【2024年最新】投資・株管理におすすめのアプリ人気ランキング!

  • 資産運用
  • 公開日:2024.12.02
  • 更新日:2024.12.02
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スマートフォンがあれば、外出先でも株式売買ができる株式投資アプリは、とても便利な投資ツールです。

株式投資アプリは、自分の投資スタイルに合わせて選ばないと、投資したい銘柄の取り扱いがない場合や、使いたいテクニカル指標に対応していないと、不便です。

また株管理アプリは、資産ポートフォリオの一括管理や売買履歴の記録・分析をするためのアプリのことです。

株式投資アプリは証券会社ごとに内容が異なるため、違いを理解しないと証券会社を選べません。

この記事では、株式投資アプリランキングや選び方、注意点を解説します。

目次

株式投資におすすめのアプリランキング8選

それでは株式投資におすすめのアプリランキング8選を紹介します。

株式投資におすすめのアプリ 特徴
楽天証券「iSPEED」 15種類のチャートがカスタマイズできる
SBI証券「株アプリ」 銘柄選びに重要なランキング機能が充実
松井証券「株touch」 発注が最短1タップでできる
auカブコム証券「kabu.com for iPhone/ Android/ au」 直感的なデザインで総資産や投資成績が見やすい
岡三オンライン「岡三カブスマホ」 岡三証券投資情報局の豊富な情報が閲覧できる

①楽天証券「iSPEED」

楽天証券「iSPEED」

対応端末 Android、iPhone、
iPad(国内株式取引のみ)
利用料・条件 無料、口座開設により全機能利用可能
日本株取引 現物取引、信用取引
ミニ株・単位未満株取引 可能
NISA取引 可能
米国株取引 現物取引、信用取引
その他取引 (別アプリ)CFD取引
登録銘柄数 2,000銘柄

楽天証券は、大手ECサイト楽天市場を運営する楽天グループ傘下のネット証券会社です。

2004年に称号を楽天証券に変更したのち、低コストな取引と楽天経済圏におけるポイント優遇などにより投資家の人気を集めています。

2023年4月に口座数が900万口座を突破していることからも、投資家の支持を得ていることがわかります。

参考:2023年5月8日楽天証券プレスリリース

おすすめポイント

  • オリジナルの投資情報画面を作成
  • 15種類、カスタマイズ可能なチャート
  • 「アルゴ・IFD注文」でより便利な取引に

楽天証券の株式取引アプリ「iSPEED」は、国内株式と米国株式の取引に対応しています。なお、株式のほかにFXと先物OPのアプリもあります。

株価や市況、ニュース、チャート、注文照会など30種類以上のパーツを組み合わせて画面を自由にカスタマイズできる「MyPage」の利用や、楽天経済研究所などが作成した動画や資料の閲覧が可能です。

また「iSPEED」では、15種類のテクニカルチャートを表示することができ、各チャートのパラメーター設定やトレンドラインの描画など、多彩なチャート機能を利用できます。

さらに、事前に登録した条件に合致したときに自動で注文が発注される機能「アルゴ注文機能」も充実しています。

1つの注文を少しずつ小分けにして発注できる「アイスバーグ注文」や、指定した価格の気配が表示されるまでは発注せずに待機し、表示されたときに瞬時に発注する「スナイパー注文」など豊富なアルゴ注文が利用できます。

②SBI証券「株アプリ」

SBI証券「株アプリ」

対応端末 Android、iPhone
利用料・条件 無料、口座開設により全機能利用可能
日本株取引 現物取引、信用取引、PTS
ミニ株・単位未満株取引 可能
NISA取引 可能
米国株取引 (別アプリ)現物取引、信用取引
別アプリ取引 CFD取引、先物OP、FX
登録銘柄数 10,000銘柄

