不動産投資サイト「楽待」の評判はひどい?メリット・デメリットと口コミを解説
- 公開日:2024.12.27
- 更新日:2024.12.27
楽待は、東証グロース市場上場の株式会社ファーストロジックが運営する不動産投資情報サイトです。
不動産投資向けの収益物件を探すだけでなく、管理会社や内装業者まで見つけられます。
しかし、「国内最大の不動産投資情報サイト」と利用者の好評を得ている一方で「登録業者が少ない」といった口コミが寄せられることも。
楽待の評判は本当にひどいのでしょうか?利用した人から寄せられている数多くの口コミを見てみましょう。
良い口コミと悪い口コミなど両面から楽待の評判をチェックして楽待の実態に迫ることで、楽待のメリットやデメリットをご確認ください。
楽待を適切に利用する方法や楽待関連のFAQも紹介します。
不動産投資サイト「楽待」の特徴
種類 | 不動産投資情報サイト |
経営母体 | 株式会社ファーストロジック |
会員登録数 | 32.3万人 |
収益物件数 | 89,077件(2024年5月末現在) |
月額 | 一般会員:無料 プレミアム会員: 月額プラン3,300円 年額プラン29,800円 |
楽待とは、東証グローバル上場の株式会社ファーストロジックが運営する、国内最大の不動産投資情報サイトです。
会員登録をすれば無料で利用でき、メインメニューは下記のようになっています。
メニュー | 内 容 |
収益物件を探す | 常時50,000件を超える物件の閲覧が可能 |
提案を受ける | 希望条件に沿った物件の提案を受けられる |
楽待新聞 | 不動産投資の基礎知識の学習動画や記事の閲覧 |
楽待相談室 | 不動産についての相談ができる |
セミナー | 不動産セミナーの検索ができる |
物件査定 | 物件の一括査定を申し込める |
大家さんの味方 | 外壁塗装などの業者を探せる |
もともと楽待は、投資家と不動産会社のマッチングをメインとしたサイトでした。
2012年に大幅なリニューアルを行って掲載物件を大幅に増やし、不動産投資の基礎を学べるコンテンツを拡充しました。
その結果、会員数30万人を超える大型サイトに急成長したという経緯があります。
国内最大級の不動産投資情報サイトとして人気を獲得した楽待の特徴を紹介します。
①不動産投資の勉強ができる
一番の特徴は、不動産投資について1から学べるということでしょう。
楽待では、不動産について1年以上学んでからの実践を推奨しています。
不動産投資を、学習→購入→運用→売却という4つのステップでとらえ、初心者向けから上級者までをターゲットにした情報をさまざまな形で提供しています。
- 不動産投資専門のメディア「楽待新聞」
- YouTubeチャンネル「不動産投資の楽待」
- 不動産セミナー
特に「楽待新聞」での不動産コラムの内容は具体的で、
「『買っていたらヤバかった』…利回り15%の満室物件、数年後にどう変貌していた?」
「【注目記事】「CF月100万円」までの道のりは? 先輩投資家に学ぶ規模拡大の戦略」
など、投資家の立場からの具体的な体験に基づく情報ばかり。
1年以上学習をしてからの不動産投資を推奨しているだけあって、充実した内容となっています。
②希望にあった収益物件を購入できる
楽待の特徴の2つめは、不動産会社からの物件の提案を受けられること。
メインメニューの「提案をうける」で物件の条件を登録しておくと、不動産会社から物件の情報が送られてきます。
まず、希望条件を登録します。
- 物件の種別
- 所在地
- 価格
- 表面利回り
- 構造
- 築年数
- 部屋タイプ
- 面積
- 最寄り駅までの時間
- 主な購入目的
- 提案拒否条件
すると、条件に合う物件の情報が、不動産会社から送られてきます。
その中には非公開の物件もあり、自分だけで捜すのが難しい物件を掘り出すことも可能。
自分の足でたくさんの不動産会社を回らなくても、収益物件を探すことができます。
③不動産を購入後もサポートが受けられる
楽待では、不動産を購入した後もサポートが受けられます。
- 「楽待相談室」で運用についての相談ができる
- 「大家さんの味方」で管理会社や外壁塗装業者、内装業者を探せる
不動産投資では、他の投資商品と異なり、物理面での維持管理が必要になります。
固定資産税の他にも、内装費、外装費、クリーニングなど維持費がかかり、税金対策や空室対策なども必要です。
売買して終了ではなく、運用中にもサポートが受けられるのは、投資家にとっても大きなメリットといえるでしょう。
④売却査定サービスで物件が高く売れやすい
楽待では、物件の査定を一括で行えます。
最大5社まで無料で査定を申し込むことができるため、多くの不動産会社と自分でやりとりしなくても、高く買ってくれるところを探すことができるのです。
物件の売却は、不動産投資でも一番重要な部分となるため、より多くの不動産会社に査定してもらう方が有利となります。
1社ずつ自分で不動産会社とやりとりするのは大変ですが、サイトからの一括申し込みなら簡単に行えます。
楽待の評判とメリット・デメリット
楽待の評判はひどいという噂がありますが、不動産投資を考えている人に情報の提供から不動産の仲介まで行っている楽待の評判は本当に悪いのでしょうか?
