SBIネオトレード証券は評判が悪い?メリット・デメリットや手数料について解説
- 公開日:2024.11.25
- 更新日:2024.11.27
証券・投資の世界において数十年の歴史を誇り、確固とした知名度・多くの信頼を得て、運営されているのが、SBIネオトレード証券です。
数十年にわたって築き上げた信頼と実績を誇るSBIネオトレード証券ですが、その反面、デメリットに感じる面もあるという口コミ・評判も見かけます。
では、証券初心者の方々にとって、SBIネオトレード証券は本当におすすめの証券会社なのでしょうか。今回は、SBIネオトレード証券におけるポイントを解説しています。
目次
SBIネオトレード証券の基本情報
SBIネオトレード証券は、1948年(昭和23年)の創業以来、幾度かの社名変更を経て、創業70年以上の歴史を誇る、証券会社の老舗です。
2011年にインターネットでの取引に特化したサービスの提供を経て、2020年にSBIグループに加入、その後、紆余曲折を経てSBIプライム証券と合併を果たし、今の会社名へと至りました。
SABIネオトレード証券の主な事業内容は以下の2つです。
- リテール業務:国内現物株・信用取引に特化したインターネット取引サービスの提供
- ホールセール業務:海外に拠点を持つ金融・運用会社を対象とした、市場取次ぎサービスの提供
以上2つの事業を中心としたオンライン取引によって、多くの投資家から信頼を得て、業界のトップランナーとして君臨しています。
SBIネオトレードとSBI証券の違い
SBIネオトレード証券とSBI証券には、以下のような違いがあります。
- SBIネオトレード証券:株式などに特化した、投資中級者以上をを対象とした証券
- SBI証券:幅広い商品を取り扱っている初心者向けの証券
両者が取り扱っている金融商品の一覧は以下の通りです。
SBIネオトレード 証券 |
SBI 証券 |
|
国内株式 | 〇 | 〇 |
投資信託 | 〇 | 〇 |
NISA | 〇 | 〇 |
PTS | × | 〇 |
iDeCo | × | 〇 |
FX | × | 〇 |
外国株式 | × | 〇 |
国内外債券 | × | 〇 |
CFD 店頭取引 |
〇 | × |
CFD くりっく株365 |
× | 〇 |
上記の表を見てわかる通り、両者が扱う金融商品の種類には大きな差があるのが特徴です。
投資信託・NISAは両者ともに取り扱っていますが、SBIネオトレード証券が扱っている商品は本数が少なめです。
豊富な商品に投資をしたい人にはSBI証券。複数の商品に手を出さずに、じっくりと一つの商品に投資をしたい人にはSBIネオトレード証券が向いています。
パソコンで利用できる取引ツール
SBIネオトレード証券の利用において、パソコンで利用可能なツールは2種類あります。その2つのツールの詳細は以下の通りです。
■NEOTRADE R
パソコン上でダウンロードして使用するツールです。余力最大や全銘柄成行決済など注文に特化した機能が多く、お気に入り銘柄をスマホアプリ(NEOTRADE S)と共有可能(最大2000銘柄)で、投資の上級者でも満足できる高性能です。
値幅上限〜下限までの気配や引け注文情報などを把握できる発注板ALL搭載しています。発注板は速度・操作性を重視した発注ができ、訂正・取消しもワンクリックで円滑に実行可能です。
発注板・チャート・残高一覧などあらゆる画面と瞬時に銘柄連動。絞込み機能付きの気配付き歩み値も搭載しています。
高機能チャートはカラーリング・ライン設定を自由にでき、見やすくカスタマイズできます。
■NEOTRADE W
webブラウザで閲覧・使用可能なツールです。簡単に操作可能なシンプル設計なので、初心者にはこちらが向いています。
各投資情報ツールと連動して発注可能で、ネット環境・パソコンがあれば利用で可能で面倒な設定は不要です。
銘柄・資金は一括管理でき、登録情報の変更もネット上で簡単にできます。
スマートフォンアプリ
SBIネオトレード証券の公式アプリは「NEOTRADE S」で、Android版・iPhone版の2種類があります。
株式・NISA・先物OPI取引など投資全般に対応可能なオールインアプリで、メインやフッター画面を自由にカスタマイズできます。
種類豊富な各種ランキング機能は最大300位まで表示でき、お気に入り銘柄はクラウド管理(最大2000銘柄)できるため、機種変更時のときも安心です。
