バンカーズは怪しい?利用者の口コミからわかるメリットとデメリット・安全性を解説
バンカーズは2020年と新しいサービスですが、2023年には累計会員登録者数約7万人を超えていて、募集されたファンド数は160以上と、多くの投資家に支えられているクラウドファンディングです。
ただネットでは怪しい・リスクがあるという声も聞かれますが、バンカーズは怪しいクラウドファンディングではありません。
バンカーズの評判や特徴を詳しく解説します。
融資型クラウドファンディング『バンカーズ』
サービス名 | Bankers(バンカーズ) |
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運営会社 | 株式会社バンカーズ |
創業 | 昭和44年3月 |
所在地 | 本社:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802 |
累計ファンド数 | 150件以上 |
累計募集金額 | 約115億円 |
想定利回り | 約1.8~6.0% |
登録 / 加入協会 | 第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第3216号 貸金業:関東財務局長(14)第00077号 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 日本貸金業協会 : 協会員番号 002411号 貸金業法 指定信用情報機関:株式会社日本信用情報機構 |
バンカーズは貸金業、日本賃金業協会、貸金業法 指定信用情報機関として認可されています。
さまざまな登録・加盟協会があり、これだけで多くの登録・加入をしているだけでもバンカーズに違法性はないことが分かります。
「バンカーズは怪しい」という評判もありますが、きちんと登録・加入をしている信頼性の高い企業が運営しています。
親会社である株式会社バンカーズ・ホールディングの代表は、元三菱UFJ銀行の代表取締役を務めていた経験もあるほど有名です。
株主にはインキュベイトファンドやサイバーエージェントなどの、名だたる企業が加わっていることも、信頼できる一つの判断材料になるでしょう。
融資型クラウドファンディングとは?
融資型クラウドファンディングは、プロジェクトやビジネスに対する融資の形式で、一般の人々や投資家が小額から大額までの資金を提供して、プロジェクトや企業の成長を支援するための仕組みです。
融資型クラウドファンディングは、従来の銀行融資や投資ファンドとは異なり、多くの小口投資家が資金を提供し、その対価として金利や元本保証、あるいはプロジェクトの成功に応じたリターンを受け取ることができます。
簡単に説明すると、資金が必要な企業に対して、融資型クラウドファンディング側が個人投資家から少額の資金を集め、大口化して企業に貸付を行う仕組みということです。
融資型クラウドファンディングは、プロジェクトに「応援する」という意味合いで投資する人が多く、高い利回りに期待できるため資産運用としても使えます。
出資した後のキャンセルは原則できませんが、運用コストと手間をかけずに分配金が入るまで待つだけで、資産を増やせるのもメリットです。
バンカーズは、旧SBIソーシャルレンディングと統合した
バンカーズは、旧SBIソーシャルレンディングを2022年5月にサービスを統合しました。この統合により、バンカーズは融資型クラウドファンディング業界の中でも、さらなる市場拡大をする可能性が示唆されています。
これまで以上にセキュリティも強化され、さまざまなファンドを通じて投資の機会が提供されることへの期待が高まっています。
より投資家にとって利用しやすくなったバンカーズを、ぜひ利用してみてください。
バンカーズは怪しい?利用者の口コミからわかるデメリット
ここからは、バンカーズ利用者の口コミから分かる、デメリットについて解説していきます。
バンカーズのデメリットとして、以下の3つが挙げられます。
元本保証がない
バンカーズでの投資には、元本保証がありません。ただし、これはバンカーズに限ったことではありません。
どの融資型クラウドファンディングだとしても、元本保証はありません。元本保証がある投資商品の場合、元本割れのリスクが少ないから投資家も投資しやすいでしょう。
