楽天証券はやめたほうがいい?口コミ・評判からわかるメリット・デメリットを解説
- 公開日:2024.11.12
- 更新日:2024.11.12
楽天証券は、楽天グループのネット証券です。NISA口座数・新規口座開設数がNo.1と多くの投資家から支持されています。
楽天証券の主なメリットは、手数料の安さや豊富な投資商品・楽天ポイントとの連携などです。
一方で、取引ツールの使いにくさや、顧客サポートの不十分さで、やめたほうがいいという声も見られます。
この記事では、楽天証券の特徴・メリット・デメリットを詳しく解説します。口コミや評判も交えながら、楽天証券が本当にあなたに適しているのかを判断するための情報をお届けするので、ぜひ参考にしてください。
目次
楽天証券の基本情報・特徴
楽天証券は、1993年に創業した楽天グループのネット証券会社です。
設立以来お客様本位の業務運営をめざし、インターネットで簡単に取引できることや安い手数料などでネット証券業界を牽引してきました。
NISA口座数・新規口座開設数ともにNo1を誇り、さまざまな金融商品を取り扱うネット証券の代表的な証券会社でしょう。
また、楽天グループのサービスと紐づけることで、楽天ポイントが貯まるのも特徴です。楽天ポイントのプレゼントやキャンペーンなど、楽天グループらしさも積極的に展開しています。
楽天証券はやめたほうがいい?悪い口コミ・デメリット
楽天証券には「楽天証券はやめた方がいい」との口コミが聞かれます。投資をする際には、ネガティブな口コミや噂は気になるものでしょう。
その口コミが正しいか判断するために、どのような口コミがあるのか確かめてみましょう。
楽天証券に関する悪い口コミは、主に以下の3つです
取扱い外国株の種類が少ない
日本株よりも外国株に興味があるのですが、楽天証券は米国とアジアだけしか取り扱っていないのが不満です。アジアにしても、韓国やベトナムの株は扱っていないので、使い勝手が悪いと感じます。
40代 男性 |
米国・アジア以外の株にも手を広げたいのだけど、外国株の銘柄数が少ないのが難点。手数料はほかの証券会社とさほど変わらないので、もう少し頑張って欲しい。
30代 男性 |
外国株を幅広く取引したいという方は、楽天証券はやめたほうがいいでしょう。
楽天証券では米国株や中国株、ASEAN株を取り扱っています。しかし、欧州株や韓国株、ベトナム株などは取り扱っていません。
ベトナム株はリスクが大きいですが、これからも成長が見込まれます。そのため、興味がある方も多いでしょう。
また、韓国株に関しても有名なヒュンダイやサムスンだけでなく、人気K-POPグループBTSの所属事務所HYBEの株に投資してみたい方もいます。
しかし楽天ではベトナム株や韓国株を取り扱っていないため、楽天以外の証券会社を利用しなければなりません。
さまざまな国の株を選択肢に入れて投資の幅を広げたい人には、不満のようです。
楽天ポイントの制度が分かりづらい
楽天ポイントが貯まって楽天市場でのポイント付与率も上がると聞いて楽天証券の口座を開設したけど、複雑で訳がわからない。さらに楽天証券ポイントコースだと、楽天市場のスーパーポイントアッププログラムの対象外なことは知らなかった
30代 女性 |
楽天ポイントの魅力の一つに、SPU(スーパーポイントアッププログラム)があります。
SPUは対象のサービスの条件を満たせば、楽手市場での買い物時に付与されるポイントの比率がアップするプログラムです。
楽天証券でも、SPU対象のサービスが用意されています。しかし、楽天証券には楽天ポイントコースと楽天証券ポイントコースを用意しており、楽天証券ポイントコースだとSPUの対象になりません。
楽天ポイントコース | 楽天証券ポイントコース | |