スワイプ・タップ操作で負担のかからない操作性のため初心者でも見やすくなっています。
SBIネオトレード証券の良い評判・メリット
SBIネオトレード証券にはどのようなメリットがあるのか、以下より具体的なメリットとその口コミを紹介します。
信用取引手数料が無料
SBIネオトレード証券の良い点は、取引手数料が他の会社と比べて安いこと、特に信用取引手数料に限っては手数料ゼロという点だと思います。
他の証券会社だと多くて数千円の信用取引手数料が取られますが、SBIネオトレード証券は手数料の出費を機にする必要がないので、安心して取引を進められます。 (30代・男性) |
大口ではなく少額投資をメインに行なっているので、今までは手数料を安くない額で取られると痛い出費となっていました。しかし、SBIネオトレード証券は自分のような少額投資であっても、信用取引手数料が無料なので大変助かっています。
ゆくゆくは投資額も増やしていって本格的な投資家を目指していますが、投資初心者の自分にとっては初心者に優しいのが嬉しいです。 (20代・男性) |
上記の口コミでわかる通り、SBIネオトレード証券の特徴の一つは、信用取引の手数料が無料という点です。信用取引を中心に取引を行ないたい人は、SBIネオトレード証券がおすすめです。
他のネット証券でも、信用取引の手数料を無料にしているところは珍しくありません。ただし、1日の約定代金が一定額を超えると有料となるケースがほとんどです。
それらと比べた場合、SBIネオトレード証券は1日の約定代金の合計額がいくらになっても、信用取引の手数料は常に無料となっています。それにより投資に関するコストを軽減することが可能です。
IPOの申し込み時に入金が必要ない
SBIネオトレード証券で良い点だと思ったのが、IPOの申し込みの際に事前入金が不要というところです。
申し込みをする際は自分の資金の都合に合わせて手続きをしないといけませんが、SBIネトトレード証券だとそのような手間が不要で他の投資に比べたら比較的楽に申し込みができます。このシステムのおかげで複数の案件に申し込みができてありがたいです。 (30代、男性) |
SBIネオトレード証券は、IPOの取り扱いが少ないためか、事前入金なしで申し込みができます。
IPOが少ないのは不便に感じますが、それでも申し込み時に事前入金なしというのは他の投資ではないために、大変に助かっています。取引のためのツールも使いやすいために、SBIネオトレード証券は他の人にもおすすめといえる証券です。 (40代、女性) |
上記の口コミでわかる通り、SBIネオトレード証券では、IPOの申し込み手続きの際、口座への事前入金は必要ありません。
他社のIPO抽選申し込みの際は事前入金が必須であり、結果が出るまで資金は拘束されます。場合によっては結果が出るまで11週間ほどかかる場合も少なくありません。
しかしSBIネオトレード証券のIPO申し込みは、事前入金をしなくて済むため、資金が拘束される心配はなく、手持ちの資金を他のIPOに回すことも可能です。
少額投資で少ない資金を有効活用したい人に、SBIネオトレード証券は向いているといえます。
IPOの抽選方法が資産に応じて選択できる
SBIネオトレード証券は、IPOに関してだと完全抽選制度になっているのが助かります。
資金の都合がそれほどつかない場合でも、資金に応じて選ぶことが可能なので、少額であっても投資を進められるのがありがたいです。他の投資だと資金が豊富であれば得るほど有利ですが、抽選だと平等なので初心者もやりやすいでしょう。 (40代、男性) |
SBIネオトレード証券は、IPOの完全抽選制・ステージ制と、さまざまな選択肢があるのが魅力だと思います。
資金に余裕があれば高いステージに手続きをすればいいし、資金不足の場合は抽選に申し込めばいいので、その時の都合によって選択できて負担がかからないようになっています。 (30代、女性) |
SBIネオステージ証券のIPO申し込みは「平等抽選」と「ステージ制」の2つから選択できるのが良いという口コミも目立ちます。
SBIネオステージ証券のIPOにおける抽選制は会員1人につき1票だけ投じることが可能で、会員の資金の代償に関係なく、抽選確率はすべて平等となっています。
そして、もう一つの選択肢はステージ制です。これは会員の資産残高・売買高に応じて申込者を3ステージに分ける方法で、ステージが高いほど抽選の確率が絞られます。