元本保証がないということは、貸し倒れになるリスクがあるということです。貸し倒れとは、融資した企業の業績が悪化したり、経済状況が悪くなることで出資金の元本が返還されないことです。
投資において、貸し倒れのリスクは仕方がないことでもありますが、利回りが低い代わりに元本が保証されている商品もあります。ですが、バンカーズでは元本が保証された商品に投資することはできませんので、注意してください。
この点は、バンカーズのデメリットとも言えるでしょう。
運用期間中の途中解約が不可
バンカーズでは、運用期間中の途中解約ができません。
公式サイトでも、このように記載されています。
当社では、ファンドへのお申し込み後は出資金の入金および運用開始のいかんに関わらず、お客様都合でのキャンセルはできません。
出典:バンカーズ|よくある質問 |
これは、バンカーズに限ったことではありません。融資型クラウドファンディングでは、出資金の入金や運用期間中の途中解約ができません。
基本的に、運用を開始した時点で、運用中の期間は最後の償還が完了するまで待つ必要があります。
投資するファンドによっては運用期間が短くなることもありますが、それでも自己都合でも途中キャンセルはできません。投資するファンドは慎重に検討してください。
ただし、バンカーズではファンドごとに入金期限があり、この期限までに入金を済ませないと申込自体はキャンセルとなります。
そのため、申込後にキャンセルしたいなら、入金をしないでキャンセルするという方法もあります。
申込後のキャンセルする状況が何回も続いてしまうと、バンカーズのサービス自体の利用が停止されてしまう可能性もあるので、注意してください。
バンカーズを含む融資型クラウドファンディングを始める際は、運用期間中はキャンセルできないことを理解したうえで始めるようにしましょう。
入出金手数料がかかる
バンカーズでファンドに出資する際は、入出金手数料が発生してしまいます。ファンドへの出資金の入金時の振込手数料は、完全出資者側の負担です。
なお、分配金や償還された元本を出金する際の振込手数料は、バンカーズ側が負担してくれます。
振込手数料の実際の金額は入出金の金額や金融機関によっても異なりますので、手数料負担が気になるなら、できるだけ手数料負担の少ない金融機関を使うのがベストです。
ちなみに、GMOあおぞらネット銀行からの入金であれば、振込手数料は無料です。融資型クラウドファンディングでは、入出金時以外にも何かしらの手数料が発生するので、手数料に関しても理解しておく必要があります。
ただし、手数料がマイナスでも収益を得られる可能性が高いです。
バンカーズで投資を始めるメリット
ここからは、バンカーズで投資を始めるメリットを紹介します。
バンカーズで投資を始めるメリットは、以下の4つです。
以下にて、詳しく解説していきます。
貯金がなくてもOK!1万円から少額投資できる
バンカーズは、投資初心者で「まずは少額から始めてみたい!」という人にもおすすめです。バンカーズでは1万円からの少額投資が可能で、大金を用意する必要はありません。
リスクを抑えた投資も可能なので、投資初心者でも比較的始めやすい環境を用意しています。万が一貸し倒れに遭遇してしまった場合でも、被害は最小限に留めておけます。
1万円であれば、日々の生活を圧迫するリスクも少なく、自分のペースで資産運用ができるでしょう。
1万円の投資で得られる利益はかなり少ないですが、利益よりも投資経験を積みたい方や、低リスクで始めてみたい人にもおすすめです。
気になる方は、まずは簡単な無料会員登録から始めてみてください。
融資先の情報がわかる
バンカーズでは、自分が出資している企業の情報が分かる点もメリットです。バンカーズでファンドを探す際、重要になってくるのが「融資先の信用度」です。信用度が低いと、投資をしても貸し倒れのリスクが高まってしまいます。
バンカーズで扱うファンドでは、融資先の情報がきちんと公開されています。
例えば、48,000,000円を集めた「診療介護報酬債権担保ローン事業支援ファンド第1-2号」では、「不診療・介護報酬債権担保融資を行う事業者向け金融業者への融資」での運用ファンドで、出資金は金利5.30%の融資事業に該当し、「融資事業を通して借手企業の資金繰りおよび経営改善に貢献します。」と明記されています。