特徴 | 通常の楽天ポイントが貯まる | 楽天証券内で使えるポイントが貯まる (JALマイルに交換可能) |
ポイント投資 | 投資信託 国内現物株 米国株式 バイナリオプション |
投資信託 |
ポイント利用 | 上限あり | 上限なし |
SPU | 対ポイント1倍UP | 対象外 |
IPOには向いていない
IPO銘柄の割り当てが、ほかの証券会社と比べると少ない感じです。申し込んでも当選確率は数百倍、まったく期待できないので虚しくなります。システムによる抽選で、特定顧客に優先してIPO銘柄が回されることはないようなので、その辺は誰にもチャンスがあるのでいいと思います。
40代 女性 |
IPOを狙っている方は、楽天証券はやめたほうがいいという口コミが見られました。
証券会社がIPOを取り扱うには、幹事証券になる必要があります。
楽天証券は2022年65件、2023年44件と幹事証券になった回数はそこそこですが、ライバルのSBI証券が2022年に89社なので、その半分にすぎません。
しかもIPOの割り当てが多くなる主幹事数となると、いずれも0件です。対してSBI証券は、2022年に13社の主幹事となっています。
楽天証券の口座数は、900万を超えトップクラスです。その反面、IPOを狙うライバルも多くなります。
口座数No1を争うSBI証券と比べると、楽天証券はIPO狙いに向いていない証券会社といえます。
対面の相談はできない
楽天証券はネット証券なので、実店舗をかかえていません。そのため、対面でスタッフにアドバイスを受けながら投資先を決めたいという方はやめたほうがいいです。
ネット証券だと、商品の選定や注文・管理などをすべて自分で行う必要があります。投資が初めての人にとって、多数ある金融機関の中から自分に合うものを探すのは難しいでしょう。
質問や相談がしたい場合は、チャット・電話・SNSなどを利用して行う必要があります。
楽天証券の電話受付は、要件ごとに異なる番号が用意されています。ほかにも、取引ルールや取引内容についての問い合わせ先も用意されているのが特徴です。
楽天証券の良い口コミ・メリット
楽天証券の口座数はSBI証券についで2番目に多く、現在でもどんどん口座数を増やしています。
それだけ、楽天証券にメリットを感じる方が多いからでしょう。
楽天証券の良い口コミを5つ紹介します。
100円から投資信託ができる
楽天証券は100円から始められるので、投資初心者の私に丁度良いと感じています。今の世の中「将来に備えて投資は必須」のような空気ですが、投資は怖いイメージがあるので、少ないリスクで始められるのはありがたいです。
20代 男性 |
楽天証券の投資信託では、毎月決まった金額で積み立てられるサービス「投信積立」を提供しています。
投信積立は100円から始められ、1円単位での調整も可能です。さらに楽天ポイントも利用できるので、投資額を抑えられます。
「投資を始めたいけど、ハードルが高くてなかなか踏み出せない」そのような方にちょうどいい商品といえるでしょう。
また、つみたてNISAも100円から始められます。特にこれから投資を始める方には、手数料無料で節税にもなる「つみたてNISA」で少額から始めて経験を積むことをおすすめします。
投資信託の取扱い銘柄が豊富
取り扱う投資信託の数が多いので、使いやすい証券会社です。私が求めていた信託報酬の低いインデックスファンドも取り扱っていたので、ありがたい。
20代 男性 |
取り扱う種類が多いので満足。国内以外にも先進国や米国、全世界も豊富にそろえている。内容も魅力的なものばかり。どれを買おうか選ぶのも楽しいです。
20代 男性 |
楽天証券は業界でも屈指の銘柄ラインアップで、取り扱い本数は2,613本(2023年9月29日時点)にのぼります。