利用した人からの評判をチェックしながら、楽待のメリットとデメリットを解説します。
楽待の良い評判・メリット
投資家目線の実践的な情報が得られた
楽待新聞内の「実践大家コラム」では、不動産投資における物件探しでの落とし穴など、投資家目線でのリアルな記事を載せています。
さらに、不動産セミナーでは、不動産会社の担当者とのつながりを得ることもでき、収益物件の購入に繋がったという意見もみられます。
これもまた、個人での活動ではなかなか得られないメリットといえるでしょう。
希望条件を細かく設定して物件を探せた
「提案を受ける」という機能で希望条件を細かく設定することにより、より希望に沿った物件を探すことができます。
たとえば、学生向けの駅近物件を探したい時には、
- 部屋タイプ:ワンルーム
- 構造:RC造
- 築年数:3年以内
- 主な購入目的:学生向け
などと設定すれば、提携している不動産会社から条件にあてはまる物件の情報が届くのです。
普段の生活で、投資物件を探す時間をつくり出すのは大変な労力になりますが、この機能を使いこなすことで、効率を高めることができます。
他のサイトより高く査定してもらえた
楽待の5社一括査定は、を申し込むことができます。
それによって自分で何社に査定の申し込みをする手間を省くことができると同時に、一番高く査定してもらった不動産業者と商談をスムーズに進めることができます。
実際にお客様の声として、
「5社一括査定で、なじみの業者よりも700万円も高く売れた」
「他社で売却できなかった物件が、楽待で2週間で売却できた」
などの声が紹介されています。
楽待のイマイチな評判・デメリット
登録している業者が少ないと感じた
楽待のマイナス評価点として、「登録している業者が少ないと感じた」という声も見られます。しかし、楽待の登録業者はむしろ多いのが特徴です。
楽待と同業他社との登録業者崇を比較してみましょう。(2024年1月現在)
サイト名 | 登録業者数 |
楽待 | 約5000社(管理会社等含む) |
home4u | 約2,300社 |
不動産連合隊 | 約950社 |
健美家 | 87社 |
楽待の公式HPによれば、登録業者数は約5,000社となっています。
ただ、これは管理会社を含む数字となっているため、純粋な不動産会社の数は不明です。
しかし、表をみてみると、楽待の提携会社は、不動産投資サイトの中では、けして少ない方ではないことがわかります。
実際に自分の要望に合う業者が見つかったかどうかということが、「登録業者が少ない」という評価につながったのかもしれません。
一部機能が月額制になっている
楽待では、プレミアム会員という有料会員の設定があり、それぞれ使える機能はこのようになっています。
内容 | 無料会員 | 有料会員 |
プレミアム会員限定 記事と動画 |
3回/月 | 制限なし |
賃貸経営マップ 路線価マップ 積算価格シミュレーション |
3回/月 | 制限なし |
キャッシュフロー シミュレーション |
3回/月 | 制限なし |
ブロック機能 | × | ○ |
プレミアム会員限定 セミナー |
× | ○ |
無料会員でも部分的にプレミアム会員のメニューが使えるものの、プレミアム会員になることでより便利に使いこなせるようになっています。
ただし、月額プランで月3,300円、年額プランで29,800円と高額です。
楽待の利用方法・使い方
楽待は物件探しだけでなく、不動産投資を行う方に役立つ機能が満載です。楽待の使い方を紹介していきます。
投資用物件を探す
トップページの始めにある「収益物件を検索」という項目で、希望の都道府県・物件種別・価格・利回りを選択すれば、条件にある物件を一覧で見ることができます。
もっと物件を絞りたい場合は、トップページ上部の「収益物件を探す」のタブをクリックしてください。フリーワード・エリア・最寄り駅・築年数・間取りなど、細かい条件を設定して検索可能です。
一覧で出てきた物件は、新着順・価格順・利回り順などに並び替えることもできます。
また、会員登録をして希望の物件条件を登録しておくと、不動産会社から物件の提案が届きます。非公開物件を紹介してくれることもあるので、ぜひ活用してみてください。
ちなみに、物件検索のみであれば、会員登録しなくてもできますよ!
