エコキュートはやめとけと言われるのはなぜ?メリット・デメリットや設置価格、寿命について解説

  • 再生可能エネルギー
  • 公開日:2024.12.10
  • 更新日:2024.12.10
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家計がおトクになると話題の「エコキュート」。エコキュートは、エネルギー効率が高く、環境に優しいという点で注目されています。電気代を抑えることができるため、長期的には経済的なメリットが大きいです。

さらに、夜間の安い電力を利用してお湯を作るため、日中の電力使用を抑えることができます。

しかし、導入費用に最大60万円程度かかってしまうため、本当に導入すべきかどうか悩んでいる方もいるでしょう。設置スペースの確保や、寒冷地での凍結防止対策が必要な点もデメリットとして挙げられます。

そこで本記事では、エコキュートの価格や仕組み、エコキュートのメリット・デメリットなどをわかりやすく解説していきます!

目次

エコキュートとは?

 

出典:三菱電機

エコキュートとはヒートポンプという省エネ技術を活用した電気給湯機のことで、エコキュートは元々は関西電力の登録商標で、正式名称は『自然冷媒ヒートポンプ給湯機』と呼びます。

今では関西電力に限らず各電力会社や給湯器メーカーが本商標を使用しており、多くのご家庭で利用されるようになりました。

エコキュートの給湯器には2種類ある

給湯機は、主に『ガス給湯器』と『電気給湯機』の2種類にわけられます。

その中でエコキュートは、「電気給湯機」の分類となります。

ガス給湯器 電気給湯機
熱源 ガス 電気
メリット ・タンクがなくコンパクト
・湯切れの心配がない
・水圧が高い
・設置費用が安い
・安い夜間電力を使える
・貯湯が非常時の備えとなる
・寿命は15年程度
・火を使わず安全
デメリット ・寿命が10年程度
・燃焼時の音が大きい
・一酸化炭素が発生するリスク
・昼に沸かすと電気代高
・タンクの設置場所が必要
・設置費用が高い

エコキュートの仕組み

 

出典:Panasonic「エコキュートの仕組み」

エコキュートのヒートポンプ技術は、電力だけでなく室外のファンによって吸収した外気の熱も使ってお湯を温める仕組みになっています。

外気の熱もエネルギーとして有効活用するため、一般的な電気給湯機よりも光熱費を安くすることができたり、お湯を沸かす際にガスを使わないので環境問題の対策のひとつとしても利用できます。

また、エコキュートをはじめとした電気給湯機は、お湯を沸かす際に火を使わないので火事の危険性もありません

エコキュートはやめとけ…?!6つのデメリット

エコキュートを設置する場合、下記のようなデメリットがあります。

  1. 設置費用が高い
  2. お湯の使用量の管理が必要
  3. タンク内の掃除が手動
  4. 騒音が目立つ
  5. 水圧が弱くなる
  6. 入浴剤の使用が制限される

それでは順番に解説していきます!

①設置価格が高額

エコキュートの設置費用は、本体購入に15万~30万円、そして取り換え工事にも15万~30万前後とトータルで30万~60万程度かかってしまいます。気軽に設置できるお値段ではありませんよね。

しかし、エコキュートのメリットでもご紹介したように、自治体から補助金が貰える場合もあります

例えば東京都の新宿であれば10万円の補助が出ます。

電気代が安くなるというメリットもありますので、導入時に発生したコストはエコキュートを長く活用することでしっかり回収できるんです。

エコキュートの初期費用を抑えるならリースも可能!

どうしても初期費用を用意することができない…という場合にはリースも可能です。

購入とは違い、一定の期間でエコキュートを借りる契約を結び、期間満了後は業者に本体を返却するという方法で、初期費用が抑えられる他にリース期間中の修理が無料で受けられるといったメリットがあります。