SBI証券は総合ネット金融グループであるSBIグループ傘下の証券会社です。

2008年に現在のSBI証券に名称変更して以降、ネット証券業界をけん引する企業として手数料の引き下げやサービスの拡充を一貫して実施しています。

2023年に対面証券会社も含めた国内の証券会社としてはじめて、証券総合口座数が1,000万口座を超えました。

参考:2023年3月27日SBI証券プレスリリース

おすすめポイント

  • Push通知機能で瞬時のタイミングを逃さない
  • 銘柄選びに重要なランキング機能を大幅拡充
  • 決算・速報ニュース・銘柄分析機能など圧倒的な情報量を実現

SBI証券の「株アプリ」は便利な機能と豊富な情報量で、投資初心者から経験者まで幅広く使える株式取引アプリです。

約定通知機能で、取引の成約状況を瞬時に把握できます。さらに、決算発表や権利付最終売買日などの重要イベントを通知してくれるので、取引タイミングを逃さずに的確に売買できます。

また、ランキング情報が充実しており、ストップ高・安銘柄や年初来高値・安値銘柄などに加えて、株価往復やティック回数のランキングも見ることが可能です。

「決算ニュース速報」や「適時開示」「財務分析」など、企業業績を基にした情報をグラフや表など視覚的に捉えることができる「分析の匠」が、2023年9月より利用可能となりました。

③松井証券「株touch」

松井証券「株touch」

対応端末 Android、iPhone
利用料 無料
日本株取引 現物取引、信用取引
ミニ株・単位未満株取引
NISA取引 可能
米国株取引 (別アプリ)現物取引、信用取引
その他取引 (別アプリ)投信、先物OP、FX
登録銘柄数 400銘柄

松井証券は、1918年に創業し1931年に法人化、1947年に称号を松井證券としています。その後2000年に、現在の称号である松井証券となった歴史のある証券会社です。

当初は対面での営業をおこなう証券会社であった松井証券ですが、現在はインターネット取引専業の証券会社としてサービスを提供しています。

おすすめポイント

  • 銘柄をかんたんに管理
  • 発注も最短1タップで可能
  • チャートや投資情報が充実

松井証券の「株touch」は、株式取引、先物・オプション取引に対応したスマートフォン向けトレーディングアプリです。

気になる銘柄を最大400銘柄まで登録できる株価ボードは、20のボードに20銘柄まで銘柄登録できるので、自分の好みや売買に合わせてカテゴリー分類できます。

さらに銘柄からすぐにチャートやニュースへ移動することができます。

また、PC向けツールで好評だったスピード注文機能が、スマートフォンでも利用できます。

松井証券「株touch」のスピード注文は、あらかじめ「売り買いの別」と「価格」以外の注文条件を設定しておけば、複数気配画面からタップ一つで発注可能です。

スマートフォンでも、パソコンと同じようにテクニカル指標を使ったチャート分析ができます。チャート画面上にトレンドラインを描画したり、他の銘柄のチャートを表示して比較することも可能です。

④auカブコム証券「kabu.com for iPhone/ Android/ au」

auカブコム証券「kabu.com for iPhone/ Android/ au」

対応端末 Android、iPhone
利用料 無料
日本株取引 現物取引、信用取引
ミニ株・単位未満株取引 可能(プチ株)
NISA取引 可能
米国株取引 現物取引
その他取引 投資信託、先物OP、CFD
登録銘柄数 180銘柄

auカブコム証券は、メガバンクである三菱UFJ銀行を中心とする三菱UFJフィナンシャルグループと、大手通信キャリアKDDI傘下のauフィナンシャルグループが出資する金融と通信サービスが融合した証券会社です。

auじぶん銀行の金利優遇などauフィナンシャルグループや三菱UFJフィナンシャルグループと連携したサービスが特徴的です。

おすすめポイント

  • 直感的なデザインで総資産も投資成績も見やすい
  • 銘柄検索から商品にかかわらず最短ステップで注文へ
  • 取引情報や各種通知をスピーディーに表示

auカブコム証券のアプリ「kabu.com for iPhone/ Android/ au」は、取扱商品が多いことが特徴です。国内株式取引のほか米国株や投資信託、CFDなども同じアプリで注文が出せます。

auカブコム証券のアプリ「kabu.com for iPhone/ Android/ au」は、画面デザインがシンプルで見やすく、保有資産の状況や商品ごとの評価額・評価損益、価格推移などをグラフにより直感的に確認できます。

