抑えやすくなるでしょう。
また、屋根とパネルの間にすき間があるため、熱が直接伝わりにくい点もメリットです。
屋根材・断熱材・設置条件によって効果は変わる
太陽光パネルには遮熱効果が期待できますが、どの家でも同じように涼しくなるわけではありません。効果の出方は、屋根材の種類や色、屋根の向き、パネルの設置角度、屋根とパネルのすき間などによって変わります。
また、もともとの断熱性能が高い家では、室内温度の変化を大きく感じにくい場合もあります。反対に、屋根裏に熱がこもりやすい家では、パネルの設置によって暑さがやわらいだと感じることもあるでしょう。
太陽光パネルだけで室温が大きく変わるとは考えず、家全体の性能とあわせて見ることが大切です。
室内が暑い場合は屋根裏・断熱・換気の影響も確認する
太陽光パネルを設置しても室内が暑い場合は、パネル以外の原因も確認してみましょう。特に屋根裏に熱がこもっている、断熱材が少ない、換気がうまくできていないといった状態では、屋根からの熱が室内へ伝わりやすくなります。
2階の部屋が暑い、夕方になっても熱が抜けないという場合は、屋根裏の通気や天井の断熱性能が関係しているかもしれません。
太陽光パネルは屋根への日射を遮る助けになりますが、家の暑さ対策をより高めるには、断熱や換気の見直しもあわせて行うとよいでしょう。
太陽光パネルを屋根に設置するデメリット・注意点

太陽光パネルを屋根に設置するデメリット・注意点を解説します。
屋根に重量がかかる
太陽光パネルを屋根に設置すると、パネル本体や架台などの重さが屋根に加わります。一般的な住宅用の太陽光発電システムは、屋根全体で重さを分散するように設置されますが、築年数が古い家や屋根の傷みが進んでいる家では注意が必要です。
屋根や建物の状態によっては、負担が大きくなる可能性があります。特に瓦屋根や古い木造住宅では、事前に強度を確認しておくと安心です。設置前には、施工会社に屋根の状態や耐荷重をチェックしてもらい、無理のない設置計画を立てましょう。
施工不良があると雨漏りリスクがある
太陽光パネルを屋根に取り付ける際は、架台を固定するために屋根材へ金具を設置することがあります。この工事が正しく行われていないと、雨水が入り込み、雨漏りにつながるおそれがあります。
特に防水処理が不十分だったり、屋根材に合わない施工方法を選んだりすると、後からトラブルになる場合があります。
太陽光パネル自体が雨漏りを起こすわけではありませんが、施工の質によってリスクは変わります。実績のある施工会社を選び、保証内容や工事方法を事前に確認しておくことが大切です。
屋根材や劣化状況によっては設置できない場合がある
太陽光パネルは多くの住宅に設置できますが、すべての屋根に向いているわけではありません。屋根材の種類によっては専用の金具が必要になったり、施工が難しかったりする場合があります。
また、ひび割れやサビ、下地の傷みがある屋根では、パネルを設置する前に補修や屋根リフォームが必要になることもあります。
劣化した屋根にそのまま設置すると、後で修理がしにくくなり、結果的に費用が増えるかもしれません。設置を考える際は、発電量だけでなく屋根の状態も必ず確認しましょう。
定期点検・メンテナンスが必要になる
太陽光パネルは設置したら終わりではなく、長く安全に使うためには定期点検やメンテナンスが必要です。
パネルの汚れや配線の不具合、架台のゆるみ、パワーコンディショナーの劣化などがあると、発電量の低下や故障につながる場合があります。普段から発電量を確認しておくと、異常にも気づきやすくなるでしょう。
また、屋根の上での作業は危険なため、自分で無理に点検せず、専門業者に依頼するのが安心です。保証期間や点検の目安を事前に把握し、計画的に管理していきましょう。
太陽光パネルの反射熱・反射光・周囲への影響はある?

