Funds(ファンズ)はやばい?やってみた人の評判からメリット・デメリット、利用の流れを解説
- 公開日:2024.11.29
- 更新日:2024.11.29
Fundsは、1円から始められる貸付投資で、わかりやすくいうと「投資型クラウドファンディング」ですが、一部にやばいという評判があります。利回りの低さや中途解約不可などのデメリットがあるからです。
しかし、上場企業への投資や優待付きファンドなど、一見するとハードルの高いように感じますが、少額から始められるという手軽さが利用者に人気を与えているので、初心者にも優しいというメリットがあります。
実際のユーザーによるFundsの 口コミ・評判を分析し、サービスのメリットや「やばい」とされているデメリットを徹底解説します。ぜひこの記事を参考に、自分に合うかどうか判断してみてください。
目次
投資型クラウドファンディング『Funds(ファンズ)』とは
Funds(ファンズ)は、個人投資家が少額から企業向け貸付ファンドに投資できるオンラインマーケットプレイスです。
主に上場企業を中心とした企業に間接的に資金を貸し付け、固定利回りで分配金を受け取ることができます。
Fundsの特徴として、以下の点が挙げられます。
- 相場変動のない固定利回り型投資
- ローリスクな上場企業中心の投資先
- 大手金融機関との連携と12万人以上の会員数
- サービス開始以来、元本割れゼロの実績
ファンズ株式会社は、クラウドポートと呼ばれる投資の情報に関するプラットフォーム運営を行っていた企業です。
そのため、投資に関連する蓄積されたさまざまなノウハウや情報を活用し、新たな事業形態に変えたことにより、当時業界から注目を集めました。
公式サイト | Funds |
運営会社名 | ファンズ株式会社 |
設立 | 2016年 |
資本金 | 11億6,500万円 |
参考利回り | 1.5%~6% |
累計応募金額 | 470億円超 ※470億円超 |
Funds(ファンズ)の最新キャンペーン情報
Fundsでは現在、友人や家族を紹介して紹介された人が新規口座開設すると、Amazonギフトカード1500円分が両方にもらえる「お友達紹介キャンペーン」を実施中です。
紹介する人数は毎月10名までなのでご注意ください。
キャンペーン開催期間は、2024年11月12日から同年12月27日までです。
Funds(ファンズ)のイマイチな評判・デメリット
Fundsのデメリットは、以下4つで、これらから「やばい」という評判が生じています。
- 利回りが高くない
- 貸し倒れリスクがある
- 案件の途中解約ができない
- 人気の募集はすぐに終了する
利回りが高くない
Fundsにおける想定利回りでは1%〜6%に設定されていますが、実際に募集されているほとんどの案件が1.5%〜3%と低くなっています。
ソーシャルレンディングにおける平均の利回りは約5%〜8%ですので、そのような商品と比較すると利回りは低いです。
Fundsには、上場企業の案件や透明性の高い企業案件しか存在しないこともあり、高い信用度のため利回りは低めになっています。
基本的に、高い利回りであればあるほど、それに伴い貸し倒れや延滞となるリスクが高くなるため、リスクを抑えて安心した投資が良いという方には向いているサービスです。
貸し倒れリスクがある
Fundsでは、中程度のリスクとリターンを目標としリスクを管理する仕組みが構築されているものの、100%元本割れしないわけではありません。
これは株や債券でも変わらないことですが、投資する先の財務状態や事業の成否、市場環境次第で貸し倒れし元本割れとなってしまう場合があります。こうした貸し倒れリスクに対して「やばい」という声が多く寄せられているようです。
そのような事態を防ぐためにも、投資する先の企業における財務状況は必ず確認するようにしましょう。
上場企業が対象のため決算情報やIR情報を確認すれば、グループ各社における経営状態や財務状況を確認できます。
Fundsは投資金額より多くの損失が発生することはないものの、投資金額のうち一部を失ってしまったり、分配金がもらえなかったりということは十分あり得ます。
ファンド選びでは、投資した金額を失ってしまうリスクを考慮し金額設定を行いましょう。
案件の途中解約ができない
Fundsは原則として、一度投資した案件を運用している期間の間に途中解約するのは不可能です。
そのため、一度投資してしまうと運用期間が終わるまで資金は回収できませんので、突然現金を用意しなければならない場合に困ることがないよう、余っている資金で余裕を持ち投資することが大切です。
