ネクストエナジーの太陽光の評判を調査!メリット・デメリットや特徴を解説

  • 太陽光発電投資
  • 公開日:2024.12.06
  • 更新日:2024.12.06
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『ネクストエナジー』は太陽光発電システムを販売している企業です。

国内メーカーでありながら、海外メーカーとの価格競争に対抗できるメーカーとして人気を集めています。

エネルギー変換効率の高い太陽光パネルや、自家消費に向いたパワコン、充実した保証制度など、大手国内メーカーに劣らないパフォーマンスも魅力の1つです。

ただし、取扱販売店が少なく、選びにくいといったデメリットもあります。

ここでは、ネクストエナジーのメリット・デメリットと、実際に使った方の口コミについて解説していきます。

ネクストエナジーの太陽光について

ネクストエナジー

社名 ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
創業 2003年
所在地 長野県駒ケ根市
事業 太陽光発電システムの開発・販売
太陽光リサイクルセンターの運営
O&Sサービス事業
電力サービスブランド「GREENa」

ネクストエナジーは2010年代の前半から家庭用太陽光発電システムの販売を開始。2019年ごろから徐々にシェアを拡大し始め、2%程度だったシェアが2020年の下期には4%弱、2021年上期には6%となってきており、その人気は急激に上がってきています。

近年では自家消費型太陽光発電システムにも力を入れており、蓄電池・HEMS・EV充電器などをまとめて導入することも可能です。

現在ネクストエナジーは、低価格で勝負する海外メーカーに対抗できる数少ない国内メーカーとなっていることから、今後ますます人気が高まることが予想されます。

ネクストエナジーの2種類の太陽光モジュールの特徴

ネクストエナジー

ネクストエナジーでは、17種類の太陽光モジュールを販売しています。

ここでは、この中から特徴的な2種類の太陽光モジュールの特徴について解説していきます!

両面発電太陽電池モジュールNER156M590B-MDD

ネクストエナジー

両面発電太陽電池モジュールNER156M590B-MDDは、変換効率が21.1%と高い変換効率をほこっています。パネルの両面で発電することができるため、カーポートなどに設置する際に、反射光まで使って効率よく発電可能です。

また、従来のセルを二分割した「ハーフカットセル」を使用することで、発電時の温度上昇を抑制。暑さにも強く、真夏の高温時にもしっかり発電します。

N型太陽電池モジュールNER108M435E-ND(D)

ネクストエナジー

最新のN型モジュールは、変換効率は22.2%と業界最高クラスを誇っている太陽光パネルです。

セルで発電した電気を運ぶラインの役割をするバスパーの設計を従来より本数を増やして、抵抗による損失を軽減させています。

また従来のバスパーの場合、バスパーに当たった光は反射してしまっていましたが、バスパーを丸い形にすることによって光を乱反射させ、さらに多くの光を取り込むことができるようにしました。

それに加えて、ハーフカットセルという従来のセルを2つに分割して1つのセルに流れる電流量を抑える作りになっています。

この構造により配線が発熱しにくくなり、発熱によるエネルギーのロスも減少すると同時に高温にも強いという特徴を兼ね備えることができています。

ネクストエナジー

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ネクストエナジーの太陽光を選ぶメリット

ネクストエナジー

ここでは、ネクストエナジーの太陽光発電システムを選ぶメリットについて解説していきます。

①国内メーカーの中でも他社製品に比べて高性能

ネクストエナジーの太陽光パネルはエネルギー変換効率を高めるための技術として、ハーフカットセルとPECR技術を採用しています。

現在、市場で流通している太陽光パネルのエネルギー変換効率を高めるための技術には、東芝が採用していたバックコンタクトとPanasonicが採用しているHITがありますが、これらの技術とネクストエナジーが採用している技術を比較した場合に、ネクストエナジーの技術のほうが費用対効果が高いと言えます。

そのため、世界的に見てもネクストエナジーと同じ技術を採用しているメーカーが多く存在します。

②国内メーカーにしては低価格

ネクストエナジーの太陽光発電システムの一番の魅力として、「国内のメーカーであるのに価格が海外のメーカーと同じぐらい安価である」という点が挙げられます。

下記は国内メーカーの1kWあたりの価格相場です。

メーカー 価格相場(1kWあたり)
ネクストエナジー 約21万円~25万円
長州産業 約21万円~30万円
パナソニック 約25万円~35万円
京セラ 約30万円~37万円
シャープ 約23万円~36万円

このようなメリットがあるため、導入のための初期費用は抑えたいが海外メーカーは品質的に不安であるという考えをお持ちの方に人気のメーカーです。

Panasonicなどの国内メーカーが海外メーカーとの価格競争によりシェアを落としていく中で、この太陽光発電システムの導入価格を低く抑えることができるという点が、ネクストエナジーの人気が高まっている理由でしょう。

③保証体制が充実している

ネクストエナジーの太陽光発電システムには、手厚い保証がついています。

この保証の内容を以下に解説していきます。

経済的損失に対する保証

ネクストエナジーの太陽光発電システムの不具合によりモジュールの出力が低下したなどの理由で売電収入が損なわれた場合には、その経済的損失を最大で半年間保証してくれます。

このような経済的損失に関する保証を行っているメーカーは、現在のところネクストエナジー以外には存在しません。

自然災害により被害を受けた場合の保証

落雷や台風などの自然災害や、火災などで太陽光発電システムが破損してしまった場合には、「自然災害補償」提供されます。

他のメーカーの太陽光発電システムの場合には、メーカー側と販売店側の契約状況によっては自然災害補償を受けることができないケースもありますが、ネクストエナジーはメーカーと販売店の契約とは関係なく、販売した全ての太陽光発電システムが自然災害補償の対象となります。