太陽光パネルの反射熱・反射光・周囲への影響はあるのか説明するので、ぜひ参考にしてください。
太陽光パネルは光を吸収して発電するため、反射率は高すぎない
太陽光パネルは、太陽の光をできるだけ吸収して発電するために作られています。そのため、鏡のように強く光をはね返すものではなく、一般的な窓ガラスや金属屋根に比べると、反射率は高すぎないと考えられます。
表面には光を取り込みやすくする加工がされている製品も多く、発電効率を高める工夫がされています。ただし、光をまったく反射しないわけではありません。
太陽の位置や見る角度によっては、まぶしさを感じることもあるため、周囲への影響をゼロと決めつけないことが大切です。
設置角度や周辺環境によっては反射光に注意が必要
太陽光パネルの反射光は強すぎるものではありませんが、設置角度や周辺環境によっては注意が必要です。たとえば、隣家の窓やベランダ、道路、マンションの上階などに反射光が向くと、時間帯によってまぶしさを感じる可能性があります。
特に屋根の傾きが特殊な場合や、周囲に高い建物がある場合は、反射の向きが思わぬ方向になることもあります。
また、朝夕は太陽の位置が低くなるため、反射光が目に入りやすくなるケースもあります。設置前には、屋根の向きだけでなく周辺の見え方も確認しておきましょう。
近隣トラブルを防ぐには事前シミュレーションが重要
反射光による近隣トラブルを防ぐには、設置前のシミュレーションが重要です。太陽の動きは季節や時間帯によって変わるため、ある時期だけ隣家の窓に光が入りやすくなる場合もあります。
施工会社に依頼すれば、屋根の方角や角度、周囲の建物との位置関係をもとに、反射の影響を確認できることがあります。
特に住宅が密集している地域では、発電量だけでなく近隣への配慮も欠かせません。事前にリスクを把握しておけば、設置位置や角度を調整しやすくなり、安心して導入を進められるでしょう。
太陽光パネルは気温上昇の原因になる?

太陽光パネルは気温上昇の原因になるのか解説するので、ぜひ参考にしてください。
家庭用太陽光パネルが周囲の気温を大きく上げる可能性は低い
家庭用の太陽光パネルを屋根に設置しただけで、周囲の気温が大きく上がる可能性は低いと考えられます。
太陽光パネルは日射を受けると表面温度が上がりますが、住宅の屋根に設置する規模であれば、地域全体の気温に大きな影響を与えるほどではありません。また、発電に使われた分の太陽光は電気に変わるため、すべてが熱になるわけでもありません。
ただし、パネル表面や屋根まわりが熱を持つことはあるため、設置場所や通気性は確認しておくと安心でしょう。過度に心配しすぎず、正しい施工を選ぶことが大切です。
屋根への日射を遮ることで建物内部の温度上昇は抑えやすい
太陽光パネルは、屋根に直接当たる日射を遮る役割があります。夏場の屋根は強い日差しを受けると高温になり、その熱が屋根裏や天井を通じて室内へ伝わりやすくなります。
太陽光パネルを設置すると、パネルが先に日差しを受け止めるため、屋根材そのものの温度上昇を抑えやすくなるでしょう。
さらに、パネルと屋根の間にはすき間があり、熱が直接伝わりにくい点もメリットです。その結果、室内の暑さがやわらぎ、冷房の負担軽減につながる場合があります。建物内部の暑さ対策としても期待できます。
不安な場合は設置場所・角度・周辺環境を確認する
太陽光パネルによる熱の影響が不安な場合は、設置場所や角度、周辺環境を事前に確認しましょう。屋根の向きや勾配、パネルと屋根のすき間、風通しのよさによって、熱のこもり方は変わります。
また、隣家との距離が近い場合や、周囲に高い建物がある場合は、反射光や見え方もあわせて確認しておくと安心です。施工会社に相談すれば、発電量だけでなく、屋根の状態や周辺への影響も踏まえて提案してもらえます。
気温上昇を過度に心配する必要はありませんが、納得して設置するためにも事前確認は大切です。
太陽光パネルと遮熱塗料・遮熱シートの違い