投資用物件を運営する
トップページ上部のタブ「大家さんの味方」をクリックすると、不動産をすでに購入し、運営している方向けのサービスが見られます。管理会社・内装業者・外壁塗装業者など工事会社に一括見積を依頼することが可能です。
一括見積は無料です。最大5社までまとめて見積もり依頼でき、業者の評判や口コミのチェックもできます。
投資用物件を売却する
物件を売却する際にも楽待が使えます。全国の投資用不動産を専門に扱う業者から最大5社に、一括査定の依頼が可能です。
無料で査定依頼できるだけでなく、それぞれの不動産業者に依頼する手間を省けるのは嬉しいですね。
一括査定して結果を比較することで物件の相場を知れるので、「安く売りすぎた…」という失敗を防ぐことができます。
不動産投資の情報収集
楽待は、不動産投資の学習ツールとしても優秀です。不動産投資に関するオリジナル記事や、全国の不動産投資家の経験談が読めるコラム、セミナー動画などを、無料で読んだり見たりできます。
初めて不動産投資を始める初心者から、最新情報を集めたい不動産投資上級者まで、さまざまな方にに役立つでしょう。
不動産投資に関するセミナーを検索することもできます。物件購入・融資・管理・運営など、さまざまなセミナーが全国で行われています。
近年では自宅で受けられるオンラインセミナーも多いので、気軽に参加してみてください!
楽待のキャンペーン情報
2024年12月27日現在、楽待でキャンペーンは実施されていません。
楽待に関するFAQ
32万人の登録数を誇る不動産情報サイト、楽待。
メリットもデメリットも紹介してきましたが、ここでは、楽待に関するよくある質問についてとりあげます。
楽待の評判はやばいって本当?
楽待はやばい?という評判について解説しましょう。
まず、楽待自体は、不動産業者ではありません。
不動産投資についての知識を提供し、不動産会社や管理会社、あるいは内装業者などと顧客をマッチングする、いわゆるプラットフォーム事業です。
物件の広告料はかかりますが、仲介料については、物件の購入する際の不動産会社へ払うだけで、楽待への仲介手数料はありません。
そのため、やばいというのは、楽待を利用すること自体にはあてはまらないといえます。
ただ、不動産投資には幅広い知識が必要です。
自分がやりとりをしている不動産会社が、本当に良心的なところなのか。
また、自分が購入しようとしている物件に、隠れた瑕疵がないかどうか。
それらは、自分で見極めるしかないのです。
不動産は維持するだけで税金以外にも費用がかかることに加え、リスクの種類が多様。
賃貸物件なら、
- 借り手が見つからない
- 家賃の滞納がある
- 経年による劣化がある
- 災害での被害がある
などのリスクがありますが、その全てに自分で対応しなくてはなりません。
不動産投資をするなら、確かな知識を身につけ、経験を積んでいく必要があるでしょう。
楽待にスマホの専用アプリはある?
楽待には、「不動産投資アプリ‐楽待」というスマートフォン専用アプリがあります。
App StoreもしくはGoogle Playで入手でき、DL数は40万を突破。
サイトと同じようにプレミアム会員向けのサービスを利用するには、月額プランか年額プラン加入が必要です。
アプリ限定の機能として、
- 不動産会社とアプリ内でやりとりできるメッセージ機能
- 新着物件が出るとリアルタイムで通知されるプッシュ機能
があります。
収益物件の情報は、いいものであるほどスピード勝負になります。
アプリであれば、通勤などの移動中や、どこでも情報を入手できるので便利です。
楽待の月額料金は?
楽待は無料でも利用できますが、有料会員サービス「楽待プレミアム」もあります。
月額料金は3,300円ですが、年額プランなら一括29,800円です。
プレミアム会員になると、ブロック機能が利用できたり、プレミアム会員限定のセミナーに参加できたりと、メリットが大きくなります。
楽待は上場していますか?
楽待を運営する「株式会社ファーストロジック」は、東証市場のスタンダード市場に上場している企業です。
楽待のサービスを2006年に開始して登録会員数は32万人を突破しており、実績あるサイトと言えます。
まとめ
楽待は、不動産投資を始めたい人に対して情報を提供し、初心者への門戸を広げつつ、収益物件の購入から運用、売却までのすべてのステップでのサポートを行っているのが特徴です。
不動産投資に興味があるという人は、無料会員で情報を少しずつ吸収していくことができます。
また、不動産投資をしたいけれど不動産会社にツテがないという人、すでに物件を所有していて売却したい、という人には、プレミアム会員がおすすめ。
楽待は、自分のステージによって使い分けができる、便利な不動産投資情報サイトといえるでしょう。
この記事を書いた人
ikebukuro