このように、SBIネオステージ証券のIPO申し込みは、自分の手持ち資産によって選べることがメリットです。
サイバー攻撃時も専用URLを用意
ネットを介しての投資で怖いのが、サイバー攻撃です。自分が投資で築き上げた資産が完全になくなってしまうので証券会社はサイバー攻撃の対策も完璧にしてほしいと思います。
その点、SBIネオトレード証券はサイバー攻撃時の対策も万全なので安心できます。その時に備えて別のサイトがあるので安心して投資が継続できます。 (20代、男性) |
SBIネオトレード証券の利用において信頼できる点は、サイバー攻撃時の対策をしっかりと備えている点だと思います。
投資に限らずサイバー攻撃によって財産がすべてなくなってしまった、ネット上のデータがすべて消滅してしまったという話を聞くたびにゾッとしますが、SBIネオトレード証券に関しては問題ないでしょう。 (20代、女性) |
SBIネオトレード証券は、オンラインに特化した証券サービスです。
そのため、サイバー攻撃やネット上の不具合が発生した場合、一切の取引が不可能となります。
SBIネオトレード証券は、そのような非常事態を考慮して、サイバー攻撃時などが起きた場合、その避難場所として専用URLが用意されているのが特徴です。
このような対策があるため、サイバー攻撃でログインできなくなり、その間に売買の機会を逃すといったことが回避できます。
オンライン証券の利用で、サイバー攻撃などネット上の不具合に何よりも不安を持っている人は、SBIネオトレード証券がおすすめです。
専用アプリの機能が豊富
SBIネオトレード証券は、手数料が不要なのも便利ですが、公式アプリが使いやすいのも魅力だと思います。画面が見やすくて機能もいろんな種類があって一つひとつの機能が便利です。
気になる銘柄をお気に入りに入れられたり、チャート分析機能もあって、投資をよりスムーズに進められます。他社より使いやすくて快適です。 (30代、女性) |
SBIネオトレード証券の投資をチェックする際は、PCからではなくアプリNEOTRADE Sを利用しています。チャート画面が簡潔でスッキリしており、ひと目でチャートのチェックが可能な点が良いです。
ローソク足や移動平均線、テクニカル指標といった表示も明確なため、使ってみて快適なので、売買タイミングもわかりやすいです。 (40代、男性) |
上記のようにSBIネオトレード証券はアプリが多機能で使いやすいという口コミも多いです。
SBIネオトレード証券にはスマホ用取引アプリ「NEOTRADE S」があります。NEOTRADE Sに備わっている機能は、以下の通りです。
- 画面のカスタマイズ
- 簡単設定で細かい分析が可能なチャート機能
- 銘柄登録
- 28種類のランキング機能
- 見やすい発注板・特殊注文
- 値動きを数値化
- NISA口座の確認
スマホが手元にあるだけで、上記のようなあらゆる機能を使って、いつでもどこでも投資状況の確認が可能です。PC操作がメインの人もアプリを持っていると便利といえます。
SBIネオトレード証券の悪い評判・デメリット
数十年にわたる信頼と実績を積み重ねているため、多くの高評価・良い口コミが多いSBIネオトレード証券ですが、その反面、デメリットと感じる口コミも見かけます。
では、SBIネオトレード証券の悪い評判・デメリットはどういった点なのでしょうか。以下より口コミも交えて説明します。
投資信託の取扱い数が少ない
いろいろなメリットのあるSBIネオトレード証券ですが、投資信託の案件数が少ないのが非常に残念だと思います。
直接の取引の場合、魅力的な案件は多いですが、投資信託に関しては他社に頼らざるを得ない状況ではあります。投資の経験者であればそのような考えもできますが、初心者で投資信託をする場合はおすすめできないかもしれません。 (50代、男性) |
SBIネオトレード証券は良識的な証券会社だと思いますが、投資信託に関しては他社のお世話になっています。その理由はあまりにも案件数が少ないという点です。
もっと豊富に案件が揃っていれば選択肢が増えるのですが、この状態だとわずかな選択肢しかないために、心細いというのが本音です。 (30代、女性) |
上記の口コミのように、SBIネオトレード証券は投資信託も取り扱っていますが、他社と比較した場合、極端に件数が少ないのがデメリットと感じる人も多いようです。
