節税として太陽光発電投資の減価償却はおすすめ!
投資目的というよりも(減価)償却を目的として購入しました。
「太陽光発電投資って実際どうなんだろう?」
「中古太陽光発電で減価償却したいと思ってるけど周りにやっている人がいない」
こんな方も多いと思います。
いまや、不動産投資よりも太陽光発電投資のほうが断然おすすめ!
実際に太陽光発電で投資を始めた方に、あまり知られていないトラブルの話から利回りの話まで、太陽光発電投資の実態についてインタビューしてきました。
これから、太陽光発電投資を考えている方はぜひチェックしてみてください。
太陽光発電投資の減価償却で節税した方の“生の声”
太陽光発電の投資と言うと、利回りを重視される方が多いのではないでしょうか。
しかし、今年購入されたA様は、利回りではない部分で太陽光発電への投資をされています。
でも、購入した後に販売会社とのトラブルがあったりと、実際に稼働するまでに時間がかかってしまったようです……。
今後、太陽光発電投資を考えている方はぜひ一読していただれば大変参考になると思います。
まずは、A様のご紹介からどうぞ。
インタビュアー(以下I):普段はどんな仕事をされていますか?
回答者(以下A様):インターネットの広告代理店(の代表)をしています。インターネットだけではなくテレビ、雑誌、交通広告、イベントをやったりします。クライアントの売り上げを上げる為の総合提案をしております。
【Q1】投資対象として太陽光を選んだ理由とは?
A様:僕は、投資目的というよりも(減価)償却を目的として購入しました。
I:即時償却を使われたんですね!いつごろ購入されましたか?
A様:2015年2月に買いました。本来は前期(6月まで)に売電を開始したかったのですが、トラブルがあったので今期(7月~12月)となりました。
なので、今期で(減価)償却するという形です。
I:そうなんですね。購入金額はどのくらいでしたか?
A様:購入したのは1基だけですが、弁護士費用もかかったので、総額2,500万円ほどしました。
【Q2】購入する際にトラブルはありましたか?
I:弁護士費用というと、何かトラブルがあったんですか?
A様:そうなんです。購入した工事会社の運営があまりうまくいって無かったようです。
太陽光の業者さんって、先に土地を仕入れて、資材を業者に発注すると思うのですが、(着工金などを)預かっているのに、工事が遅れてしまい「期日までに発電しなかったら全額返金します」と購入者に説明してしまっているので、その対応に追われて資金繰りが悪くなって、そのまま倒産…というパターンでした。
I:全額返金は珍しいですね(笑)最近はそういう業者も減ってきていますよ。
A様:うーん。そうなんですか?
I:はい。
一通り淘汰された感があります。太陽光発電所の開発事業には多くのお金が必要。というのはみんな分かってきてますし。
金融機関も理解をしてくれていて、ある程度前金でも融資を付けてくれるので、頂いたお金で建築できる。状態になりました。
それに、最近は権利付の土地があまり出なくなっているので。
リスクを取って大掛かりな仕入れを行う業者さんが減ってきている感じがします。
【Q3】その購入業者を選んだ理由とは?
I:その購入業者を選ばれた理由は何でしょうか?
A様:(友人からの)紹介ですね。
目的としている(減価)償却については、4年前に太陽光が話題になった時に調べていて、知っていました。
「(太陽光を)やろうかな……」と、思っていたのですが、忙しくて、やらないまま……。
ただ、当時からやっている友人が(太陽光での事業が)うまくいっている。と話は聞いていて、そのタイミングで業者から「出物がありますよ」と言われ、購入を決意したのですが、倒産した、と言う状況ですね。
I:それは、大変なご経験をされましたね。紹介者を恨んだりしました?
A様:うーん、それは無いですね。自己責任ですし。
【Q4】中古の太陽光投資の減価償却についてどう思いますか?
I:購入を決意した一押しって何かありますか?
A様:目的が(減価)償却なので、全損できる保険みたいな感じですかね。
利回りとかも気にはしましたが、基本的にはそのタイミングで売電するもの、その可能性が高いものであればよいかな、と。
I:利回りは何パーセントでした?