融資予定日や返済予定日がきちんと明記されているのはもちろんですが、分かりやすいスキーム図でまとめられているのも特徴です。
また、バンカーズでは個人投資家とともに、バンカーズ自身のそのファンドに出資しており、独自の5段階表示のリスク開示も行われているので安心です。
予定分配率が2〜5%
バンカーズの予定分配率は、2~5%です。
ファンドによっても分配率が異なり、全てのファンドで予定通りになる保障はありませんが、この水準は極めて高いです。
例えば、現在銀行の普通預金にお金を預けると年0.001%、定期預金だとしても年0.002%ほどしかもらえません。そのため、資産運用としては正直向いていないと言えるでしょう。
バンカーズであれば年5%を超える予定分配率のファンドもあるので、効率良く資産運用ができます。
また、融資型クラウドファンディングでは株式市場の変動の影響を受けにくいので、市場や経済情勢が原因で極端に予定利回りが低くなってしまうこともほとんどありません。
運用後は状況をこまめに確認する必要がない点も、メリットと言えるでしょう。
親会社がセイムボート出資
親会社のバンカーズ・ホールディングによるセイムボーロ出資は、元本の0.1%となっています。
セイムボート出資とは、ファンド運用者やそのスポンサーが個人投資家と一緒に同じファンドに出資をするということです。簡単に言うと、親会社が個人投資化と同じようなリスクを負うということです。
運営会社側からしても、期待値の低いファンドばかり集めてしまうとリスクが大きいため、期待値の高いファンドを取り扱う心理になることが分かるでしょう。
親会社がセイムポート出資をしていることもあり、投資家からの信頼獲得に資していると考えられます。
バンカーズの最新キャンペーン情報
バンカーズで現在行われいるキャンペーンはありません。(2024年9月27日現在)
以前には、初めての出資300,000万円以上で1,500円分のe-GIFTがプレゼントされるキャンペーンなどが実施されていました。今後キャンペーンが開催されましたら、情報を更新していきます!
【バンカーズの利用方法】登録〜投資を始めるまでの流れ
ここからは、バンカーズ登録から投資を始めるまでの流れについて解説していきます。
- 会員登録
- マイナンバー登録
- ファンドを探す
- 投資する
- 運用開始
- 出金
STEP1:会員登録
まずは、「バンカーズ公式サイト」を開き、会員登録をします。画面の指示に従って、会員仮登録と本登録を済ませてください。
仮登録が完了すると、「会員仮登録完了のお知らせ」のメールが届きます。メールが届いたら、本登録用のURLをクリックして、本登録を進めてください。
なお、本登録では本人確認書類のアップロードと、金融機関口座詳細を確認できる画像を提出する必要があります。
本院確認書類の提出が完了した後は、バンカーズからメールが届くので、待ちましょう。(3日~1週間ほど)
STEP2:マイナンバー登録
会員登録が完了したら、次にマイナンバーカードの登録です。本登録時にマイナンバーを登録した方も、再度マイナンバーの登録が必要です。
マイページにログイン後、の【マイナンバー画像が登録されていません。こちらからご登録ください。】からマイナンバーの登録をしてください。
STEP3:ファンドを探す
マイナンバーの登録が完了したら、【ファンド一覧】から出資するファンドを選びましょう。一覧の中から投資したいファンドのページを開けば、詳細を確認できます。
融資型クラウドファンディングに限らず、投資では投資先を慎重に選ぶことが一番重要になるので、必ず慎重に出資先のファンドを選ぶようにしましょう。
気になるファンドがないなら、無理に出資する必要はありません。
STEP4:投資する
気になるファンドが見つかれば、ファンド詳細ページの下部に表示されている「申込口数」を入力し、「匿名組合契約書」「契約締結前交付書面」を確認してください。
申込口数を入力すれば、自動で出資金額が計算されます。