他の証券会社が扱う投資信託の案件数は証券会社によって異なりますが、300〜2,600本です。それに対してSBIネオトレード証券は、10数本しかありません。
また、SBIネオトレード証券ではNISAの取り扱いもしていますが、つみたてNISAは「ひふみプラス」の1本のみです。投資信託をメインに投資を考えている人は、他社の利用がおすすめといえます。
IPOの取扱いが少ない
SBIネオトレード証券は投資信託も少ないですが、IPOの取り扱いも少ないのが残念な点です。
他の証券会社のように事前入金が必須というわけではないために、これでさらに案件が豊富であればよかったんですが、選択肢が少ないために、IPOに関しては他社に頼るしかありません。 (30代、男性) |
SBIネオトレード証券はIPOの申し込み時に入金をする必要がない点がメリットだと思います。それで抽選にも参加できるので資金の準備などは関係ありません。
そんなメリットに対してIPOそのものの取り扱いが少ないのがデメリットといえます。せっかく良いメリットがあるのに、肝心の案件が少ないのが残念な点です。 (50代、男性) |
SBIネオトレード証券はIPO申し込み時に事前入金が必要ない点がメリットですが、IPOそのものの本数が少ないのをデメリットに挙げている人は、少なくありません。
SBIネオトレードが取り扱っているIPOは、2010年代こそ数える程度の本数でしたが、年々増加している傾向です。しかしそれでも他社の取り扱っているIPOの本数に比べると、どうしても本数では負けてしまいます。
他社が取り扱っているIPOは、多いところだと100本以上です。それ以外の証券会社も数十本といった豊富な案件をキープしているため、IPOに関しては他社の利用がいいといえます。
FXの取扱いがない
SBIネオトレード証券は、手数料無料という点がメリットですが、不満点を挙げればFXを取り扱っていない点です。
投資を始めたばかりの初心者としては外国為替についても実践しながら学びたいと考えていたので、とても残念です。SBIネオトレード証券はアプリなどが使いやすいので、これでFXも取り扱っていればなーという感じです。 (20代、女性) |
SBIネオトレード証券は、大手で歴史のある証券会社なのでFXも取り扱っているだろうと決めつけていましたが、FXのような外国為替は一切取り扱っておらず、取引できるのは国内株式のみとのこと。
FXも本格的に始めようと思っていたのに、がっかりしました。 (20代、男性) |
近年台頭してきたFXは、新しい投資方法として登場とともに注目され、すっかり投資業界に定着しています。
投資業界の老舗であるSBIネオトレード証券でも、当然のごとくFXを取り扱っていると思っている人も多いようですが、SBIネオトレード証券ではFXの取扱いはしていません。
同じSBIグループであるSBI証券では、FXの取扱いをしています。SBI証券と混同している人も少なくないようなので、注意が必要です。
FX投資をしたい場合、SBI証券との併用、あるいはそれ以外の自分に適した証券会社との併用をする必要があります。
単元未満株が購入できない
投資初心者なので、少額投資でしばらくは進めるつもりと思ったんですが、SBIネオトレード証券では単元未満株の取り扱いをしてないと知りました。
できるのは売却と買取請求のみ。買い増しをしようと思ってたんですがそれができず、手数料の支払いを含めるとデメリットに感じます。 (30代、男性) |
SBIネオトレード証券では、単元未満株の買い増しができないのがデメリットに感じます。
少しずつ買い増しして少額ずつ積み上げる投資を考えていたんですが、売却と買取請求のみとのことだったので…。アプリが使いやすいので残念です。 (20代、女性) |
SBIネオトレード証券で、単元未満株の買い増しなどで、投資を進めようと検討している人もいるかもしれません。しかし、SBIネオトレード証券で可能なのは、単元未満株の売却・買取請求のみです。
そして売却・買取請求を行なう際には、手数料がかかります。売却金と手数料を相殺した場合、収益になる金額はほんのはわずかです。
単元未満株を中心に少額投資を進めたい人は、SBIネオトレード証券ではなく、単元未満株を取り扱っている他社の利用をしなくてはいけません。またSBIネオトレード証券では、売却などに手数料がかかることも覚えておきましょう。
