IG証券の口コミ・評判は?手数料・FX・ノックアウトオプションも解説

  • 資産運用
  • 公開日:2025.02.13
  • 更新日:2025.02.13

これからFX取引を「IG証券」で始めようと考えている方は多いでしょう。銘柄数や対応する通貨ペアの多さ、ノックアウト・オプションに対応している点などがメリットに感じる半面、「怪しい会社である」とか「意図的に不正された」などの口コミもあり、不安に感じている方がいるかもしれません。

そこで今回はIG証券の正当性や信頼性について証明したのち、具体的にIG証券で口座開設すると何ができるのか、利用するうえでどのようなメリット・デメリットがあるのか、他社との比較も含めて解説していきます。

IG証券の基本情報

IG証券はイギリスに拠点を置く「IGグループ」のグループ企業であり、日本では2008年から「IG証券」として参入し、東京都港区に本社を構えています。

IG証券はさまざまな金融商品を提供していますが、特にFX・CFD・ノックアウトオプション、バイナリーオプションに強みがあります。

IG証券での取引は、同じシステムで複数の金融商品を扱える「ワンストッププラットフォーム」を採用しており、インターネットに接続されたPC・スマホがあれば、約8,000の市場にアクセスが可能となっています。

運営会社 IG証券株式会社
取扱商品 FX・CFD・ノックアウトオプション等
NISA なし
iDeCo なし
ツール Webブラウザ版取引システム トレーディング・アプリ ProRealTimeチャート
店舗数 本店のみ(対面型店舗なし)
公式サイト https://www.ig.com/jp

IG証券は怪しい?デメリット・悪い評判

IG証券は怪しい?デメリット・悪い評判

IG証券が属する「IGグループ」はイギリスの会社ですが、すでに設立から50年以上の歴史があり、ロンドン証券取引所にも上場しています。IGグループは有利子負債ゼロ経営を達成するなど強固な財務基盤があります。
すでに世界で35万人を超えるユーザーがいて、収益ベースでも世界1位であると同社は報告しています。

日本でも関東財務局に正式に金融商品取引業者として登録されているため、IG証券は決して怪しい会社ではありません。
しかし、IG証券に関するネガティブな評判やデメリットがあるのも確かです。そこで最初はIG証券を利用するうえで気になりやすい、3つのデメリットについて解説していきます。

取引ツールが使いづらい

IG証券が提供する取引ツールは「使いづらい」という声が多くあります。あるユーザーはノックアウトオプションに魅力を感じて利用を開始したものの、値動きの激しいときは決済が完了しなかったり、ある時はログインできないため損切・利確もできなかったという経験をしています。
これらのデメリットは実際にIG証券を利用した複数のユーザーから上がっており、現在も発生するのであれば「機会損失」のリスクが高いことになります。

IG証券は複数のツールを提供していますが、利用者は慎重になる必要があるでしょう。

FXの取引最低単位が高額

IG証券におけるFX取引の最低取引単位は「1ロット」に設定されており、最低限はその金額を用意しなければ取引を始められません。1ロットとは通貨単位で「1万」のことなので、たとえば米ドルなら日本円にして少なくとも150万円が必要となります。

ただしレバレッジをかける場合は別です。IG証券では25倍のレバレッジをかけることが可能で、この場合に必要となる証拠金は、4〜6万円程度に抑えられます。
ただしレバレッジをかけると損失が発生したときのリスクが大きいため、慎重に決めるべきです。

口座開設に時間がかかる

IG証券で口座開設を行う場合、個人口座なら申し込んでから少なくとも1営業日が必要です。他社と比較して長いわけではありませんが、即日で口座開設が可能な証券会社と比較すると見劣りするかもしれません。

ちなみに口座を開設するために手数料等の費用は必要なく、オンラインフォームの入力も早ければ3分程度で完了するため、面倒なことはほぼありません。可能な限り早めに口座開設したいなら、スマホを用いた本人確認書類の提出を利用しましょう。

IG証券のメリット・良い評判

IG証券のメリット・良い評判

次はIG証券を利用するメリットについて、ポジティブな評判も含めて解説していきます。

取扱商品・銘柄・通貨ペアが多い

IG証券は以下の金融商品・銘柄を取り扱っています。

  • FX:約100種類の通貨ペアに対応
  • 株式CFD:21か国・12,000銘柄以上に対応
  • 株価指数CFD:主要なダウ平均・日経225・S&P等に対応
  • 商品CFD:コモディティ(金・銀・原油など)取引が可能
  • 債券CFD:日本・米国・英国・ドイツ・イタリア・フランスの国債に対応
  • ノックアウトオプション:約100種類の銘柄に対応