最後に、「上記書類を確認しました」にチェックをいれれば完了です。投資状況「投資履歴一覧」をクリックすると投資申し込み一覧が表示されるので、申込内容に間違いがないかを確認してください。
STEP5:運用開始
申し込み後は、申込日を含めた3営業日以内に入金をして、投資が確定します。
入金先口座に、お持ちの銀行口座から入金を済ませてください。
入金完了後は、最低成立金額以上の投資額が集まった場合、期間給料日の翌日から運用が開始される仕組みです。
もしも終了日より前に満額集まった場合、その時点でファンドが成立となります。
最低成立金額に満たなかった場合は、ファンドは不成立となり返済が行われます。
STEP6:出金
ファンド運用後に利益を獲得した場合、マイページの「入出金」から「出金依頼」を開き、出金希望額を入力してください。
その後、出金内容に間違いがないかを確認して、「出金内容を確認する」をクリックすると出金が完了します。
元本の償還および分配金は随時登録の出金先口座に振込してくれるので、確認してみてください。
バンカーズに関するよくある質問
バンカーズに関するよくある質問について解説します。
バンカーズは誰でも利用できる?
バンカーズを個人で利用する際には、いくつかの条件があります。
- 20歳以上75歳未満
- 日本国内に在住
- マイナンバーを所持している
- 反社会的勢力等に該当しない
- 「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の対象ケースに該当しない
- 「適合性の原則」により当社が定める条件をクリアする
上記の条件をすべて満たしていない場合は、バンカーズの利用ができない場合があるため、事前に確認しておきましょう。
バンカーズのファンドに申し込みをしたら入金前にキャンセルできる?
バンカーズでは、ファンドに申し込みを行った場合には、入金前であっても投資者側からのキャンセルはできないので、よく考えてから申し込みましょう。
また入金後のキャンセルや運用開始後であっても、投資者側からのキャンセルや中途解約はできないので、注意が必要です。
バンカーズの入金期限はある?
バンカーズでは、先着方式と抽選方式のファンドがあります。
ファンドによって、入金期限は異なりますが、ファンドの方式によって入金期限が記載されているメールが届くので、メールを確認しておきましょう。
先着方式の場合は、投資申込受付完了および振込のご案内メールに、抽選方式の場合は当選のお知らせメールに入金期限が記載されています。
バンカーズで貸し倒れになる可能性はある?
バンカーズでは元本保証はないため、貸し倒れになるリスクはゼロではありません。例えば、融資先の事業が失敗するなどして、投資した資金が返ってこない可能性はあります。
しかし、バンカーズのこれまでの実績を確認すると、200件以上のファンドが無事に運用終了しており、貸し倒れは発生していません。
貸し倒れのリスクは全てのソーシャルレンディングで共通しています。バンカーズがリスクヘッジに力を入れていることは間違いありませんが、元本割れする可能性があることは知っておきましょう。
バンカーズの退会方法は?
会員専用ページにログイン後、「お問い合わせ」から退会の連絡をすればOKです。
運用中のファンドがある場合は退会の手続きができないため、運用終了後に連絡をするようにしてください。
また、退会後は会員ページにログインできなくなり、書類の閲覧などもできなくなります。「支払調書」「取引残高報告書」といった確定申告に必要な書類は、事前にダウンロードしておくようにしましょう。
まとめ
「バンカーズは怪しい」という噂があるようですが、実際はそんなことはありません。もちろん、リスクがある投資なので、場合によっては貸し倒れになることもありますが、これはバンカーズに限らず融資型クラウドファンディング全般に言えることです。
バンカーズなら1万円の少額から出資でき、リスクも少ないです。そのため、興味があるなら最悪の場合も想定したうえで、少額の投資から始めるのが良いでしょう。
会員登録や維持費用などは一切かかりませんので、まずはどんなファンドがあるかを、会員登録後に確認してみてください。
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