取引アプリに通知機能がない
いろいろと便利な機能が充実しているSBIネオトレード証券アプリですが、不足金などがあっても通知が一切ないのが、不便といえば不便です。
他社では何かあれば通知があるので、SBIネオトレード証券アプリもそうのなのかなと思っていたんですが、通知はないので、その点が残念です。 (20代、女性) |
以前、SBIネオトレード証券から電話があり、追証が発生しているとの連絡でした。
それほど大事ではないためにわざわざ電話連絡じゃなくてアプリで通知してくれればいいのにと思ったんですが、アプリにはそういう機能がないとのこと。他のアプリだと通知で知らせてくれるのに不便だなと思いました。 (30代、男性) |
SBIネオトレード証券に寄せられた口コミには、「専用アプリが口座への不足金が発生した場合などに通知で教えてくれない」といった口コミが少なくありません。
SBIネオトレード証券は、不足金や追証がある場合、スマホへの通知ではなくアプリのログイン画面内で通知をする仕組みです。
そのため、ログインをしないと不足金などの発生があるのかどうか確認できません。最初から通知があるだろうと思っている人は、不足金などの発生が起きてるのを知らずに数日経つケースもあります。
SBIネオトレード証券のアプリ利用者は、まめにログインしてチェックをしないといけません。
SBIネオトレード証券の取引手数料
SBIネオトレード証券の取引手数料はいくらなのか、手数料の種類と料金を以下より説明します。
現物取引手数料(一律プラン)
SBIネオトレード証券NO現物取引・ETFにおいて、注文ごとの約定代金に合わせて手数料がかかるプランが、現物取引手数料の一律プランです。一律プランにかかる手数料は以下になります。
1つの注文ごとの約定代金 | 手数料(税込) |
5万円以下 | 50円 |
5万円超~10万円以下 | 88円 |
10万円超~20万円以下 | 100円 |
20万円超~50万円以下 | 198円 |
50万円超~100万円以下 | 374円 |
100万円超~150万円以下 | 440円 |
150万円超~300万円以下 | 660円 |
300万円超 | 880円 |
現物取引手数料(定額プラン)
1日の約定代金合計額に合わせて手数料が変動するプランが、現物取引手数料の定額プランです。定額プランの手数料の種類は以下になります。
1日の約定代金合計額 | 手数料 |
50万円以下 | 0円 |
50万円超~100万円以下 | 0円 |
100万円超~150万円以下 | 880円 |
150万円超~200万円以下 | 1,100円 |
200万円超~300万円以下 | 1,540円 |
以降100万円増加ごとに | 295円ずつ増加 |
信用取引手数料
SBIネオトレード証券の信用取引の手数料および金利は、以下の通りです。
取引手数料 | 0円(無料) |
制度信用取引買方金利 | 2.30% |
一般信用取引買方金利 | 2.75% |
制度信用取引貸株料 | 1.10% |
以上のようにSBIネオトレード証券では、信用取引手数料は完全に無料となっています。
CFD取引手数料・投資信託手数料は無料
SBIネオトレード証券・CFD取引の取引手数料は、すべて無料です。ただしロスカットの強制決済の条件を満たした場合、ロスカット手数料が発生します。ロスカット手数料、その他の手数料は以下の通りです。
- 指数CFD:110円(税込/最小単位毎)
- 個別株CFD:55円(税込/最小単位毎)
- コール手数料:2,200円(税込/1回)
- 各種証明書発行手数料:2,200円(税込/証明書1種類)
そして、SBIネオトレード証券の投資信託にかかる手数料はすべて0円(ノーロード)となっています。手数料の支払いを気にする必要はありません。
SBIネオトレード証券の口座開設から利用の流れ
SBIネオトレード証券の投資は、どのような手順で開始できるのでしょうか。口座開設から利用までの一連の手順を紹介します。
1.口座開設のための必要書類の準備
投資用の口座開設のためには、身分証明書の提示が必要です。
スマートフォンで撮影してすぐに撮影した社員の提示が可能な場合、以下の書類が必要になります。
<マイナンバーカード、あるいは通知カード+運転免許証>