このような自然災害補償の付け方をしているのは、ネクストエナジー以外のメーカでは京セラしかありません。

出力保証値下回った場合の保証

出力が保証値を下回った場合の保証は、一般的なメーカーでは出力量は年々低下していくものと考えて決められているため、10年目の時点で出力保証値の90%、25年目の時点で80%というように保証条件が段階的に設定されています。

しかし、ネクストエナジーの出力保証に関する条件は、「納入後1 年以内に本製品の最大出力が出力保証値の97.5%(多結晶)もしくは96.8%(単結晶)を下回った場合、かつ2年目以降はその出力保証値を毎年0.7%下げ、最大25年目までその出力保証値を下回った場合に、当該製品を無償で修理または同等製品と交換いたします」と記載されています。

例を挙げて説明すると、太陽光発電システムを設置してから1年目に発電量が9%落ちてしまった場合には、一般的なメーカーの太陽光発電システムでは保証の内容になりませんが、ネクストエナジーの場合には保証の対象です。

この保証方法はリニア出力保証と呼ばれ、近年ではこの保証方法を採用しているメーカーがネクストエナジー以外にも増えてきていますよ。

ネクストエナジー自体が倒産しても保証を継続して受けることができる

ネクストエナジーは、ネクストエナジーというメーカーが万が一倒産してしまっても、世界的な保険会社と再保険契約を結んでいるため、長期保証を継続して受けることができる二重保障体制を用意しています。

そのため現在のところ大手メーカーとは言い難いネクストエナジーでも、安心して太陽光発電システムを購入し使用し続けることができます。

ネクストエナジーの太陽光を選ぶデメリット

ここでは、ネクストエナジーの太陽光発電システムを選ぶデメリットについて解説していきます。

①パネルの生産国は中国

ネクストエナジーのパネルは、生産コストを削減するため中国の工場で生産されています。

ただし、設計や最終検査は日本国内で行っているので、品質は保たれているといえます。コストを抑えて日本仕様の製品を購入したい方には問題ないでしょう。

しかし、製造から日本製の太陽光発電システムを購入したい場合には、ネクストエナジーは向いていません。

純国産にこだわる場合には、京セラや長州産業の太陽光発電システムを検討してください。

②取り扱い販売店が少ない

ネクストエナジーを選択した場合のもう1つのデメリットは、「取り扱っている販売店が少ない」という点です。

近年市場シェアを増やしているネクストエナジーですが、他の大手メーカーとは違い、全ての太陽光発電の販売店や工事店で取り扱いをしているとは限りません。

そのため、ネクストエナジーに限定して販売店や工事店を選ぼうとすると、複数の相見積もりを取ることが難しくなります。

多くの選択肢から選びたい場合は、ネクストエナジーにこだわらず見積もりを取って、比較してみると良いでしょう。

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ネクストエナジーの自己消費型太陽光発電とは

ネクストエナジー

ネクストエナジーの自家消費型太陽光発電システムの特徴は、パワーコンディショナーの出力を高速かつ自動で制御することで、逆潮流を回避してシステムが停止してしまうことを防げる点です。

また、太陽光発電システムの計画から関係機関への補助金や助成金などの申請の支援、設置後のメンテナンスに至るまで一貫して行っているため、長期的なサポートを受けることが可能です。

ネクストエナジー独自のシミュレーションシステムや、都市部における発電効率の最大化など、さまざまな場所への設置を可能にするために豊富な種類の製品を有しています。

これにネクストエナジーが太陽電池モジュールメーカーとして培ってきたノウハウを組み合わせて、太陽光発電システムの導入を検討している場所に最適な設備の提案もしてくれます。

ネクストエナジーに関するよくある質問

ネクストエナジーの太陽光発電を検討する際、気になる点についてまとめました。

ネクストエナジーの太陽光パネルはどこで生産されている?

ネクストエナジーの太陽光パネルは中国企業に委託して生産されています。国内メーカーなのに安い価格が実現できているのはそのためです。

ただし、製造後の品質管理は、ネクストエナジーが責任を持って行っています。

ネクストエナジーの太陽光パネルの耐久性は?

ネクストエナジーの太陽光パネルは、高い耐久性をもっています。

特に、高耐圧モデルであるNER120M375D-MCHは、最大積雪量2.5m・最大風速46m/s・設置高さ30mに対応しているため、北日本の多雪地帯や沖縄地方などの台風が多い地域でも設置可能です。

また、塩害対応モデル(両面発電太陽電池モジュールNER144M550A-MDD)もあるため、沿岸地域にお住まいの方でも設置を実現できます。

まとめ

ここまで、ネクストエナジーという会社の概要やネクストエナジーの太陽光発電システムの特徴や自家消費型太陽光発電システムと、ネクストエナジーの太陽光発電システムを選ぶことのメリットとデメリットなどについて詳しく解説してきました。

ネクストエナジーの太陽光発電システムは、低価格であるにもかかわらず高性能でありコストパフォーマンスに優れているということがお分かりいただけたと思います。

また、保証内容も充実しており安心して使い続けることができるため、太陽光発電システムの導入を検討している方はネクストエナジーの製品の購入を検討してみてはいかがでしょうか!

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この記事を書いた人

ikebukuro

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