IG証券が取り扱っている通貨ペアの一例は次のとおりです

  • メジャー通貨:USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD・AUD/USD
  • マイナー通貨:EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPY
  • エキゾチック通貨:BRL/JPY・MXN/JPY・ZAR/JPY・CNH/USD

上記のとおり、IG証券は主要な米ドル/日本円やユーロ/米ドルだけでなく、マイナーなユーロ/日本円やブラジルレアル/日本円に対応しています。

スプレッドが狭くコストを抑えられる

買値と売値の差(スプレッド)が狭い証券会社は、投資家が支払うコスト(手数料)が安くなるためおすすめです。その点でIG証券は米ドル/日本円で0.2銭、ユーロ/米ドルで0.4ipis程度という、業界でも上級の狭いスプレッドを誇ります。

ただしIG証券のスプレッドは変動制のため、取引する時間帯や市場の流動性に応じてスプレッドが広がる可能性もあります。特に早朝の時間帯はスプレッドが開きやすいので注意が必要です。

IGアカデミーで投資の勉強ができる

IG証券は、投資初心者が投資の基礎知識やトレードについて学べる「IGアカデミー」を提供しています。

たとえば株式やFX、コモディティ等それぞれの特徴や取引方法、リスクマネジメントやSMART、CFDのリスクやトレーダーとしてのマインドセットなど、投資に必須な知識や技能を無料で学ぶことができます。

  • 初級:金融市場と金融商品の解説、取引の仕組みなど
  • 中級:投資判断に深くかかわる「ファンダメンタル分析」についての解説
  • 上級:取引におけるリスクとリターンの理解

これらのオンラインコースは公式サイトで公開していますが、希望者はオンラインセミナーやウェビナーにも参加できます。

無料のデモ口座で取引体験ができる

IG証券は、バーチャルの資金で取引を無料でシミュレーションできるデモ口座を提供しています。もちろん株式・FX・ノックアウトオプション等に対応しており、使用されるのは実際のリアルタイムレートなので、本番さながらの取引が可能です。

ちなみにデモ口座は実際にIG証券口座を開設しない人でも利用可能で、PCだけでなくスマホ用アプリも使えます。ただしデモ口座では実際に手元にない資金で取引が可能なため、本番とは大きく感覚が異なります。

当然ながらデモと本取引は異なるため、あくまでシミュレーションであることを認識しておくべきです。

ノックアウト・オプションが利用できる

IG証券はオプション取引(売買権利の取引)の一種である「ノックアウト・オプション」を利用できます。ノックアウトオプションとは、その名の通り「ノックアウト」となる価格まで下がると、自動的にオプションの権利が消失し、損失が確定する取引のことです。

ノックアウト・オプションは損失となるボーダーが最初から決まっているためリスクヘッジがしやすく、少額から始められる点です。
その反面、通常の取引よりもスプレッドが広めであること、またノックアウトになるボーダーは変更できない、という注意点もあります。

大口投資家はプレミアムサービスを受けられる

IG証券は一定の取引回数・取引量を超えるユーザーや、1,000万円などの大口資金を入金したユーザーを独自に審査・選定し、プレミアムサービスを提供しています。具体的には、次のようなサービスを提供しています。

  • 専属の担当者による電話・対面等でのトレーディングサポート
  • 株価指数・FX・商品取引のスプレッドをキャッシュバック(上限なし)
  • 主要通貨ペアに限り一度の金額上限なく注文が可能
  • 保有可能な建玉金額(未決済取引の金額)が全通貨ペアで無制限になる

これらはあくまで大口投資家やプロトレーダーに向けたサービスですが、初心者でもプレミアムサービスを受けられるほどのユーザーになる、という目標を持つなら、ポジティブなトレーディングのモチベーションを保つことにつながるでしょう。

IG証券が向いている人・向いていない人

IG証券が向いている人・向いていない人

次はIG証券が向いている人と向いていない人の特徴について、それぞれ3つずつ解説していきます。

IG証券が向いている人

まずはIG証券が向いている人に共通する3つの点について解説します。

  • 幅広い種類の銘柄を取引したい中・上級者
  • 無料デモトレードを利用したい人
  • 大口投資家

幅広い種類の銘柄を取引したい中・上級者

IG証券はCFDやFX、ノックアウト・オプションなどさまざまな選択肢があり、100ほどの通貨ペアに対応しているため、複数の銘柄・通貨ペアで取引したい投資中・上級者の方に向いています。他社では取り扱いがない通貨で取引したいと考えている方にもおすすめです。