しかし、リース期間中に解約する場合は手数料が発生してしまいます。

契約期間中は引っ越しや災害などの事情も一切考慮されないため、そういったリスクがある場合にはおすすめできません。

また、基本的には10年契約であることが多いです。

電気料金とは別に月々5,000円前後のリース料を支払うことになるため、エコキュートを購入した場合よりもトータルの費用がかさんでしまう点は注意が必要です。

②お湯の使用量の管理が必要

エコキュートは基本的に夜間にお湯を沸かし、貯めたお湯を日中に使用するという仕組みになっています。

そのため、夜間の間に貯めておいた量以上のお湯を使用してしまうとお湯切れが発生してしまいます

エコキュートには学習機能があるため、基本的にはお湯が少なくなった時点で自動的に給湯を行ってくれますが、来客や追い炊きの乱用によっていつもより余計にお湯を使用する場合、エコキュートが対応しきれずお湯切れになってしまいます。

お湯切れを防ぐためには、適切な量のタンクを選ぶこと、そして突発的にお湯の使用量が増えそうな場合にはエコキュートの設定を「自動おまかせ」ではなく「満タン」に変更するといった対応を取ることが必要です。

③タンク内の掃除・メンテナンスが手動で面倒くさい

最近のエコキュートは耐食性が強く錆びにくいステンレスを採用していることが多いため、タンク内が錆びる心配はありません。

しかし、水に含まれるミネラルや殺菌の為の塩素などがタンク下部に貯まってしまうので、定期的な清掃が必要です。

…とは言え、エコキュートのメンテナンスは年に2~3回程度の「水抜き」だけ

汚れが酷い場合には業者に清掃を依頼する必要がありますが、基本的には水抜きだけで十分汚れが落ちますので大掛かりな清掃は必要ありません。

④騒音が目立つ

エコキュートのデメリットとしてよく挙がるのがこの「騒音」。

出典:YouTube「恐ろしいエコキュートの低周波音」

上記の動画でも分かるように、ヒートポンプユニットの稼働音が目立つといったデメリットがあります。

加えてエコキュートの稼働は基本的に電気料金が安い深夜の時間帯。

設置場所によっては隣家から苦情が来てしまう可能性もありますので、設置場所は自宅の寝室や隣家との距離も頭に入れておきましょう。

⑤シャワーの水圧が弱くなる

エコタイプの給湯機は、減圧弁の使用により水圧が通常よりも3分の1程度まで下がってしまいます。

そのため、シャワーの水圧が弱いといったストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

最近では高圧タイプのエコキュートも販売されていますので、お湯の同時使用が多いご家庭では製品選びの際にこの点も注意が必要です。

⑥入浴剤の使用が制限される

追い炊きの際にお湯を循環させる仕組みを持つフルオートタイプのエコキュートは、炭酸ガスや硫黄を含むタイプなど一部の入浴剤、または全ての入浴剤の使用を制限している場合があります。

これは、配管やポンプの詰まりを防ぐためです。追い炊き機能の無いエコキュートであればこういった制限はありませんが、追い炊き機能付きを検討されている方は購入前に使用できる入浴剤をしっかり確認しておくことが必要です。

エコキュート導入で得られる4つのメリット

一方で、設置した方がいいというメリットもあります。

ここからは、エコキュートのメリットを見ていきましょう。

  1. 電気代が安くなる
  2. 補助金が貰える
  3. 省エネで環境にやさしい
  4. タンクの水を非常時に使用できる

①電気代が安くなる

前述したように、エコキュートは主に電気料金が安く設定されている夜間にお湯を温めます。

それにより、通常の給湯機でお湯を沸かす場合よりも電気料金が安くなるんです。

特に、都市ガスよりも高いプロパンガスを使用する地域では節約効果が大きくなります

②補助金を貰えば安く設置できる

エコキュートは環境問題に大きく貢献する設備です。そのため、設置にあたって補助金を得ることができます。

以前は国から補助を受ける事が可能でしたが、残念ながら国が実施していた補助金制度は2010年をもって終了してしまいました。しかし、自治体毎ではまだまだ補助金制度を導入している地域も多いです。

例えば東京都新宿区のエコキュート補助金は、10万円で補助総額150万円(先着15件)、大阪府泉大津市のエコキュート補助金は上限2万円(予定台数160件)というように、地方や自治体によって補助の範囲は様々です。