また、アプリ内のタイムラインに取引情報だけでなく、キャンペーン情報や経済指標など自分の知りたい情報を指定して表示でき、Push通知でも知らせてくれるので、重要な情報を見逃しません。

⑤岡三オンライン「岡三カブスマホ」

岡三オンライン「岡三カブスマホ」

対応端末 Android、iPhone
利用料 無料
日本株取引 現物取引、信用取引
ミニ株・単位未満株取引
NISA取引 可能
米国株取引
その他取引 (別アプリ)投資信託、FX、先物OP、CFD
登録銘柄数 2,000銘柄

岡三証券グループは、1923年に三重で創業された老舗証券会社グループです。

現在は、2006年に設立されたインターネット専業の岡三オンラインと、対面営業をおこなう岡三証券の2社がグループの傘下にあり、顧客のニーズに合わせ住み分けがおこなわれています。

おすすめポイント

  • 簡単操作で発注可能
  • 高機能チャートが利用できる
  • 岡三証券投資情報局の豊富な情報が閲覧可能

「岡三カブスマホ」は、日本株取引に特化したスマートフォンアプリです。スマホならではの簡単操作で現物取引と信用取引がおこなえます。通常注文だけでなく逆指値注文にも対応しています。

また、縦でも横でも使える高機能チャートを搭載しており、移動平均やボリンジャーのほか、MACDやRSIなどの代表的なテクニカル指標を見ることができます。

「岡三株スマホ」では充実した投資情報を提供しています。岡三証券のアナリストレポートや決算情報などの投資コンテンツを岡三投資情報局から閲覧可能です。

⑥GMOクリック証券

GMOクリック証券

対応端末 Android、iPhone、iPad
利用料 無料
日本株取引 現物取引、信用取引
ミニ株・単位未満株取引
NISA取引 可能
米国株取引
その他取引 (別アプリ)FX、CFD、バイナリーオプション
登録銘柄数 1,000銘柄

GMOクリック証券は、GMOインターネットグループ傘下のネット証券で、2005年に設立されました。FXやCFD、株価バイナリーオプションなど先進的な取引をいち早く取り入れて、サービスを提供しています。

また、インターネット企業が母体であることを活かし、アプリやツールの開発にも定評があります。

おすすめポイント

  • ほしい情報をまとめて表示するブラウジングモード
  • ウォッチリスト銘柄の情報がタイムリーに届く「おまかせ通知」
  • チャート上のラインからそのまま注文できるAction機能

GMOクリック証券の株式取引アプリは、国内の現物取引と信用取引の発注ができます。

ブラウジングモードでは、気になる銘柄のチャートや気配値、保有状況や新着ニュースなどを1画面にまとめて表示できます。

市場全体の動きに加えてウォッチリストに銘柄を登録するだけで、その銘柄についての新着ニュースやランキング、ストップ高/安情報などが自動で表示される「おまかせ通知」も便利な機能です。

また、チャート上のラインで注文価格を決めたらそのまま発注が可能な「Action機能」もあります。テクニカルに株価を分析しつつ、チャートを見ながら視覚的に取引することが可能です。

⑦PayPay証券

PayPay証券

対応端末 Android、iPhone
利用料 無料
日本株取引 現物取引
ミニ株・単位未満株取引 可能
NISA取引 新NISA制度開始から可能
米国株取引 現物取引
その他取引 投資信託 (別アプリ)つみたて、CFD
登録銘柄数

PayPay証券は、QRコード決済を提供するフィンテック企業PayPayの関連企業で、現在はソフトバンクグループの傘下企業です。ネット証券としては後発組で2013年の創業になります。

スマートフォンで簡単に小額から取引できるサービスや、ポイント投資サービスが充実しています。また、資金決済サービスであるPayPayとのサービス連携にも特徴があります。