人気の募集はすぐに終了する
2023年に入りFundsで取り扱われている案件数は増加し続けていますが、応募者の数も増加しているため、募集されてもすぐに終了されてしまうことも多いです。
応募方法には、抽選と先着の2種類がありますが、どちらの方式も応募数は限定されていますので、早めに準備する必要があります。
Fundsでは、事前に案件が開始される日時が掲載されていますので、随時公式サイトを確認しいつでも応募できる状態にしておきましょう。
Funds(ファンズ)の良い評判・メリット
Fundsのメリットは、以下6つです。
- 出資金が最低1円からとかなり少額
- 運用に手間がかからない
- Funds専用の優待を受けられる
- 融資先が上場企業グループ
- 予定利回りおよび運用期間が定められている
- スマホのみで簡単に投資可能
出資金が最低1円からとかなり少額
Fundsでは、1円という少額から投資が可能です。
投資では、ある程度まとまった資金が必要な場合も多く、投資に対しハードルが高いと感じている人も多くいます。
しかし、Funds を利用すれば1円単位で投資可能であり、そこまで資金がない駆け出したばかりの投資家であっても気軽に投資をはじめられます。
ただし、取り扱われているファンドすべてが1円の単位からできるわけでありませんので、万が一気になるファンドがある方は、最低投資額について事前に確認しておきましょう。
現時点で存在する投資型のクラウドファンディングでは、最低1万円から投資できるサービスしか存在せず、国内で1円から運用可能なのはFundsのみです。
運用に手間がかからない
Fundsは資産を増加させるために、自分で売買を行う必要がないため、資産運用における手間がかからないというメリットがあります。
株や仮装通貨、FXであればチャートを確認しながら、価格変動に応じて随時売買しますが、Fundsでは価格変動そのものが存在しないため売買する手間がかかりません。
一度申し込みが完了すれば、運用期間が終了するまで何もしなくても問題ありません。
そのため、普段仕事が忙しく投資に時間が使えないという人におすすめのサービスです。
Funds専用の優待を受けられる
株式に投資した際に受け取れる株主優待と同じように、Fundsでも優待の受けられるファンドが存在します。
例えば、ホテルを運営している企業に投資することで、投資した金額によってホテルの割引券や無料宿泊券がもらえる優待が用意されているものがあります。
また、他にも大阪王将における募集ファンドで、3万円以上の金額を投資した方限定で運用している期間中であれば、対象の店舗で何度でも使用可能な10%OFFクーポンや、新たなメニューが出た際の試食会招待券がもらえる優待がありました。
それぞれのファンドにおける優待の有無や内容については、ホームページにて確認できるため、投資する前に確認してみましょう。
融資先が上場企業グループ
Fundsには、ファンド営業者と借り手がグループ企業ということもメリットの1つです。
冒頭で解説したように、貸付投資は比較的新しい投資手法ですので、事業社側の破綻によるリスクも検討する必要があります。
Fundsにおけるグループ企業の場合、上場企業であることに加え財務状況などに関して審査に通過している企業であり、一定基準以上の経営基盤があります。
各案件でのリスクを考慮する際は別途検討する必要がありますが、事業者リスクについて検討する際には、プラスに考えて良いでしょう。
Fundsにおける投資手法は、融資先の企業で必要な分の資金を募集するためのファンドに関して親企業やグループの企業が組成を行い、投資家からの募集についてはFundsに委託する仕組みです。
この仕組みにより企業は社債発行に比べスピーディーに資金の調達が可能であり、投資家は投資する先の企業における財務状況や事業に関するさまざまな情報が得られます。
また、企業内で債務回収が実施されますので、グループ会社以外の会社に貸し付けている手法に比べ返済遅延リスクは低いです。
予定利回りおよび運用期間が定められている
Fundsに掲載されているファンドは、どのファンドも運用期間が定められています。
株式や仮想通貨のように、価格変動といったタイミングを伺いながら売却する手間が不要です。
また、予定利回りについてもしっかりと記載されているため、どのくらい利益が見込めるのかわからないといった不安がありません。
スマホのみで簡単に投資可能
Fundsでは、UIとUXに関して非常に考慮された作りになっています。
サイトデザインが非常に綺麗であり、スマホから見やすいように設計されているため、スマホでも見やすく操作が簡単です。