補助金制度を知らない方も多いですが、補助金をもらうことでエコキュート設置の初期費用を安くできるといったメリットがあります。エコキュート設置前にはお住いの地域でどのような補助があるのかしっかりチェックしておきましょう。

地域ごとの補助金内容は、こちらの「エコキュート関連補助金」サイトで一覧を確認することができますよ。

③省エネで環境にやさしい

冒頭でも解説しましたが、エコキュートは通常の電力だけでなく、外気の熱をもエネルギーに変えてお湯を温める仕組みを持っており、従来の電気給湯機と比較すると電気の使用量を1/3にまで抑えることができるとされています。

エコキュートのようにCO2を排出しないクリーンな「再生可能エネルギー」は、地球温暖化対策に有効で世界からも注目されています。

エコキュートを設置するだけで環境問題に貢献できるというのも大きな魅力です。

④貯水タンクの水を停電・非常時に活用できる

電気温水器には、タンクに水を貯めてからお湯を沸かす「貯湯式」と、装置の中を通った瞬間にお湯を沸かす「瞬間式」の2種類があります。

そして、エコキュートは貯湯式の電気温水器。「貯湯ユニット」と呼ばれるタンク内には、常に大量のお湯または水が貯まっているため、災害や断水時にはこの水を取り出すことも可能です。

そのままの状態で飲用水として使用することはできませんが、生活用水が補えるというのは心強いですよね。

エコキュートの設置価格相場

エコキュート設置費用の相場は業者や機種にもよりますが、基本的に工事費と本体価格込みで30万~60万程度です。

エコキュート本体はメーカー希望小売価格で80万~100万程度が提示されているため、相場の安さに驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際には、そこから50%~80%程値下げした価格で流通しているケースが多いです。

また、工事費用は既存の給湯機が電気かガスかといった点でも変わってきます。

基本的には下記の順番で工事費用が高くなるとお考え下さい。

工事費用について

費用安:エコキュート同士の交換工事(本体処分&置き換え工事)
費用中:電気温水器からエコキュートに変更(①+ヒートポンプユニット架台)
費用高:ガス給湯器からエコキュートに変更(②+追い炊き配管・浴槽アダプタ・タンク基礎・電気配線工事)

エコキュートの設置シミュレーション

では、実際に2通りの家庭で設置費用のシミュレーションをしてみましょう。

シミュレーションでは東芝の一般地向けエコキュートの設置を想定します。

2人暮らしでエコキュートを導入する場合

2〜4人用のフルオートタイプのエコキュートを使用

エコキュート本体 186,789円 (税込)
オプション* 43,758円(税込)
工事費 146,538円(税込)
合計 377,085 円(税込)

*リモコン、本体カバーなど

5人暮らしでエコキュートを導入する場合

4〜5人用のフルオートタイプのエコキュートを使用

エコキュート本体 205,000円 (税込)
オプション* 43,758円(税込)
工事費 146,538円(税込)
合計 395,296 円(税込)

*リモコン、本体カバーなど

今回は2人暮らしでの設置と2世帯住宅での設置を想定してシミュレーションを行いました。

大人数向けのエコキュートになると少々値段も上がりますが、その分多くお湯を使用することを考えるとお得になりますよ!

業者によって価格が異なるため、あくまで一例ですが参考にしてみてくださいね!

見積もり参考業者:棟梁ドットコム

エコキュートの寿命・耐用年数・交換費用は?

エコキュートの寿命は、ヒートポンプユニットとタンク部分よってことなります。

ヒートポンプユニットの寿命は5〜15年、タンクの寿命は10〜15年となっています。

どちらも「最近お湯が冷たい?!」「エラー表示されることが増えてきた」といった場合は買い替えの時期です。

交換費用は、部品の一部分だけであれば15万円、本体をまるごと交換する場合は初期費用と同額の30〜60万円ほどかかります

エコキュートで電気代が安くなるって本当?

結論から言うと、エコキュートで電気代が安くなるのは本当です!