おすすめポイント

  • 1,000円から株式投資可能
  • PayPayとの連携でPayPayマネーが利用できる
  • 「毎週」「毎月」から選んで積立投資が可能

PayPay証券アプリの特徴は、少額から投資ができる点です。PayPay証券アプリからの発注であれば、1,000円から株式の購入ができます。

また、PayPay証券アプリでの取引は資金決済サービスであるPayPayと連携しており、PayPayマネーの利用も可能です。

さらに積立投資の機能が充実しており、通常の「毎月」だけでなく「毎週」の積立投資をすることもできます。

⑧moomoo証券

moomoo証券

対応端末 Android、iPhone、iPad
利用料 無料
日本株取引
ミニ株・単位未満株取引
NISA取引 可能
米国株取引 現物取引
その他取引
登録銘柄数

moomoo証券は、アメリカナスダック市場に上場するFutu Holdings Limitedのグループ企業です。

グループ企業により開発されたmoomooアプリは、アメリカを中心に世界中で利用されています。

moomoo証券は日本では2022年からアプリの提供を開始し、2023年からアメリカ株の取引サービスの提供が始まりました。

おすすめポイント

  • 世界中の投資家が参加するコミュニティ
  • 機関投資家の動向がチェックできる
  • タイムリーな海外ニュースにアクセス可能(自動翻訳付き)

moomoo証券アプリの特徴は、すでに世界で利用されている株式投資アプリである点です。

Mooコミュニティという投資家同士のコミュニティでは、世界中の投資家やインフルエンサーが意見を発信しており、投資の参考にすることができます。

また、市場への影響が大きい機関投資家の動向情報が入手可能で、他の証券会社のアプリにはない独自の情報を提供しています。

さらに海外ニュースもタイムリーにアクセスでき、自動翻訳で日本語にもしてくれます。

2023年11月現在アメリカ株の取引のみの対応ですが、今後のサービス拡充が期待されます。

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株管理におすすめのアプリ3選

ここからは、株管理におすすめのアプリを3つ紹介します。

  • OneStock
  • マネーフォワード
  • Yahoo!ファイナンス

OneStock

対応端末 Android、iPhone
利用料・条件 無料、口座開設により全機能利用可能
日本株取引 可能
ミニ株・単位未満株取引 可能
NISA取引 不明
米国株取引 不可
別アプリ取引 不可
登録銘柄数 無制限

OneStockは、野村證券とマネーフォワードが共同開発した資産管理アプリです。口座連携数が無制限で登録できるのが特徴。

資産を見える化し、人生を豊かにするためのサポートしてくれます。野村證券の口座の有無にかかわらず無料で利用できるのもうれしいポイントです。

「バラバラに管理している資産を一つにしたい」

「資産をもっと賢く運用する方法があるのでは?」

このような方におすすめです。

マネーフォワード

対応端末 iPhone/iPad/iPod touch、Android
利用料・条件 無料
日本株取引 可能
ミニ株・単位未満株取引 不可
NISA取引 可能
米国株取引 可能
別アプリ取引 可能
登録銘柄数 不明

マネーフォワードは、家計簿も資産管理も「マネーフォワード」1つで管理できるアプリです。有料のプレミアムプランユーザー向けの新機能が搭載されており、投資資産の銘柄ごとの情報が確かめられるようになりました。

具体的には、株式や投資信託の銘柄ごとの前日からの値動き・運用成果などがアプリで分かるのが特徴です。

「資産形成に取り組んでいる」

「家計簿と総資産、個人資産をまとめて管理したい」

といった方におすすめです。

Yahoo!ファイナンス

対応端末 iPhone/iPod touch/iPad/Android
利用料・条件 無料
日本株取引 可能
ミニ株・単位未満株取引 可能
NISA取引 可能
米国株取引 可能
別アプリ取引 不明
登録銘柄数 ひとつのポートフォリオに50銘柄まで登録可能

Yahoo!ファイナンスは、株式・外国為替・FX・投資信託など、各種金融商品の値動きを見られるアプリです。Yahoo! JAPANにログインすれば、使用しているポートフォリオをアプリでも表示、編集できるのが特徴。