無料デモトレードを利用したい人

IG証券は無料デモトレードを利用して、実際の投資前に市場の動きを掴んだり、戦略を練ったりしたい人に向いています。デモトレードは仮想資産を使うため損失が出ても実際のお金を失うことがないため、基本的にはノーリスクです。

もちろんデモトレードとリアルトレードは別物なので、デモトレードでうまくいったからといってリアルトレードでもうまくいくとは限りません。逆に自分を過信して多大な損失を出してしまった人もいるため、あくまでシミュレーションだと考えましょう。

大口投資家

IG証券が大口投資家に向いているといえる理由は、1回の取引で発注できる数量に上限がないからです。保有ポジションに上限がある証券会社の場合は千万単位のお金を動かせない場合がありますが、IG証券のFXやCFDならそれが可能です。

またすでに解説したとおり、IG証券で一定の条件を満たした大口投資家は、個別サポートやスプレッドのキャッシュバックなど、プレミアムサービスの対象となります。

IG証券が向いていない人

次はIG証券が向いていない人に共通する3つの点について解説します。

少額からFX取引したい人

IG証券ではFX取引における最低取引単位が「1万通貨(ドルなら約150万円)」と高額に設定されているため、少額から取引したい人には向いていません。

レバレッジをかけたり、ノックアウト・オプションを利用するという方法もありますが、少額取引をしたい人は素直に最低取引単位が低い証券会社を利用した方が良いでしょう。

対面での投資相談をしたい人

IG証券は対面型の店舗がなく、サービスもほぼすべてがオンラインで提供されるため、対面での投資相談をしたい人には向いていません。プレミアムサービス対象者になると担当者がつくため相談は可能ですが、相談しながら投資したい初心者の方は、最初から担当者がつき、実店舗やオンラインで対面相談が可能な証券会社を選ぶことをおすすめします。

NISAで取引をしたい人

IG証券はFX・CFD取引が中心であり、NISAの取り扱いがないため、NISAを始めたい人には向いていません。iDeCo(個人型確定拠出年金)も同様の理由で行えないため、将来のために堅実な投資・積み立てを行いたいなら他社を選ぶべきです。

IG証券の手数料

次はIG証券を利用する際の手数料について、3つの点を解説していきます。

口座管理費は無料に変更

IG証券は口座管理費がかからないため、取引していない間に余計なコストが発生することはありません。以前は口座管理費が発生していましたが、2024年1月を最後に廃止されています。

IG証券のスプレッド

IG証券のスプレッドは商品や市場状況により違いますが、FXの米ドル/日本円で0.2銭であるなど、業界でも最高レベルで狭いため取引コストが安くなります。ちなみに新規ユーザーは2週目まで最低取引数が制限されるため、通常よりも低リスクでの取引が可能です。

IG証券のスワップポイント

IG証券のスワップポイントは、通貨ペアの金利差や市場、社会情勢などにより毎日変化します。具体的には午前7時に決まり、マイナスなら支払い、プラスなら受け取ることができます。日々のスワップポイントはこちらのページから確認できます。

IG証券の取引ツール・アプリ

次はIG証券が提供する取引ツールとアプリについて解説します。

スマホ・タブレット用アプリ

IG証券はそれさえあればFXやCFD、ノックアウトオプションなど17,000を超える銘柄の取引に対応しているトレーディングアプリを提供しています。AndroidとiOSそれぞれのスマホ・タブレットに対応しており、テクニカル分析やチャートからの直接注文も可能です。

リスクマネジメントに関しては、事前に設定できるストップ注文やリミット注文が役立つでしょう。ただし「バイナリーオプション」に関してはアプリでは取引できないため、PC用の取引ツールを使う必要があります。

PC用取引ツール

IG証券はオールラウンドに利用できる取引システムを提供しており、こちらはスマホだけでなくPCからも利用可能です。デザインはシンプルで分かりやすく、取引チケットは数回クリックするだけで注文が完了します。

機能としては全銘柄に対応しており、MACDやRSIといったテクニカル指標に対応したチャート分析ツールや、市場動向をチェックできるロイター・X(旧Twitter)などの最新ニュースを表示させることができます。

こういったツールは信頼性が重要ですが、IG証券は平均0.014秒の約定スピードを実現しており、注文後に市場が変わっても「注文時よりも不利な約定は行われない」と約束しているため安心です。