ここでは、太陽光パネルと遮熱塗料・遮熱シートの違いを紹介します。
太陽光パネルは発電しながら日射を遮れる
太陽光パネルの大きな特徴は、屋根への日射を遮りながら発電できる点です。パネルが屋根の上に設置されることで、屋根材に直射日光が当たりにくくなり、夏場の屋根の温度上昇を抑えやすくなります。
さらに、受けた日差しを電気に変えられるため、冷房負担の軽減と電気代削減の両方を期待できるでしょう。
ただし、遮熱だけを目的にする設備ではないため、効果は屋根の向きや設置面積、建物の断熱性能によって変わります。発電と暑さ対策をまとめて考えたい人に向いています。
遮熱塗料・遮熱シートは屋根表面の温度上昇を抑える
遮熱塗料や遮熱シートは、屋根表面に当たる太陽光を反射し、屋根材が熱くなりすぎるのを抑えるためのものです。太陽光パネルのように発電はできませんが、屋根全体に施工しやすく、日差しによる熱の影響をやわらげる目的で使われます。
特に金属屋根や日当たりのよい屋根では、表面温度の上昇を抑える効果が期待できるでしょう。
ただし、室内の涼しさまで大きく変わるかは、断熱材や屋根裏の換気にも左右されます。遮熱対策を手軽に取り入れたい場合に選ばれやすい方法です。
併用できるケースもあるが、屋根の状態や施工方法に注意する
太陽光パネルと遮熱塗料、遮熱シートは、条件によっては併用できる場合があります。たとえば、太陽光パネルを設置しない屋根面に遮熱塗料を使ったり、設置前に屋根の塗装や補修を済ませたりする方法があります。
ただし、パネルの下になる部分は後から点検や塗り替えがしにくくなるため、事前の確認が大切です。また、屋根材の劣化が進んでいる状態で無理に施工すると、雨漏りや修理費用の増加につながる可能性もあります。
併用を考えるなら、屋根の状態と施工手順を専門業者に見てもらいましょう。
工場・倉庫でも太陽光パネルの遮熱効果は期待できる

工場・倉庫でも太陽光パネルの遮熱効果は期待できます。詳しく解説します。
屋根面積が広い建物ほど遮熱効果を感じやすい
工場や倉庫は住宅に比べて屋根面積が広く、夏場は屋根全体が強い日差しを受けやすい建物です。屋根が高温になると、その熱が建物内部に伝わり、作業空間や保管スペースの温度上昇につながります。
太陽光パネルを広い屋根に設置すると、パネルが日射を受け止めるため、屋根材に直射日光が当たりにくくなります。
その分、屋根表面の温度上昇を抑えやすくなり、建物内の暑さもやわらぐ可能性があります。特に折板屋根のように熱を伝えやすい屋根では、遮熱効果を感じやすいでしょう。
冷房・空調コストの削減につながる可能性がある
工場や倉庫で室内温度の上昇を抑えられると、冷房や空調設備への負担を軽くできる場合があります。特に、作業員が長時間過ごす工場や、温度管理が必要な倉庫では、夏場の空調コストが大きくなりがちです。
太陽光パネルによって屋根から入る熱を抑えやすくなれば、空調の稼働時間や出力を下げられる可能性があります。
さらに、発電した電気を自家消費すれば、空調に使う電気の一部をまかなえる点もメリットです。ただし、削減効果は建物の断熱性や設備の使い方によって変わります。
法人の場合は発電量・電力使用量・屋根面積をもとに検討する
法人が太陽光パネルを導入する場合は、遮熱効果だけで判断せず、発電量や電力使用量、屋根面積をあわせて確認することが大切です。工場や倉庫は日中の電力使用量が多いケースもあり、発電した電気を自社で使いやすい点が魅力です。
一方で、屋根の強度や劣化状況、設備の設置スペース、メンテナンスのしやすさも見ておく必要があります。
電気代削減をどのくらい見込めるかは、稼働時間や契約電力によっても変わります。導入前にはシミュレーションを行い、費用対効果を確認しましょう。
太陽光パネルの遮熱効果を高めるポイント

太陽光パネルの遮熱効果を高めるポイントを紹介します。
屋根全体をどれだけ覆えるか確認する
太陽光パネルの遮熱効果を高めたい場合は、屋根全体のうち、どれくらいの面積をパネルで覆えるかを確認しましょう。パネルが設置された部分は直射日光が屋根材に当たりにくくなるため、屋根の温度上昇を抑えやすくなります。
反対に、設置面積が小さいと、遮熱効果を感じられる範囲も限られます。
ただし、屋根いっぱいに無理に載せればよいわけではありません。屋根の向きや勾配、影の入り方、メンテナンススペースも大切です。発電量と遮熱効果のバランスを見ながら、適した配置を考えましょう。
断熱材・換気・屋根材との相性を確認する
太陽光パネルの遮熱効果は、家そのものの断熱性能や換気の状態によって感じ方が変わります。たとえば、天井や屋根裏の断熱材がしっかり入っている家では、もともと熱が室内に伝わりにくいため、変化を大きく感じにくい場合があります。
一方で、屋根裏に熱がこもりやすい家では、換気の見直しもあわせて行うと暑さ対策につながりやすいでしょう。
また、金属屋根や瓦屋根など、屋根材によって熱の伝わり方も異なります。パネルだけで考えず、建物全体の状態とあわせて確認することが大切です。
信頼できる施工会社に設置条件を見てもらう
太陽光パネルの遮熱効果をきちんと活かすには、信頼できる施工会社に屋根の状態や設置条件を見てもらうことが大切です。屋根の向き、勾配、日当たり、周囲の影、屋根材の劣化状況によって、発電量や遮熱効果は変わります。
また、施工方法が合っていないと、雨漏りや屋根への負担につながる可能性もあります。
事前に現地調査を行い、発電シミュレーションだけでなく、屋根の強度やメンテナンス性まで確認してもらいましょう。複数社を比較すると、より納得して選びやすくなります。
太陽光パネルの遮熱効果に関するよくある質問