特に、現在プロパンガスを契約している方はエコキュートにすることで電気代の節約効果が見込めます。

プロパンガスのご家庭でエコキュートを導入した場合、年間で10万円近く電気料金が安くなるケースもあるほどです。

初期費用こそかさんでしまいますが、エコキュートを継続的に使用することで月々・年間のランニングコストを抑えられ、エコキュート設置費用を回収することができます。

エコキュート導入後の電気代シミュレーション

「エコキュートの設置費用は分かったけれど、実際に支払う金額はどれくらいになるの?」という疑問を抱いた方のために、ここではエコキュートを設置した場合の電気代を具体的にご紹介していきたいと思います。

今回はガス給湯器を使用している家が三菱のエコキュートに乗り換えた場合の電気代のシミュレーションを行いました。

2人暮らしでエコキュートを導入する場合の電気代

※東京電力で計算しています

ガス給湯器の年間費用 エコキュートの年間費用 差額
都市ガス使用 約68,743円 約29,128円 39,615円
LPガス費用 約112,104円 82,976円
5人暮らしでエコキュートを導入する場合の電気代

※東京電力で計算しています

ガス給湯器の年間費用 エコキュートの年間費用 差額
都市ガス使用 約104,560円 約47,419円 57,141円
LPガス費用 約170,143円 122,724円

このように、プロパンガスを使用している家庭や既存の光熱費が高ければ高い程エコキュートを導入するとお得になります。

上記はほんの一例にすぎませんので、それぞれのご家庭に合わせてシミュレーションを行ってみてくださいね。

三菱エコキュートのシミュレーションはこちらからおこなえます!

毎月の電気代…どれくらいで元が取れる?

具体的な費用の比較が分かったところで、今度はエコキュートの設置費用がどれくらいで元が取れるか見てみましょう!

2人暮らしでエコキュートに乗り換えた場合

【都市ガスから乗り換えた場合】

工事費用377,085 円÷年間得する費用39,615円=9.5年後に黒字

【LPガスから乗り換え】

工事費用377,085 円÷年間得する費用82,976円=4.5年後に黒字

5人暮らしでエコキュートに乗り換えた場合

【都市ガスから乗り換え】

工事費用395,296円÷年間得する費用57,141円=6.9年後に黒字

【LPガスから乗り換え】

工事費用395,296円÷年間得する費用122,724円=3.2年後に黒字

エコキュートに関する注意点・よくある質問

①お湯が出ない…故障の際はメーカー保証は対象?

エコキュート自体の故障の場合はメーカー保証の対象となります。

ヒートポンプの無料保証期間は3年、タンクの無料保証期間は5年となっています。無料保証期間終了後は、有料で5〜10年保証期間を延長することができます。

延長期間や金額はメーカーによって異なりますので、保証書・説明書を確認するようにしましょう。

②雪が降る地域は凍結防止策が必要

冬に氷点下になったり、雪が積もる地方にエコキュートを設置する場合は凍結防止が必要不可欠です。

凍結防止策としては湯船にお湯を貯めたままにする、蛇口から水を出したままにするといった方法があります。

万が一凍結してしまっても、気温が上がった日中には使用できるようになるので、焦って修理業者などを呼ぶ必要はありません。

③水漏れしているけど大丈夫?

エコキュートはお湯を沸かす際にヒートポンプから結露水が生じます。その結露水が排出され、ホースを伝って流されます。そのため、本体から水漏れしている可能性は低いです。

しかし、設置してからある程度経過している場合は、経年劣化でホースに亀裂が入っていたりすることもあるので、業者に依頼して修理・買い替えが必要かどうかを見てもらいましょう。

④設置場所はどこがベスト?

エコキュートは貯水タンクの大きさにもよりますが、小さくてもエアコンの室外機ほどのサイズになります。

庭や駐車場があるご家庭であれば設置可能ですが、ない場合は設置が難しい可能性があります。

また、エコキュートは少なからず音が出るので、近隣の迷惑や睡眠の妨げにならない寝室から遠い場所に設置するのがベストです。

エコキュートの種類によっては薄型タイプの製品もありますので、設置場所の都合やお湯の使用量などを踏まえて工事業者としっかり摺合せして決めると確実です。

⑤電力会社の契約プランはどれがいい?