これだけ多いとどの商品がいいのか迷ってしまいそうですが、心配はいりません。
楽天証券の銘柄絞り込み機能は優秀で、投信スーパーサーチでは詳細な条件でファンドを探せます。また人気銘柄ランキングや月間ランキングなど、ランキング機能も充実しています。
そのため豊富な銘柄の中から、あなたにぴったりの証券が見つかるでしょう。
楽天ポイントを獲得できる
毎月定額ポイント投資を利用しています。500ポイント以上の定額投資を行うと、楽天市場での優遇があるので、無駄なくポイントが使えて大変満足しています。
40代 男性 |
楽天証券と楽天銀行、楽天カードを連携すると面白いようにポイントがたまるのでやめられません。正直投資以上に、ポイント活動に熱くなっています。
30代 男性 |
楽天ポイントは、その貯めやすさで人気のポイントです。楽天証券でも同様で、楽天ポイントがどんどんたまります。
たとえば、楽天証券が提供するハッピープログラムに参加すると、取引に応じた楽天ポイントがたまります。さらに、ためたポイントで投資ができるのも魅力の1つでしょう。
ほかの証券会社でもポイントで投資できるところはありますが、選べる商品は1〜2種類と、寂しいものがあります。
その点楽天証券では、楽天ポイントコースを選べば投資信託や日本株、米国株・バイナリーオプションなどの取引が可能になります。
楽天ポイントがたまるキャンペーンも多く、投資しながらポイントをザクザクためられるのは楽天証券最大の特長でしょう。
取引手数料が安い
楽天証券の毎月積み立てで投資信託を購入しているのですが、手数料がかかりません。取り扱い商品も豊富でAIによる購入支援もあるので、初心者の私でも安心して取引できます。
20代 男性 |
私が主に取引している投資信託の手数料は0円。ほかの商品も証券会社の中では最安レベルなので、不満なく取引できています。
20代 女性 |
楽天証券の手数料は、業界最安水準です。「いちにち定額コース」の場合、1日の取引額合計が100万円まで手数料無料です。
取引額が少額なら、手数料は気にしなくてもいいでしょう。
また2023年10月1日より、国内株式取引手数料が約定代金に関わらずだれでも無料の、ゼロコースが始まっています。手数料を少しでも安くしたい方は、しっかりチェックしましょう。
また、かぶミニ(単元未満株取引)の手数料も完全無料になっているので、手数料の面では非常に使いやすい証券会社でしょう。
日経新聞が無料で読める
楽天証券の口座を持っているので、日経の記事が無料で読めます。過去3日分しか読めませんが、読み返すこともほとんどないのでこれで十分です。日経新聞の定期購読を考えていたのですが、今のところ必要なさそうですね。
50代 男性 |
お小遣いの範囲で投資をしている身には、無料で日経新聞から情報が得られるのはありがたい。ポイントで投資もできるし、ほんと助かります。
30代 男性 |
楽天証券では、日本経済新聞社のビジネスデータベースサービス「日経テレコン(楽天証券版)」が無料で閲覧できます。
無料で提供しているのは、主に以下のサービスです。
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)
- 日経産業新聞
- 日経MJの閲覧
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュースの閲覧
無料で閲覧できる記事は過去3日分です。日経新聞発行のすべての専門誌を読めるわけではないので、注意してください。
日経テレコンは、以下のサービスにログイン後に閲覧可能です。
- iSPEED for iPhone/Andoid
- マーケットスピードⅡ
- マーケットスピード
- マーケットスピードMac版
楽天証券の利用が向いているのはどんな人?