取引履歴にはメモとチャート画像を追加できるため、投資の振り返りができます。

お気に入りの銘柄を登録して、自分だけのウォッチリストを作成できます。

「使いやすい株アプリを探している」

「簡単に登録できて、多彩な銘柄管理機能が搭載されているアプリを使用したい」

といった方におすすめです。

株式投資に利用するアプリを選ぶポイント

株式投資に利用するアプリを選ぶポイントを紹介していきます。

  • 取引したい銘柄の取り扱いがあるか
  • 取引方法に制限はないか
  • どのテクニカル指標に対応しているのか
  • アラート機能が付いているか
  • 取引に関する情報収集がしやすいか

取引したい銘柄の取り扱いがあるか

まず重要なポイントとして、自分が取引したい銘柄の取り扱いがあるかが挙げられます。

自分の投資スタイルにあったアプリを選ばないと、あとで後悔することになります。

日本株への投資について見てみると、すべての証券会社で全上場銘柄を取り扱っているというわけではありません。

証券会社の取り扱い銘柄を参照して、自分の投資したい銘柄が取り扱われているかをよく確認しておきましょう。

また、アメリカ株に投資したい人はアメリカ株を扱っているアプリを使用しないと発注できません。日本株の発注とアメリカ株の発注でアプリが別になっている証券会社があります。

また、アプリではアメリカ株を扱っていない証券会社もあります。

もう一つ注意したいのはNISAの取引です。一部の証券会社ではNISA口座の注文がアプリからできない場合もあります。

アプリからの発注でNISA口座での取引ができるのかも確認しておきましょう。

取引方法に制限はないか

取引方法に制限がないかも確認しておきたいポイントです。

株式の注文を実施するにあたって指値ができない場合や、ミニ株や単位未満株の取引ができるアプリとできないアプリもあります。

さらに、現物取引のみ可能なアプリと信用取引も可能なアプリが存在します。

自分のおこないたい取引が初心者向けの少額取引なのか、経験者向けの通常取引なのかによっても選ぶアプリは変わってきます。

どのテクニカル指標に対応しているのか

株式投資をおこなうにあたって、どのような指標をつかって銘柄選択や売買タイミングを計るかは、個人の好みによって大きく変わります。

自分がよく使うテクニカル指標に対応しているアプリを選ばないと、投資判断時に別のアプリを参照したり、テクニカル指標なしで投資をしたりと大きな不便を強いられることになります。

移動平均線のような基本的な指標は搭載されていることが多いですが、ボリンジャーバンドやSRIなど高度なテクニカル指標が表示できるかどうかは、アプリによって異なってきます。

また、見やすいかどうかでも使い心地が変わってきます。自分好みのチャート表示をしてくれるアプリを探しましょう。

アラート機能が付いているか

アラート機能は設定した情報が発生したら自動的にスマートフォンに通知をしてくれる便利な機能です。注文を出したときに約定を知らせてくれると、速やかに次の売買注文に移行できるので、タイミングのロスがありません。

さらに、アプリによっては企業決算や経済指標の情報も通知してくれます。

これらの機能をうまく使うことで、ずっとスマートフォンを見続けている必要がなくなり時間を有効に使うことができます。

取引に関する情報収集がしやすいか

株式投資アプリを選ぶにあたって重要なポイントとして、自分にとって取引に関する情報収集がしやすいかをよく吟味する必要があります。

株式投資の判断には多くの情報が必要となりますが、どの情報を利用するのかは人によって違います。

テクニカル指標を重視する人もいれば、決算情報を速やかに入手したい人もいるでしょう。また、多くの銘柄を登録して比較しながら銘柄選択をする人にとっては、登録できる銘柄数の多さが重要なポイントになるでしょう。