そのため、パソコンを持っていない人でも、スマホから簡単に案件を探し投資に挑戦できます。
Funds(ファンズ)がおすすめな人・やめたほうがいい人
Funds(ファンズ)の利用に向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
Funds(ファンズ)がおすすめな人
Fundsがおすすめな人の特徴は、以下3つです。
- 優待が欲しい人
- 少額から投資したい人
- 手間をかけずに投資したい人
Fundsには優待が付いている案件があり、優待の付いた案件を選び投資することでさまざまな特典を受けられる可能性があります。
優待や特典に興味がある、受けてみたい人は事前に案件を調べ優待付きのものに投資してみましょう。
Fundsでは最低1円という少額で投資に挑戦できるため、経験を積むために少額で投資をはじめたい人におすすめです。
また、投資では1日中チャートを確認し手間がかかるイメージを持っている人も多いですが、Fundsでは一度投資が完了すれば運用終了まで手間をかけずに済みます。
そのため、手間をかけずに投資を行いたい人におすすめのサービスです。
Funds(ファンズ)はやめたほうがいい人
以下の特徴に該当する人はFunds(ファンズ)をやめることをおすすめします。
- 分配金で利益を得たい人
- こまめにFundsをチェックできない人
- 儲からないファンドをすぐに解約したい人
Fundsは利回りが他社より低く設定されていることが多いため、分配金で利益を獲得したい人には向いていません。
また、先着方式なので、Fundsをひんぱんにチェックできない人は応募したいファンドに申し込めないというデメリットがあります。
他のソーシャルレンディングと同様に途中解約が原則的にできないので、儲からないと見たファンドからすぐに手を引くタイプの人にも不向きです。
【最短5分】Funds(ファンズ)の口座開設・利用方法
Fundsの口座開設および利用手順は以下の通りです。
1.口座開設を新規で申し込む
はじめにFunds公式サイトで口座を開設するために新規申し込みを行います。
この段階においては仮登録ですので、メールアドレスとログインで使うパスワードの設定のみであり、特に準備するものはありません。
上記設定が終わったら不正にアクセスされないために「私はロボットではありません」と表示されたボタンを押し、次のページに移動します。
登録が完了すると、登録で利用したメールアドレス宛にFundsから登録の確認メールが送られてきますので、記載されたURLから個人情報を登録しましょう。
2.基本情報を入力する
氏名や生年月日、電話番号、住所、職業など項目に従い基本情報を入れていきます。
投資家適合性と記載された項目に入力するのは、年収や金融資産、取引を行う目的などです。
すべての必要項目を入力し、内容に間違いがなければ同意して次のステップに進みます。
3.本人確認書類を提出する
本人確認を行うために書類を提出します。
本人確認で使う本人確認書類に当てはまる項目をチェックし、提出する書類を撮影し写真のアップロードを行います。
撮影に関しては、提出NG例が画面上にイラスト付きで表示されているため、参考しNGにならないよう撮影して下さい。
なお、登録で使える本人確認書類は以下の通りです。
- 運転免許証
- 発効してから6ヶ月経過していない印鑑登録証明書
- 健康保険証
- 在留カード
- 写真が付いているマイナンバーカード
- パスポート
本人確認書類提出後、マイナンバーの入力に移ります。
もしマイナンバーカードを所有していなければ、この作業は必要ありません。
しかし、サービスを利用するためにはマイナンバーが必須ですので、利用する際には後で必ず登録する必要があります。
そのため、利用を決めている方は事前にマイナンバーカードを用意しておきましょう。
マイナンバー情報を入力した後、次へを押して進めば申込が完了です。
申し込み確認を行うため、約5日以内に簡易書留でウェルカムレターが送られてきます。
4.入金して投資する
ウェルカムレターが送られてくれば口座開設が無事完了したということですので、Fundsにログインし投資可能です。
しかし投資する前に、デポジット口座に入金する必要があります。
入金が完了すれば投資の準備がすべて整います。
投資する案件を探し、デポジット口座に入金した金額の範囲内で投資する金額を決め実際に投資しましょう。
以上で口座開設から投資までの流れは終了です。
Funds(ファンズ)に関するよくある質問
Fundsに関するよくある質問を紹介します。
Funds(ファンズ)の運用実績は?