人気のネット証券である楽天証券ですが、誰もが楽天証券の利用が向いているとも限りません。では、どんな人が向いているのか見ていきましょう。
楽天証券がおすすめな人の特徴
楽天証券には、デメリットを上回るさまざまなメリットがあります。
そのメリットを最大限活かせる人には、以下の3つの特徴があります。
- 楽天銀行など楽天のサービスを利用している人
- 楽天ポイントを熱心に貯めている人
- 投資信託中心に投資したい人
楽天銀行と楽天証券を連携させると、楽天銀行の金利がアップ(300万まで年利0.1%)します。大手銀行が0.002%なので、破格の金利と言えるでしょう。
さらに、取引件数に応じて楽天ポイントがたまる、ハッピープログラムにもエントリー可能になります。また、楽天市場でのポイントが1倍アップなど、楽天ポイントをためている方には相当なメリットでしょう。
投資信託中心の投資を考えている方にも、楽天証券はおすすめです。楽天証券では2,600以上の投資信託の銘柄を用意しているので、自分に合った銘柄が見つかります。100円から始められて楽天ポイントで投資ができるのも、始めやすいといえるでしょう。
楽天証券が向いていない人の特徴
楽天証券では、さまざまなメリットがあります。しかしメリットを活かせない方には、楽天証券は向いていません。
楽天証券に向いていない人には、以下の特徴があります。
- IPO狙いの人
- 楽天のサービスや楽天ポイントに興味がない人
- 窓口でサポートを受けたい人
楽天証券はIPOに関して強くはありません。取り扱い銘柄もSBI証券に比べると、見劣りします。主幹事数も0なので、当然当選確率は低くなります。IPOを狙っている人には物足りないと感じるでしょう。
楽天証券の最大の特徴は、楽天サービスとの併用でメリットを最大化できることでしょう。特に楽天銀行との連携は強力です。
そのため、他行を使って楽天銀行を使うつもりがないのなら、メリットが減ってしまいます。楽天ポイントに関心がない方も、同様にメリットは少なくなります。
また、ネット証券全体に言えますが、窓口でのサポートは行っていません。専門家と話しながら投資を進めたい方には、楽天証券は向いていないでしょう。
楽天証券の手数料
楽天証券での取引では、手数料がかかるものもあります。
「手数料が無料と聞いて楽天証券の口座を開設したのに、手数料を取られた」と、ならないように取引ごとの手数料を把握しておきましょう。
ここでは、次の5つの手数料を確認します。
- 国内株取引手数料
- 投資信託(外貨建てMMF)
- 楽天証券ラップサービス
- 債券(国内債券、外国債券)
- その他手数料(口座管理料、入出金など)
国内株取引手数料
国内株取引は、取引スタイルに合わせて4つのコースが選べます。それぞれの手数料は以下の表を参考にしてください。
- ゼロコース
- 超割コース
- 超割コース大口優遇
- 一日定額コース
ゼロコースの手数料
現物取引 | 約定代金にかかわらず0円 |
信用取引 |
超割コースの手数料
現物取引手数料 | |
約定代金 | 取引手数料(税込) |
5万円まで | 55円(税込) |
10万円まで | 99円(税込) |
20万円まで | 115円(税込) |
50万円まで | 275円(税込) |
100万円まで | 535円(税込) |
150万円まで | 640円(税込) |
3,000万円まで | 1,013円(税込) |
3,000万円超 | 1,070円(税込) |
信用取引手数料 | |
約定代金 | 取引手数料(税込) |
10万円まで | 99円(税込) |
20万円まで | 148円(税込) |
50万円まで | 198円(税込) |
50万円超 | 385円(税込) |
超割コース大口優遇の国内株式取引手数料
現物取引 | 約定代金にかかわらず0円 |
信用取引 |
いちにち定額コースの手数料
1日の約定代金合計 | 取引手数料(税込) |
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 2,200円(税込) |
300万円まで | 3,300円(税込) |
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)が追加される |
投資信託(外貨建てMMF)
投資信託 | 外貨建てMMF | |
買付手数料0円 | 手数料0円 | |
通貨 | 為替スプレッド | |
米ドル建てMMF | ±25銭 | |
南アフリカランド建てMMF | ±30銭 | |
トルコリラ建てMMF | ±25銭 |
楽天証券ラップサービス
固定報酬型にかかる料率(税込・年率) | |||
運用資産の時価評価額(2019年10月1日から) | 固定報酬率(税込・年率) | ||
投資顧問料 | 運用管理手数料 | 合計 | |