この提示が無理な人は、マイナンバーカード、通知カードのどちらか+本人確認書類の提示が必要です。本人確認として認められるのは以下の書類になります(通知カードの場合は本人確認書類は2種類)
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 日本国パスポート
- 住民票の写し
- 各種健康保険証
- 印鑑証明書
2.口座開設の手続き
手続きはネット上・郵送の2種類の選択が可能です。ネット・郵送で本人確認書類の提示などの申し込みをして、審査を通過したら、後日、メール・郵送の書類で口座開設完了の通知が届きます。
完了通知のメール・書類には、ユーザーネーム・ログインパスワード・取引パスワードが記載されているので、確認をしましょう。
受信したメールが迷惑メールフォルダにいってしまった・郵送されたものをチェックしてなかったという理由で、通知を見落とすケースもあるので、しっかりと確認することが大事です。
3.ログイン(初期設定)
次にやることがログイン(初期設定)です。公式サイト上の株式ログインをクリックして、ID・パスワードを入力→「パスワード設定」をクリック→仮パスワード取得という流れで入力します。
仮パスワード取得をしたら登録しているアドレスにメールが届くので、メールに記載されたURLをクリックすると、パスワード設定のページに移動します。
そこで仮パスワード・新規パスワードを入力して最後に「登録」をクリックすれば、初期設定は完了です。新規パスワードは条件が明記されているので、それに従って設定をしましょう。
4.入金
次にやるべきことは口座への入金です。投資のための資金を口座に入れていないと銘柄の購入はできません。ログインしたあとメイン画面にある「入出金」の「クイック入金」をクリックします。
次に入金金額の入力・金融機関の指定をして登録をすれば、指定した金融機関のネットバンク画面へと移行される仕組みです。この画面で振込決済承認の手続きを行ないます。
手続きを終えてネットバンク画面を閉じて、下の画面に戻ったら入金が達成できているか確認しましょう。「入出金照会」で口座の金額を確認できます。
5.売買開始
株を購入する場合の手順は以下の通りです。
- 株式ログイン
- 画面上部のメニューで購入したい銘柄を選んでクリック
- 銘柄コード入力・時価更新クリック・自動更新をON
- 注文株数などを入力
- 注文確認、取引暗証番号を入力して、最後に注文するボタンをクリック
注文内容は注文照会画面で内容確認が可能です。
株を売却する場合の手順は次の通りになります。
- 株式ログイン
- 保有株式一覧をクリック
- 売却したい銘柄の売却ボタンをクリック、自動更新をON
- 売却したい株数などを入力・必要事項を選択→「注文確認へ」をクリック
- 発注内容の確認、取引暗証番号の入力
- 注文状態の確認
- 発注完了
「注文約定紹介/訂正取り消し一覧画面へ」をクリックすれば注文照会画面で確認できます。
SBIネオトレード証券は以上の手順で行ないます。登録のための必要書類は本人確認書類だけなので、簡単に登録が可能で、その後の売買もシンプルな操作方法で売買が可能です。
SBIネオトレード証券で実施中のキャンペーン
現在(2024年11月)、SBIネオトレード証券で開催中のキャンペーンはありません。SBIネオトレード証券のキャンペーンに関する情報を知りたい場合、2つの方法があります。
- 公式サイトのトップにある「新着情報・キャンペーン」を確認
- ログイン後の自分のページの「お客様情報」から確認できます。
この2つの方法で、キャンペーン内容・キャンペーン期間の確認が可能です。SBIネオトレード証券は、会員のためのお得なキャンペーンが多数用意されているため、どんなキャンペーンをやっているのか、チェックしましょう。
過去に開催されていたSBIネオトレード証券のキャンペーンは、以下の通りです。
- CFDデビュー応援キャンペーン
キャッシュバック(最大10万円)、信用買方金利の優遇、抽選で1万円相当のギフトプレゼント - 国内現物株手数料無料キャンペーン
国内現物株(一律プラン)の、約定代金300万円超の取引手数料無料 - CFDスプレッド縮小キャンペーン
銘柄のスプレッド縮小
SBIネオトレード証券に関するFAQ
SBIネオトレード証券の利用に関して、よく挙がる質問をピックアップしてみました。代表的な質問5つとその回答を以下より紹介します。
SBIネオトレード証券がおすすめな人の特徴は?
