太陽光発電の保険料の相場は?台風などの災害時でも補償が受けられる!
土地付き太陽光発電の投資や売却、運用に関するブログ
相次ぐ自然災害で、いつ何が起こるかわからない中、保険に入らずメーカー保証だけで安心していませんか?
「自分の管理している太陽光発電所は大丈夫!」と思っていても、想定外のことが起こり後悔…なんてケースも少なくありません。
太陽光発電所の自然災害における被害は、パネルやパワーコンディショナーの修繕費だけではありません。
太陽光発電を稼働停止するため、売電収入がゼロになってしまう可能性もあるんです。
備えあれば憂いなし!いますぐ保険加入を検討してみましょう!

太陽光発電を運用するなら保険に加入したほうがいい?
太陽光発電を運用するのであれば、保険加入は必須と言っても過言ではありません。


この章で、メーカー保証の対象になるケースとならないケースを比較してみましょう。
メーカー保証の対象となるケースとは?
通常、太陽光パネルには各メーカーの保証が付帯しています。
メーカー保証には、2つの保証があります。
パネル自体の問題で故障や破損し、発電量が低下した場合に受けられる保証のことです。
太陽光パネルの出力値がメーカー規定の最大出力値を下回った場合に保証を受けることができる保証のことです。
メーカーによっては自然災害補償や施工保証が付帯しているケースもあります。
しかし、多くの場合は保証対象外となるので、万が一台風などで太陽光パネルが故障すれば自腹で修理代を払わなければいけなくなるのです。


メーカー保証では対応できないケースとは?
では、実際保険に加入するとどのようなことを補償してくれるのでしょうか。
保険に入ると、以下のようなケースで補償を受けることができます。
(ただし、加入する保険によって内容は変わります)
- ・火災における設備の破損
- ・自然災害(台風や地震など)による故障の修理費
- ・出力抑制にかかり売電収入を得られない
- ・パネルやケーブルなどの盗難
- ・故障や修理中の稼働停止期間の収入
どの保険に入れば、どのような補償が受けられるのか詳しく説明していきます。
太陽光発電に関する保険の種類
太陽光発電に関する保険にはいくつかの種類があります。
大きく分けて5つの保険を紹介します!
①企業総合保険
いわゆる事業体の火災保険です。
太陽光パネルはもちろん、太陽光発電設備にあるパワコンや架台、ケーブルなどが、以下のトラブルで破損や故障した場合に補償対象となります。
- ・火災による損害
- ・落雷による故障
- ・台風や雪による破損
- ・盗難
- ・飛来物体が衝突したことによる破損
(※上記は一例です)
ただし、企業総合保険は地震による故障や破損は補償対象外となるので、別途で保険を追加する必要があります。
②動産総合保険
動産総合保険補償されるのは以下の通りです。
- ・火災による損害
- ・落雷による故障
- ・台風などの自然災害による損害
- ・雪による故障
- ・外部からの物体の飛来や落下による損害
- ・盗難
企業総合保険の内容と似ていますが、動産総合保険の場合、草刈りなどでパネルやケーブルが破損してしまったというような機械的事故は補償対象外となるケースがあります。
③施設賠償責任保険
台風や地震などで太陽光発電設備が破損し、飛散してしまった際に、他人に怪我をさせたり、他人の物を壊してしまったときに治療費や修理代を補償してくれる保険です。

④休業損害補償保険
太陽光発電設備が故障すると、設備が復旧するまで発電できないので、当然収入もゼロになってしまいます。
収入がないのに修理代やローンの支払いがある分、収支はマイナスです……。
このような状況で、収入を補償してくれるのが休業損害補償保険です!
企業総合保険や動産総合保険と合わせて加入しておけば、万が一の事態が起こっても支出を抑えることができます。
⑤出力抑制保険
出力抑制は電気の需要と供給を保つために、一定期間電力会社に電気を送れなくなる(買い取ってもらえなくなる)ことをいいます。
出力抑制されると売電できなくなるので、収入がなくなってしまいます。
しかし、出力抑制保険に加入していれば抑制中の収入を補償してもらえます。
保険料金の相場は?
動産総合保険の年間保険料の相場は、一般的に初期費用の2.5%〜3.5%だと言われています。
その他の保険は、初期費用の0.3〜3%が年間保険料の目安です。
太陽光発電所の規模が大きくなればなるほど保険料は高くなりますが、自己負担になると考えると保険に加入しておくことをおすすめします。
ただし、全ての保険に加入する必要はないので、発電所を設置している地域によってどの保険が必要になるのかを考え、保険会社と相談して決めるようにしましょう。

太陽光発電に関する保険を取り扱っている保険会社

- ・三井住友海上
- ・東京海上日動火災保険
- ・損保ジャパン日本興亜
- ・あいおいニッセイ同和損保
上記の保険会社では太陽光発電における保険を取り扱っています。
ただし中古で太陽光発電を購入する場合、あらかじめ保険がついている場合もあります。
保険の内容と保険料を業者に確認し、不要なものは外すようにしてください。
また、収支シミュレーションをする際は、保険料も含めた実質利回りで計算し、どのくらいの利益が出るのかを算出しておくのがおすすめです!
後々、「保険が高くて思ったほど利益が出ない…」という誤算にもなりません。
太陽光発電の投資回収シミュレーションや利回り、リスクを詳しく見たい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
まとめ
太陽光発電の故障や破損は、製造の問題であればメーカー保証が適応されますが、それ以外はメーカー保証では補えないことがほとんどです。
保険への加入は任意で、追加で費用がかかる分、加入するかどうか迷う方もいるかもしれませんが、近年自然災害が増加していたり、感染症の流行で市場が不安定になっていたりと金銭面での不安が大きくなっています。
安心して太陽光発電を運用していくために、少しでもリスクを減らすことを目的に保険加入を検討しておくことをおすすめします。
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