さらに板情報を使っての取引をおこないたい人には、売気配や買気配の情報が早く見やすいアプリが適しています。

株式投資にアプリを利用する際の注意点

便利な株式投資アプリですが、利用する際の注意点を解説します。

  • 通信環境が悪いと取引ができない場合がある
  • 画面が小さく操作ミスが起こりやすい
  • 複雑なチャート分析には向いていない

通信環境が悪いと取引ができない場合がある

株式投資アプリは、スマートフォンでインターネット環境にアクセスして稼働します。そのため通信環境が悪いと、うまく動かない可能性があります。

株式取引は、取引所においてリアルタイムでおこなわれます。そのため通信環境に注意していないと、アプリから出した注文が適切な時間に処理されない可能性があります。

株式投資は1分1秒を争う注文もあるでしょう。特にマーケットが大きく動いている時に、売りたい注文がうまく処理されずに時間がかかってしまうと、わずかな時間差でおおきな損失を被ってしまうこともあるのです。

そのような最悪の事態も想定して、株式投資アプリを利用するときには通信環境にも配慮しましょう。

画面が小さく操作ミスが起こりやすい

スマートフォンの画面は機種によって多少の違いはありますが、基本的には片手サイズの端末ですので、画面の大きさには限界があります。

株式投資アプリも画面が見やすくなるようデザインや大きさにさまざまな工夫を凝らしてはいますが、やはり小さいので操作ミスのリスクはどうしても残ってしまいます。

情報収集しているだけであれば大きな問題にはなりませんが、株式の発注をおこなうときには操作を間違えると大きな損失につながってしまうこともあります。

株式投資アプリの注意点として、操作ミスが起こりやすいことを認識しておきましょう。

複雑なチャート分析には向いていない

最近の株式投資アプリは性能が向上し、株式チャートもたくさんの種類を表示できるようになってきています。

しかし、端末の処理能力と画面の大きさには限界がありますので、複雑なチャート分析をしようと思うと、どうしても不足する部分が出てしまいます

複雑な情報処理やグラフィックが必要なチャート分析は、容量と画面の大きいPCでおこない、スマートフォンでの分析は比較的単純な分析や確認にとどめて置くことがおすすめです。

株式投資のアプリで取引を始めるまでの流れ

ここからは株式投資アプリで取引を始めるまでの流れについて説明していきます。株式投資アプリで取引をするには、事前に証券会社で口座を開設する必要があります。

なお、これから説明するのはインターネットで口座開設をおこなう一般的な流れです。

書類の郵送でおこなう場合や、詳細は各証券会社によって異なりますので、個別に確認をおこなってから申し込んでください。

①口座申し込み

証券会社のホームページから口座開設を申し込みます。申し込み画面でメールアドレスを入力すると、証券会社から申し込みフォームのURLが送られてきます。

送られてきたURLの申し込みフォームへ必要事項を入力しましょう。

②書類の提出

証券会社に口座を開設する場合、本人確認書類とマイナンバーの提出が必要になります。

マイナンバーカードがある場合は1つで本人確認とマイナンバー確認ができますので、ほかの書類は不要です。

マイナンバーカードのほかには、運転免許証とマイナンバー通知カードの組み合わせなどが認められます。

その他の書類を使用したい場合は、各証券会社のホームページであらかじめ確認しておきましょう。

これらの書類を証券会社の指示に従い、スマートフォンで撮影やファイルをアップロードして提出します。

③口座開設

書類の提出を終えると証券会社で口座開設の審査がおこなわれます。

審査に通り口座の開設が完了すると、通知が送られてきます。通知はメールの場合も、郵送の場合もあります

④株式投資アプリのインストール

スマートフォンのOSがAndroidの場合はGoogle Playストア、iOSの場合はApp Storeを開き、入手したい株式投資アプリを検索してインストールします。

⑤株式投資アプリの利用開始

インストールした株式投資アプリを開き、開設した口座でログインをおこなうと利用開始です。

株式投資の情報が閲覧できるようになり、株式取引の注文も出すことが可能となります。

株式投資アプリでできること・機能

株式投資アプリには、一般的に以下のような機能があります。

  • リアルタイムでの株価確認
  • 銘柄の検索
  • 株式・投資信託の取引
  • 株式の資産と推移の確認
  • 約定・株価変動などのアラート・通知
  • 取引に関する情報収集