A様:当時の説明だと12%くらいですね。
最近も太陽光の市場や商品はウォッチしてますが、実質利回りだと7%を切るのが最近多いですよね?
太陽光って、20年後以降が見えない、その頃には政治がどう変わるかわからない。パワコンも10年くらいで壊れることがあると聞きますし、そう思うと10%ってどうなのかな、と思います。
逆に質問なのですが、中古の場合って(減価)償却はどうなんですか?
I:新品の場合は、17年なので、そこから稼動年数を引いたものが(原価)償却になりますね。2年経っていたら15年ですし。
A様:そうなると、国債買ってるのと変わらない感じですかね?でも、値崩れってあるんじゃないですか?
I:今のところは、値崩れはまったくしてないですね。
中古の場合は20年(2年稼働してたら18年ですが)運用していくら手元に残るのか?を重視しています。
例えば、2,000万(税込み)で投資して18年たった時に、3,000~3,500万円くらいには成っていれば、投資としては魅力的ですよね。
新品だと高い物件だと2,000万投資して、20年間運用して2,200万円くらいに成ると言うのが状況です。
利回り5%なんて物件も聞きますけど、それだと20年の運用でようやくトントンになるっていうリスクを考えると、とてもじゃないけど買いたいと思わないですよね。
なので、中古はその時の相場感を考えて投資として魅力があるように考えてはいます。
【Q5】現地確認などはしましたか?
I:購入された場所はどこですか?
A様:茨城です。ただ、普通の人は物件を見に行くと思うのですが、僕は行ってないです。
I:一回も見に行かないんですか?
A様:一回も無いです。めんどくさいから(笑)
【Q6】太陽光投資に関する情報はどこから得ていますか?
I: 太陽光投資に関しての情報はどこから得られましたか?
A様:前はネットで検索などしていたんですが、結局ネットに良い情報なんてないって分かるので、不動産を探すみたいにオンラインで不動産仲介を探して、オフラインで「良い物件ないですか?」ってやるのが一番良いと思います。そこで、条件聞いて、金額交渉も出来ますしね。
I:なるほど。
弊社では極力WEBに掲載している物件も良い物件を並べるようにはしていますが……。
基本的には弊社(ソルセル)も同じ考え方ですね。ウェブ上に出ているのはあくまで一部で、興味を持ってもらった方とは直接お話しするというスタイルです。とくに、表面利回りの出し方一つにしても、各社出し方が違ったりするので、お話するようにしてますね。
質が悪い会社だと、フェンスの価格は別です。土地の造成費用は別途です。と言うのがあったりしますからね。
【Q7】ズバリ!太陽光投資はおすすめできますか?
I:太陽光投資はズバリおすすめできますか?
A様:その人のニーズによりですね。大前提として、不確実なものにリスクを取れるマインドがあるのか。個人で年収が多い人にはおすすめですね。
年収が多い人は、所得税で50%近く取られるわけで、仮に年収と同額の物件を購入することで消費税が還付され、そこからの利回りが、仮に7%の物件でも、所得税で半分取られている部分がないわけなので単純計算で利回りは倍の14%。
14%であれば、7年で投資金額は回収して、その先の13年(20年-7年)は利食えるわけですし。
あとは、銀行与信がついている人なら、利回り7%だったらとっても良いリスクかな、と。
ただ、うちみたいな法人でやる場合は、うちは(減価)償却がメインだから良いのですが、利回りや消費税のメリットで考えると薄いのかな。と。
I:今、新品を買う人も(減価)償却目的が増えてますね。
最後に、維持管理で困ること、悩んでいることはありますか?
A様:管理会社が無くなったら困る、と言うくらいですね。まかせっきりなので。
I:そうでしたか。その時はお声がけ頂ければ管理会社もご紹介しますよ(笑)
今日はありがとうございました。
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(太陽光の販売の)会社が倒産したという話やネットだけでは良い情報が得られないというお話など、大変貴重なお話を聞かせていただきました。