1,000万円以下の部分 | 0.165% | 0.550% | 0.715% |
1,000万円超5,000万円以下の部分 | 0.495% | 0.660% | |
5,000万円超1億円以下の部分 | 0.440% | 0.605% | |
1億円超の部分 | 0.385% | 0.550% | |
成功報酬併用型にかかる固定報酬料率(税込・年率) | |||
運用資産の時価評価額(2019年10月1日から) | 固定報酬率 | ||
投資顧問料 | 運用管理手数料 | 合計 | |
1,000万円以下の部分 | 0.055% | 0.550% | 0.605% |
1,000万円超5,000万円以下の部分 | 0.495% | 0・550% | |
5,000万円超1億円以下の部分 | 0・440% | 0.495% | |
1億円超の部分 | 0.385% | 0.440% |
債券(国内債券、外国債券)
国内債券 | 手数料0円 |
外国債券 |
その他手数料(口座管理料、入出金など)
サービス | 手数料 | |
口座管理料 | 0円 | |
情報利用料 | マーケットスピードⅡ/マーケットスピード | 無料 |
マーケットスピード(フル版) | 無料 | |
Quickリサーチネット | 1か月330円(税込) | |
米国株リアルタイム株価 | 無料 | |
米国株オーダーブック(板情報) | 一般:1か月2,200円(税込)
プロ:1か月11,000円(税込) |
|
中国(香港)株リアルタイム株価 | 当面の間0円 | |
株式保管 | 0円 | |
外国債券保管 | 0円 | |
国内株式、外国株式、
投資信託の振り替え(移管) |
国内株式 | 0円 |
外国株式(米国株式、中国株式) | 0円 | |
投資信託 | 入庫時は0円、出庫時は 1銘柄につき3,300円(税込) |
|
入出金 | 入金 | リアルタイム入金サービス:無料 それ以外の入金にかかる 振込手数料は本人負担 |
出金 | 0円 | |
外貨入出金 | 入金 | 楽天証券への手数料は無料 (銀行送金手数料は本人負担) |
出金 | 外貨出金する通貨によって異なる | |
買取請求手数料 | 330円(税込) | |
日本型預託証券(JDR)転換手数料 | 1銘柄当たり7,700円(税込) | |
個別株主通知 | 1銘柄あたり3,300円(税込) | |
「取引・残高情報」開示手数料 | 顧客勘定元帳 | 最初の半年分、1,100円(税込) 以降半年ごとに550円(税込)を追加 |
有価証券明細簿 | ||
特定口座年間取引報告書 | 1年につき1,100円(税込) | |
支払通知書 | 1年につき1,100円(税込) | |
投資信託トータルリターン通知書 | 1年につき1,100円(税込) | |
振替口座(情報提供請求) | 1件に月550円(税込) 請求対象期間を1日超えるごとに 11円/1日(税込)を追加 |
|
残高証明書(日本語版) | 1,100円(税込) | |
残高証明書(英語版) | 3,300円(税込) |
楽天証券で投資を始める流れ
楽天証券で投資を始めるためには、証券口座を開設しなければなりません。口座開設といっても、自宅で簡単にできるので心配は無用です。
パソコンかスマートフォン、必要書類を用意すれば、以下の4つのステップで簡単に口座を開設できます。
- 口座開設の申し込み
- 本人確認書類の提出
- 基本情報の入力
- ログインIDの受け取り・初期設定
1、口座開設の申し込み
楽天証券はネット証券です。窓口での口座申し込みはできないので、注意してください。
口座開設の申し込みは、以下の手順で行います。
- インターネットで楽天証券のホームページにアクセス
- 口座開設は楽天証券ホームページ内の「口座開設」ボタンよりお申込み
- 「楽天会員の方」と「楽天会員ではない方」のボタンが出るので、あてはまる方を選ぶ
- メールアドレス入力画面になるので、メールアドレスを入力し送信
- 楽天証券からメールが届く。メール内のURLから、手続きを続ける
次に本人確認書類の提出です。
2、本人確認書類の提出
メールアドレスを登録したら、以下の手順で本人確認書類を提出します。
- 本人確認書類の撮影
- 顔写真の撮影
本人確認書類は、運転免許証かマイナンバーカードを使用します。
運転免許証・個人番号カード番号以外で本人確認書類を提出する場合。または、パソコンから本人確認書類を提出する場合は、以下の手順で提出してください。
- 本人確認書類のアップロード
- 個人情報入力
本人確認書類には、以下のものがあります。
- 健康保険証
- パスポート
- 住民票の写し・印鑑登録証明書
- 住民基本台帳カード
- 在留カード・特別永住者証明書
3、基本情報の入力