IG証券の最新キャンペーン情報

IG証券が現在開催しているキャンペーンは次の2つです。

  • 選べる新規口座開設キャンペーン
  • 取引量連動型キャッシュバック・プログラム

2025年1月31日まで、キャンペーンに申し込んでからIG証券の口座開設を行うと、最大5万円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンが開催されています。ただし適用されるのは、キャンペーン期間中に一括で10蔓延以上入金した利用者に限定されています。

キャッシュバックの金額は、2025年2月28日が終了するまでの取引量に応じて変わります。要するに、取引量が多いほどキャッシュバック額も次のように大きくなります。

  • 累計300ロット以上のFX取引:15,000円
  • 累計1,200ロット以上のFX取引なら:35,000円
  • 累計100回以上の新規取引(FX以外):50,000円

2つ目の「取引量連動型キャッシュバック・プログラム」も仕組みは似ていますが、こちらは毎月開催されているものです。
対象となる取引はFX・株価指数・商品・債券先物の4種類であり、1つ目のキャンペーンと同様に取引量に応じてキャッシュバック額が変わります。

IG証券の口座開設の流れ・ログイン方法

次はIG証券の口座を開設する流れとログイン方法について解説します。

口座開設の流れ

IG証券の口座を開設する手順は次のとおりです。

  • ①公式サイトにアクセスする
  • ②口座開設フォームに必要事項をすべて入力する
  • ③スマホで本人確認書類の撮影・顔認証を行う
  • ④マイページ「MyIG」にログインする
  • ⑤マイナンバーが記載された書類をアップロードする
  • ⑥IG証券から届く口座開設完了メールを確認する

上記の手続きが滞りなく行われれば、最短1営業日で口座開設が完了します。
スマホで申し込む場合、本人確認書類として利用できる書類はマイナンバーカードか、マイナンバー通知カードのみです。
マイナンバー通知カードを提出する場合のみ、マイナンバーが記載された住民票のコピーが必要となります。

ちなみに郵送で本人確認を行うことも可能ですが、この場合は口座開設が完了するまでに3〜5営業日かかります。また本人確認はマイナンバーカードだけでなく、運転免許証・健康保険証・パスポートのうちいずれか1点を提出する必要があります。

ログイン方法

IG証券へのログインは、口座開設手続きを行ったのちにこちらのページへアクセスし、初回ログインを行います。
パスワードを忘れた場合はこちらのページから必要な情報を入力して送信すれば、再発行が可能です。

IG証券以外でおすすめのネット証券を紹介

次はIG証券以外にもおすすめできる3つのネット証券について、それぞれの特徴やメリットを中心に紹介します。

DMM証券

運営会社 松井証券株式会社
取扱商品 国内/海外株式・投資信託・FX・先物・IPO・ETF・REITなど
NISA あり(つみたて・成長)
iDeCo あり
ツール 取引方法ごとに異なるアプリを提供
店舗数 オンラインのみ(対面型店舗なし)
公式サイト https://securities.dmm.com/

DMM証券は主に日本株や米国株を、他社よりも低コストで取引できる人気の証券会社です。手数料の安さが大きな特徴であり、現物取引なら最低55円から、国内信用取引なら最低0円から取引が可能です。

また、25歳以下のユーザーなら現物取引手数料がキャッシュバックされるため、実質ゼロコストでの取引も可能です。その他アカウント管理費や登録手数料、入金や出金手数料、サービス間資金移動等に関しても手数料は発生しません。

DMM証券が提供する取引ツールは株・FXなど用途ごとに分かれています。

1つのアプリだけで完結するスーパーアプリではありませんが、株取引のみ、FX取引のみやる、という人にはこちらの方が使いやすいかもしれません。

SBI証券

運営会社 株式会社SBI証券
取扱商品 国内/海外株式・投資信託・FX・先物・IPO・PO・PTS・CFDなど
NISA あり(つみたて・成長)
iDeCo あり
ツール HYPER SBI 2(PC)・スマホアプリ
店舗数 67店舗(SBIマネープラザ)
公式サイト https://www.sbisec.co.jp/ETGate

株式会社SBI証券が運営する「SBI証券」は、低コストと商品ラインナップの豊富さを両立した証券会社であり、ある調査によると日本でもっとも人気の証券会社となっています。
オンライン証券会社ですが、全国にある「SBIマネープラザ」から投資相談が可能です。

人気の秘密はその手数料の低さにあり、一部の例外を除けば国内株式・米国株式と海外ETFの売買手数料、さらに米ドルのリアルタイム為替手数料など、多くの金融商品において手数料ゼロからの取引を実現しています。