Fundsにおける運用実績を2つ紹介します。
メルカリ サステナビリティファンド#3
このファンドは、株式会社メルカリの立ち上げた案件であり、投資した金額によってメルペイポイントがもらえる特徴があります。
募集は先着順であり、2021年9月に約1週間行われます。運用期間は約10カ月であり、想定利回りは1.5%です。
スマホにおける決済サービスの「メルペイ」について投資家に認知してもらうために、Fundsと提携し募集を集めました。
第1弾と第2弾におけるファンドは、公開されてから1分もかからずに募集金額の1億円を達成した案件で、投資家から注目を集めた案件です。
ぐるなび Premium Meal Kit 応援ファンド#1
このファンドは、ぐるなびが行列店や名店の味を家庭に届けることを目的に立ち上げられました。
シェフ目線の厳しい基準で選び抜かれた食材が集められ、他の場所では入手できない食材が手に入るチャンスです。
募集は先着募集と抽選募集の2種類で行い、2つ合わせて募集金額は1億円に設定されています。
運用期間は約2カ月で、想定利回りは1.2%です。
ファンドに投資することで、抽選で商品が10%OFFで買えるクーポンや、Premium Meal Kitの商品をもらえる優待が受けられます。
Funds(ファンズ)の利用手数料はいくらですか?
Fundsを利用するだけであれば手数料は発生しません。
口座を開設する際や実際に投資する際、またデポジット口座から出金する際もすべて手数料無料で使用できます。
しかし、デポジット口座に向けて利用している金融機関から振り込む手数料に関しては自己負担です。
どんな企業がFunds(ファンズ)を利用していますか?
Fundsにおける貸付先では、経営状態や財務状況などを考慮し厳しい審査に通過した上場企業による案件が多いです。
上場企業には、財務状況の開示義務があるため透明性が高く、財務状況をチェックしながら客観的に判断できます。
Fundsを利用している有名な上場企業には、以下のような企業があります。
- イートアンドホールディングス
- 日本スキー場開発
- メルカリ
- アイフル
貸付投資とは何ですか?
Fundsとは、ファンズ株式会社により提供されている貸付投資サービスのことです。
貸付投資は、企業に対し資金を貸し付けているファンドに向けた投資です。
似たサービスにソーシャルレンディングというものがあり、運営している会社がファンドを組成したり、投資の募集を実施したりします。
開始されたのは2019年のため、新しいサービスになりますがファンド募集実績も良く案件や実績は年々増えている注目のサービスです。
まとめ
Fundsとは、ファンズ株式会社により提供されている貸付投資サービスのことです。
Fundsがやばいと言われる理由は、利回りが低いことや貸し倒れリスクがあることです。
その一方で、出資金が最低1円からとかなり少額なことや、運用に手間がかからないといったメリットも存在します。
そのため、Fundsの利用を検討されている方は、Fundsのメリット・デメリットについて十分理解した上で検討することが大切です。
事前に口座開設や投資の流れを理解することで、よりスムーズに投資に挑戦できますので、しっかりと理解しておきましょう。
この記事を書いた人
ikebukuro