本人確認書類を提出したら、口座開設する方の基本情報を入力しましょう
入力する情報は、以下の内容です
- 口座開設する方の情報(氏名・生年月日・性別・住所・電話番号)
- 希望する口座(納税方法・つみたてNISAかNISAの選択)
- 追加サービスを選択(iDeCo、FX、信用取引口座)
入力を終え、登録内容・重要書類を確認したうえで同意を行えば完了です。
4、ログインIDの受け取りと初期設定
本人確認をスマートフォンを使って運転免許証または個人番号カードで行った方は、基本情報の入力を終えれば翌営業日以降にログインIDがメールで届きます。
運転免許証または個人番号以外で本人確認を行った方、またはパソコンから本人確認書類をアップロードした方は、約5営業日ほどでログインIDとパスワードがお住いのところに郵送で届きます。
ログインID・パスワードが届いたら、楽天証券ホームページ内の「ログイン」ボタンよりID/パスワードを入力してログインしてください。
ログインした後に、暗証番号や勤務先情報などの初期設定を行えば口座開設は完了です。
楽天証券以外におすすめできる証券会社3選
ここでは楽天証券以外のおすすめできる証券会社を、3社紹介します。
楽天証券は楽天ポイントがたまり手数料が安く一部は無料など、魅力的な証券会社です。
しかし、IPO狙いの方には向いていませんし、楽天ポイントを集めていない方はやめたほうがいいかもしれません。
以下で紹介する3社を見比べて、自分にあった証券会社を見つけてください。
SBI証券
株式売買手数料 | すべて0円 |
投資信託数 | 2,643件 |
米国株 | 5,600銘柄以上 |
IPO実績 | 89社(2022年) |
SBI証券は、証券総合口座数国内No1を誇る証券会社です。2023年9月30日には、国内株式の売買手数料の完全無料化を実施しています。
IPOに関しては文句なしの実績で、2022年には91社のIPO株のうち89社を取り扱っており、ほかの追随を許しません。
またIPOに外れたら、当選確率がアップするIPOチャレンジポイントをもらえるなど、サービスの面でも光るものがあります。
さらにSBI証券の口座と住信SBIネット銀行口座を連携すると、銀行預金の利息0.001%が0.01%になるのも嬉しいサービスでしょう(100万円未満)
ヘルプデスク協会の「問い合わせ窓口格付け」「Webサポート格付け」で、最高評価の三つ星を獲得しており、初心者にも親切な証券会社との評判です。
松井証券
株式売買手数料 | 25歳以下は無料 1日50万円以下なら無料 |
投資信託数 | 1,600件以上 |
米国株 | 2,700銘柄以上 |
IPO実績 | 54社(2022年) |
松井証券は、ネット証券の老舗証券会社です。今では当たり前になった「50万円以下なら無料」や「投資信託の手数料無料」などのサービスを、いち早く導入しました。
2023年オリコン顧客満足度調査では「ネット証券・初心者」部門で1位を獲得しています。投資初級者のために本格派ロボアドバイザー「投信工房」を用意するなど、投資で悩んでいる方への手厚いサポートが評判です。
また、1日信用取引は日計りでの信用取引時に、売買手数料・金利・貸株料を無料としています。そのため、一日に何度も売買するデイトレーダーにも人気のある証券です。
マネックス証券
株式売買手数料 | 【取引毎手数料コース(1約定制)】 ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円【1日定額手数料コース】 ~100万円:550円 100万円~:300万円ごとに2,750円 月間利用ボックス(約定金額300万ごとの売買)数: 21回目からは2,475円・121回目からは1,815円 |
投資信託数 | 1,300件以上 |
米国株 | 4,900銘柄以上 |
IPO実績 | 61社(2022年) |
マネックス証券は、5大ネット証券に数えられる人気の証券会社です。
IPOの実績は61社で、トップのSBI証券にはおよびませんがなかなかの実績といえるでしょう。
IPOの抽選方法はコンピューターによる無作為なので、初心者も上級者も平等なシステムです。また新規公開・公募株アラートで新規株を教えてくれるので、申し込み忘れを防げます。
マネックス証券での投資信託は、クレカ積立がおすすめです。クレカ積み立てだと、ポイント還元率が1.1%と業界でも最高水準になっています。
マネックス証券では、ネット証券では珍しく暗号資産(仮想通貨)のビットコインやリップルなども扱っています。投資に幅を持たせたい方にも、おすすめできる証券会社でしょう。
楽天証券に関するFAQ
ここまで、楽天証券のメリット・デメリットなどを詳しく見てきました。
ここからは解説できなかった楽天証券への疑問などを、質問形式で説明します。
楽天証券は赤字でやばいって本当?