基本的に、銘柄を検索して株価を確認・比較し、取引するまでを、アプリ1つで完了できます。投資信託や信用取引ができるアプリも多いです。

また、自分の資産のバランスや推移を確認できるので、投資の管理も行えます。アプリによっては、取引が約定したり、設定しておいた株価になったりしたときに、通知でお知らせしてくれるものもあるので、より細かい取引を希望する方におすすめです。

経済ニュースや企業情報など、株式取引に関する情報収集もアプリからできます。

株式投資のおすすめアプリに関するFAQ

続いて株式投資のおすすめアプリについてのよくある質問と回答を説明します。

株式投資のアプリは利用料がかかる?

一般的に株式投資のアプリは無料で使用できます。一方で、使用するにあたってはアプリを提供している証券会社に、口座を開設する必要があります。

一部の証券会社では口座を開設しなくても投資情報を閲覧できるものもありますが、取引をおこなうためには口座の開設が必須になります。

なお、証券会社の口座開設も無料でおこなうことができます。

株式投資のアプリは複数利用してもいい?

株式投資のアプリは複数利用することができます。

通常は証券口座の開設がアプリの利用に必要になりますが、口座開設もアプリのインストールも無料でおこなうことができます。

複数の証券会社のアプリのなかから、自分の使いやすい部分を選んでそれぞれ使用することも考えられます。

多くのベテラン投資家は、複数の証券会社を使い分けています。株式投資アプリも複数インストールして使い分けることで、投資の効率を上げることができます。

株式投資のアプリで海外株の取引もできる?

海外株の取引ができる株式投資アプリも存在します。

海外株の取り扱いは証券会社によってさまざまですので、アプリを利用する前にどのような海外株の取引ができるのかよく確認しましょう

可能な取引としてはアメリカ株の取引ができるアプリは多く存在します。このとき注意したいのは日本株の取引をするアプリとアメリカ株を取引するアプリが、同一の場合と別々の場合があるということです。

この扱いは証券会社によって違いますので、自分の取引したい銘柄を対象にしたアプリを選ぶようにしましょう。

株式投資のアプリとPC用ツールには違いがある?

株式投資のアプリとPC用ツールには機能に違いがある場合があります。

株式投資のアプリはスマートフォンで使用することを前提に作られています。PCよりも画面が小さいので、通常は株式投資アプリは、シンプルにデザインされており複雑な分析や処理には向かないケースが多いです。

PCツールで本格的で複雑なチャート分析や情報収集をして、単純な情報確認や急ぎの発注などはスマートフォンの株式投資アプリでおこなうといった使い分けも考えられます。

株式投資のアプリでデモトレード機能が利用できるものはある?

それほど一般的ではありませんが、一部の証券会社ではデモトレードの機能を提供しています。

各証券会社のホームページで確認してみましょう。

まとめ

外出していてもスマートフォンさえあれば、株価情報の確認や売買注文ができる株式投資アプリはとても便利なツールです。

多くの証券会社が独自の株式投資アプリを提供していますので、それぞれの特徴や違いを知ることがとても難しくなってきています。

しかし、株式投資アプリは証券会社によって仕様が異なるため自分に合ったものを選ばないと、本来考えていた投資ができなくなってしまうこともあります。

特に自分の投資しようと思っている商品や銘柄を取り扱っているアプリか、あるいは自分の利用したい情報や分析に対応しているアプリかどうかは、快適に株式投資をおこなうためにはとても重要な要素となります。

また、株式投資アプリはスマートフォンで使用するものなので、通信環境による影響をうける点に注意が必要です。加えてスマートフォンの画面サイズはPCと比較して小さいので、PCとの上手な併用も考えたほうがよいでしょう。

各証券会社のアプリの特徴や違いをしっかり理解して、自分にあった株式投資アプリを選んでください。

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この記事を書いた人

ikebukuro

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