現物取引に関しても約定代金5万円までなら55円、3,000万円を超えても1,070円と、業界最安レベルの手数料となっています。

以上の点から、余計なコストをかけたくない投資初心者の方にはうってつけの証券会社だといえます。

またポイントサービスも充実しており、SBI証券で取引するだけで、取引量に応じてVポイント・Pontaポイント・Dポイントなどが貯まります。
またVポイントとPontaポイントに関しては、投資にそのまま利用することも可能です。

松井証券

松井証券

運営会社 松井証券株式会社
取扱商品 国内/海外株式・投資信託・FX・先物・IPO・ETF・REITなど
NISA あり(つみたて・成長)
iDeCo あり
ツール 取引方法ごとに異なるアプリを提供
店舗数 オンラインのみ(対面型店舗なし)
公式サイト https://www.matsui.co.jp/

1918年の創業から100年以上の歴史がある老舗の松井証券は、オンライン専業の証券会社です。売買手数料の安さや商品ラインナップの豊富さが特徴であり、年齢が25歳以下のユーザーなら株取引の手数料無料になるなど、ユーザーにとってうれしいメリットは多いです。

松井証券の現物取引は、1日あたり50万円までなら売買手数料が発生しません。これは松井証券が「ボックスレート」を採用しているためであり、約定ごとの手数料が発生しません。そのため少額投資者なら、株式投資を手数料ゼロで行うこともできます。

NISAを始めたい方も松井証券がおすすめです。なぜならつみたて・成長投資枠の両方合わせて約1300の銘柄に対応しているほか、ポートフォリオ作りに役立つ3種類のロボアドバイザーも無料で利用できるからです。

IG証券のよくある質問

最後にIG証券に関してよくある3つの質問に回答していきます。

IG証券のノースリッページ注文とは?

IG証券では「ノースリッページ注文」という注文方法が利用できます。これは「ストップ注文(逆指値注文)」に似たもので、市場が急激に変動したことで想定から外れた注文が行われる(スリッページ)ことを、一定の保証料を支払うことで回避できます。

ストップ注文と異なる点は、約定価格が指定価格で決まること、またスリッページが100%発生しない点です。これによりスリッページで大きな損失を被るリスクを回避できます。

IG証券ではストップ狩りがされている?

実際にIG証券を利用している一部のユーザーが、IG証券は意図した「ストップ狩り」を行っていると報告しています。

ストップ狩りとは、ヘッジファンドが意図的に市場操作を行い、多くのストップロスオーダー(損切り)を発生させることの通称です。相場が大幅に下がったところで最終的にファンドが買い戻し、多くの利益を得ることになります。具体例は次のとおりです。

  • ①米ドル/日本円が「120円」付近で取引されている
  • ②多くの投資家は損失を防ぐために「120円弱」程度でストップロスオーダーを入れる
  • ③ヘッジファンドはそのタイミングで意図的に売り注文を大量に出す
  • ④多くのストップロスオーダーが発生し相場が下がったところでファンドが買い戻す

このような行為が行われていることがIG証券のユーザーからいくつかネットに投稿されており、IG証券側はレート配信に誤りがあったことは認めたものの補填は受けられなかったため、不信感を持っている人も少なからずいます。

大量に報告されているわけではありませんし、実際にストップ狩りが行われたかどうか、またこの話の信ぴょう性を確認する術はありません。

万が一ストップ狩りが発生したときのための防護策としては、ストップロスの設定を工夫したり、価格変動(ボラティリティ)が大きい時間帯の取引は避ける、などの対策が可能です。

IG証券で出金拒否が発生した?

これもストップ狩りと同様に少数の口コミですが、出金拒否のような状態に陥ったと報告しているユーザーがいます。基本的に出金拒否は意図的なものでなく、証拠金が不足していたり、投資家側がルールに違反していたために出金ができなかった可能性が高いです。

まとめ

IG証券はごく一部の口コミにあるような怪しい会社ではありませんし、信頼できる証券会社だといえます。スプレッドが狭い、ノックアウト・オプションが利用できるなどのメリットもあり、FX・CFD取引を行いたい人や大口投資家には特におすすめです。

ただし最低取引金額が高い、NISAやiDeCoに対応していないなどのデメリットがあるのも確かです。
全体像を理解したうえで他社と比較考慮し「自分にIG証券は合っているか」判断してから口座開設を決めても遅くないでしょう。

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この記事を書いた人

IshinoTakuya

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