楽天グループの1つ、楽天モバイルの赤字経営が話題です。その影響で「ほかの楽天サービスも危ないのでは」と、心配されている方も多いでしょう。
しかし、楽天証券は順調に口座数を増やしており、預かり資産残高もSBI証券に次ぐ2番目です。楽天証券自体は、健全経営ですので「やばい」は言い過ぎでしょう。
ただし、楽天モバイルが楽天グループの足を引っ張っているのは事実です。楽天モバイルの黒字化の目処が今後もたたない状況なら、楽天証券の事業が伸び悩む可能性もでてきます。
今すぐ楽天証券の経営が危うくなる事態は、考えにくいでしょう。しかし今後20〜30年を見据えて、リスク分散をしておくのは投資を続けるうえで必要な姿勢です。万が一の事態にも備えておいた方が無難です。
楽天証券の利用には楽天銀行の口座開設が必要?
楽天証券の利用は、楽天銀行以外の口座でも可能です。
楽天証券と提携している金融機関なら、ネットでの入金も可能です。そのほかの金融機関でも、ATMや店頭の窓口などから振込入金ができます
楽天証券のつみたてNISAに手数料はかかる?
つみたてNISAの手数料は無料と、政令で定められています。
そのため、楽天証券だけでなくほかの証券会社でもNISAの購入に手数料はかかりません。
楽天証券で投資に使えるツール・アプリはある?
楽天証券の取引アプリとしてはパソコン用の「マーケットスピード」とスマホアプリの「iSpeed」が定番です。
「iSpeed」はiPhoneやアンドロイド、iPadに対応しているアプリで、証券の注文からレートやチャートの確認、個別銘柄向けのニュース(四季報や株主優待情報など)の確認もできる便利なアプリです。
楽天証券では、そのほかにも取引ごとに最適なツール・アプリを多数用意しています。
楽天証券で実施中のキャンペーンはある?
楽天証券は、多彩なキャンペーンを実施しています。現在実施中のものをすべてあげるのは難しいため、その中の1部を紹介します。
- 【大和アセットマネジメント主催】新NISAフェスティバル開催記念キャンペーン
- 【日興アセットマネジメント主催】新NISAフェスティバル開催記念キャンペーン
- LINEでつながるお友達紹介キャンペーン
- NISA継続と条件達成で【ポイント2倍!】資産づくりボーナスポイント
- 信用取引口座の開設でもれなく200ポイントプレゼント!信用取引デビュープログラム
以上のキャンペーンはほんの1部です。詳しく知りたい方は、楽天証券のサイトで確認してください。
まとめ
楽天証券は取引手数料の安さや投資信託銘柄の多さ、楽天ポイントの安さなどで非常に使い勝手のいい証券会社です。
IPOが弱かったり、取り扱う外国株が少なかったりと弱点もあり、やめたほうがいい方がいるのは事実でしょう。
しかし、ほかの楽天グループのサービスを利用している、楽天ポイントを貯めている方などには、デメリットを上回るメリットがあります。また投資信託を幅広く選びたい方にも、魅力でしょう。
ぜひ楽天ポイントがザクザク貯まる、楽天証券のサイトを覗いてください。
この記事を書いた人
ikebukuro