SBIネオトレードに向いている人は、株好き投資をメインに行ないたい人です。SBIネオトレード証券は、FXなど外国為替を取り扱っておらず、株式・信用取引など一部の金融商品などがメインとなっています。
他の投資方法は他社で行なうという人は、SBIネオトレードがおすすめです。
そして、信用取引のコストを極力抑えたい人にもSBIネオトレード証券が向いています。SBIネオトレード証券は、信用取引の手数料が一切無料なのが売りですが、他の証券会社でも無料を実践しているところも珍しくありません。
ただし、他社の場合は条件付きの無料で、1日の約定代金合計に上限を超えてしまうと手数料が発生する仕組みです。純粋な無料を実践しているのはSBIネオトレード証券のみなので、信用取引に関してはコスト削減が実現します。
IPOに関しては案件数が少ないながらも、事前入金の必要なし・抽選制・選択制といったメリットもあるのが特徴です。少額でIPOに投資したい・自分の資産の都合に合わせて選択したい人は、SBIネオトレード証券が向いています。
SBIネオトレード証券の移管手数料は?
SBIネオトレード証券で取り扱っている株式を、他の証券会社に移管することは可能です。移管をするためには、必要な手続き・手数料の支払いが必要です。
移管は、大きく分けて2種類あります。一つ目は他社からSBIネオトレード証券に移管する「入庫」、もう一つはSBIネオトレード証券から他者へ移管する「出庫」です。
移管のための手数料は以下のようになっています。
移管の種類 | 手数料 |
入庫 | 無料 |
出庫 | 1銘柄あたり1,100円(税込) 1回あたりの上限は11,000円(税込) |
入庫の場合、移管手数料は無料となっていますが、移管元の証券会社によっては所定の手数料が発生する場合もあります。
また出庫の場合、取引口座に現金が不足していると手数料が支払えません。出庫をする場合は移管する銘柄数に合わせて手数料も口座に用意する必要があります。
SBIネオトレード証券の解約方法は?
SBIネオトレード証券の解約は、「総合取引口座解約申込書」という書類の提出が必要です。郵送での提出のみ受け付けているので、ネット上での解約はできません。
総合取引口座解約申込書の入手方法は、公式サイトのリンク先からプリントアウトする方法、またはメールや電話での取り寄せとなります。
申込書に必要事項を記入して郵送し、申込の記入内容に不具合がなければ申し込みから約7ヶ月後に口座は閉鎖となり、解約完了です。閉鎖完了後にSBIネオトレード証券からの完了報告はありません。
まとめ
SBIネオトレード証券は、「信用取引手数料が無料」「IPOの事前入金が不要」「IPOの抽選方法が選択可能」などのメリットがある反面、デメリットがあるという口コミも少なくありません。
デメリットとして挙げられている点は、投資信託・NISAの案件が極端に少ない、IPOの取り扱いが少ないなどです。
この場合、デメリットだけに目を向けるのではなく、メリットに関する情報も確認して、SBIネオトレード証券が本当に自分に適しているか判断することが大切といえます。
SBIネオトレード証券の特徴をしっかりと理解して、円滑な投資を実践しましょう。
この記事を書いた人
ikebukuro