エコキュートの導入と共に、電気料金の契約プランも変更する必要があります。

エコキュートは「電気料金が安く設定されている夜間」に電気を使用してお湯を沸かす特性を持っていますが、

ご家庭で夜間が安くなるプランに加入していなければ意味がありません。

例えば東京電力であれば、エコキュートに適したスマートプランなどが用意されています。

工事業者によっては電気の契約プラン変更も合わせて手続きを行ってくれるところもありますので、契約時に電気の契約まで代行してもらえるのかをしっかり確認しておきましょう。

⑥悪質な業者も存在している

流通価格よりも高い定価の値段を提示してくるような悪質な業者も存在します。

このような悪徳業者に騙されないように、事前にエコキュートの流通相場をしっかりと押さえておく必要があります。

もしも相場よりも高い金額を提示された場合は悪質な業者である可能性が高いため、契約には注意が必要です。

手間ではありますが、エコキュート導入の際はなるべく2社以上の業者で相見積もりを取るようにしましょう。

⑦エコキュートは何年で元が取れる?

一般的に、7~10年程度で初期費用の元が取れると言われています。

お湯を多く使う家庭ほど、早く元が取れるでしょう。特に、プロパンガスを使用していた家庭では、都市ガスを使用していた家庭よりも光熱費を多く削減できます。

また、エコキュートと一緒にIHクッキングヒーターを導入し、オール電化にした場合、ガス代が基本料金を含め全くかからなくなりますので、さらに光熱費を削減できます。

⑧エコキュートの買い替えサインは?

エコキュートに以下のようなサインが出た場合、買い替えや交換が必要です。

  • リモコンにエラーコードが表示される
  • お湯が設定温度まで沸かない
  • 水漏れがしている
  • 運転音がおかしい

ただし、リモコンや配管を修理・交換するだけで、エコキュート本体の買い替えは必要ない場合もあります。気になる症状が出ている場合は、設置店やメーカーに相談しましょう。

エコキュートは太陽光発電とセットで更に電気代がお得に!

ここまで、エコキュートについて解説していきましたが、太陽光発電と相性が抜群だということを知っていますか?

エコキュートの「夜間の電気代が安い間にお湯を貯めておける」特徴を生かせるのが太陽光発電です。

太陽光発電は太陽光の力で電気を作り、家庭用電気に変換してから、作られた電気を家庭で消費することができます。

つまり、昼間は太陽光発電で作られた電気を使い、夜はエコキュートを使用すれば電気代をぐぐっと抑えることができます!

エコキュートにしていて、太陽光発電も導入すれば「昼間の電気代は0円、深夜はエコキュートで割引」で今の電気代よりかなりお得に!

電気代で悩むことがなくなりますよ!

太陽光発電についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね!

まとめ

騒音やメンテナンスといったデメリットはありますが、導入すれば電気料金が最大で年間10万円ほどおトクになるエコキュート。

「現在プロパンガスを使用している」「家族が多く、月々の電気代が馬鹿にならないから少しでも家計を楽にしたい」「長い目で見ればおトクになるなら、初期費用も気にしない」という方々には特におすすめです。

ご家庭の状況とエコキュートを使用した場合の電気代をしっかり比較した上で導入を検討してみてくださいね!

エコキュートがおすすめな人

  • 大人数で住んでいる人
  • LPガスを使用している人
  • 今後10年以上引っ越しの予定がない

二世帯住宅以上の大家族や、一軒家をお持ちの方、LPガスの使用で基本料金が高い方はエコキュートの乗り換えをおすすめします。

エコキュートをおすすめしない人

  • 1人暮らし、もしくは2人暮らしで都市ガスを使っている人
  • 賃貸に住んでいるなど今後引っ越しの予定がある人

元々さほどガス代がかからない少人数での暮らしに加え、都市ガスを使用している場合黒字化が11年以上かかります。

エコキュートの寿命が10年~15年ということもあり、その間に壊れてしまう可能性を考えるとあまりおすすめすることはできません。

参考:【電化製品別】電気代の手軽な節約方法を詳しく解説|マネーFIX・人生におけるお金の課題を解決するサイト

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この記事を書いた人

ikebukuro

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