太陽光パネルの遮熱効果に関するよくある質問に回答します。
太陽光パネルをつけると屋根は暑くなりますか?
太陽光パネルをつけると、パネル自体は日差しを受けて熱を持ちます。ただし、屋根材に直射日光が当たりにくくなるため、屋根そのものの温度上昇は抑えやすくなります。
パネルと屋根の間にはすき間があり、熱が直接伝わりにくい点もポイントです。そのため、家全体が暑くなるというより、屋根への日射を遮ることで暑さ対策になる場合が多いでしょう。
ただし、屋根材や断熱材、換気の状態によって感じ方は変わります。設置前に屋根の状態を確認しておくと安心です。
太陽光パネルで室温は何度くらい下がりますか?
太陽光パネルを設置すると、屋根から室内へ伝わる熱を抑えやすくなりますが、室温が何度下がるかは家によって異なります。屋根の向きや設置面積、断熱性能、屋根裏の換気、地域の気候などが関係するためです。
特に2階の部屋や屋根に近い空間では、暑さがやわらいだと感じることがあります。
一方で、もともと断熱性能が高い家では、変化を大きく感じにくいかもしれません。必ず何度下がるとは言い切れないため、発電量とあわせてシミュレーションしてもらうとよいでしょう。
太陽光パネルは冬も効果がありますか?
太陽光パネルは、夏の遮熱だけでなく冬にも一定の効果が期待できます。冬の夜は屋根から空へ熱が逃げる放射冷却が起こり、建物が冷えやすくなります。
屋根の上にパネルがあると、屋根が夜空や外気に直接さらされにくくなり、室温の低下を少しやわらげる場合があります。
また、パネルと屋根の間にある空気の層も、温度変化をゆるやかにする助けになるでしょう。ただし、暖房が不要になるほどの効果ではありません。家の断熱性能や屋根の構造によって差が出る点は理解しておきましょう。
太陽光パネルの反射熱で近隣に迷惑はかかりますか?
太陽光パネルは光を吸収して発電する設備なので、鏡のように強く反射するものではありません。そのため、一般的には反射熱や反射光による近隣への影響は大きくないと考えられます。
ただし、設置角度や屋根の向き、隣家の窓との位置関係によっては、時間帯によってまぶしさを感じさせる可能性があります。
住宅が密集している場所では、念のため注意しておくと安心です。設置前に反射光のシミュレーションを行い、必要に応じて配置や角度を調整すれば、トラブルを防ぎやすくなるでしょう。
太陽光パネルと遮熱塗料はどちらがよいですか?
太陽光パネルと遮熱塗料は、目的によって向いている人が変わります。太陽光パネルは屋根への日射を遮りながら発電できるため、暑さ対策と電気代削減をあわせて考えたい人に向いています。
一方、遮熱塗料は屋根表面の温度上昇を抑えるためのもので、発電はできませんが、屋根全体に施工しやすい点がメリットです。
費用や屋根の状態、今後のメンテナンス計画によって選び方は変わります。発電も重視するなら太陽光パネル、遮熱対策を中心にしたいなら遮熱塗料を検討しましょう。
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まとめ
太陽光発電が全国各地で推進されている中、太陽光パネルを設置する家庭も増えてきました。
太陽光パネルには、夏期は涼しく冬期は暖かい・節電できるなどのメリットがありますが、設置費用や維持費用のような注意点やデメリットもあります。
設置にも維持にも費用がかかり、設置できないタイプの屋根があったり雨漏りリスクが高まるなどのデメリットによって設置を迷う人が少なくありません。しかし、それ以上にメリットが多いため、設置する人は増える一方です。
太陽光パネルの設置を決める前に、太陽光パネル設置のメリットと注意点を十分に理解してから、信頼できる業者を探しましょう。


